[IAEA]肥満の真の駆動要因は運動不足ではなく食事、IAEAの栄養データ場エースが明らかに
Diet, not Lack of Exercise, is the True Driver of Obesity, Reveals IAEA Nutrition Database | IAEA
05 Sep 2025
PNASの新しい研究はIAEAの栄養データベースを利用している
Energy expenditure and obesity across the economic spectrum | PNAS
[IAEA]IAEAはALPS処理水放出開始以降の福島第一近傍海洋環境の第三回拡大サンプリングを行う
02 Sep 2025
2025年9月2-12日にIAEAの科学者チームが海水、海洋堆積物、魚、海草の収集を観察する。地元市場の魚も含まれる。
集めた検体はモナコ、ウィーン、フランス、韓国、スウェーデン、日本の検査室で分析されその結果はIAEAが評価し2026年後半に公表される予定。
[COT]2025年9月9日の会合の議題
COT Meeting: 9th September 2025 | Committee on Toxicity
Last updated: 05 September 2025
ホウ素の健康ベースのガイダンス値の資料掲載
[APVMA]APVMAは2025-2030戦略計画を発表
5 September 2025
[NASEM]乳児用調整粉乳のスクープ
The Scoop on Infant Formula | National Academies
September 3, 2025 By Amber McLaughlin and Marguerite Romatelli
乳児用調製粉乳の製造と流通の安全性と回復力は、国民全体の健康と福祉にとって極めて重要である。2021 年後半から 2022 年にかけて米国はこの重要な製品の脆弱性を警告し、予想通り消費者が備蓄を開始して不足が悪化した。
このインシデントは、将来のサプライチェーンの混乱を防ぐために追加のリスク管理計画が必要であることを明確に示した。2025年春、HHSとFDAは「国内の乳児用調製粉乳供給の継続的な品質、安全性、栄養の妥当性、回復力を確保する」ことを目的としたコウノトリスピード作戦を開始した。NASEMが1年前に完了した研究がこの取り組みの科学的ガイダンスとなった
(この委員会についてはFDA長官はほぼ無視されて専門家が話を進めたことが印象的だった。後で勝手に悪い植物油を除くみたいな発表をしていたけれど。専門家委員に詐欺師を入れなければ専門性のないRFK Jr傀儡はあまり口出しできない。
[CCDC]CCDC Vol. 7 No. 36 Sept. 5, 2025
https://weekly.chinacdc.cn/fileCCDCW/journal/img/cover/127c6a1f-69cb-4c8c-9580-e85565faf84d.pdf
環境健康特集号
・評価から実践へ:中国における大気汚染健康リスク評価と政策決定のギャップを埋める
・飲料水の放射能全国モニタリング-中国、2012-2024
アルファ線は天然のウランあるいはラジウム、ベータ線はカリウム
・世界の飲料水中PFASの空間分布の特徴、健康リスク評価、規制
(そこまでできのいいレビューというわけではない。英語論文で米国のことをAmericaとは書かないかな)
[FSA]2025年9月の理事会ペーパー発表
FSA Board meeting papers published for September 2025 | Food Standards Agency
5 September 2025
FSA Board Meeting - September 2025: Agenda and Papers | Food Standards Agency
・地方当局年次報告書
・年次FSA科学報告
・2024/25動物福祉報告
・年次情報公開・苦情・内部告発報告書
・ウェールズFSA長官からの報告
・査察とリスク保証委員会年次報告
McGill OSS
-グルコースの女神の甘い装飾
The Sweet Embellishments of the Glucose Goddess | Office for Science and Society - McGill University
Jonathan Jarry M.Sc. | 5 Sep 2025
Jessie Inchauspéは正常を医療化している?
