[EFSA]EUの魚とシーフード摂取:水銀に関する食事助言の認知
Fish and seafood consumption in the EU: awareness of dietary advice on mercury | EFSA
12 February 2026
EFSAの新しい研究はEUの消費者がどのくらい水銀を含む魚やシーフードを食べているか、週にどのくらいこれらの種を食べるべきかについての国の助言を知っているかどうか調べた。
意見
[MHRA]2000万の違法勃起不全錠剤を押収しMHRAはオンラインでのリスキーな購入に警告
13 February 2026
2025年だけでMHRAは無認可勃起不全約440万回分を押収していて、人々にはオンラインでリスクの高い購入を避けるよう強く求める
過去5年では約2000万回分
[TGA]安全性警告
Natures Valleyコラーゲンビルダー錠剤
Natures Valley Collagen Builder tablets | Therapeutic Goods Administration (TGA)
16 February 2026
表示されていないシルデナフィルを含む
(何故シルデナフィル?どうして測定しようと思ったのだろう?このレベルのいい加減さは検出が難しい)
[DHSC]子供たちは受動喫煙と電子タバコからより良く保護される
Children to be better protected from second-hand smoking and vaping - GOV.UK
13 February 2026
政府は禁煙区域の拡大と電子タバコフリーおよび加熱式タバコフリー区域の導入について意見募集を開始
・子供の遊び場や学校は喫煙、電子タバコ、加熱式タバコフリーに
・病院の外は喫煙と加熱式タバコフリーに
・現在既に禁煙になっている屋内空間は電子タバコと加熱式タバコも禁止に
などの提案
Smoke-free, heated tobacco-free and vape-free places in England - GOV.UK
2026年5月8日まで
[Codex]CCFO29 /トランス脂肪酸に最初の一歩、進行中および新しい作業に進捗があった
15/02/2026
工業的に生産されたトランス脂肪酸(iTFAs)の定義と測定法などを議論、合意はできなかったが前進した。
[NASEM]農地のPFAS連邦保全計画のためのガイダンスを新しい報告書で提供
Guidance for Federal Conservation Programs on PFAS on Agricultural Lands Offered in New Report
Last update February 13, 2026
NASEMは新しい報告書で農地のPFAS汚染対策の役立てる最初の枠組みを提供。報告書は農地におけるPFASの課題を検討し、自然資源と農業生産性への影響を減らすためにできるステップを同定
[WHO]ギニアビサウでのB型肝炎出生時ワクチン試験計画への声明
Statement on the planned hepatitis B birth dose vaccine trial in Guinea-Bissau
13 February 2026
(効果のあるワクチンがあるのに無処置群をおく非倫理的RCTへの抗議。RFK Jr.がワクチン試験は対照群が無処置でないものは認めないなどと言っているのでアメリカのワクチン開発はほぼできない状態。アフリカでならできるというならそれは差別と言われてもしょうがない。動物実験は残酷だからやらないとしていてこれなので他国の人間は実験動物以下だと言っているに等しい)
[FAO]乳幼児用粉ミルクの微生物的リスク評価の専門家とデータ募集
2026
JEMRAから
論文
-健康的食事パターンと長寿遺伝子と寿命:前向きコホート研究
Yanling Lv et al.,
Science Advances 13 Feb 2026 Vol 12, Issue 7
UK Biobank参加者103649人の食事パターンと死亡率と寿命の関連を報告
フォローアップ期間の中央値は10.6年で4314人が死亡。5つの食事パターンAlternate Healthy Eating Index-2010, Alternate Mediterranean Diet (AMED), healthful Plant-based Diet Index (hPDI), Dietary Approaches to Stop Hypertension, and Diabetes Risk Reduction Diet (DRRD)が全原因による死亡率の低さと長寿に関連。食事スコアの4分位の最低に比べて最上位により得られる寿命の延びは、45歳時点の男性で1.9-3.0年、女性で1.5-2.3年。遺伝的感受性を考慮しても関連は残った。
(ポイントは遺伝子に関係なく健康的な食事は役に立つ、ということと健康的な食事をしてもせいぜい2年くらいしか違わないということの両方)
-動物実験の終わり?
The end of animal testing?
Talha Burki
THE LANCET World Report Volume 407, Issue 10529p661-663February 14, 2026
英国と米国の両政府が動物を使った研究を終わらせると誓ったが、その目標は現実的か?そしてそれは医学研究をどう変える?Talha Burkiが報告する。
英国も米国もNAMがますます洗練されて入手可能になったことを根拠にしている。しかしin vivoの薬物動態を完全に予測できる代替法は現在存在しない。
欧州動物研究協会のNuno Gonçalves副会長は畜産との違いを指摘する。英国では毎年研究のために1億-1億5千万頭の動物が使われているが、食用にと殺されるチキンは年10億羽以上である。
Gonçalvesは欧州や米国が動物実験にお金を出さなくなると規制の緩い国に外注されることになると懸念する。EUと米国の戦略がどうだろうと動物実験が完全に無くなることはありそうにない
McGill OSS
-チョコレートとともに戦う
Fighting With Chocolate | Office for Science and Society - McGill University
Joe Schwarcz PhD | 12 Feb 2026
バレンタインデーにチョコレートについて話さないのはほぼ冒涜である。なので話す。ただし恋愛との関係ではなく軍事での役割について。
ナポレオンは兵士への食料供給の重要性を語っていた。当時の軍隊の食事は主に塩漬け肉と乾パンで、空腹を満たしたかもしれないが頭を使うにはもっと良い栄養が必要だと考えた。その条件にあったのがチョコレートである!
