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2025-04-03

OHID(DHSCの一部門、健康改善と格差オフィス)

WHO の非糖甘味料ガイドラインについてのSACNの声明

SACN statement on the WHO guideline on non-sugar sweeteners - GOV.UK

2 April 2025

要約

SACN statement on the WHO guideline on non-sugar sweeteners: summary - GOV.UK

(PDF)SACN statement on the WHO guideline on non-sugar sweeteners

2023年にWHOが発表したガイドラインとその根拠についてレビューした。

特に英国の文脈において、非糖甘味料(NSS)が以下に有効かどうかに焦点を絞った

・過体重や肥満の削減

・体重関連非伝染性疾患(NCDs)の予防

・歯の健康増進

SACNはWHOガイドラインが検討したがんや慢性腎疾患のようなより広範な健康問題はレビューしなかった。

またNSSを含む食品はNOVA分類によって「超加工食品」とみなされるが、この声明はSACNの加工食品と健康に関する2025年根拠の更新Processed foods and health: SACN's rapid evidence update - GOV.UKとともに読むべきである

 

SACNの評価

WHOは結論を出すにあたってRCTよりPCS(前向きコホート研究)を重視した。SACNは質の高いRCTを重視する。

WHOは短期間のRCTは減量の影響を決めるには十分でないと考えた。SACNはたとえその後再び体重が戻ったとしても減量にはベネフィットがあるだろうと考える。SACNはRCTには2年以上の、短期より大きな減量を示したRCTがあることに注目する。

 

SACNの結論

肥満Body fatness

短期および長期のRCTで一貫してNSSは遊離の糖類に比べてエネルギー摂取量を減らし体重を減らすことが示唆されている。

PCSでは逆の関連が見られるが、交絡と因果の逆転に関する懸念からSACNはこれらを注意して扱うべきとみなし重視しない。ただしSACNはPCSの根拠は現実世界で人々がNSSを含む飲料や食品の摂取のしかたへの知見を提供する可能性があると注記する

 

NCDs

NSS摂取に関連するNCDsのリスクに関する懸念はWHOと共有するが、観察研究と限定的なRCTのみではしっかりした結論は出せない。さらなる研究を期待する。

 

虫歯

歯の健康への影響に関する根拠は貧弱でさらなる研究が必要。

 

食事助言

遊離の糖の摂取量削減は、他のポジティブな食生活の変更に伴って、全体的健康に利益がある可能性が高い。どのようにして削減するかは政策決定者の管轄でSACNの任務ではない。

NSSの使用は遊離の糖の摂取量削減に役立つことが示唆されるが、必須ではなく唯一の選択肢でもない

 

SACNの助言

遊離の糖の摂取はエネルギーの5%を超えないようにすべき

小さい子供については

・砂糖やNSSで甘くした飲料は与えない

・甘い味をつけない食品を与える

 

大きな子供と大人には

・砂糖の代わりにNSSを使うことは、少なくとも短期には砂糖の摂取量を減らす可能性がある―長期目標は砂糖もNSSも制限すること

 

[OHID]加工食品と健康:SACNの迅速エビデンス更新

Processed foods and health: SACN's rapid evidence update - GOV.UK

2 April 2025

2023年にSACNは加工食品と健康についての意見書を発表した。

全体として(超)加工食品を多く食べることと健康への悪い帰結との関連は懸念があるものの、入手可能な根拠は限界があり加工のせいかエネルギーや飽和脂肪塩砂糖の多さのせいなのか不明であった。SACNは一連の研究を助言した。懸念のため、SACNは再びこの問題をとりあげる。

2023年3月以降に発表されたPCSのレビューはUPF摂取量の多さが有害健康アウトカムと関連すると報告している。それは2023年の声明と変わらない。

UPFのサブカテゴリーの追加解析では全てのUPFが同じではないことが示されている。有害健康アウトカムと一貫して関連するのは肉や動物製品と甘い飲料である。

入手可能な根拠はほぼ全て観察研究で、ごく小規模のRCTが一つあるだけである。方法論的問題は変わらない。

UPFの摂取量の多さは少なくとも一部はあまり健康的でない食生活を反映している。

 

