[RIVM]放射能事故後にとる対策について考えるべきことの探索
Verkenning afwegingen maatregelen bij stralingsongevallen | RIVM
28-04-2025
原子力発電所事故による放射性物質の放出があった場合に避難やシェルター、ヨウ素錠剤を摂るよう命じる、食品汚染の予防などの対策がとられる。こうした対策は福島第一原子力発電所事故やCOVID-19パンデミックで明らかなように望ましくない影響もある。例えば避難は相当なストレスとなり、収穫禁止は農家の経済的負担になる。従って放射能影響以外のことも考慮することが重要である。RIVMはこうした放射能以外の影響の概要を集めた。また対策が有効になるための要因も集めた。結局のところ、対策は人々がそれを守った場合のみ保護効果がある。
[SFA]4食品が食品に使用が認められていない物質を含む異物混入
Four food products found adulterated with substances not allowed for use in food
30 Apr 2025
製品の写真あり
Codex
30/04/2025
-CCMAS44 / A virtual opportunity to strengthen international food standards | CODEXALIMENTARIUS
28/04/2025
[FAO]安全な革新を支援する:FAOは食品サプリメントと機能性あるいは健康食品の安全性についての検討を強調する
29/04/2025
新しい報告書は個別化栄養の安全性の側面、医薬品との相互作用、用量、新規成分を含む、を検討
多くの国の消費者は、個人の健康と福祉をサポートするために食事の一部として栄養補助食品や機能性食品、健康食品にますます注目している、FAOの新しい報告書が言う。
報告書「個別化栄養における食品の安全性:栄養補助食品と機能性食品に焦点を当てる」では、これらの製品に関連する新たな安全性に関する検討事項を探り、医薬品との相互作用、適切な投与量、食経験のない成分の安全性を評価する必要性など、全て重要な食品安全面の概要を示す。
「栄養補助食品や機能性食品の有効成分の安全性は、その供給源、加工方法、使用される濃度など、さまざまな要因に依存する。明確な表示と徹底的な安全性評価が、情報に基づいた選択と消費者の信頼を支える」と、報告書の著者であるMaura Di Martinoは言う。
規制枠組みの強化
この報告書では、世界中の規制枠組みを示して異なる国や地域が食品サプリメントや機能性食品の分類、表示、規制にどう取り組んでいるかを検討している。この解析は、イノベーションを推進し、消費者を保護し、市場の信頼を築くための規制枠組み強化により、特に低および中所得国の食品安全当局を支援することを目的とする。
報告書では、栄養補助食品は、食事を補完することを目的とした濃縮された栄養源を含む製品として説明され、一方機能性食品は基本的な栄養以上の健康上のベネフィットを提供すると考えられるものと説明する。これらの製品は、責任を持って製造および消費された場合、公衆衛生目標にポジティブに寄与する可能性があるものの、健康強調表示を裏付ける根拠がしばしば不足している。
また、この報告書では、食品サプリメントや機能性食品を巡る消費者の行動や認識の進化についても探った。これらの製品が健康とウェルネスに対する消費者の態度や購入の決定に与える影響が増大していることを強調する。正確な、科学的根拠に基づいた食品安全情報を消費者に提供することは、責任ある選択を確保し製品に対する信頼を育むために必須である。健康強調表示を立証するためのさらなる研究も、消費者に完全で正確な情報を確保するために重要である。
安全性とイノベーション
科学技術の進歩により個別化栄養の新たな可能性が開拓され続ける中、栄養補助食品や機能性食品の市場は成長が予想される。事前対応的で包括的で根拠に基づいたアプローチによってこれらの製品の安全性を確保することは、公衆衛生にとって重要であると同時にイノベーション奨励にも重要である。
協力と知識の共有を通じて、FAOは、すべての人が科学的知識に公平にアクセスできるようするとともに安全性の問題が潜在的な健康上の利益を毀損しないことを確実にして各国がこれらの製品に対する効果的な規制を開発するのを支援する。
報告書
Food safety in personalized nutrition
(一部抜粋)
2.4安全性評価を検討すべき時
普通にお茶を飲む場合と抽出物とでは異なる
3 安全性問題
3.1 医薬品との相互作用
3.2 既往症やライフスタイルへの影響
3.3 植物抽出物
3.4 汚染物質
ケーススタディ4として日本の紅麹サプリメントにプベルル酸、がとりあげられている
関連する可能性のある死者は100を超え、と記載
3.5 予期せぬアレルギー成分
3.6 用量と過剰使用
3.7 過剰使用や不適切使用による毒性
3.8 新規成分
本のほかにファクトシートやパンフレットも提供
あなたのサプリメントは安全?
