[HK]CFSはlap-mei(肉加工品)の季節食品サーベイランスの結果を発表(写真付き)
20 Nov 2025
164検体を調べて全て合格
[IARC]アトラジン、アラクロール、ビンクロゾリンのIARCモノグラフ評価
IARC Monographs evaluation of the carcinogenicity of atrazine, alachlor, and vinclozolin – IARC
21 November 2025
アトラジンとアラクロール Group 2A
ビンクロゾリン Group 2B
(一応EPAの評価も検討したと書いてある。SDラットの乳腺腫瘍、甲状腺ホルモン依存性の甲状腺腫瘍、投与による胃粘膜刺激による胃の腫瘍、ホルモンへの影響のような、ヒトにはあてはまらないと判断されたものも含めて全部発がん性ありとして実験動物での根拠が全て十分SufficientでメカニズムStrongとされている。あとはヒト疫学で適当なことが言えれば2Aというシステム)
[APVMA]一次産業部門は新しいトランスタスマン合意で利益を得る
24 November 2025
ニュージーランド食品安全とオーストラリア農薬動物用医薬品局で、新製品の評価を共有することに合意
[ANSES]動物の健康における薬剤耐性:2024年レビュー
18/11/2025
世界薬剤耐性啓発週間に、ANSESは動物用医薬品と抗生物質耐性のモニタリング計画の年次報告を発表
(報告書はフランス語)
[FSANZ]食品基準通知
Notification Circular 370-25 | Food Standards Australia New Zealand
25 November 2025
5年見直し-申請A1155
2021年3月に乳児用調整乳への2’-フコシルラクトース(2′-FL)の単独あるいはラクト-N-ネオテトラオース(LNnT)との組み合わせでの使用を認可し、その後根拠のレビューを行って2025年11月14日の閣僚会議で報告した。知見は乳児用調整乳に2′-FLとLNnTを加えることは乳児の正常な発育と発達に有用であることを示す。
・A1155 - 2′-FL and LNnT in infant formula and other products | Food Standards Australia New Zealand
新規申請と提案
・GM Komagataella phaffii由来ベータカゼインたんぱく質製品(BCPP1)
(新規食品。動物を使わない、培養による乳プロテインの製造)
[NASEM]CDCのワクチンと自閉症に関するガイダンスの変更についての声明
National Academies - Statement on CDC’s Updated Vaccine Guidance
November, 23 2025
CDCの引用は、このトピックについての情報を与えられた上での議論に必須のワクチンの安全性に関する全体の大きな文脈を提供していない。我々はワクチンが自閉症の原因ではないという声明を支持する
Six Global Trends in Nuclear Power You Should Know
21 November 2025
- 世界の原子力発電能力は2050年までに2倍以上になる
- 世界中で原子炉が稼働中
- 63の原子炉が建設中
- 新しい原子力ユニットはグリッドにつながっている
- より多くの国が原子力を使い始めている
- 原子力の電気以外の使用が拡大している
[IAEA]動画
COP30での原子力:事実、若者、勢い
Nuclear At COP30: Facts, Youth, Momentum
21 November 2025
FDA Issues Warning About Imported Cookware That May Leach Lead: August 2025 | FDA
November 24, 2025
警告対象調理器具9製品追加
製造パキスタンやインド、不明など
McGill OSS
-イチイの木がどのようにして命を救い…あるいは死をもたらすか
How the Yew Tree Can Deliver Life … or Death | Office for Science and Society - McGill University
Joe Schwarcz PhD | 21 Nov 2025
イチイの葉が毒になることは戦いの女王Boudiccaの物語に詳しい。現在では別の役割を果たしている
ローマ帝国と戦ったBoudiccaは最後はイチイの葉で自殺したとされている。イチイは魅力的な木でウェールズのある木は樹齢4000年以上と推定されている。弓の材料にもされた。
1950年代に米国NCIが太平洋イチイ(Taxus brevifolia)の樹皮の抽出物が実験室でがん細胞を殺すことを発見し、タキソールの発見につながった。問題は樹皮の重量の0.01%しか含まないことであった。その後イングリッシュイチイ(Taxus baccata)の葉がタキソール前駆体の供給源となることがわかった。
文献上ではイチイの葉を摂取して死亡したヒトや動物が報告されている。中国からイタリアに移住してきた家族がイチイに抗がん作用があると間違った理解をして息子にイチイの葉のお茶を飲ませ死亡させたという報告がある。
-舌の味覚地図の罠
The Tongue Map Trap | Office for Science and Society - McGill University
Sophie Tseng Pellar BSc | 21 Nov 2025
あなたの舌に甘味や塩味や苦味を感じる「場所」があると思う?舌の味覚地図はもう何十年も前に否定された神話なのに、いまだに多くの人が信じているのはなぜ?