結論

根拠に限界があることに変わりはない。よく使われているNOVA分類への懸念と課題も同様。

 

SMC UK

WHOの非糖甘味料ガイドラインへのSACNの声明への専門家の反応

expert reaction to SACN statement on the WHO guideline on non-sugar sweeteners | Science Media Centre

April 2, 2025

WHOのNSSガイドラインについてのSACN声明に科学者がコメント

FSAの主任科学アドバイザーRobin May教授

SACNの助言を歓迎する。

英国で認可されている全ての甘味料は厳密なリスク評価を経ている。我々は製品への使用量を公開するようにというSACNの企業への呼びかけを強く支持する。

Anglia Ruskin大学生命医学科学上級講師Havovi Chichger博士

SACNの助言は極めて妥当である

Glasgow大学心代謝医学教授/名誉コンサルタントNaveed Sattar教授

極めてバランスの取れた声明であると思う。

小さい子供は甘くない飲み物、できれば水、に慣れされた方が良いだろう。複雑なデータの賢明な成熟したまとめである。

 

[ProMED]メタノール中毒 ベトナム(第二報):(TIEN GIANG)グループツアー、致死

Methanol poisoning - Viet Nam (02): (TG) group tour, fatal

2025-04-03

https://promedmail.org/promed-post/?id=8723345

[1]Date: Mon 31 Mar 2025  Source: Tuoi Tre News [edited]

2025年3月30日の夕方、ホーチミン市のCho Ray病院は6人のメタノール中毒と疑われる重症患者を受け取った。グループ旅行でフルーツワインを飲んだ

[2]Date: Tue 1 Apr 2025 Source: VN Express

6人の中毒患者のうち最も重症だった25才の患者が死亡

 

[HSA]HSA警告:“Setia Herba”は強力なステロイドと抗炎症鎮痛薬を含む

HSA Alert: “Setia Herba” Detected To Contain Potent Steroids And Anti-Inflammatory Painkiller

2 Apr 2025

HSAは人々に対しオンラインで販売されている“Setia Herba”を購入しないよう警告。「100%本物のハーブ」「食べても安全」と表示してあるがデキサメタゾンプレドニゾロン、ジクロフェナックを含む。

一人の市民がTikTokで販売されていた“Setia Herba”を摂取して膝の痛みが和らいだ。彼の友人がHSAに通報した。

製品の写真はPDFに。

 

[ASA]ASA裁定

OceanSaver Ltd - ASA | CAP

02 April 2025

自社の洗剤のウェブやTVでの「プラスチックフリー」「ゼロマイクロプラスチック」「海を害さない」「完全生分解性」などの宣伝がしっかりした根拠に基かない。ポリビニルアルコール(PVOH)を使っていて、特定の規制対象ではないというだけでプラスチックではないとは言えない。実験室での生分解性データは通常使用条件での生分解性の根拠にはならない

(「プラスチック」の定義も場合により曖昧)

 

[FSA]FSA 25周年

The FSA at 25

A message from FSA Chair Susan Jebb and Chief Executive Katie Pettifer / Neges gan Gadeirydd yr Asiantaeth Safonau Bwyd, Susan Jebb, a’r Prif Weithredwr, Katie Pettifer

02-04-2025

ニュースレター

 

[APVMA]化学物質レビュー予定の時間枠延長

Forecast chemical review timeframes extended | Australian Pesticides and Veterinary Medicines Authority

2 April 2025

APVMAはフィプロニル、ネオニコチノイド、血液凝固抑制殺鼠剤の規制上の決定を発表する予定日を改定する。

農薬としてのフィプロニルは2026年4月まで、動物用医薬品としてのフィプロニルは2026年3月まで延期。

アセタミプリド、クロチアニジン、イミダクロプリド、ジノテフラン、チアクロプリド、チアメトキサムは2025年末まで。

血液凝固抑制殺鼠剤は2025年7月まで。

 