250425_Factsheet_Are your supplements safe_V13
神話(以下は嘘)
・サプリメントは100%安全
・ナチュラル=安全
・多いほうがいい
・サプリメントは健康的食事の代わりになる
・食品サプリメントは薬
・植物ベースのサプリメントに取りすぎはない
・リスクなしに自分でサプリメントを処方できる
・食品サプリメントや機能性食品の規制枠組みはどこでも同じ
・個別化栄養は現代の概念
サプリメントの健康強調表示は常に科学的に証明されている
・食品サプリメントや機能性食品は全てのヒトに適する
・グミサプリメントはただのキャンディで害はない
[EPA]Zeldin長官はPFAS汚染と戦う主要EPA行動を発表
Administrator Zeldin Announces Major EPA Actions to Combat PFAS Contamination | US EPA
April 28, 2025
(具体的にどうなるのかわからない)
[FSANZ]食品基準通知
Notification Circular - 339-25 | Food Standards Australia New Zealand
1 May 2025
改定No. 237 MRLハーモナイゼーション
[EFSA]評価等
-新規食品
-食品や食品サプリメントに使われるとヒト健康上の懸念となる可能性のある天然物を含むと報告されている植物概要の変革とさらなる開発
30 April 2025
これまでのエクセルスプレッドシートからウェブで検索可能なデータベースに、収載する植物の数と情報を拡大、ヒト健康上の懸念となる可能性のある物質の毒性情報を抽出
[NASEM]食品供給を守る:多様なリスクを統合し、消費者とつながり、脆弱集団を守る:ワークショップの概要
Safeguarding the Food Supply: Integrating Diverse Risks, Connecting with Consumers, and Protecting Vulnerable Populations: Proceedings of a Workshop | The National Academies Press
(2025)
2024年9月にNASEM食品フォーラムの開催した公開ワークショップの概要
食品安全のための規制が脆弱集団の食料安全保障を脅かす結果にならないように、経済的配慮も必要といったことも主張されている。規制のコストベネフィット解析。
(コメを食べると赤ちゃんのヒ素ばく露が増える、コメを早く食べ始めることと健康への有害影響に関連がある、などと当然のように言われている)
[NASEM]コンセンサス研究報告
食用動物の遺伝する遺伝子組換え
Heritable Genetic Modification in Food Animals
https://nap.nationalacademies.org/resource/27750/27750-highlights.pdf
APRIL 2025
ScienceInsider
大統領就任100日の破壊の様子
-両党の上院議員がTrumpの反NIHの動きを批判
Senators from both parties criticize Trump’s moves against NIH
30 Apr 2025 By Jeffrey Mervis
支出委員会は彼の政策を元に戻したいが、十分な影響力はないかもしれない
-Trumpはどのようにして科学をひっくりかえしたか
How Trump upended science
30 Apr 2025 By David Malakoff, Jeffrey Brainard
混沌の100日間は長く続く影響を与えるだろう
-包囲されたNIH
NIH under siege
30 Apr 2025 By Jocelyn Kaiser
Trump大統領就任100日、政府機関の科学者たちは士気を失い職員と資金を失った
-実験動物の使用を減らすための新しいNIHオフィス
New NIH office to reduce use of animals in research
30 Apr 2025 By Sara Reardon
NIHは代替法を推進し研究費の審査における動物への「バイアス」に対応する計画
Office of Research Innovation, Validation, and Application(ORIVA)の設立が昨日発表された
問題はどうやるのか、で「悪魔は細部に宿る」
その他
-Natureニュース
抗生物質で傷んだ腸内細菌叢の治し方
How to fix a gut microbiome ravaged by antibiotics
23 April 2025 By Heidi Ledford
マウスでは多様な炭水化物の豊富な食事が微生物多様性回復には糞便移植を上回る
Natureに発表された研究
Diet outperforms microbial transplant to drive microbiome recovery in mice | Nature
(糞便移植と言っているが、ネズミは普段から糞を食べるので糞の水溶液の経口投与はヒトの場合と意味が違うような・・・。高脂肪西洋食(WD)というのが乳脂肪でカロリーの37.4%、炭水化物がショ糖、繊維はセルロースが最小限の精製食、とのことでそれがアメリカ人の食事?)
