[RIVM]オランダ人の最大1/4が冬にビタミンD欠乏
A maximum of a quarter of the Dutch population has vitamin D deficiency in winter | RIVM
09/25/2025
RIVMの研究によると、2023年の冬の後期、オランダ人の7-26%がビタミンD欠乏だった。これは冬の日光が少ないためで、男性の方が女性より欠乏の可能性が高い
European Journal of Clinical Nutritionに発表
オープンアクセス
オランダ保健評議会は一部の集団にビタミンDサプリメントの摂取を助言している
[RIVM]「ChemoursとWestern Scheldt川の探索研究;これら地域のPFAS研究助言」覚書の背景報告書
26-09-2025
Chemours化学工場とWestern Scheldt川の周辺住民が環境や体内のPFASについて心配している。こうした懸念は新しいものではなく、2024年にいくつかの議会からの動議に応じてRIVMが真の疑問や懸念、研究の必要性について調査した。
地域住民は環境中や体内のPFAS濃度とその影響についてもっと明確に知りたいと思っているようだ。この背景報告はどのようにしてその探索研究が行われたかなどを提供する
[フィンランド食品局]植物の多い食事は食事の質を改善するが同時に課題もある
A more plant-based diet improves dietary quality but also brings challenges - Finnish Food Authority
September 23/2025
新しい研究報告書発表
肉や乳製品を魚や豆、全粒穀物、野菜で置き換えることで健康と環境に利益がある。
ただしビタミンA、D、B1、B2、女性ではさらに葉酸と鉄に欠乏がみられる。また鉛、無機ヒ素、メチル水銀、アフラトキシン、オクラトキシンばく露が増加する
報告書
Nutritional adequacy and contaminant exposure of diets in climate smart dietary transition
(本文英語)
[FAO]新しいFAOの報告書は食と農業のSDG指標の進捗を評価
New FAO report assesses progress towards food and agriculture SDG indicators
25/09/2025
Tracking progress on food and agriculture-related SDG indicators 2025
約半分が目標に中程度遠く、1/4は達成間近、1/4は遥かに及ばない。
さらに2015年より後退したのが3/5以上で、改善あるいはやや改善が1/3。
[FSANZ]食品基準通知
Notification Circular - 360-25 | Food Standards Australia New Zealand
25 September 2025
理事会の結果
認可と食品閣僚会議通知
MRLハーモナイゼーション提案募集
[EFSA]最新世論調査でEUの食品安全の仕組みを知る市民が増加している
More and more Europeans know how EU food safety works, says latest citizen survey | EFSA
24 September 2025
EUの食品安全システムの仕組みを知っていると回答した欧州市民が2022年から3年で6%増えた。
食品選択に影響する要因としては価格が60%、味51%、安全性46%
[FDA]FDAのセシウム137汚染の可能性のある輸入食品への対応
FDA Response to Imported Foods Potentially Contaminated with Cesium-137 | FDA
09/25/2025
2025年8月初め、インドネシア産の冷凍エビからセシウム137を検出してPT. Bahari Makmur Sejatiからの輸入冷凍エビに安全性警告および輸入警告を出した。その後のスクリーニングでPT Natural Java Spiceのクローブ1検体からセシウム137を検出したため同社のスパイスも輸入警告に追加された。
FDAのセシウム137介入レベルは1200 Bq/kgでエビで検出されたのは約68 Bq/kg、クローブは732.43 Bq/kg。クローブは1検体のみ検出で米国市場に入っていないため消費者向けの安全性警告は出されていない
(エビとスパイスの加工施設は800kmほど離れていて汚染源が同じかどうかは不明と)
[FDA]リコール