多くの健康に関するデマとは違ってこの神話には害はなさそうだが、しかしこれは古い科学の誤解がいつまでも残る典型例である。
この神話が作られたのは1901年のDavid Hänigによる仕事で、彼は舌の領域のわずかな感受性の差をマップしたがいつの間にか厳密な感覚領域に誇大宣伝されるようになった。神話を否定したのは1974年のVirginia Collinsで、全ての味覚は舌全体で検出できることを示した。
-動画
2025/11/20
Kopi Luwakコーヒーの紹介
象の糞のBlack Ivoryコーヒーも
その他
-Natureニュース
サイケデリックと不死:NatureはRFK とJD Vanceが主催するサミットに参加
Psychedelics and immortality: Nature went to a health summit starring RFK and JD Vance
21 November 2025 By Max Kozlov
MAHAサミットに保健長官RFK Jrと副大統領JD Vanceが出席し、米国の医療政策の動機を垣間見せた
写真:MAHAサミットでステージに並び立つRFK とJD Vance
先週、ホワイトハウスから数歩の場所で開催されたイベントで、ソーシャルメディアインフルエンサーやアンチエイジング起業家たちがNIH長官を含む米国高官と交流した。これを主催者はMAHAサミットと呼び、参加者にはRFK とJD VanceのほかにNIH所長Jayanta Bhattacharya、米国食品医薬品局(FDA)長官Marty Makary、そして活動家で「Food Babe」という名前でブログを運営するVani Hariなどが含まれた。Natureが参加したサミットのセッションにはサイケデリック、脳インプラント、アンチエイジングなどが含まれる。セッションの講演者に学術研究者や臨床医は含まれず、医療業界への批判がちりばめられていた。
このイベントでは米国の慢性疾患の流行の一部は食品や製薬企業の腐敗が原因だというMAHA運動の影響力が示された。それらへの対抗策はサプリメントや睡眠改善などの生活習慣である
Bhattacharyaは、「MAHA運動は私にとって本当に素晴らしいもので、この運動を生涯待ち望んできた」と述べた。
他の講演者には、総合格闘技のプロモーターであるDana Whiteや俳優でコメディアンのRussell Brandがいた。参加者はまた、シリコンバレーの億万長者であり10代の息子から血漿輸血を受けるなどアンチエイジング「バイオハック」で知られるBryan Johnsonから健康助言や彼の世代は初めて不死かもしれないという見解を聞いた。
サミット終了時には、参加者にはスポンサーからの商品が入ったMAHAブランドのトートバッグが贈られた。その中にはKennedyの伝記、クレアチンサプリメント、そして牛脂で揚げたポテトチップ、睡眠中に口を密閉するためのマウステープが入っていた。
-EFSA長官Dr Nikolaus Krizに新規食品、トリインフルエンザについてインタビュー
EFSA director Dr Nikolaus Kriz on novel food, avian influenza and PFAS
By Augustus Bambridge-Sutton 21-Nov-2025
Kriz博士はグラスゴー大学で教鞭をとった後EMAで働いていた
新規食品の認可が遅い主な理由は、申請企業とEFSAの事前相談の欠如で、現在それを改善しようとしている。必要なデータなしで申請書を提出することは遅れにつながる
トリインフルエンザについては迅速な殺処分がいまだ最善である
-食品神話の解剖学
Anatomy of a Food Myth | American Council on Science and Health
By Chuck Dinerstein, MD, MBA — Nov 24, 2025
過去20年間で、グルテン過敏症は辺縁から主流の文化的アイデンティティへと変貌し、決定的な生物学的メカニズムよりも消費者体験、心理学、業界のダイナミズムによって支えられる。この急速な増加は、多くの人々に科学的コンセンサスと迷信の境界がどこにあるのかを曖昧にする。
現代の食への恐怖の台頭
「私たちの研究結果は、症状が他の小麦成分や人々の期待や以前の食経験より、発酵性炭水化物(一般にFODMAPsとして知られる)によって引き起こされることを示す。」
- Jessica Biesiekierski、メルボルン大学ヒト栄養グループ長
現在、「グルテン過敏症」を自称する多くの人がいる。しかし医学的理解は文化的現象よりはるかに狭い。