当時の配給のチョコレートは現在のものとはまるで違っていて苦いカカオペーストと砂糖を混ぜた持ち運べるレンガのようなものだった。
第二次世界大戦ではチョコレートは魅力的なお菓子に変わっていて遥かに大きな役割を果たした。
1937年、戦争が近づく中でハーシー社は米軍から熱帯気候で兵士の緊急栄養源として使えるチョコレートバーの製造を依頼された。重さ4オンスで約600カロリーで溶けにくいこと、そしてセンスがないことが条件だった。軍は兵士がそれをお菓子としてではなく緊急時に食べることを望んだので。ハーシーの化学者たちはその要望に応えD-rationsを開発した。しかし1943年、軍は兵士からのよりおいしいバーの要望に屈した。結果として「Tropical Bars」が登場したが兵士たちが好んだのはM&Mのキャンディーコーティングチョコレートだった。それは手の中では溶けず口の中で溶けるのである!M&Mはその後人々の大人気になる
(一部のみ)
-テストステロン補充療法のゴールドラッシュ
Jonathan Jarry M.Sc. | 12 Feb 2026
高齢者がテストステロンを使用することは当初考えられていたより安全そうだがそのベネフィットは誇大宣伝のままである
そもそも正常なテストステロン濃度はどのくらいなのかに合意がない
重要メッセージ
・多くの高齢男性が、正常レベルであってもテストステロン補充療法を受けている
・高齢男性のテストステロン補充療法のベネフィットはまだ論争が続いているが系統的レビューではその治療法は性機能不全には効果がないと結論している
・「テストステロンブースター」と称されるテストステロンを含まない植物抽出物などのハーブサプリメントは利益が立証されていないししばしば汚染や異物混入がある
-あなたのお茶の中の招かれざる客
The Uninvited Guest in Your Cup of Tea | Office for Science and Society - McGill University
Harshita Arora | 13 Feb 2026
ティーバッグのマイクロプラスチックとお茶を淹れているときに何がおこるか
ステンレスの茶こしを使うとマイクロプラスチックはでないという実験の紹介
-アメリカは昔は健康だったというのは神話に過ぎない
America's Healthier Past is no More Than a Myth | Office for Science and Society - McGill University
Joe Schwarcz PhD | 13 Feb 2026
アメリカ人は現在が最も健康
「アメリカを再び健康にMake America healthy again」は素晴らしいスローガンのように聞こえる。ではその「再び」とは?アメリカ人が今より健康だった黄金時代というのは何時のこと?
1900年、アメリカの平均寿命は47才で5人に1人の子供は大人になれなかった。
1950年代までには寿命は68才に伸びた。現在は78-79才で、主に若い時に命を奪う感染症が減ったため伸びた。
明らかに、アメリカ人が今より健康だった時代は美化された想像の中にしか存在しない。本当に、インチキセールスマンが「治療法」を売り、梅毒を水銀化合物で治療し、ラジウムが関節炎の治療法と考えられ、精神疾患患者が精神病院に収容され、ポリオ患者が鉄の肺で一生を過ごし、結核患者がサナトリウムに収容されていた時代に戻りたいのだろうか?
MAHAより現実的なスローガンは「アメリカをより健康にしようMake America healthier」であろう。その余地はまだ十分ある。
以下新しい食事ガイドラインへの批判等略
-動画
チョコレートバーの表示の70%は何を意味する?
Cup o'Joe-What does 70% mean on the label of a chocolate bar?
チョコレートはお菓子であって薬ではない
その他
-RFK Jr.は保健福祉省長官になるためにたくさんの約束をしたがその多くを破った
February 13, 2026 By Amanda Seitz
(今更だけど)
-米国がん研究所がイベルメクチンの「がん細胞を殺す能力」を調べる
US Cancer Institute Studying Ivermectin’s ‘Ability To Kill Cancer Cells’ - KFF Health News
By Rachana Pradhan February 10, 2026
NCIがイベルメクチンをがん治療候補として調べる、と9月にTrump政権が任命したAnthony Letai所長が言った。Letaiは新しい根拠は引用せず数か月で結果が得られるだろうという。
イベルメクチンはCovidパンデミック中に辺縁の医師グループが宣伝して有名になった。臨床試験の結果Covidに効果はなかった。しかしイベルメクチンは医学の主流派へのレジスタンスのシンボルとなり根拠なくがんを含むあらゆる病気への魔法の薬として誇大宣伝されている。
この世界でも有数のがん研究所のイベルメクチンを調べるという発表はNCIのキャリア科学者にショックを与えた
(以下略。大村先生gが農薬学会のシンポジウムでイベルメクチンがCovidに最も有効だったのにWHOが認めていないと主張していて驚いた。ノーベル賞なんてまさに権威なのに「レジスタンスのシンボル」ってなんだかな。)
-SMC NZ
Dengue control underway in Cook Islands - Expert Reaction - Science Media Centre
13 February 2026
デング熱アウトブレイクによる最初の死者が報告された後、Rarotongaで蚊の燻蒸が行われた
使用されているのは合成ピレスロイドのデルタメトリン
(人が死んでも殺虫剤の環境影響が問題らしい、自分の家の近くじゃないから?)