SLR Food Distribution社はWise Wifeブランドの挽いたシナモンを健康リスクの可能性があるためリコール
September 26, 2025
鉛濃度が高い可能性
(濃度の記載なし)
[EPA]EPAはTSCAによる化学物質レビューの効率を高め健康と環境をよりよく守る提案を発表
September 22, 2025
既に市場にある化合物のレビュー方法を改定する提案
Risk Evaluations for Existing Chemicals under TSCA | US EPA
(今までも問題ありだったのでこれが改善なのか改悪なのか判断しかねる)
[ASA]CAPはオンラインの年齢制限広告ガイドラインを更新
CAP updates guidance on age-restricted ads online - ASA | CAP
25 Sep 2025
アルコール、ギャンブル、美容介入、脂肪塩砂糖の多い食品やソフトドリンクのような年齢制限のある広告についてのガイドラインを使いやすく改定。
[ヘルスカナダ]アセトアミノフェンは妊娠中の熱や痛みの治療に推奨される
Acetaminophen is a recommended treatment for fever and pain during pregnancy - Canada.ca
2025-09-23
[EU]SCCS 化粧品中ナノマテリアルについての作業グループ
2025年9月18日の会合の議事録
SCCS WG on Nanomaterials in Cosmetic Products
Minutes of the Working Group meeting on Nanomaterials in Cosmetic Products of 18 September 2025
[NYC]いくつかの北東部州とアメリカ最大の都市は北東公衆衛生協力を発表
September 18, 2025
コネチカット州、メイン州、マサチューセッツ州、ニュージャージー州、ニューヨーク州、ペンシルベニア州、ロードアイランド州、ニューヨーク市が自主的に協力し、公衆衛生機関とリーダーを集めて専門知識を共有し、調整を改善し、根拠に基づいた公衆衛生を促進および保護する
(国が信用できないので州レベルで対応)
[USDA]USDAは遺伝子組換えを使ってある種の害虫に抵抗性を持つよう開発されたトウモロコシを規制解除
September 26, 2025
Bayer U.S. -Crop Science (Bayer)の MON 95379トウモロコシ
[FSA]FSA消費者調査は食品安全への信頼が増加していることを示す
FSA consumer survey shows confidence in food safety is on the rise | Food Standards Agency
25 September 2025
最新Food and You 2調査
Food and You 2: Wave 10 | Food Standards Agency
2024年10月9日から2025年2月7日までの調査
・購入した食品が安全であることを信頼しているのは94%、表示が正確であることを信頼しているのは86%
・最もよく見られた食習慣の変化は加工食品を減らした(47%)、次いで野菜果物を多く食べるようにした(35%)、食品廃棄を減らすようにした(35%)
National Diet and Nutrition Survey Report for Northern Ireland Published | Food Standards Agency
24 September 2025
野菜、果物、食物繊維の摂取量は政府の助言以下、飽和脂肪と遊離の糖の摂取量は助言を超過、など
National Diet and Nutrition Survey (NDNS) report for Northern Ireland | Food Standards Agency
[WHO]出版物
健康リテラシーのあるシステムへの変革ツールとしての国のヘルスリテラシー政策青写真の統合的レビュー
27 September 2025
ヘルスリテラシーの概念の紹介、政治的要件、国の青写真開発からの教訓などについてのテクニカルレポート
[FSAI]リコール
各種Toxic Wastサワースラッシーフリーズとスクイーズ製品
23 September 2025
グリセロール濃度が高いため予防的にリコール
製品の写真あり
(食品にこういう製品名(有害廃棄物)をつけるセンスがわからない。)
論文
-BMJグループはリンゴ酢と減量についての試験を取り下げ
BMJ Group retracts trial on apple cider vinegar and weight loss | EurekAlert!
