[EU]FFN月報6月
June 2025 Report on EU AGRI-FOOD FRAUD SUSPICIONS
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今月は737件のiRASFF通知から164件
[FDA]Reagan-Udall 財団(RUF)は農産物安全性ロードマップを発表:行動を求める
RUF Releases Produce Safety Roadmap: A Call for Action | FDA
July 28, 2025
RUFはFDAに委託された「農産物安全性ロードマップ:農産物安全性対話の要約報告書」を発表した。
072825_Roadmap to Produce Safety_Final3.pdf
(これは前政権から続くもので、現政権の介入も大きくはなさそうなので報告書そのものはまともなのでは)
[WHO]世界の飢餓は減っているがアフリカと西アジアは増加:国連報告
Global hunger declines, but rises in Africa and western Asia: UN report
28 July 2025
SOFI 2025報告発表
The State of Food Security and Nutrition in the World 2025
[WHO]WHOはD型肝炎を発がん性と発表し、肝炎肝炎への対応を強く求める
WHO urges action on hepatitis, announcing hepatitis D as carcinogenic
28 July 2025
世界肝炎デーに、WHOは政府や関係機関にウイルス性の肝炎を公衆衛生上の脅威として、および肝がんによる死亡を減らすため、根絶する努力を加速するよう強く求める
IARCがD型肝炎をB型とC型同様に発がん性に分類した
[FTC]FTCは未成年者に対する「ジェンダー肯定ケア」に関するパブリックコメントを求める
FTC Requests Public Comment Regarding “Gender-Affirming Care” for Minors | Federal Trade Commission
July 28, 2025
2025年7月9日、FTCは未成年者に対する「ジェンダー肯定ケア」における不公正または欺瞞的な取引慣行に関するワークショップを主催した。FTCは、医師、医療倫理学者、内部告発者、脱転換者とその親から証言を聞いた。その証言は、「ジェンダー肯定ケア」の実践者が積極的に消費者を欺いている可能性があることを示している。
2025 年 9 月 26 日までコメント募集
(現政権の意図が端的に表出している事例だなと思って)
論文
-肝臓がんの3/5は予防可能なリスク要因による;肥満関連症例が増加している、解析が示す
28-Jul-2025
The Lancet
ウイルス性肝炎、アルコール、代謝機能障害関連脂肪性肝疾患
-生物学やトレードオフを考慮することなく暴露を下げることは予防的ではない
Lowering exposures without considering biology and tradeoffs is not precautionary - ScienceDirect
Richard A. Williams & Edward J. Calabrese
Chemico-Biological Interactions Volume 418, 5 September 2025, 111613
・予防原則に基づく決定は時代遅れの科学と管理方針を反映する
・LNTはもう100年以上経ち、もとは科学的誤解に基づき進化生物学を無視している
・リスク/リスクトレードオフは規制と有害なゆがんだ決定の両方で考慮されなければならない
・最新の科学を使わないことは害のほうが大きくなる可能性がある
その他
-Natureニュース
宇宙食が宇宙だけのものではない理由
Why space foods aren’t just for space
28 July 2025
By Nobuyo Tsuboyama-Kasaoka & Takeshi Nikawa
月面の長期基地の設置を検討している宇宙機関は、宇宙飛行士に食料を供給するための持続可能な方法を必要とする。彼らがテストしているアプローチは、地球上の課題に取り組むのにも役立つ
食に関しては、宇宙飛行士、高齢者、被災者が直面する困難は、予想以上に似ている
食品供給の維持
栄養最適化
代替プロテイン
食料栽培システム
(日本からの発信。「加工食品は悪」という主張へのカウンターとしてもどんどん発信すべき)
-スクープ RFK Jr.はがん検診やHIV予防に関する助言委員会を追放する
Exclusive | RFK Jr. to Oust Advisory Panel on Cancer Screenings, HIV Prevention Drugs - WSJ
By Liz Essley Whyte Updated July 25, 2025
ケネディ氏は、米国予防サービス・タスクフォースUSPSTFメンバー16人全員を、“woke”すぎるとして解任する予定
(HIVの予防薬を医療保険でカバーすることが宗教上の権利に反するとか妊婦のことを“pregnant persons”と書いていることとか。pregnant personsはCDCもそうだったけれどやり過ぎだったとは思う。ただこれは委員がそういう思想だというよりは医学用語をジェンダーレスに書き換える専門の人を採用したからだろう。woke過ぎるというよりwokeの暴走を止められなかった、のでは?)
-「生物学と農業の現実から切り離された」:緑の党のニュージーランドのゲノム編集規制緩和反対は科学者から厳しく批判される
July 28, 2025
ニュージーランドの議会で緑の党がCanterbury大学のJack Heinemann教授の共著のEcotoxicology and Environmental Safetyの論文を根拠にゲノム編集が野外で意図しない多数の影響を引き起こすと主張した。それに対して遺伝学者らが合同で反論した。
-政治が医学教育を書き換えるとどうなる?
What Happens When Politics Rewrites Medical Education? | American Council on Science and Health
By Katie Suleta, DHSc, MPH — Jul 28, 2025
反ワクチンでMAHA推進の思想をもつだろう医学教育認定機関Commission for Public Higher Education(CPHE)の設立について
-ビートの行進:加齢血管のナチュラルな強化剤
The Beet Goes On: A Natural Boost for Aging Blood Vessels | American Council on Science and Health
By Chuck Dinerstein, MD, MBA — Jul 28, 2025
かつては地味な根菜だったビートが「スーパーフード」に昇格し、栄養だけでなく「医食同源」も推進する。新しい研究は細菌の助けを借りてNOを作り血圧を調節することを示し、少なくとも高齢者での健康宣伝に信ぴょう性を与える
以下ビートに含まれる硝酸が口内細菌で亜硝酸に変換され、亜硝酸が血中でNOに変換され血管拡張作用を示すという研究
硝酸を多く含むビートジュースを飲むと血中硝酸及び亜硝酸濃度が10倍になる、といった結果も含む
(硝酸・亜硝酸は加工肉だとものすごく嫌われるのにそれより量も多い野菜由来だと健康にいいと宣伝される不思議)