[FSA]関係者向けニュースレター:科学と研究
14-10-2025
ハイライト
・信頼して食べる:Food and You 2調査の知見
・食品イノベーションの規制支援拡大
・9月のFSA理事会で科学にスポットライト
・思考の糧セミナー 次回は学校給食を全ての人に役立つようにする
・報告書
小売りサーベイランスサンプリング計画2024/25
都市で栽培された食品への消費者の認識
等
・現在の研究課題
関心のある研究として、気候変動と世界貿易が食品病原体の新興と拡散にどう影響するか、新規食品と新しい生産方法の安全上の問題は何か、消費者のフードシステムへの関心やニーズ、懸念がどう進化し、規制はそれをどう守れるか、など
[DHSC]オンラインの幼少期のデマを航海する保護者を支援
Parents supported to navigate early years misinformation online - GOV.UK
14 October 2025
政府は保護者がオンラインでのしばしば信用できない助言や偽りの期待の爆撃をやり過ごすのに役立つ新しい全国キャンペーンを開始
信頼できる情報源提供
[IARC]科学は明確:賢明なアルコール政策はがんを予防できる
The science is clear: smart alcohol policies can prevent cancer – IARC
14 October 2025
WHO欧州地域とIARCは政府に対してシンプルなメッセージを出す:「強力なアルコール政策は、あなたができる最も賢明な投資のひとつ」
IARCがん予防ハンドブック20B
IARC Publications Website - Alcohol Policies
[FAO]FAO 80周年を祝し世界食料フォーラム開始
World Food Forum 2025 kicks off as FAO celebrates its 80th anniversary
13/10/2025
世界食料フォーラム
WFF 2025 flagship event | Home
[APVMA]年次報告書2024-25
APVMA Annual Report 2024–25 | Australian Pesticides and Veterinary Medicines Authority
10 October 2025
その他
-英国の食は第二次世界大戦以降みられたことのないスケールでの劇的転換が必要、新しい報告書が発見
14-Oct-2025
「レジリエンスのためのロードマップ:2050年英国食品計画」が劇的な転換を求める。
3つの中核として:農業をより回復可能に、賢明な土地利用、健康的食事をあげる。
Roadmap for Resilience – a UK Food Plan for 2050 - AFN Network+
発表イベントは10月22日
-SMC UK
「前立腺がん検診:NHSへの影響」報告書への専門家の反応
October 14, 2025
Prostate Cancer Researchが発表した報告書への反応。
過剰診断の害、医療への負荷なども考慮したうえでの検診の最適化問題
現在政府の委員会が費用対効果も含めてレビュー中。
-ScienceInsider
CDCで何百人もの従業員が解雇され、その後復職するむち打ち
Whiplash at CDC as hundreds of employees are terminated, then reinstated | Science | AAAS
By Phie Jacobs 14 Oct 2025
他に主要オフィスが廃止される一方政府機関の訓練プログラムは免除
金曜の夜、CDCの数百人の科学者や関係者は、連邦機関全体での広範囲にわたる人員削減の一環として解雇されることを知った。しかし、24時間以内に約半数がすぐに間違いだと取り消されて復職した。CDCで現在も解雇されている数百人の中には政府機関のリーダーや諮問委員会の委員の利益相反を監督する職員、長期にわたる健康と栄養の調査に取り組んでいるグループも含まれる。CDCの外部の公衆衛生研究者は解雇を非難している。
連邦労働者を代表する労働組合である米国政府職員連盟(AFGE)によると、CDCでは当初、1300人以上の従業員に人員削減(RIF)の通知が送られた。メディアの報道によると、土曜日には約700人が解雇が取り消されることを電子メールで通知された。AFGEを含む2つの労働組合はすでにレイオフに異議を唱える訴訟を起こしている
米国の閉鎖が長引く中、「次々と続く打撃の一つにすぎない」
As U.S. shutdown drags on, ‘it’s just one blow after another’ | Science | AAAS
By Science News Staff 10 Oct 2025
連邦政府の研究者は将来の不確実性増加に直面
「列車事故でかろうじて生き延びた直後に車に轢かれるような気分。」ある米政府科学者の言。
-再生農業―あるロールシャッハ検査
Regenerative agriculture – a Rorschach test | The Star
Tuesday, 07 Oct 2025 By JOSEPH TEK CHOON YEE
農業は常にゴスペル(福音)を愛してきた。1960年代は緑の革命、その後持続可能な農業、気候スマート農業、精密農業、そして今流行しているのは再生農業である。再生農業は急速に信者を拡大し、一部の土壌改良の実践から独断的イデオロギーに変化した。そしてマレーシアのパームオイル農業ではレトリックと現実のギャップがこれ以上なく大きくなった。
数十年現場で働いてきた農家や農学者は、土壌の健康を大事にしている。しかし海外から押し付けられた再生農業のレッテルは真の課題から目を逸らすリスクがある。再生農業は定義が難しく、10人に尋ねると12の答えが返ってくる。その曖昧さは日和見主義に好都合で、マーケティングツールとして拡大した。
マレーシアのアブラやしの問題はいろいろな問題が重なって収量が減っているということで、それは科学によってのみ対処できる。しかし再生農業のスローガンはその土地固有の科学を無視して「物語」をまき散らす
-栄養科学が政治と衝突すると何が起こる?Kevin Hallが発見
Food Intelligence busts nutrition myths, urges more science
By Timothy Inklebarger 13-Oct-2025
栄養科学者Kevin Hallと健康ジャーナリストJulia Belluzの共著「フードインテリジェンス:食品がどうやって我々に栄養を与え同時に害も与えるのかの科学Food Intelligence The Science of How Food Both Nourishes and Harms Us」の紹介
Kevin HallのNIHでの研究、特に“最も多く体重を落とした人Biggest Loser”の研究と超加工食品介入試験を強調し、現代の栄養に関する神話を解体する。
1865年にドイツの科学者Justus von Liebigが根拠のない宣伝で一般向けに大量に加工食品を販売して以降、根拠の薄弱な「科学的」宣伝で食品を売ることが流行している。今ではそれは科学や根拠とは全くかけ離れたものになった。
そして現在アメリカではこの種のデマが政治的に力をもっている。
HallはUPFには広く認められた定義がなく、そのため何もできないという。食物繊維や全粒穀物、あるいは地中海食にも広く認識されている定義がないのに助言や政策や表示が推進されている。企業は食用色素など製品の組成変更を迫られているが、そのような食品の科学研究は行われていない。
この本が出版されたのはHallがKennedy 長官の立場と違う彼の研究についてジャーナリストに話すことを禁止されてNIHを辞めさせられた約6か月後である。
Kennedyは常に砂糖がコカインと同じ依存性があると主張していた。しかしHallらの研究ではそのような依存性はなかった。その結果をTrump政権は抑え込もうとしHallは口を封じられた。Trump政権によるHallへの介入はこれが初めてではない
(長い記事)
本のサイト
Food Intelligence by Julia Belluz, Kevin Hall, PhD: 9780593332306 | PenguinRandomHouse.com: Books