23-Sep-2025
ジャーナリストなどはこの研究を将来の報道で引用したり使ったりすべきではない
-メタノール中毒:びまん性健康災害
Methanol poisoning: a diffuse health disaster
Sophie Cousins
THE LANCET World Report Volume 406, Issue 10510p1326-1327September 27, 2025
西洋人環境客がメタノール中毒になると国際ニュースになるが、最も影響を受けているのは医療資源が乏しい国の人々
2023年5月、インド南部タミル・ナードゥ州のビルプラム市の病院に58人が入院し、めまい、激しい腹痛、意識変化、嘔吐や頭痛などの症状を示した。このため病院は危機的状況に陥った。14人の患者が重症と判断され、集中治療室(ICU)に移送されたが、9人が死亡し、2人が永久失明した。犯人はメタノール中毒である。
メタノール中毒は暗数が大きい無視された病気で、主に社会経済的要因によりメタノール中毒の報道が国によって格差がある。それは公には見えず、長年にわたり散発的に発生する多数の死亡者がまとめられ、注目されない。
McGill OSS
All About the Tylenol-Autism Brouhaha | Office for Science and Society - McGill University
Jonathan Jarry M.Sc. | 25 Sep 2025
トランプ大統領のアセトアミノフェンの告発と自閉症へのロイコボリン推奨の背景には解き明かすべきことが多い
先週月曜日の記者会見で、トランプ大統領は自閉症犯人をついに発見したと言った。大統領の狂った(deranged)議論は25年前のAndrew Wakefieldの反ワクチン論の実体化のようである。Robert F. Kennedy Jr、 Jay Bhattacharya、Marty Makary、Mehmet Ozが記録的な速さでアセトアミノフェンを自閉症のリスクがあると指摘しさらに治療薬であるロイコボリンを見つけた。そのメッセージは:有能な男性が責任者に就任すると何が達成できるか見て下さい!過去の政権は怠け者だった。
アセトアミノフェンと自閉症の関連の可能性は突然出てきたわけではなく、20年間研究されてきた。私が思うに、9月までに犯人が必要だと言われてパニックに陥った職員がRFK Jr.の好きそうな説を選んだだけだろう。
(以下アセトアミノフェン研究について)
私たちは存在しないリスクに悩まされて妊娠中の発熱という現実的リスクを無視している。根拠なくアセトアミノフェンを使うなと警告することは女性を苦しめるだけである
ロイコボリンについて
昨年8月、ay Bhattacharya博士とRichard Frye氏が会談したという報道があった。Frye氏は『The Folate Fix』の著者でロイコボリン(フォリン酸としても知られる)と呼ばれる葉酸の一種が自閉症の治療に有効だと主張している。彼の研究結果はノイズを有意差があると主張するものである。
重要メッセージ
―アセトアミノフェンは妊娠中に使用する解熱鎮痛剤として最も安全なもののままである
―妊娠中のアセトアミノフェン摂取と自閉症の子供をもつ可能性のわずかな増加を示すいくつかの研究があるものの、それらには無数の欠陥があり信頼性が低い
―大量の科学的根拠は自閉症が主にある種の遺伝子の多様性が原因で環境要因ではないと指摘している
―ロイコボリン(フォリン酸)は米国ではある種の自閉症の症状治療用に認可されているがその根拠は恐ろしく質が低い
-アセトアミノフェンの歴史
The History of Acetaminophen | Office for Science and Society - McGill University
Joe Schwarcz PhD | 24 Sep 2025
この鎮痛剤には主張されている自閉症との関連以上のものがある
トランプ大統領によるタイレノールへの情報不足で危険な錯乱した攻撃によってアセトアミノフェンが注目されている。多くの人が彼の嫌がらせの詳細を解説しているが、私はこの機会にタイレノールの歴史について紹介したい。
タイレノールがニュースの見出しを飾ったのはこれが初めてではなく、1982年、犯罪者がカプセルにシアン化カリウムを入れた毒入りボトルを薬局の棚に置いたことによりそれを購入した客のうち7人が死亡して3100万本のボトルが回収された。この悲劇はタイレノールの有効成分であるアセトアミノフェンとは何の関係もない。
