[FSANZ]食品基準ニュース 2026年2月号
Food Standards News February 2026
・アルコール飲料のエネルギー表示ガイダンスと計算機入手可能
Alcohol energy content calculator | Food Standards Australia New Zealand
・FSANZ理事会更新
・FSANZ関係者フォーラム 2026年6月17日
[FSANZ]食品基準通知
Notification Circular 380-26 | Food Standards Australia New Zealand
5 February 2026
評価開始
・加工助剤としてのGM Bacillus licheniformis由来アセトアルデヒドデカルボキシラーゼ
[EFSA]評価等
農薬
[GAO]FDA:2008-2024会計年度の監視責任と資金
FDA: Oversight Responsibilities and Funding from Fiscal Years 2008 through 2024 | U.S. GAO
Feb 03, 2026.
2008-2024年の間FDAの予算は主に規制対象事業者からの料金支払いによって拡大してきた。またタバコのような新たな製品が監視対象になることで監視責任も拡大した。しかしながら職員の採用、維持、訓練に困難があり監視能力を減らしている
(現政権による職員削減の前の話。)
[ANSES]電子タバコ:健康リスクは?
04/02/2026
多くのフランス人にとって電子タバコが日常生活の一部になりつつある。ANSESは電子タバコ使用者のリスクの可能性として、ニコチンフリーであっても心血管系、呼吸器系、発がん影響を同定した。これらはリキッドに存在するあるいは吸入時に生じる有害物質による。このことから、ANSESは電子タバコはどんな場合でも推奨しない、特に非喫煙者と若い人に対しては。喫煙者は電子タバコは一時的な禁煙対策としてのみ扱うべき。
Nature
-エディトリアル
Biodiversity conservation has an evidence problem — it’s time to fix it
04 February 2026
世界的に100万種以上の種が絶滅の危機に瀕しているが、生物多様性を保護するための介入はしばしばしっかりした研究に根ざしていない。この分野はそれを変える機会である
種や生態系の保全と持続可能利用を目的とした数百の地域・国際的な取り組みがあるものの、多くの保全科学者は、個々の介入や保護区創設措置が証拠によって裏付けられていないことを懸念している。今週英国マンチェスターでIPBES年次会合が開催される。
先月ケンブリッジで欧州最大級の保全団体の一つであるワイルドライフ・トラストが「証拠緊急事態」と呼ぶ問題について議論し、少なくとも2つ合意があった。まず保全政策の策定に用いられる根拠の質を向上させる必要があること、二つ目は学術関係者以外の学術文献へのアクセス改善である。
(しっかりした根拠がないのに農業慣行の変更を強制されているのが現状。典型的なのが有機農業推進)
-ニュース
NIHが一部の実験の手続きを簡素化し、興奮と懸念を惹起
NIH rolls back red tape on some experiments — spurring excitement and concern
04 February 2026 By Heidi Ledford
一部のヒト研究が臨床試験に分類されなくなり、書類作業が軽くなる。しかし全ての人がこれに賛同しているわけではない
多くの研究者がNIHの措置に驚きと安堵を感じている。心理学や行動研究などを臨床試験の重い要件から外した。2014年に「臨床試験」の定義を拡大していたもので、その理由の一部は研究者の出版バイアスへの対応である。
(略)
-書評
健康インフルエンサーが我々を病気にしている?
Are health influencers making us sick?
02 February 2026 By Helen Pearson
ソーシャルメディアは健康状態についての啓発に役立つ―しかしオンラインの疑わしい情報の多さが害のほうを多くするだろう
Deborah Cohen著「悪い影響:インターネットが私たちの健康を如何にハイジャックしたかBad Influence: How the Internet Hijacked Our Health」Viking (2026)の書評
かつては病気になったら医者に相談した。今はインターネットに向かうだろう。2025年には約80%のアメリカ成人は健康に関する疑問の回答をオンラインに求める。そして18-29才の75%がソーシャルメディアに健康情報と助言を求める。この本では医学教育を受けたジャーナリストDeborah Cohenがそのことに由来する問題と解決法を検討する
以下事例はADHDインフルエンサー、月経周期モニターアプリで避妊、男性のテストステロンサプリ需要の急増、長寿インフルエンサーの実験的セラピーなど
Cohenはしっかり行われた研究からの根拠が有名人の体験談より信頼できるものであることを再確認する。インフルエンスをエビデンスが圧倒するようにしないといけない。
その他
-アリゾナの立法者は培養肉製造者を刑務所に入れたい
Arizona Lawmaker Wants to Send Lab-Grown Meat Makers to Jail
Jan 23, 2026 By Anay Mridul
アリゾナ州下院は培養肉の販売を制限するための2つの法案について審議している。そのうち一つは違反者に18か月の懲役。
今月培養肉販売制限または禁止の法案を既に提出したのはバージニア、サウスダコタ、アリゾナ。既に培養肉を禁止したのは7つの州でフロリダでは違反は60日の拘留の可能性がありアラバマとミシシッピでは最長3か月の懲役。
半培養肉法案は手に負えないものになっている。
こうした措置には企業から訴訟を起こされている
(牛肉を巡って感情的になっている)
-この些細な食品包装の赤信号は見逃されがち
This Subtle Food Packaging Red Flag Is Easy To Overlook
Matthew Spina Feb. 1, 2026
現在多くの知識のある(savvy)消費者が成分表示に発音できないものが多いのは赤信号だといった訓練を受けているが、もっと微妙な警告がある。成分や栄養表示は規制によりそのデータは通常正確であることが信頼できる。それより法的な定義のない曖昧なマーケティング用語に疑問を持つべきである。
その典型例が「ナチュラル」である。他に「低糖」や「ライト」、「グリーン」「サステナブル」「放し飼い」など
-ハチは増えているのか減っているのか?