グルコースの女神と称するJessie Inchauspéは、19才の時に滝から飛び降りて腰を骨折した事故をきっかけにメンタルヘルスに問題が生じた。彼女は数学の学士と生化学の修士を取得し23andMeで製品管理の仕事についた。その会社で糖尿病ではないが連続血糖モニターをつけるパイロット研究に登録し、それが彼女の人生を変えた。彼女は、精神的苦痛の急上昇は血糖値の急上昇と相関していると主張する。彼女はVanity FairやVogue誌に引用されグルコースの女神となり、あなたの人生を変えるサプリメントを売るようになった。
(以下長い説明)
重要メッセージ
・Jessie Inchauspéは、グルコースの女神として知られ、食後の血糖上昇が、糖尿病でなくても健康に悪いと主張するインフルエンサーである
・彼女の血糖値抑制ハックはどこにであるものから疑わしいものまで
・彼女は連続血糖モニターをつけることを主張しているがそのような根拠はない
・彼女は血糖上昇を抑えるサプリメントを販売しているが根拠はない
-栄養研究の泥沼
The Quagmire of Nutritional Studies | Office for Science and Society - McGill University
Joe Schwarcz PhD | 5 Sep 2025
硝酸の摂取量を増やしたい?学術論文は脇に置いて、ルッコラ、ほうれん草、ロメインレタスの大きなサラダをどうぞ
栄養学に特化した約 75 の雑誌に年間約 9000の研究論文が発表されている。これは、1日に約2ダースである。なぜ世界中の科学者によってこれほど驚異的な量の栄養研究が行われているのか?簡単な答えは、より健康で長生きするために何を食べ、何を食べてはいけないかを決定したいから。
作られるデータの量は膨大で、実用的な情報をフィルタリングするのも大変である。論文は、査読を通過する程度の質の高い研究を記述しているかもしれないが、現実世界で役に立つかどうかは疑わしい。そのため、どの研究がますます不足する研究費に値するのかという疑問が生じる。適切な査読付き雑誌に掲載された2つの論文を例にみるとそれがわかる。
一つ目の論文のタイトルは:「ブドウの長期摂取は、高齢のオスとメスのマウスの骨格筋の表現型発現を変化させる」Long-Term Dietary Consumption of Grapes Alters Phenotypic Expression in Skeletal Muscle of Aged Male and Female Mice - PubMed、二つ目は、「加齢は口腔マイクロバイオーム、一酸化窒素のバイオアベイラビリティ、および食事による硝酸補給に対する血管反応を変化させる」Ageing modifies the oral microbiome, nitric oxide bioavailability and vascular responses to dietary nitrate supplementation - ScienceDirectである。
どちらも加齢に関するものである。
(以下解説、一つ目はマウス実験、二つ目はヒトにビートジュースを毎日2カップ(硝酸750 mgと砂糖40-50g含む)飲んでもらった実験)
最初の研究は興味深くてちゃんと実施されたものではあるが日常生活にはほぼ関係ない。二つ目は硝酸と口内細菌の関係について役に立つ知見があるものの野菜を食べようという現在の助言以上のものではない。正直に言って、来年発表されるだろう数千の栄養論文のうち、既にわかっていることに意味のある知識を加えるものは一つもないのではと思う。
(二つ目の論文では唾液と血漿中の硝酸と亜硝酸を測定している。ビートジュースで硝酸を摂ると亜硝酸も当然増える。この論文の文脈では亜硝酸はNOの前駆体として望ましいものとして扱っている。硝酸・亜硝酸のリスクについては言及なし。)
その他
-Science Insider
フロリダはワクチン義務を廃止する計画。どうなるか?
Florida plans to nix vaccine mandates. How well do they work? | Science | AAAS
5 Sep 2025 By Jon Cohen
学童への長年のワクチン義務を放棄すると大規模感染拡大の可能性があると研究者らは警告
以下長い記事、研究の紹介の中で日本への言及部分抜粋
義務化されていない国で子どものワクチン接種率が高い国もある。日本のワクチン接種率は、1994年に子供へのワクチン接種の義務から推奨に切り替えたにもかかわらず、一部の病気については米国よりも高い。Larson氏は、これは社会規範によるところもあり、日本人は病気の蔓延を防ぐために日常的にマスクを着用しており、コミュニティ意識が強いと指摘する。
しかし、日本は「ワクチンに関しては極めてリスクを嫌う」ともLarson氏は言う。政府は、おたふく風邪成分の副作用を理由に、麻疹、おたふく風邪、風疹ワクチンの使用を13年間停止し、他の先進国に比べて新製品の承認が遅い。
(こういう「社会的」反応はほんとうによくわからない。)
-Natureニュース
初めてのCRISPR馬が議論を呼ぶ:次のゲノム編集動物は?
First CRISPR horses spark controversy: what’s next for gene-edited animals?