タイレノールは有効成分名のアセチルアミノフェノールaceTYLaminophENOLから命名され、他の地域ではこの化合物はパラセタモールとも呼ばれる。アセトアミノフェンが約600製品に含まれることを考えると、大統領がタイレノールだけを選択して攻撃するのは極めて不公平である。しかし私たちが目撃したように、大統領はアセトアミノフェンを発音できなかったので彼は単純化した。
さて歴史の授業である。1884年、Arnold CahnとPaul Heppという 2 人の若いドイツ人医師が寄生虫による発熱患者を治療中に偶然の発見をした。メンターであるAdolf Kussmaul教授のアドバイスにより、2人の医師は当時寄生虫に対して効果があると考えられていたナフタレンの投与を試みた。それは寄生虫には何の効果もなかったが、患者の熱を下げた。興味をもったCahnとHeppは、購入したナフタレンに他の物質も含まれていたのではないかと考えた。出所を追跡したところ、薬局が間違ってナフタレンの代わりにアセトアニリドを提供していたことが判明した。ヘップの兄弟がKalle製薬会社で化学者として働いていたため、アセトアニリドが有用な解熱剤であるかもしれない可能性を研究し、実際解熱作用があったため「Antifebrin」として市販された。
しかし市販後メトヘモグロビン血症の副作用が明らかになりより安全な代替品が探索された。1887年、ドイツのバイエル社は、アセトアニリドを改変してメトヘモグロビン血症を引き起こさないフェナセチンを製造した。同年、医師のJoseph von Meringは、ジョンズ・ホプキンス大学のHarmon Morseによって合成されたアセトアニリドの別の誘導体を試みました。これがアセトアミノフェンである。しかしvon Meringがアセトアミノフェンにはメトヘモグロビン血症を引き起こす可能性があると主張した。そのため1947年にアセトアニリドとフェナセチンの両方が体内でアセトアミノフェンに変換され、アセトアミノフェンが実際の活性物質であることが発見されるまでアセトアミノフェンは実験室を出ることはなかった。さらにアセトアミノフェンは大量に投与してもラットにメトヘモグロビン血症をおこさず、この点でもvon Meringは間違っていた。
その間、フェナセチンは腎臓の問題と関連死、その競合製品であるアスピリンは胃炎やライ症候群と関連することがわかった。それによりアセトアミノフェンが安全な薬として宣伝される舞台が整い、1955年にタイレノールとして販売されるようになった。アセトアミノフェンは適切な用量で服用すれば安全でありそれは成人では1日最大500mg錠8錠である。これを超えると肝臓に有害である。
アセトアミノフェンの過剰摂取は先進国における急性肝不全の主な原因であり、肝移植の主な理由である。救急時の解毒剤はN-アセチルシステイン(NAC)である。
現在世界の年間アセトアミノフェン市場は驚異的な95億ドルに達している。肝毒性には注意が必要だが1982年の毒殺事件の結果として異物混入防止包装が開発されている。
-動画
自閉症とアセトアミノフェンの関連についてのさらなるナンセンス
Cup o'Joe-More nonsense about the autism-acetaminophen link
アセトアミノフェンの代用品と称するインチキサプリメントを販売するShane Ellisonについて。「ナチュラル」な柳の成分サリチル酸は実際妊娠中のリスクがわかっているので使わないこと。
SMC UK
-Trump政権がパラセタモールと自閉症を関連させるだろうというメディア報道への専門家の反応
September 22, 2025
11人の専門家のコメント。ロイコボリンへのコメントも含む
-どんな量でも飲酒と認知症の関連を調べた研究への専門家の反応
September 23, 2025
BMJ Evidence Based Medicineに発表された研究が飲酒と認知症リスクの関連を調べた
Science Volume 389|Issue 6767|25 Sep 2025
-エディトリアル EPAの揺らぐ基盤
The EPA’s shaken foundation | Science
BY H. Christopher Frey 25 Sep 2025: 12
オープンアクセス
7月に研究開発事務所Office of Research and Development (ORD)が廃止されたことについて
-自閉症イニシアチブがほとんど研究されていないビタミンを治療法として採用
Autism initiative embraces little-tested vitamin as a treatment