Are bees booming or dying off? - by Hannah Ritchie
Hannah Ritchie Jan 20, 2026
ミツバチだけがハチではない
あなたはオンラインでこんな投稿を見たことがあるかもしれない
「メディアでハチが死んでいると言っていた。でもこの図を見て:ハチはかつてなく増えている」
そして世界の養蜂数、あるいはハチミツや蜜蝋の生産量のような図が見せられる。
それは事実。
でも解釈には注意。これらはミツバチの話。つまり飼われているハチ、家畜の話である。
全体としてミツバチは増えている。ただし地域差はある。
でも数年前はミツバチが危機に瀕している、世界からハチがいなくなるとすらニュースの見出しが言っていた。それは嘘ではなかったが死んだコロニーは置き換えられ回復した。
しかしミツバチの数の議論にはマルハナバチや野生のハチの状況が切り離されている。データは少ないが減少傾向にあると思われる。昆虫絶滅のような減少ではないが(この手の誇張は生物多様性への正当な懸念を否定しやすくする)。
問題は野生のハチを脅かしているのが家畜のミツバチであることである。
ミツバチも野生のハチも重要である。ミツバチが増えているという主張もミツバチを救えという主張も、立ち止まって彼らが何を言っているのかを精査する価値がある
食品安全情報(化学物質)No. 3/ 2026(2026. 02. 04)
https://www.nihs.go.jp/dsi/food-info/foodinfonews/2026/foodinfo202603c.pdf
目次
【FAO】
1. 環境阻害剤に関連する食品安全リスク評価に関するFAOの新しいガイダンス
2. 世界食料農業フォーラムが水政策の中心に農業を位置づけ、FAOのリーダーシップを評価
【EC】
1. 欧州委員会、食品安全に関する輸入管理強化のためのタスクフォースを立ち上げる
2. 食品及び飼料に関する緊急警告システム(RASFF)
【EFSA】
1. 補完的ドコサヘキサエン酸の耐容上限摂取量に関する科学的意見
2. EFSA に通知されている、食品及び飼料に意図的に添加される安全性適格推定(QPS)が推奨する微生物のリストの更新23:2025年9月までにEFSAに通知された分類単位の適合性
3. 両生類における甲状腺を介した内分泌かく乱の可能性の評価:新しい方法の使用と甲状腺の組織学的変化の解釈についての明確化
4. 食品添加物の認可申請のための科学的データ要件に関するガイダンス
5. 化学物質モニタリング報告ガイダンス:2026年データ収集
6. EFSAの農薬遺伝毒性データベースの更新
7. 信頼できるパーセンタイル推定
8. ソーシャルメディアプラットフォームにおけるリスク認知と行動:自然言語処理と複雑ネットワーク分析
9. 低懸念有効成分及び用途の目的にかなったリスク評価
10. 2025年危機準備訓練:年次報告書
11. 食品添加物関連
12. 食品酵素関連
13. 遺伝子組換え関連
14. 香料グループ評価
15. 農薬関連
16. ポッドキャスト
【FSA】
1. 新年、新ガイダンス:FSAは消費者がフードサプリメントを安全に購入できるよう支援する
2. FSAは北アイルランドにおける不健康な食品の宣伝規制を検討する
3. 規制製品安全性評価
【UKHSA】
1. 子供の鉛ばく露サーベイランスシステム年次報告書2025
【FSAI】
1. 2025年に食品事業者に出された127件の執行命令
【BfR】
1. ずっととどまる:食品や環境中のパー及びポリフルオロアルキル化合物(PFAS)
2. フライパンに含まれる「永遠の化学物質」PFAS:簡潔な洞察 BfRは新しい短い形式のポッドキャストを開始
3. コーヒー、エナジードリンク、カフェインパウダー:健康上のリスクのあるエネルギー供給剤?
4. 昆虫、藻類、細胞培養肉:将来のタンパク質源はどのようなものか? 緑の週間2026に来場して、発見、参加、質問してほしい
【RIVM】
1. 食肉及び乳製品中における殺生物剤の最大残留基準値(MRL) モニタリング対象成分の優先順位付け
【FDA】
1. FDAは化粧品に含まれるPFASの安全性を判断するにはデータが不十分と判断する
2. FDAは食品業界リーダーに対し、リコールコンプライアンスの強化とリコールの有効性の確保を求める
3. リコール情報
【Health Canada】
1. 特定有害物質禁止規則2025:概要
【FSANZ】
1. 意見募集
2. 食品基準通知
【APVMA】
1. EPAC2026をお見逃しなく:メルボルンで2月19~20日に開催
【MFDS】
1. 日本産輸入食品の放射能検査の結果
2. 今後5年間の安全な食料供給のための「第6次食品安全管理基本計画(2026~2030)」を確定
3. 食卓の農林畜水産物の安全を守る
4. 人工知能(AI)技術を活用した国民の食の安全環境の構築
5. 食薬処、衛生・栄養管理支援の拡充で安全な食生活環境づくり
6. 食品用食器にポリプロピレン(PP)再生原料の使用が可能に
7. 食薬処、GMO完全表示制度実施に向けた対話を本格化
8. 海外食品を購入する際は「海外直輸入食品正しく」で先に確認してください
9. 日常に響く食品安全国のロゴソング
10. 回収措置
【SFA】
1. 食品安全を強化するための食品施設安全保証(SAFE)の新たな枠組み
2. ハチミツに潜むリスク-グラヤノトキシン