[ANSES]新しい、強化された、より代表性のあるCiqual表バージョン
19/11/2025
フランスの食品の栄養組成についての参照源であるCiqual表を更新した
先の更新は2020年で、それから多くの食品の情報を更新し300の新しい食品を追加した。
栄養情報の更新は主に朝食シリアル、チーズ、乳製品、フレッシュデザート、ビスケットとケーキ、全粒粉製品、パンとペストリー、ホット飲料、加工肉。さらに新たにビタミン7種を追加。結果3484食品の74成分を含む。
(オンラインオープンアクセスツールとして提供)
[FSA]食品安全と「スモーキー」犯罪についての食品犯罪ユニットの合同調査によって男性有罪判決
Last updated: 19 November 2025
Arfan Sultan は2025年11月14日金曜日にSnaresbrook刑事裁判所で有罪判決
スモーキーは違法に屠殺された羊、ラム、ヤギで、香りは皮膚を高温処理したことによる
[FDA]乳児ボツリヌス症のアウトブレイク調査:乳児用調整乳(2025年11月)
Outbreak Investigation of Infant Botulism: Infant Formula (November 2025) | FDA
November 19, 2025
11月19日時点で15州31人の乳児がByHeart Whole Nutrition乳児用調整乳暴露と乳児ボツリヌス症が確認されている
[FDA]リコール
SHATA TRADERS INC社はCHEFブランドの24cmミルク鍋を健康リスクのためリコール
SHATA TRADERS INC RECALLS CHEF BRAND MILK PAN 24cm BECAUSE OF POSSIBLE HEALTH RISK | FDA
November 19, 2025
鉛の溶出 濃度記載なし
[EU]SCCS 意見募集
SCCS - Opinions - Public Health - European Commission
化粧品中カンナビジオールについての科学的意見
19 November 2025
2026年1月21日まで
皮膚および経口用製品中最大0.19%まで
汚染物質としてのTHCは0.00025%まで
[EFSA]デルタ-8 THC:EFSAは安全な摂取量を設定
Delta-8 THC: EFSA sets safe intake level | EFSA
18 November 2025
2015年にデルタ-9 THCに設定したARfD 1 microg/kg体重を、デルタ-8 THCとデルタ-9 THCの合計に設定すると結論
[WHO]出版物
WHO guideline on fortification of edible oils and fats with vitamins A and D for public health
24 October 2025
[HK]食品安全焦点
Food Safety Focus (232nd Issue, November 2025)
https://www.cfs.gov.hk/english/multimedia/multimedia_pub/files/FSF232_2025_11_19.pdf
・食中毒を防ぐための安全なソースの調理
・医療や介護の際の柔らか食を作るときの食品安全
・シガテラ魚中毒に注意
など
論文
-牛肉対植物ベースの代用肉:UT Austin研究は食事が一週間で母乳の組成を変えることを発見
19-Nov-2025
American Journal of Clinical Nutritionに発表された24家族でのRCT。
主なたんぱく源として丸ごと食品の牛肉か、超加工食品に分類される植物ベースの代用肉か以外は栄養的に同じ食事を食べてもらった。母乳の総脂肪は同程度だったが脂肪酸組成は異なり、植物代用肉群では長鎖多価不飽和脂肪酸が少なく、熱帯植物由来の飽和脂肪が多かった。
(この内容で超加工食品は悪いのでホールフードの牛肉を食べるように勧めるのがアメリカの栄養学?シーフードを少し加えればいいだけだろうし、植物由来たんぱく質だって別に肉代用品でなくてもいいのに。)
-大麻を吸って高度に加工された食品を食べることは心臓の健康リスクをあげる、USFの研究が発見