BY Gretchen Vogel 25 Sep 2025: 1282-128
FDAは誰の役に立つのかわからないロイコボリンを承認する
その他
26 September 2025
(インドネシアの放射性セシウム汚染の処理。一か月前からあまり情報が更新されていない。)
-RFK Jr.の支援でTrumpは米国の食品安全ネットワークを解体している
Trump, aided by RFK Jr., is dismantling the U.S. food safety network | Food Safety News
By Phyllis Entis on September 26, 2025
ドナルド・トランプとロバート・F・ケネディ・ジュニアは、「アメリカを再び健康にする」と誓った。彼らは嘘をついた。
私は50年以上にわたって食品安全微生物学者として働いてきて、食品安全を監督する単一の機関を作ることを提唱してきた。しかし連邦政府はその役割を果たしていない。また、将来的に果たす予定もない。州は行動することができ、行動しなければならない。
(一部のみ)
-SMC NZ
トランプ大統領の自閉症とパラセタモールのコメントに異議– 専門家の反応
Trump's autism and paracetamol comments disputed - Expert Reaction - Science Media Centre
23 September 2025
国内から4人、オーストラリアや英国からも4人のコメントを紹介)
-Natureニュース
米国の自閉症研究が500万ドルの研究費増加―タイレノールを巡る騒動のさなか
US autism research gets $50 million funding boost — amid row over Tylenol
26 September 2025 By Helen Pearson
自閉症の背景にある遺伝及び環境要因研究への出資はアセトアミノフェンに関するトランプ大統領の主張によって影を落とす
ほとんどの報道がアセトアミノフェンと自閉症の関連という米大統領の根拠の乏しい発言に向けられる中、ホワイトハウスでの自閉症イベントはNIHが自閉症研究に5000万ドルを提供するという科学者に歓迎されるニュースをもたらした
-妊娠女性がタイレノール使用を止めるとなにがおこる?
What happens if pregnant women stop taking Tylenol?
26 September 2025 By Rachel Fieldhouse
妊娠中の熱を治療しないことはパラセタモールの使用以上の害をもたらすだろう、科学者は言う
-反科学は生存への脅威
Antiscience Is an Existential Threat | TIME
by Michael E. Mann and Peter J. Hotez Sep 17, 2025
人類は三つの頭をもつリバイアサンにより生存の脅威に直面している:悪化する気候危機、ますます致死的になるパンデミック、そして前例のない反科学の武器化である。
-化学物質恐怖症に陥らないで:偽りの食品恐怖を検出しより良い選択をする方法
Don’t Fall for Chemophobia: How to Spot Fake Food Fears and Make Better Choices
Richard Williams Sep 19, 2025
化学物質への過剰な恐怖があらゆるところにある。「クリーン」な食事や発音できない成分は避ける、5つ以上の成分からなる食品は避ける、「ナチュラル」や「オーガニック」を探す、など。これらに科学的意味はなく、このような主張はあなたの健康と環境の両方にリスクとなる。
約30%の人が化学物質を怖いと言い、欧州人の40%が化学物質の存在しない世界に住みたいという。
残念ながらあなたの身体も吸う息も全て化学物質である。
-「アセトアミノフェン大失敗」:Trump と RFKJrの手は血に染まっている…その理由
The ‘Acetaminophen Debacle’: Trump and RFKJr have blood on their hands … and here is why
28 September 2025 Edzard Ernst
妊娠3か月で高熱が続く女性を考えよう。通常はパラセタモールが勧められる。
しかしその選択肢が奪われ、放置、アスピリン、イブプロフェンの3つが残った。
これらのリスクは?その帰結は?