-SMC UK
超加工食品摂取と早期死亡を調べた研究への専門家の反応
April 28, 2025
American Journal of Preventive Medicineに発表された研究がUPFと早期死亡率を調べた
Cambridge大学MRC疫学ユニット集団健康と栄養教授Nita Forouhi教授
この研究には著者も言うように限界がある。それでもUPFの害についての根拠は蓄積していてUPFが健康的ではなさそうだ。
Open大学応用統計学名誉教授Kevin McConway教授
この論文の推定されている数字には以下に説明する理由で極めて慎重である。さらにこの論文の用語やプレスリリースは実際の論文の内容より断定的である
この研究は新しいデータを提供したわけではなく7つの研究のデータをプールして結論を出した。選択基準も明示されていない。
(以下とても長い)
Oxford大学Nuffieldプライマリーヘルスケア科学部食事と肥満准教授Nerys Astbury博士
この研究の著者らはUPF摂取を減らすことを国のガイドラインに含めるべきだと結論しているが、私はこの研究からそれは言えないと思う。既に多くの国で高脂肪・砂糖・塩の多いエネルギー密度の高い食品の摂取は減らすよう助言していて、それにUPFに基づく助言を加えるのは混乱を招く。
Cambridge大学MRC生物統計ユニット統計学者Stephen Burgess博士
この研究は観察による関連を評価したもので因果関係は言えない
(すべて一部のみ)
-オーガニック消費者協会という否定論者の雇用はおわり
RIP To The Deniers For Hire Called Organic Consumers Association | Science 2.0
By Hank Campbell | April 21st 2025
1998年にRonnie Cumminsが設立したオーガニック業界の恥ずかしい継子であるオーガニック消費者協会(OCA)は、ポジティブな響きの名前だが、科学と一般の人々にとってはネガティブなことばかりだった。米国農務省は彼らを「有機農産物のマーケティングと取引」の組織と呼んでいるが、実際には、ワクチン、手頃な価格の食品、その他現代の世界に役立つすべてのものに反対する敵の味方でしかなかった。
彼らはあまりにもひどいので、Center Against Digital Hateは、ワクチンやその他の公衆衛生情報に関する虚偽情報のトップ12にふくめたほどである。実際の有機農家は長い間、やめたいと思っていた。
今OCAが厳しい状況にある。財政上の理由で従業員を一時帰休させたが、その理由は彼らが「消費者」から支持されていないからである。彼らの収入のうち個人に由来するのはわずか5万ドルで、総収入170万ドル超の由来は開示を拒否している。過去には代替医薬品販売で大金を稼ぎFDAから罰金を科された過去もあるJoe Mercolaが主な寄付者だった
Bobby Kennedyが民主党だった時は反ワクチン活動はクールだった。しかし今や彼は共和党で、そのため資金源が資金提供をやめたのだろう。
(OCAはRFK.Jrとべったりだった。党派性で動く人たちが混乱している?)
-ノー、農薬を使う農家のがんの率は高くない
No, farmers who use gricultural chemicals do not have higher cancer rates - Genetic Literacy Project
Philippe Stoop | April 30, 2025
フランスが非ホジキンリンパ腫を、農薬を使う農家の職業病だとした件について。
農家の大規模前向きコホート研究として、米国AHS(9万人)とフランスAgrican(18万人)コホートがある。
どちらも農家の標準化死亡率やほとんどのがんについて平均以上ではないという結果を示している。有意差があったがんは口唇、前立腺、多発性骨髄腫の3つだけでいずれも死亡率は差がない。これは安心できる結果ではあるがINSERMは注目しない。農家が一般人より健康なので農薬の悪影響がマスクされている可能性があると主張する。
(フランスの疫学研究者が農薬の「害」を検出しようと躍起になっている件)
食品安全情報(化学物質)No. 9/ 2025(2025. 04. 30)
https://www.nihs.go.jp/dsi/food-info/foodinfonews/2025/foodinfo202509c.pdf
目次
【FAO】
- 2050年までに新たに出現する44の食品イノベーション
- ネイチャー誌の論文:Food culture and cell-culture
- Codex
【EC】
- 査察報告書
- 食品及び飼料に関する緊急警告システム(RASFF)
【ECHA】
- マイクロプラスチック規制:報告要件に関する説明文書を公表
【EFSA】
- EFSAのレギュラトリーサイエンスの推進:最新の研究とイノベーションのニーズ
- Distillerモデル管理のためのウェブアプリケーション
【FSA】
- リスクアナリシス課題登録リスト
【FSS】
【FSAI】
- 2024年、FSAI相談窓口への消費者からの苦情が増加
【RIVM】
- オランダにおける自家製卵の摂取によるPFASのリスク評価
【ANSES】
- ANSESの2025年作業計画
- アスパラソバージュを食べる時は注意が必要
【CAFIA】
- CAFIA、チェコ国境で9種類の農薬を含むドリアン540 kgを押収
【FDA】
- HHSとFDAは国内のフードサプライにおける石油由来合成着色料の段階的廃止へ向かう
- FDAのMakary長官はFDA諮問委員会委員に関する新たな方針を発表する
- FDAはボトル入り飲料水に含まれるPFAS検査結果を公表する
- FDAはポピーシード(ケシの実)に関する情報提供を求める
- 警告文書
【EPA】
- 助言
【CFIA】
- カナダ食品検査庁によるベジマイトに関する声明
【FSANZ】
- リコール情報
【MPI】
- リコール情報
【香港政府ニュース】
- コンニャク入りゼリー菓子の規則に関する提案について意見募集
- 違反情報
- リコール情報
【MFDS】
- 日本産輸入食品の放射能検査の結果
- 2024年輸入食品海外製造業の現地実査の結果、46カ所を摘発・措置
- 桑寄生(ヤドリギ)、香附子(ハマスゲ)など食用不可の農・林産物の摂取に注意
- 食薬処、麻薬成分海外直輸入食品を調査
- 食薬処、グローバル食品添加物基準を先導
- 山で採取したナムル、本当に食べても大丈夫? 毒草との見分け方
- 食薬処、「三三韓の日」健康的な食生活キャンペーン開催
【SFA】
- 高まる勢い:地元の農家を支援し、シンガポールの食の未来を守る
【HSA】
- 強力な成分を含む海外で発見された製品に関するHSAの更新情報(2025年3月)
【その他】
- ProMED 2件