[EFSA]食品中レクチン:調理不足の豆は健康リスクになる、EFSAがいう
Lectins in food: undercooked beans pose health risk, says EFSA | EFSA
28 January 2026
適切に加工するように
EFSA[意見等]
-レクチン
Risks for human health related to the presence of plant lectins in food
-セレウス菌毒素検出後の乳児用栄養製品世界的に予防的リコール
28 January 2026
EFSAにセレウリドの乳児ARfD設定依頼
[NASEM]妊娠前のBMIと妊娠中の体重増加:新しい根拠、新興イノベーション、政策の意味:ワークショップの概要
Prepregnancy BMI and Gestational Weight Gain: New Evidence, Emerging Innovations, and Policy Implications: Proceedings of a Workshop
2026
National Academies of Sciences, Engineering, and Medicine
2025年9月に開催されたワークショップの概要
特に肥満の場合と過少体重の場合の妊娠中の体重増加ガイドラインについて
ガイドラインの範囲内の人のほうが少ないという実態がある
[TGA]輸入偽メラトニン製品に安全上の懸念
29 January 2026
TGAはいくつかの未登録メラトニン製品を検査し、偽物であることを確認した
検査結果は表示されている量と実際の内容が相当異なることを示す。一製品は表示されている400%以上の量を含む。
全く含まないものもある
[TGA]TGAは治療用製品の輸入と違法広告の疑いで6人に違法通知を発効
29 January 2026
未承認治療用品の輸入で医療従事者3人を含む6人に違反通知を発行した。
美容用注射やボトックス製品
(写真にあるのが「白雪 shirayuki PMDA 厚生労働省」って何?
Shirayuki – JooPharma 「女王の製薬会社」ってうさんくさすぎる)
[TGA]ニトロソアミン不純物の許容摂取量更新—2026年1月
29 January 2026
EMAの更新に従って更新
[HSA]2025年9月1日以降電子タバコの所持あるいは使用で3500人以上が捕まった;8人がリハビリを終了
29 JANUARY 2026
2025年9月1日から12月31日までの間に3534人が捕まり、そのうち366人はエトミデート電子タバコ
10人はエトミデート電子タバコの販売罪で告訴
[FSA]ニュースレター
A message from FSA CEO Katie Pettifer / Neges gan Brif Weithredwr yr ASB, Katie Pettifer
29-01-2026
FSAは食品包装用にリサイクルプラスチックを使うことを支援
論文
-新しいツールががんの科学に溢れるフェイク研究の規模を暴露
New tool exposes scale of fake research flooding cancer science | EurekAlert!
29-Jan-2026
新しい機械学習ツールで25万論文以上がいわゆる「論文工場」で作られたことを同定
The BMJに発表された、1999年から2024年までの260万のがん研究論文を解析した結果
・問題のある論文は20年で劇的に増加していて2000年代初期は約1%だったが2022年には16%以上でピークを迎える
・問題のある論文は数千の雑誌、有名雑誌にも掲載されている
・最も多い分野は分子がん生物学と初期の実験室での研究に集中
・疑わしい論文の率が高いのは胃、骨、肺、肝臓のがん
-Science Volume 391|Issue 6784|29 Jan 2026
エディトリアルが中国のバイオテクノロジー分野での台頭
加齢の遺伝性再考
Rethinking the heritability of aging
BY Daniela Bakula, Morten Scheibye-Knudsen 29 Jan 2026: 448
交絡要因を調整するとヒトの寿命は約50%が遺伝
BY Ben Shenhar, Glen Pridham, ET AL. Science 29 Jan 202
(アジア人は長生きなのだろう。そして実はもっと長生きできるのかもという疑問—例えばコメ)
その他
-ByHeartのオーガニック粉ミルクを生産した会社が名指しされた
Companies that produced organic powdered milk for ByHeart named | Food Safety News
Last updated:January 29, 2026,
ByHeartはボツリヌス症アウトブレイクに関連した粉ミルクの供給元を明らかにしていないがAssociated Pressが名前をあげた
1月26日にFDAがボツリヌス症の原因の可能性の高い粉ミルク生産者を同定したものの調査が進行中のため名前はあげないとFood Safety Newsに回答していた。またその粉ミルクが他の会社の粉ミルク製品に使われていたかどうかも教えない。
APによるとボツリヌス陽性のミルクはカリフォルニアのOrganic West Milk Inc.社が生産してNV のFallon のDairy Farmers of America工場で加工されたものである。