・妊娠初期の高熱による先天性障害が年1000人以上増加
・早産の増加
・イブプロフェンやアスピリンの使用増加による胎児の腎臓や心臓の問題の増加
-「最も多く減量した人」と代謝適応の科学
The Biggest Loser and the Science of Metabolic Adaptation | American Council on Science and Health
By Mauro Proença — Sep 24, 2025
リアリティ番組「The Biggest Loser」は18シーズンにわたって放送され世界的に知られる番組になった。この番組では肥満の参加者が食事と運動で競争し、最も多く減量した人に25万ドルが提供される。健康回復が約束されていたが、エピソードごとに参加者の精神的健康が悪化し、最近のドキュメンタリーでは舞台裏の厳しい現実と参加者の抱える永続的な身体的精神的傷跡が暴露された。
この番組は健康への取り組みではなく、参加者の身体的および精神的な幸福を犠牲にして楽しませるためだけに設計されたテレビ拷問だった。
(以下肥満関連研究の紹介)
-強制肉アレルギー:生命倫理の真ん中からの非倫理的「思考実験」
By Cameron English — Sep 23, 2025
Alex Jonesの熱狂的な夢のように聞こえるが、気候変動の影響を軽減するために、ダニ媒介性の肉アレルギーを意図的に人々に誘発しようと提案する本物の学者がいる。極めて非倫理的。
あまりにも馬鹿げた考えなので大学からしか出ないことがある。最近の例が『気候変動と闘う』ために致命的な肉アレルギーを一般の人々に広める計画である。Slayニュースでそれを目にしたとき、インターネットの辺縁の陰謀論かと思った。これは出版大手Wileyが所有する合法的なジャーナルBioethicsに掲載された、西ミシガン大学に雇用されている2人の研究者、Parker CrutchfieldとBlake Herethによって書かれた実際の学術論文の話である。この論文はネット上で激しい反発を引き起こした後、Crutchfield氏は「単なる思考実験であり、アレルギーの原因となる病気を広めることを支持するものではない」と主張した。ではここに単なる思考実験として、このような「学術」をまともに取り上げるべきではないことを記述する。
(詳細な検討略)
大学は長い間、腐ったナンセンスを大衆文化に着実に送り込んできた。それは現実から切り離された考え方だ。大学がこんながらくたを大量に生産し続ける限り、ワシントンによる資金削減と制裁が正当化される。
-TylenoTORT(タイレノール不法訴訟): 米国の医療政策における訴訟業界の役割
TylenoTORT: The Litigation Industry's Role in US Health Policy
David Zaruk Sep 29, 2025
アセトアミノフェンと自閉症を結びつけたのは、決して科学ではない
2025年9月22日月曜日、トランプ大統領は、Robert F Kennedy Jr氏と保健社会福祉省の他の局長らとともに自閉症の原因に関するプレスリリースを発表した後、ホワイトハウスのルーズベルト・ルームで記者会見を行った。彼らは妊娠中にアセトアミノフェンを服用した女性が子供の自閉症の増加に寄与したと主張した。彼らはまた、自閉スペクトラムの人々を治療するためのハーブサプリメントであるロイコボリンを宣伝し、 自閉症のさらなるエクスポソミクス研究のための資金提供を発表した。
科学者たちは大統領とRFKが引用した文献の弱点と、アセトアミノフェンが妊婦にとって安全であることが証明されているという広範なコンセンサスを示した。科学コミュニケーターや医師会は、混乱した妊婦にこの製品が赤ちゃんにとって安全であることを説明しようとした。
科学者の混乱は正しいが、この記者会見の主張は科学的事実に関するものではなく、貪欲、詐欺、日和見主義に関するものだった
弁護士を再び裕福にする
ワシントン・ポスト紙はこの記者会見の基本的事実をいくつか報道している