[EFSA]報告

微生物についての一般的問題に関する農薬ピアレビュー会議の結果(運命―環境毒性合同セッション)

Outcome of the Pesticide Peer Review Meeting on general issues for microorganisms (Fate‐Ecotoxicology joint session)

 

その他

-もとFDA長官は職員の削減はFDAを殺しているという

Former FDA leaders say staff cuts are killing the agency | Food Safety News

By Coral Beach on April 2, 2025

Robert Califf前FDA長官とScott Gottlieb元長官がソーシャルメディアで職員の解雇はFDAの機能を失わせると警告している

 

-Nature Volume 640 Issue 8057, 3 April 2025

表紙はFood for thought(思考の糧)、ナス科作物の汎ゲノム研究

エディトリアル

画面は十代に害を与えているか?答えを見つけるために科学者ができること

Are screens harming teens? What scientists can do to find answers

スマートホンと青少年のメンタルヘルスに関する激しい議論は矛盾する科学のせいでもある。研究者やテック企業は改善しなければならない

ゲーム脳のような薄弱な根拠で強い主張をする「科学者」も問題)

特集

有害な「永遠の化学物質」汚染の取り除き方

How to get rid of toxic ‘forever chemical’ pollution

XiaoZhi Lim

 

-インフルエンサーと政治家による、規制されないサプリメント帝国の作り方

Are supplements safe? The dark side of the wellness influencer industry | Mashable

By Christianna Silva  on March 24, 2025

ソーシャルメディアの有名人や政治家が数十億ドルのサプリメント産業を活性化させている。しかしそのコストは?

我々はますます危険になるオンラインのサプリメント地獄にはまり込んでいっている、政治家のおかげで。

ソーシャルメディアインフルエンサーのおかげもあって近年サプリメント業界は爆発的に拡大してきていたが、トランプ政権の規制解除への熱意、反ワクチンでサプリメントを推奨するRobert F. Kennedy HHS長官、代替療法運動の隆盛、ファクトチェックを排除するソーシャルメディア、最も脆弱な集団を守らないヘルスケア産業、によって沸点に達している。

何故アメリカ人はサプリメントの誇大宣伝に対して脆弱なのか

アメリカの医療はあまりに高価でアクセスしにくい。正統的医療への信頼は多くのミスで毀損されてきた。そして我々の食品には必須栄養素が欠けていて医薬品に頼りすぎていて「ナチュラル」サプリメントをとるのが解決法だと信じ込まされている。実際には違う。

RFK Jr.の前からサプリメントの質は疑わしかったがさらに悪化するだろう

 

-農家は精査される作物保護を擁護

Farmers defend crop protection tools amid scrutiny

March 27, 2025  Elizabeth Hodges,

連邦政府が安全性を認めた農薬使用を州レベルで禁止しようとする動きに対抗して生産者が必要なツールを守るために声を届けたい

(消費者の要望と称して農薬禁止添加物禁止動物愛護、といった州法が次々と成立していって、最終的に食べるものが減って困るのは消費者なのだが・・)

 

-NPRのGirl Scoutクッキー擁護が偽善で粉々に

NPR's defense of Girl Scout cookies crumbles under hypocrisy

THE FIREBREAK Apr 02, 2025

長年化学物質の恐怖を扇動してきたNPRが突然科学の正当性を見つけた

4月1日にNPRにMoms Across Americaの活動家であるZen Honeycuttによる、Girl ScoutクッキーのThin Mintsが重金属と農薬でいっぱいの有毒なトロイの木馬であるという主張への反論が掲載された。毒性学者が有害な量を摂るには70ポンドの体重の子供が1日73000枚のクッキーを食べなければならないと説明する。