05 September 2025 By Katie Kavanagh
早く走れるようにゲノム編集した馬はポロでは禁止されているが農業では多様な動物が受容されつつある
欧州最大の論文工場?1500論文がウクライナネットワークと関連
Europe’s largest paper mill? 1,500 research articles linked to Ukrainian network
04 September 2025 By Miryam Naddaf
2017年以降、ある企業グループが380の雑誌に疑わしい論文数百報を出している
-「オーガニック」という単語は非常に混乱する―その理由
The Word “Organic” Is Wildly Confusing — Here’s Why | American Council on Science and Health
By Josh Bloom — Sep 05, 2025
「オーガニック」は最も乱用されている英単語かもしれない。化学者、農家、マーケティング担当者が使うがその意味は異なる。結果的にオレオ、タバコ、さらには水すらもオーガニックとラベルされて健康食品のように聞こえる。タンポンまでも。
(Organic water 750 ml 65.88ドルの写真。狂気。)
-「十分」の科学:80%の秘密
The Science of Enough: the 80% secret | American Council on Science and Health
By Chuck Dinerstein, MD, MBA — Sep 05, 2025
「欠乏」ではなく「十分」が現代の課題となっている。カロリーの多い食事からデジタルコンテンツまで、我々は自分の身体と精神が必要とする以上のものを消費できる機会に囲まれている。古代の智恵と現代の科学の両方が同じ解決策を示唆する。「十分」で止まることを学ぶことが健康と賢さ、バランスへの最も確実な道かもしれない
孔子は満腹の8/10まで食べ9/10まで飲むように言った。
日本語にはhara hachi bu腹八分目というフレーズがある。これは食と情報の両方に当てはまる。
現在のGLP-1の効果はこの腹八分目に科学的信ぴょう性を与えている。
一方情報には停止を強制する生物学的信号はない。絶え間ない摂取は気を散らす
-詐欺師の辞書
A Grifter's Lexicon - by David Zaruk - THE FIREBREAK
David Zaruk Sep 06, 2025
RFKの最近の上院証言は彼の操作的な言葉を明らかにする
(写真は議会で自分が質問されている最中にスマホをいじっているRFK)
木曜日の上院財政委員会でのKennedy米国保健福祉長官の証言は軽蔑と卑劣さの恥ずべきパフォーマンスだけではなかった。それは、恐怖を煽るナチュロパス、サプリメント詐欺師、反体制陰謀論者の一団を率いてきたRFK Jrの長年の経験を反映した、疑いと教義の語彙が記載された詐欺師の辞書を明らかにした。例を示す。
「みんな嘘つき」
「彼らはすべて大手製薬会社の手先」
「私のレターボックスはあなたのものより大きい」(インフルエンサーの集めた有象無象のコメントの数が専門家の数より多い)
「信頼できるデータがない」(私に都合のいいものでない限り)
「政府機関はすべて汚職の水溜まり」
彼によれば「アメリカ人は健康のために科学者や専門家の機関を必要としない。必要があるのは、オーガニックを食べ、サプリメントを大量に摂取し、5Gやケムトレイルから身を守るスーツを購入することだけである。みんながそれを知っていて、私たちはそれを求める嘆願書や手紙を持っている。」
-ナトリウムと塩:違いは何?
Sodium vs. Salt: What’s the Difference? - Dirt to Dinner
By Hayley Philip September 5, 2025
塩とナトリウムは互換性があるように使われるが同一ではない。違いを理解することは健康に役立つ。
(摂取量を計算するときの注意)
神話と事実
・シーソルトのほうが食卓塩より健康的―どちらもナトリウムは同程度
・塩を加えなければ低塩食になる―食卓塩由来の塩は摂取源としては少ない
・塩の摂り過ぎは感覚でわかる―塩には急性症状はない
効果のある減塩法
・塩がないと美味しくないわけではない、減塩にうまみを活用
・塩の代わりにMSGを使うことで満足度を下げずに減塩できる
・酸やハーブを使う
・シーソルトやヒマラヤンソルトのようなファンシーソルトに騙されないこと
・乳製品と魚を食べない場合、ヨウ素の摂取量に注意
(一部のみ。健康のため、という文脈でMSGを推奨するのは珍しいかも。)
-WHOは資金難で科学的助言が打撃を受けていることを明らかにする
WHO reveals hit to funding for scientific advice | Food Safety News
By Joe Whitworth on September 5, 2025
最近のCodex汚染物質部会の会議でJECFAの秘書がコメントした。
6月のJECFAの会合は食品添加物についてだったが、2025年10月の会議では予算が厳しいためヒ素しか扱わない。つまりダイオキシンは延期。さらに動物用医薬品の会議も延期。