[FSA]FSAは細胞培養製品の先駆的規制計画を開始
FSA launches pioneering regulatory programme for cell-cultivated products | Food Standards Agency
10 March 2025
科学革新技術省の生命工学サンドボックスファンドの資金提供によるサンドボックス計画が、革新を支援しつつ細胞培養製品(CCPs)が販売される前に消費者に安全であることを保障する
FSAは事業者向けにより明確なガイダンスを提供し、市販前に対処すべき疑問に対応する。この計画によってFSAは今後2年間で2つのCCPsの完全安全性評価を完了する
本日FSAはこの計画に参加する8つのCCP企業を発表した。
Hoxton Farms (UK), BlueNalu (USA), Mosa Meat (オランダ), Gourmey (フランス), Roslin Technologies (UK), Uncommon Bio (UK), Vital Meat (フランス)および Vow (オーストラリア)
また学術関係団体やNGOとも協力する。
[EU]記録とプレゼン―EUHPPライブウェビナー:欧州のカビ毒リスクと気候変動の影響の可能性(2025年3月10日)
プレゼンを見るには会員登録が必要
動画は3月20日まで
発表は欧州環境庁
高温多湿化である種のカビ毒は増加すると予測
抗菌剤の使用も増えると予測
対策には耐性品種の開発、GAP、発生予測等
[BfR]xORA:食品と飼料のリスク評価分野の教育プログラムの合同ウェブプラットホーム
xORA: Joint web platform for educational programmes in the field of risk assessment of food and feed
4 March 2025
xORA
その他
-ウエストバージニアが合成食用色素を全面禁止する法案を通した最初の州になった
West Virginia becomes first state to pass sweeping ban on artificial food dyes | Food Safety News
By Jonan Pilet on March 10, 2025
2025年3月5日に上院を通過したHouse Bill 2354は31-2で7つの合成色素と2つの保存料を含む食品の販売を禁止した。2月28日に93-5で下院を通過しているので知事の承認を待つだけである
対象はRed No. 3, Red No. 40, Yellow No. 5, Yellow No. 6, Blue No. 1, Blue No. 2,および Green No. 3とBHAとプロピルパラベン。不必要で有害だとされた。
ウエストバージニアはアメリカの中でも最も健康的でない州で成人の41%が肥満で糖尿病が最も多い。House Bill 2354はそれへの対策である
(以下略。圧倒的多数が賛成しているのだが、本当にこれで健康になると信じているのだろうか?)
-Natureコメント
マイクロプラスチックはあなたの健康に悪いのか?もっとちゃんとした科学が必要
Are microplastics bad for your health? More rigorous science is needed
10 March 2025 By Jun-Li Xu et al.,
小さなプラスチックの粒子がヒトの脳を含むあらゆるところから発見されている。しかしその知見が信頼できるのかそしてその意味は、はいまだ明らかではない
昨年3月、New England Journal of Medicineに動脈プラークのプラスチック濃度が高い人がプラスチックが検出されないヒトより心臓発作や脳卒中リスクが高いという論文が発表され、ソーシャルメディアで6600回以上言及されニュースやブログでは800回以上取り上げられた。ここ数年、毎月のようにあらゆる組織からプラスチック粒子が検出されたという論文が発表され、多くの国で政治家にプラスチックばく露を制限する政策が要求されている。
しかしながらこれまでの研究は多くがサンプルサイズが小さく適切な対照群がない。そもそも現代の実験室にはプラスチックが多くコンタミを排除できていない、あるいは検出されたものがプラスチックなのかどうかを証明できていない。また、多くの知見は生物学的にありそうにない、特にナノ医薬品の研究の成果とあわない。
研究の新興分野においてそのようなことは珍しくない。しかししっかりした標準化なしに間違った情報と効果のない規制のサイクルを続けることはヒト健康と環境を守ろうとする努力の妨げになる
(以下対策提案を含む)
-抗肥満薬の影響を消化する
Digesting the Impact of Anti-Obesity Drugs - IFT.org
By Kayt Sukel March 5, 2025
食品企業は増加するGLP-1薬使用者のニーズに応えつつ健康意識の高い人たちにも対応できるだろう
抗肥満薬の処方が急増し、食行動が変わっている。Cornell大学と Numeratorの最近の研究によると、少なくとも一人GLP-1使用者がいる家庭の食料雑貨購入は医薬品使用開始から6か月以内に6-9%減ることがわかった。一方でCircanaの調査では使うお金は1年以内に元に戻る。つまり買うものが変わっている。
食品飲料企業はこうした変化にどう対応するか検討している
(食欲だけではなく料理をする気力も落ちるのか)
-FDAがどうやってアメリカの食品供給にリスキーな化合物を導入しているか
How the FDA Opens the Door to Risky Chemicals in America's Food Supply - KFF Health News
By David Hilzenrath March 10, 2025
KFFの行った調査で、FDAは食品に含まれる成分を安全にすべきだとの回答が多かった。
欧州で禁止されているのに米国で認められている物質がたくさんある。
Robert F. Kennedy Jr.は食品添加物がアメリカの子供たちを集団食中毒にしていると主張しそれを終わらせたい。FDA長官候補であるMarty Makaryは3月6日のヒヤリングで「自然に存在しない分子がたくさん」食品に含まれると懸念を表明した。彼は「企業は安全だと主張するが一部は懸念がある」と彼は言った。
しかしTrump政権の初動は食品安全ユニットの長であるJim Jonesの辞任につながった。
医薬品企業はFDAに研究成果を提出しなければならないのに食品はそうではない。従って医薬品より監視は弱い
以下に酸化チタンやEWGの主張。
GRASのダメな例としてベニテングタケをGRASだと主張した会社の例
(最後がオーガニック食品ならいいという感じになっているところが典型的な「食品にはあまり詳しくない医療関係者」の記事。サプリメントを医薬品並みに規制せよというならわかるのだが。)
The Future of Dietary Supplements Under Trump’s FDA | KQED
Lesley McClurg Feb 7
医薬品成分を含むものすら際限なく販売されて売り上げが増えるだろうと予測
(EUではダイエタリーサプリメント丸ごと認められていないのだがそれはいいらしい。視野を狭く限定することで大きな問題を見えなくするやり方)
-SMC UK
マイクロプラスチック汚染と光合成のメタ解析への専門家の反応
expert reaction to meta-analysis of microplastic pollution and photosynthesis | Science Media Centre
March 10, 2025
PNASに発表された研究がマイクロプラスチック汚染と光合成の関係の可能性を調べた
環境(農業)影響。4人の専門家、1人だけ根拠が追加された、他は注意が必要、のほうに重点