科学的である。

しかしNPRはこれまでMoms Across Americaと同じようなロジックで食品中の化学物質について警告してきた。Girl Scoutクッキーについても2023年にパーム油を使って森林破壊に寄与しているという記事を書いている。事実は異なる。

この、その時々で科学を使うか否定するかを恣意的に選ぶ態度こそが報道機関への信頼を損なっている。

 

食品安全情報(化学物質)No. 7/ 2025(2025. 04. 02)

https://www.nihs.go.jp/dsi/food-info/foodinfonews/2025/foodinfo202507c.pdf

目次
【WHO】
1.    国際がん研究機関(IARC)
【FAO】
1.    FAOとWHOがアレルゲン管理の新しいアプローチを導入
2.    Codex
【EC】
1.    新しいゲノム技術:EU理事会、negotiating mandateに合意
2.    査察報告書
3.    食品及び飼料に関する緊急警告システム(RASFF)
【ECHA】
1.    3月のRACおよびSEAC会合のハイライト
【EFSA】
1.    RNAiを用いた遺伝子組換え植物のリスク評価に関する考慮事項
2.    ワンヘルスサーベイランスデータ収集のための報告ガイダンス
3.    海洋養殖において飼料を介して化学物質が散布される場合の海底堆積物に含まれる化学物質の環境中濃度を予測するためのモデル開発:タスク1.1. 標準的な暴露シナリオの開発
4.    Coldirettiとの会合に関する声明
5.    食品酵素関連
6.    遺伝子組換え関連
7.    農薬関連
【FSA】
1.    EUのBreakfast Directives(朝食指令)の改正の移行と施行に関する意見募集
2.    デリー市及びストラベーン地区議会はフォイルアリーナの自動販売機に栄養基準を導入する
3.    リコール情報
【COT】
1.    COT会合:2025年3月25日
BfR
1.    EDKAR研究:青年におけるエナジードリンクの摂取と健康影響に関するデータ収集完了 初めてのデータ評価からは心臓への心配な影響は示されていない
2.    健康リスクのあるカフェインキック
3.    BfR委員会の新たな任命
【ANSES】
1.    ANSESはカンナビジオール(CBD)を推定ヒト生殖毒性物質として分類することを提案
FDA
1.    FDAは消費者に亜酸化窒素製品を吸入しないよう助言する
2.    HHSとFDAは食品の化学汚染物質透明性ツールを発表する
3.    HHSとFDAは米国の家族のために安全で信頼性が高く栄養価の高い乳児用調製乳の選択肢を拡大する「Operation Stork Speed」(コウノトリスピード作戦)を発表する
4.    FDAは食品トレーサビリティ規則の遵守期限を延長する
EPA
1.    EPAは新規農薬メタミトロンを登録し、新様式のラベルを使用
【Health Canada】
1.    パー及びポリフルオロアルキル化合物(PFAS)
【CFIA】
1.    消費者を保護し、カナダの農家を支援するために、国境で廃鶏偽装に取り組む
2.    事業者向け通知:「カナダ産製品」及び「カナダ製造」の表示の正確な使用の重要性
3.    リコール情報
【FSANZ】
1.    食品基準通知
【APVMA】
1.    APVMA承認ラベルの更新
【香港政府ニュース】
1.    CFSが食品中のT-2毒素、HT-2毒素、4,15-ジアセトキシスシルペノールに関するリスク評価研究の結果を発表
2.    ニュースレター
3.    違反情報
【MFDS】
1.    日本産輸入食品の放射能検査の結果
2.    輸入食品原料の安定的な供給を推進
3.    「脱毛治療」、「バストアップ」効果を標榜する海外直輸入食品の購入に注意してください
4.    ハンバーガー、トッポッキなどファストフード飲食店の点検結果、55カ所を摘発・措置
5.    子供の「身長を伸ばす」、「身長を伸ばす薬」オンライン不当広告・違法流通にご注意ください
6.    韓‐米畜産物安全デジタル協力強化
7.    鉛が基準値を超過して検出された「果物・野菜飲料」の回収措置

 




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