Organic West MilkのオーナーBill Van Rynはミルクの加工の際に何かが起こったと主張する。Organic Westは55の農家からのミルクを供給しているがByHeart以外の粉ミルクメーカーには売っていない。
一方世界的乳業会社Dairy Farmers of AmericaはOrganic Westがボツリヌスの由来だと言っている
(オーガニックやグラスフェッドより大事なことを忘れないようにという教訓かな)
-視点:25年前のグリホサートの安全性に関する逸話的要約の取り下げを巡って活動家たちがスキャンダルにしようとしたが失敗
Colin Hélie-Harvey | Agricolincredule | January 29, 2026
フランス語の記事の英訳
25年前のグリホサートに関するナラティブレビューが取り下げられたという。グリホサートについてはどんな些細なニュースでも活動家たちがそれを大げさに論争にしようとする。我々はジャーナリズムの失敗に直面している。
科学界は動揺していない。
まず基本から始めよう。
取り下げられた論文はナラティブレビューであり系統的レビューではない。つまりオリジナルの研究ではない。したがって規制機関は参考にしたり引用されたりすることはあっても決定的なものとは扱っていない。ヘルスカナダが指摘しているように、このナラティブレビューはグリホサート登録で用いられた約1300件の研究のうちの1つ、つまり文献の0.08%でしかない。
さらに撤回の理由は著者にモンサントの社員の名前がない(謝辞には記載されている)ことで深刻な科学詐欺ではない。
いわゆる「モンサントペーパー」は活動家が究極の根拠として持ち出すがその内容は不正ではない。陰謀と主張するなら謝辞で暴かれている陰謀、ということになる。実際EFSAなどは研究の資金提供者について誤解していない。
農薬に関するあらゆる議論で活動家やジャーナリストたちが同じことを言う:規制機関の評価が企業の提供したデータに基づいているということだ。しかしこれは規制の仕組みがそうなっているためであり医薬品だろうが自動車だろうが全てがそうである。その仕組み自体を否定するのは規制評価の仕組みを理解していないと告白するようなものである。
(一部のみ)
From Guidelines to Groceries: The Real Food Reset - Dirt to Dinner
By Hayley Philip January 28, 2026
新しいUSDA/HHS食事ガイドラインは米国の栄養政策の「歴史的リセット」である。しかし現在のガイドラインとどこが違うのか?
(農家視点での評価。プロテインと全乳の地位の上昇を歓迎しているようだ。)
-「抗炎症」がウェルネス業界で最も安全なクレームになった理由
Why “Anti-Inflammatory” Became the Safest Claim in Wellness
Dr. Noc, PhD Jan 30, 2026
一見科学的に聞こえる単語が、ほとんど何も証明しなくていい健康マーケティングに君臨するようになった理由
最近の健康助言は「炎症」に集中する。
抗炎症食品、抗炎症サプリ、抗炎症プロトコールなどあらゆるところに出てくる。
一見科学的で、確かに減らしたほうがいいように思える。
抗炎症クレームが金儲けに有利な主張になったのはそれが有益だからではなく、それの問題追及が非常に困難だからである。
マーケティングにとっては「抗炎症作用」はほぼ完ぺきである。
それは特定の結果にコミットすることなく利益を示唆し、医学的証拠を必要としない。
コレステロールを下げるとか血糖値を改善する、に比べると明らかである
(以下炎症の説明。「免疫力を高める」、と同じような、詐欺師にとって便利な言葉)
-あなたの言うバナナ、私の言うバナナ:栄養科学が現実世界で役立つには文脈が必要
You Say Bananas, I Say Banana: Why Nutrition Science Needs Context in Real-World Wellbeing Practice
Dr. Natalie Grinvalds 2026/1/29
今回シェフィールド・ハラム大学ビジネススクールの食品・栄養ラボで再び教えることになり、思いがけずアメリカインディアナ大学での学部初期を思い出した。授業の一環で果物の熟成制御を行っているエチレン熟成室を見学した。
(写真・バナナの熟度チャート)
当時は興味深い細かな戦略だと感じたが、今振り返ると食品科学、生理学、そして現実世界での選択の絡み合いの教訓のように思える。
今週のセミナーではグリセミック指数が話題だったが、私は食品ランキングではなく別の質問をした:この情報はあなたの目の前の人にとってどれだけ役に立つ?
バナナは未熟なうちは難分解性でんぷんを多く含み、熟すにつれてでんぷんが糖に変わるため血糖への影響が変わる。
図解:バナナの熟成度別生理作用
一部の学生はこのことに驚いた、しかし重要なのはこれらの詳細な情報は適切に使われた時しか意味がないということについて話し合ったことだ。人は食べ物をそれだけで食べることはなく、文脈なしのグリセミック指数が意味のあるツールになることはほとんどない。
(以下文脈の話略)
私が教育や実践で強調したいメッセージは
・エビデンスは意思決定の援助であって指示するものではない
・ラベルよりも有用性や文脈のほうが大事
・生理学、心理学、文脈は切り離せない
・現実世界に適用すること(トランスレーション)は専門技術である
(ネットに溢れる「栄養士がススめる(勧めない)〇〇」系の記事の筆者はこの人に学ぶべき)