[BfR]クラトム製品:摂取は健康問題を引き起こす可能性
Kratom preparations: consumption may cause health problems - BfR
04/09/2025
腎臓、肝臓、神経系、心血管系への影響が報告されている
クラトムの木(Mitragyna speciosa)の葉は東南アジアで各種病気の伝統的治療薬として使われてきた。この植物由来の製品が欧州や米国で販売されている。主にオンラインで販売されていて食品サプリメントとして宣伝されている。
科学的データの初期レビューを終え、BfRはクラトム摂取は健康に有害な可能性があることを注記する。めまい、発作、眠気、錯乱または幻覚などの神経影響、動悸や頻脈などの心血管影響、呼吸器疾患、肝臓および腎臓障害の症例報告がある。さらに死亡例もあり、ドイツでも1例ある。
包括的なリスク評価のデータは不足している。
[BfR]食品サプリメントとして高用量ビタミンDを数日または数週間の間隔で摂ることは健康リスクに関連する
03/09/2025
高用量ビタミンDとK2の組み合わせの影響はまだ真に研究されていない
高ボーラス用量のビタミンD(例えば20日ごとに500マイクログラム(μg))では血中のビタミンD濃度が上昇する可能性があり、特にビタミンDをすでに十分とっている人々にとって、健康上のリスクとなる
法的には、食品サプリメントは食品で、医薬品とは異なり正式な承認プロセスの対象ではない。
ビタミンDの上限摂取量は成人では1日当たり100 micrograms (µg) だがこれは間隔をあけて摂取する高ボーラス用量にはあてはまらない
(FAQ)
[FSAI]食品組成変更専門委員会合意の延長
Extension of Food Reformulation Task Force Agreement | Food Safety Authority of Ireland
11 September 2025
FSAIは保健省とともに、アイルランドの食品の組成変更ロードマップ実施延長を発表した。2027年まで食品業界による組成変更を監視し続ける。加工食品の塩、砂糖、飽和脂肪とカロリー削減を標的にしつづける。
Science Volume 389|Issue 6765|11 Sep 2025
-書評
科学への信頼を回復する
Restoring trust in science
Megan L. Ranney
Michael Mann & Peter Hotez著Science Under Siegeの書評
2人の著者が反科学感情と戦うための「戦闘計画」を提示
二人は、反科学の時代精神の5つの推進力を紹介し、それぞれを専門分野である気候科学(Mann)とパンデミック(Hotez)の文脈で示す。この本は、建設的なコミュニケーション、打倒デマ、科学者支援という希望の処方箋と、科学者と社会のための「戦闘計画」で終わる。
でも私は物足りない
-科学的不正の舞台裏
Behind the scenes of scientific fraud
Daniele Fanelli
Max Bazerman著Inside an Academic Scandalの書評
捏造されたデータを含む論文の共著者が、その余波を考える
データ捏造には関与していなかったが不正論文の共著者だったために評判を落としたMax Bazermanの経験
-レター
安全な食品:人権と気候変動
Safe food: A human right amid climate change
Christopher J. Knight et al.,
温暖化は食品安全の悪化につながる可能性がある。例えば温度の湿度の増加はアフラトキシン汚染の増加につながり、海水温の増加は有害藻類大発生リスクをあげてシーフードの安全性を損なう。極端な気候は保管や輸送をかく乱しダメになる食品が増える。
食の安全は人権であり安全確保のための追加対策が必要である
その他
-Sense about Science
全ての人が安心して根拠を尋ねられるようにする新しい質問ガイド
New Questioning Guides give everyone the confidence to Ask for Evidence - Sense about Science
Questioning guides - Sense about Science
良い質問をすることはより良い決定を促す
・教育
・予算
・AI
他の分野も追加予定
-“Henry Ford 医療システム分析”: RFKJrとその手下たちのさらなるばかばかしさ
11 September 2025
RFKJrの個人的弁護士兼顧問であるAaron Siriは最近、未発表の(したがって査読されていない)「Henry Ford医療システム分析」を米国上院に提出したBREAKING: Henry Ford Birth Cohort: Vaxxed vs. Unvaxxed, Reported Vaccinated Kids Had 453% More Neurodevelopmental Disorders — 57% Rendered Chronically Ill。医療記録から引き出した18468人の子供たちの出生から10年間の記録をワクチン接種者と未接種者の間で比較したものだ。結果はワクチン接種をしている子供たちは摂取していない子供より一般的な疾患発生率が劇的に高いことを示す。このニュースは即座に世界中の反ワクチンコミュニティに拡散された。しかしデータの信頼性への疑義が出されるのに数時間しかかからなかった。この研究は根本的な間違い、矛盾に満ちていることがすぐに立証された、何より反ワクチン派の主張だった自閉症との関連はなかった。
この研究の最も明白な方法論上の問題は検出バイアスである。つまりワクチン接種を受けている子供たちは病院にかかる可能性が高い。例えばワクチン接種群の耳の感染症は6-8倍である。これがワクチンのせいである可能性は非常に低い。病院にあまり行かない家庭の子供は耳が痛かったとしても診断されない。つまりこの研究は病気の欠如と診断の欠如を何度も混同している。
(これは今後食中毒でも同じ手を使うと思われる。サーベランスを縮小し、検出や記録されなければなかったことにされる)
What the science says about acetaminophen, pregnant mothers and autism
Sept. 6, 2025, By Aria Bendix and Berkeley Lovelace Jr.
Wall Street Journalが、Robert F. Kennedy Jr.HHS長官は妊娠中のTylenol使用と自閉症を関連させる計画だと報道した。アセトアミノフェンは何十年にもわたって安全な選択肢として推奨されてきた。
(以下略。ワクチンに加えてアセトアミノフェンも悪役にしたいらしい)
-Natureニュース
Trumpチームは議論になっている米国気候委員会を解散
Trump team disbands controversial US climate panel
11 September 2025 By Jeff Tollefson
この委員会の報告書は地球温暖化の害を軽視し気候規制を取り消そうとするホワイトハウスの取り組みの鍵である
7月に発表された地球温暖化は「一般に考えられているよりも経済的害が少ない」と結論する報告書案を作成した5人の学者からなるワーキンググループが、政権によって解散された。この委員会の任命と管理に関して訴訟がおこされていた。政権は委員会が解散したので訴訟の却下を求めた。報告書案がパブリックコメントを経て最終化されるかどうかは不明。