-Natureニュース
Exclusive: Key US infectious-diseases centre to drop pandemic preparation
By Max Kozlov 13 February 2026
米国国立アレルギー感染症研究所(NIAID)の職員はパンデミックとバイオディフェンスについてのトピックスをウェブサイトから削除するよう指示されている
-ScienceInsider
EPAは米国の温室効果ガス規則を廃止するにあたり科学を回避した
EPA sidesteps science in repeal of U.S. greenhouse gas rules | Science | AAAS
13 Feb 2026 By Paul Voosen
2009年の「危険行為認定」を覆そうとするEPAの試みは最高裁に持ち込まれる見込み
ホワイトハウスの要請によるEPAの2009年の温室効果ガスが公衆衛生を脅かすという結論の撤回は、その背景にある科学を覆そうとしたのではなく単にEPAには温室効果ガス排出規制権限がないと主張するものだった。
NIHのもう一つの機関が所長を失う
Another NIH institute loses its director | Science | AAAS
13 Feb 2026 By Jocelyn Kaiser
保健省は関節炎研究所(NIAMS)長Lindsey Criswellの更新を拒否
これでNIHの27の研究所のうち16が所長不在
これら科学者たちは将来公共サービスで働くつもりだった―Trumpの「虐殺」がおきるまでは
These scientists saw a future in public service—until Trump’s ‘massacre’ hit | Science | AAAS
13 Feb 202 By Jocelyn Kaiser, Katie Langin, Erik Stokstad
昨年の「試用期間」職員の大量解雇で解雇された研究者たちのその後を追った記事
多くの人にとって厳しい1年だった
-RFK Jr.は重要な自閉症委員会のメンバーに奇妙な理論の提唱者を選んだ
RFK Jr. Has Packed an Autism Panel With Cranks and Conspiracy Theorists | WIRED
Feb 6, 2026 David Gilbert
RFK Jr.が選んだ連邦自閉症委員会のメンバーには危険な治療法の提唱者やワクチン製造業者を「子供たちに毒を与えている」と呼ぶ人物が含まれる
(有料記事)
高圧酸素療法の提唱者でキレート療法で7才の子供を殺して訴えられている医師Daniel Rossignol、動物の幹細胞を注射する治療法を提唱しているTracy Slepcevicなど
-自己破壊する「持続可能性」
The Ideology Behind Sustainable Agriculture's Failures
Henry I. Miller 8 Feb 2026 ·
持続可能な農業運動のバイオテクノロジーへのイデオロギー的反対は、真の環境進歩と食料安全保障を損なっている
トランプ政権が2025年末に発表した7億米ドルの再生型パイロットプログラムは環境団体や農業団体から公衆衛生団体に至るまでほぼ反射的に広く支持された。しかし「再生」や「持続可能性」が正確に何を意味するのかは誰も問わなかった。
土壌回復や生態学的調和という心地よい言葉の裏に現代技術を拒否する運動が潜んでいる。
持続可能な農業の初期の提唱者は浸食を減らす、栄養効率を上げる、水の節約と質の保護、長期生産性維持など測定可能な成果を中核にしていた。この考えの提唱者らは1970年代から80年代に注目されるようになりしばしば主流の農業機関の外で活動した。彼らは農家、農学者、科学者などと一緒に再現可能な技術を求めた。しかし時間とともに持続可能性のレトリックが変化し、環境負荷ではなく「ナチュラルっぽい」ことのほうが評価されるようになった。非難は「不自然」なものに向けられ、大規模は必然的に小規模に倫理的に劣るとみなされるようになった。その中で特に逆説的なのはGMOへの敵意である。
スリランカの2021年の事例が示すように欠陥のある農業政策は壊滅的な影響を与える。
なぜ持続可能な農業はこれほどまでに根拠から遠ざかっていくのか?答えの一部は農学から文化的アイデンティティへの変容である。「持続可能性」が反企業、反産業、体制に批判的、科学を疑うという世界観への所属を意味し、アイデンティティ主導になると根拠が無視される。
我々はより良い農業を必要としている。また、より健康な土壌、より清潔な水、排出削減、そしてより強靭な食料システムも必要である。進歩を可能にするツールを拒否することでそこに到達することはできない。
-コンシューマーラボ
製品レビュー ダークチョコレート、ココアパウダー、サプリメント
Dark Chocolates, Cocoa Powders & Supplements Review & Top Picks - ConsumerLab.com
Latest Update February 12, 2026
カドミウムと鉛が少なくフラバノールが多くて味が良いものを求めて検査を追加