・2024年に出生前のアセトアミノフェン使用と自閉症との関連性を主張するKenvue(元J&J消費者製品部門でタイレノールのメーカー)に対する数百件の訴訟が棄却されている
・Denise Cote判事は、因果関係の科学的証拠が不十分であることを理由に訴訟を却下し、原告の訴訟コンサルタントであるAndrea Baccarelliを根拠のチェリーピッキングで非難した。
・Andrea Baccarelliは時給700ドルの報酬を受け取り、現在までにタイレノールと自閉症の因果関係を確立しようとする訴訟への取り組みに対して15万ドルを支払われている
・Baccarelli氏は昨年8月に文献レビューを発表し、タイレノールと自閉症との相関関係を改めて繰り返し主張した。ワシントン・ポスト紙の記事は、この論文では因果関係を特定できなかったと指摘した。この論文は、ホワイトハウスのイベントまでの数週間や記者会見で何度も引用された。
・RFK Jrの法律事務所であるWisner Baumは、妊娠中にタイレノールを服用した潜在的な原告を募集する広告を掲載している。RFK Jrは閣僚ポストに就任して以来、Wisner Baumから報酬を受け取っていないと主張しているが、息子のConorが彼の後任となり、訴訟事業の金銭的利害関係を引き継いでいる。
しかしこの話にはワシントンポスト紙の報道以上のものがある
詐欺を深く掘り下げる
私は、訴訟業界の科学と科学者の濫用に関する信頼できる情報源であるNathan Schachtmanに尋ねた。彼の記事Schachtman Law » Acetaminophen & Autism – Prada Review Misleadingly Claims to Be NIH Fundedは最近発表されたBaccarelliの研究についていくつかの懸念を提起した。
Schachtman氏は、Kenvueタイレノール訴訟への中心的な関与に言及したBaccarelli氏の利益相反の開示は貧弱であると判断し、アセトアミノフェン自閉症論文が、ホワイトハウスの自称「科学のゴールドスタンダード」をどのように満たしていないかを検討している。
しかし、少なくともBaccarelliは自分の利益相反を開示している...他の著者はそうではない。この論文のもう一人の著者であるBeate Ritzは、訴訟コンサルティングとして資金提供を受けてきた長い歴史を持っている。
「Ritzは、ベビーフードの重金属の主張を含む訴訟、パラコートへの曝露がパーキンソン病を引き起こしたという主張を含む訴訟、そして最も悪名高いグリホサート訴訟の原告のために証言してきた。RFKJrの息子を雇用するWisner Baum法律事務所では彼女の証言が頻繁に行われている。」
Schachtman氏はRit氏がRamazzini同盟のフェローであり、「彼女はロビーの本格的なメンバーであり、訴訟業界の支持者である」と指摘している
Beate Ritzはそれだけでなく、Ramazziniの秘密の握手関係を利用して、不十分なBaccarelliの文献レビューをEnvironmental Health誌に掲載させた可能性が高い。この雑誌は、 搾取者が作成した論文を簡単に出版できるようにRamazzini同盟のフェローが創刊し、編集管理を維持している。
すでにタルクパウダー訴訟に溺れているKenvueは、タイレノールと自閉症に関する訴訟業界からの今後の猛攻撃を生き延びることはできないだろう。バンドエイドからリステリンまで、非常に多くの象徴的な米国の消費者ブランドのメーカーが、国民の恐怖と敵意から利益を得るために手段を選ばない容赦ない搾取手引きによって倒された企業の長い歴史に加わることになる。しかし直接政府の手によって失墜させられた企業としては初めてである
(一部のみ)
-Trump と RFKのひどく、恐ろしく、よくない、極めて悪い自閉症記者会見
Trump and RFK’s Terrible, Horrible, No Good, Very Bad Autism Press Conference
09.24.25 By Joe Nocera
タイレノールと自閉症に関する大統領と保健責任者のコメントがこれほどの大惨事になったのはなぜ?