非セリアックグルテン過敏症(NCGS)は、セリアック病や小麦アレルギーではないがグルテンを含む食品を食べた後にお腹やその他の症状を経験する状態を指す。NCGSには診断検査、既知の生物学的メカニズム、明確な症状パターンがない。
以下解説。
過去20年間で、グルテン過敏症は辺縁から主流に進化した。この急増は医学によるものではなく、公衆衛生の物語、ウェルネストレンド、メディア、商業的機会による。この文化の変化はグルテンフリー市場の爆発的な拡大と密接に結びついている。かつてはセリアック病患者のためのニッチ市場だったものが今や数十億ドルの世界産業である。グルテンフリーの選択肢が目立つことでより多くの人がグルテンは避けるべきものだと認識し、常識となる。たまたまグルテンフリーダイエットで体調がよくなったと感じた人がグルテンが悪いという信念を強化する。
科学は答えよりも疑問のほうが多いままであるが。
文献
非セリアックグルテン過敏症
Non-coeliac gluten sensitivity - The Lancet
Jessica R Biesiekierski et al.,
THE LANCET Review Volume 406, Issue 10518p2494-2508November 22, 2025
-私がタバコ規制についてのFCTC COP11で見たこと
What I Saw at the FCTC COP11 on Tobacco Control
Maria Papaioannoy-Duic Nov 25, 2025
Maria Papaioannoyはカナダのより安全なニコチン製品を求める消費者主導者でRights4Vapersの創設者。もと喫煙者で現在は電子タバコ使用者としてハームリダクション(害の削減)を支持している。
タバコ規制枠組み条約が、タバコの規制からニコチンの規制に焦点を移したことに関する科学の透明性や公開性、人々への説明責任を追及。
(禁煙ツールとしての電子タバコをWHOが認めない理由でもある過激団体への丸投げ問題)
-Jane Goodallの農業バイオテクノロジーについての大きな間違い
Jane Goodall's big mistake about agri-food biotech
By Giovanni Molteni Tagliabue - 21.11.2025
Jane Goodallはその訃報での多くの称賛にふさわしいが、この偉大な動物行動学者の晩年には反GMO陰謀論への傾倒という不穏な要因がある。彼女の著書Seeds of Hopeでは「植物に対する最近の恐ろしい犯罪は、DNAをいじったことだ」との記述がある。これは間違いである。遺伝子組換えやゲノム編集はこれまでの育種とリスクは同等である。
-新たな無情の奈落とフードイノベーションに対するイデオロギー戦争
The New Abyss of Misery, and the Ideological War Against Food Innovation
Marcia Terra 2025.11.22
過去30年間で、人類はこれまでにない文明の飛躍を経験した。1990年から2025年の間に、極度の貧困に苦しむ人々の数は23億人から8億人へと激減し、子供の死亡率が激減し平均寿命が延びた。技術、農業革命、自由貿易、生産性の向上により15億人以上がそれまでの苦しみから救われた。これは歴史上比類のない道徳的飛躍であった。
しかしこの飛躍は今逆転の危機にある。世界銀行は貧困の改善は停滞しやがて増加し始めると予想する。人類の進歩を支えてきた科学、技術、グローバリゼーション、生産効率のパワーが保護主義、孤立主義、そして存在したことの無い「清貧」幻想によって後退する世界の中で失われつつある。
こうした文脈の中で、いわゆる超加工食品(UPF)に関する議論が技術的なものではなく道徳的旗印、文化戦争、そしてマーケティングツールとして浮上する。
「本物の食real food」の提唱者たちが新しい食品技術に対する十字軍となり、人類文化の進歩を可能にした全て、つまり食品の加工、栄養強化、保存、アクセス、衛生、安全を否定する。この運動は有名人、金持ちの料理人、インフルエンサー、金持ちのNGO、そしてメディア政治および商業の金鉱を発見した少数の学者によって推進されている。
彼らはエリートで余裕がある。貧困に苦しむ人達は関係ない。
この物語の中ではUPFは「安すぎて入手しやすくて利益になる」と攻撃される。明らかな疑問は、そもそもの問題は加工ではなく食べすぎであるということである。
栄養ポピュリズムが最もゆがんだ側面を露呈するのは加工食品への課税の結果最も苦しむのは貧しい人々であるということである。飢餓が再び増加しようとする世界で、食品への税を増やせと主張するのが良心?