19-Nov-2025
Life Sciences.に発表された南フロリダ大学のGanesh Halade内科教授らの研究。
大麻の悪影響がオメガ6に富む食事、つまりシードオイルの多い加工包装された食品で悪化する
(上の論文と同様、MAHAに媚びる感じのプレスリリース。)
その他
-SMC UK
Fiona Foxのブログ
公共サービスジャーナリズムの最高水準こそが、BBCの批判者に対する最良の対応
November 18, 2025
(BBCの旗艦番組パノラマでのトランプ大統領スピーチ編集スキャンダルをうけて)
今BBCに怒っている人たちはパノラマがBBCの最良の番組だと思っていたのだろうが私はちょっと違う見解である。少なくとも私が関心を持つ科学的なテーマに関しては、パノラマは長い間かなりひどいものだった。
特に印象に残っているのはMMRやGM作物に関するパノラマの番組で、かかわったことで心の傷を負った科学者を何人も知っている。2023年の抗うつ薬の番組もひどいもので、バランスの良い放送にすると約束したにも関わらず完全に一方的なものだった。原子力発電所の時もそうだった。2023年、SMCはBBCの番組に対して初めて公式に苦情を申し入れた。超加工食品に関するパノラマの「健康悪化のレシピ?」という番組はセンセーショナルで恐怖を煽るアプローチをとった。私たちの苦情はBBCの最高レベルに取り上げられたが、認められなかった。回答文書では、SMCの批判のいくつかは妥当であるもののBBCが潜在的なリスクを強調した番組を作ることは正当だと説明されていた。
だからといって私がBBCの批判者だというわけではない。むしろ逆で私はBBCが良い公共放送をすることを切望している
確かな根拠に支えられた恐れを知らぬ細部へのこだわりこそが、公平な番組の秘訣である
(NHKスペシャルも似たようなもの。科学的事実の探求よりも何かを告発したり警告したりすることのほうが好きな人が報道関係者にいるのだろう)
-12月に予定されている新しい食事ガイドラインは飽和脂肪議論を呼ぶだろう
New dietary guidelines coming in December likely to spark a saturated fat debate | Food Safety News
By Dan Flynn on November 19, 2025
Robert F. Kennedy Jr.保健長官が月曜日に再び「アメリカ人のための食事ガイドライン2025-2030」は12月に発表されると約束した。
クリスマスまでに発表されれば、休日の食卓が飽和脂肪についての議論になるだろう。なぜならRFK Jr.が言うところの「常識」アプローチによってこれまでの飽和脂肪の摂取量を減らすようにという助言が破られるだろうことが確実だから。
-SMC NZ
40年の水フッ素添加研究が脳の発達に負の影響はないことを発見-専門家の反応
20 November 2025
米国の長期研究が、推奨量での水のフッ素添加は認知能力を低下させず、フッ素添加水を飲んでいた子供のほうが少し学校の成績が良いことを示した
Childhood fluoride exposure and cognition across the life course | Science Advances
John Robert Warren et al., 19 Nov 2025 Vol 11, Issue 47
SMCは専門家のコメントを集めた
(NZの専門家のコメント略
NZでは貧困地域でフッ素添加が計画されているため、今後フッ素添加と何らかの悪い指標が関連するという知見が得られる可能性があり、注意深いモニタリングが必要との指摘あり。単なる地域相関の疫学研究はむしろ公衆衛生の敵になってしまっている現状。)
-超加工食品が我々の食事を支配しつつある-専門家の反応
Ultra-processed foods are taking over our diets - Expert Reaction - Science Media Centre
19 November 2025
超加工食品が食生活の主流となり、糖尿病、肥満、心臓病、うつ病の急増を引き起こしていると、ニュージーランドの研究者を含むグループが述べる。Lancetに掲載された論文で科学者たちは、これらの食品がしばしば政治的影響力の大きいグローバル企業によって販売されていて、表示やマーケティングの制限、課税などの政策が緊急に必要だと主張