Paul Offit氏はこれを「間違いなく歴史上最も無責任な公衆衛生記者会見」と呼んだ
(タイトルが全てを語る)
-失敗した野望:WHOのNCDドグマ的手錠
Failed Ambitions: The WHO’s NCD Dogmatic Handcuffs
David Zaruk Sep 25, 2025
何故WHOは非感染性疾患(NCD)目標を達成できないのか
WHOの第4回非感染性疾患に関するハイレベル会合(HLM4)は明日、ニューヨークで開催される国連総会の傍らで開催されるが、WHOでさえ多くの成果を期待していない。予算削減と政治の変化により、国連は5月の報告書草案の野心を骨抜きにし、メンタルヘルスケアを含め、そのコミットメントをほぼ非コミットに格下げすることを余儀なくされた。
2025年5月のゼロ政策文書案で掲げた目標は、2030年までに喫煙者を1億5,000万人減らし、高血圧をコントロールする人を1億5,000万人増やし、さらに1億5,000万人がメンタルヘルスケアを利用できるようにする、だった。しかし厳しい現実は、WHOが不合理な差別と業界排斥を続ける限り、NCDの増加への対処は何も達成できないだろうということだ。
WHOは「国、NGO、国連機関、市民、病気を抱えて生きる人々」を動員してNCDと闘おうという。そこには利益を追求する民間部門は一切入ってはならないらしい。WHOによるとNCDに責任のある「健康に害を及ぼす産業」としてタバコ、食品と飲料、アルコール、プラスチック、化学物質、化石燃料、乳児用調製粉乳、自動車、医薬品が含まれる。そのため加盟国にたばこ産業排斥と同じように、全ての産業を排斥することを求めている。
このドグマは愚かで無謀で悲劇的である。
The Tylenol–Autism Pseudoscience Pipeline
Dr. Andrea Love Sep 24, 2025
法廷で負けたタイレノールと自閉症に関する虚偽証言が、如何にして「査読された」ジャンクサイエンスとして再包装され、大統領による危険な医学的助言になったか
昨日トランプ大統領は多くの嘘情報を含む長い記者会見で危険な医学的助言を行った。アセトアミノフェンが自閉症の原因で、妊娠中には使用すべきではないと言った。
はっきりさせておきたいのはこの主張は虚偽であり根拠がなく有害だということだ。アセトアミノフェンは妊娠中に推奨できる唯一の解熱鎮痛剤である。
ではどこからこの考えが吹き込まれたのか?RFK Jr と彼の仲間たちが何十年にもわたって利益を得てきた疑似科学裁判の戦略の一つである。
トランプ氏、RFK Jr、MAHA同盟者がタイレノールが自閉症を引き起こすと主張するために使用している根拠は、 8月にBMC Environmental Healthに掲載された論文である。この論文は因果関係を証明するものではなく、新しいデータでもない。それは元論文で支持していない妊娠中のタイレノール使用と自閉症との関連性を主張しようとする非常に貧弱なレビューである。そして、上級著者のAndrea Baccarelliがこれを試みたのはこれが初めてではない。
アセトアミノフェン – ASD/ADHD製造物責任訴訟は2023年に数百件の訴訟がまとめられたもので、タイレノールのメーカーと販売業者に対して自閉症の警告をしていなかった責任を問うものである。原告側の専門家証人に含まれたのが毒性学や薬理学の専門性をもたない内分泌学者で自称「環境ばく露」専門家のAndrea Baccarelliである。彼の証言は恣意的で判事によって却下された。訴訟全体がこうした専門家の証言による「物語」が根拠だったので訴訟は棄却された。
普通はそれで終わりになるがBaccarelliにとってはこれは意図的で収益性の高いビジネスの一部である。そのビジネスモデルの開拓者こそRFK Jrである。
BMC Environmental Health は、ジャンクサイエンスを「査読済み」のスタンプを貼った「論文」に洗浄するのに理想的な場所である。
さらに悪いことに政府はアセトアミノフェンへの警告を含む「自閉症行動計画」で根拠のないロイコボリン(フォリン酸)を推奨する。実際にFDAがロイコボリンを認可する前から既にサプリメント業界ではフォリン酸の販売が始まっている。
タイレノールは自閉症の原因ではない。悪い科学を武器にして訴訟を起こし、サプリメントを推奨し、科学と医療のインフラを弱体化させることは有害である。