この議論の背景にある偽善的ノスタルジーは最近のLancet のUPFシリーズの発表イベントで完全に表出していた。この集まりは科学会議というよりも異端審問評議会のようだった。NOVAは新たな聖杯のように扱われ、批判は許されず、修正から守られ、根拠には触れない。出席者の多くは、億万長者の起業家、テレビパーソナリティ、有名シェフ、そして「本物の食べ物」を金持ちの観客に売ることで多額の利益を得ている作家たちだった。一方で、インスタントラーメンや豆の缶詰に頼って生き延びる労働者は「悪意あるシステムの被害者」として描かれたが、実際には経済的な制約の中で家族を養おうとしているだけだ。
この十字軍によれば、問題は加工食品が「偽物fake」であることだという。しかし、それは間違った問だ。本当の問題は、人々の皿に食べ物があるかどうかである。安定しない冷蔵庫、厳しい予算、長時間労働、遠い市場、で暮らす人々にとって、職人の手作り料理を道徳的義務として美化することは、純粋さを装った残酷さに過ぎない。
そしてこれが最も示唆的な疑問につながる。これらの新しいラッダイトたちは実際に何を提案しているのか?
19世紀の元祖ラッダイトは、技術が自分たちの生計を脅かすのを恐れて機械を破壊した。彼らは機械化、近代化、産業に反対した。後に生産性を高め、コストを下げ、必需品へのアクセスを拡大する力である。今日、私たちは明確な類似点を見る。NOVAの活動家とその支持者たちは同じ反イノベーション衝動を再現している。彼らは工場、加工、保存、食品技術を健康の敵のように悪魔化するが、実際にはこれらの進歩こそが何十億もの人々を飢餓から救ったのだ。
彼らは、安価で安全、保存され、アクセスしやすい工業食品を避けるべきだと主張する。そしてその代わりに何が置き換わるべきか?裏庭で収穫した新鮮な食材を昔のように調理する。しかし、それは大都市で、貧しい地域で、農業インフラのないコミュニティで、あるいは人口80億人を抱える地球全体で、どのように機能するか?誰も答えない。解決策は現実に直面した瞬間に蒸発してしまう。それはノスタルジックで誘惑的な幻想だが、まったく非現実的で極めて不正義である。
反UPF運動は、脆弱な観察研究、因果関係を偽装する相関関係、過剰な見出し、政治化されたスローガン、そして科学を装う利害関係団体に基づく。この選択的な科学を受け入れることで、WHOは数十年にわたる堅牢な規制基準に背を向けている。Codex Alimentariusの歴史を捨て、JECFAを無視し、毒性学的枠組みやリスクに基づく評価を放棄している。代わりに、新しいラッダイトのレトリックを受け入れ、肥満、自殺、精神疾患、アレルギー、認知症、不妊、さらには気候変動まで、UPFをあらゆることの原因にする単純なストーリーラインを展開している。問題が何であれ、答えは簡単:UPFのせい。
しかし、歴史は異なる物語を語る。極度の貧困は世界人口の90%から8%に減少した。これは技術のおかげである。衛生、ワクチン、栄養強化、食品産業によって子どもの死亡率が急落した。抗生物質、殺菌、冷蔵チェーン、そして現代的な物流によって平均寿命が伸びた。効率的な農業、保存、加工、大規模な流通により飢餓は後退した。人類は革新を受け入れるとき進歩する。
もし本当に飢餓を減らし、栄養を改善し、平均寿命を延ばし、公衆衛生を守り、持続可能な食料システムを強化したいのであれば、食技術を解体するのではなく、回復しなければならない。私たちはより多くの生産、より多くのイノベーション、より良い工業化、サプライチェーンの多様化、廃棄物の削減、貿易の拡大、アクセスの拡大が必要である。世界はノスタルジーや恐怖、イデオロギーによって公平になるのではない、それは科学、生産性、包摂によって実現する。
新しい食のラッダイトたちが繰り広げるイデオロギー戦争は健康をもたらさず、後退を招く。食品技術を悪者扱いすることは、何十億もの人々を苦しみから救い出した成果そのものを消し去ってしまう。率直な議論は「加工」されているか加工されていないかではなく、もっと単純でもっと緊急な:皿に食べ物があるのか?そして誰のために?である
道徳的なエリートたちが缶詰の豆が「本物の食べ物real food」かどうか議論する一方で、何百万人もの人々はただ食べたいだけなのだ。人類が前進し続けるためには、ロマンチックな幻想を捨て、イノベーションと人間の尊厳を対話の中心に戻さなければならない。
動画
Global Launch Event - The Lancet Series on Ultra-processed Foods and Human Health
(WHOの食品担当新部長、UPFにトランス脂肪酸と同じような根絶作戦すると主張)