SMCは専門家のコメントを求めた
Lancet 論文の共著者でオークランド大学集団栄養学・グローバルヘルス教授Boyd Swinburn教授
ニュージーランドでは超加工食品は他の英語圏の高所得国と同様食事の50-60%を占めている可能性が高い。実際の数値は不明である、なぜならNZでは栄養調査が成人では18年間、子供では23年間実施されていないからである。しかし不健康な食事と肥満がNZ最大の病気や死亡リスク要因であり、それは超加工食品のせいである。従って我々はこの問題を見据え、全国食事調査を行って摂取量を推定し、摂取を減らす対策を取る必要がある。
NZ保健省は現在子供や青少年向けの食事指針を改定中であり、その中には超加工食品に関する事項を含める必要がある。子供に提供される無償の学校給食は栄養ガイドラインに従ったものでなければならないが、超加工食品が含まれることが多い
超加工食品は有害な製品であり、子どもへのマーケティングは禁止されるべきである
超加工食品企業は安価な原材料や工業添加物を非常に美味しい食品に加工し、消費者を巧みなマーケティングで搾取し、貧しい地域をファストフードの沼地に変えている
オークランド大学人口健康学部疫学・生物統計学部上級研究員Kelly Garton博士
私の研究はニュージーランドでの超加工食品「システム」の政治経済で、何故UPFがこれほど支配的なのかを解明しようとしている。我々がこれらをあまりよくないと認識しているにも関わらず、である。それは多くの場合我々がコントロールできないマーケティングによる。食品や飲料の輸入品のうち超加工食品の割合が大幅に増加している。NZにはUPFの需要を抑制するための強力な規制が無い。UPFとそのブランドのマーケティングに対する包括的強制力のある制限が必要である
オークランド大学集団健康学部Kathryn Bradbury准教授
NOVAシステムはブラジルで開発されたもので添加物の存在とその目的をもとに食品をUPFと分類する。多くのUPFはいわゆるジャンクフードに分類されるものだが、ヨーグルトやパンなども栄養的に好ましくてもUPFに分類される。工場で作られたパンはNZはじめ多くの西洋諸国で主食であり、エネルギー摂取量の約1/3を占める。従ってこれらをUPFとして避けることが有用または正当化されるとは考えにくい。
このLancetシリーズは超加工食品という概念に対する公衆衛生栄養科学者の幅広い見解を代表していない。多くの科学者は公衆衛生政策におけるこの概念の妥当性、有用性、価値に疑問を提示している。
ニュージーランドは、多くの国と同様に、集団の健康を改善する効果的な食料栄養政策が不足している。人々の食生活改善の真の進展を妨げているのは「ジャンクフード」とは何かを定義するために新しい概念を適用する必要があることではなく、国民の健康を改善する政策を導入するための政治的意志と行動である。子ども向けの不健康な食品の販売制限、食品供給から工業由来トランス脂肪酸を排除、砂糖入り飲料への課税、包装された食品の塩分量制限、すべての食品に健康スターラベルを義務付ける、などの政策はいずれも超加工食品の概念に依存しない。また、食品業界が政策設計や評価に影響を与えるのを防ぐための安全策は、超加工食品を製造する企業に限るべきではない。赤肉やバターなどの最小限加工食品も大腸がんのリスクを高め、血中脂質濃度を上昇させ、その生産は大量の温室効果ガスを排出する。政策は、より広範な食品産業の影響から守られるべきである。
AUT大学、ニュージーランド登録栄養士Caryn Zinn教授
ランセットシリーズは、食品を加工レベルで分類するブラジルのNOVAシステムや、特に一部の食品の誤分類に関する主要な批判を認めつつも、直ちに公衆衛生介入を正当化するのに十分な証拠がすでに十分にあると強調している。AUTではこれらの批判を踏まえ、NOVAをベースに改善したシステムを開発した。それはCHIPS(健康、直感、加工、科学の結合)と呼ばれ、食品加工と健康上の利益、そして現実的で文化的根拠のある食習慣を考慮した三層構造の枠組みである。現在、AI支援ツールを用いてCHIPSを応用し、実際の環境での行動変容の可能性を理解しようとしている。