[COT]2025年2月4日の会合
COT Meeting: 4th February 2025 | Committee on Toxicity
Last updated: 30 January 2025
資料追加
-英国飲料水基準開発支援のためのアンチモンのHBGV導出
Antimony - Introduction and Background | Committee on Toxicity
これまで
WHO tolerable daily intake (TDI) (2003) 6 µg/kg bw/day
Health Canada (2024) 0.2 µg/kg bw/day
ATSDR (2019) 0.6 µg/kg bw/day
[FSA]Coca-Cola Europacific Partnersは塩素酸塩濃度が高いため予防措置として一部のソフトドリンクをリコール
29 January 2025
食品安全上のリスクは低いがヨウ素欠乏の人では影響が大きいかもしれない
[FSA]国家食品犯罪ユニット(NFCU)企業向けニュースレター
30-01-2025
・企業向け警告:検査結果の文書偽造警告
・製品ラベル
・違法スモーキー製造者逮捕
・ホライゾンスキャン:スペインの洪水で果物に影響、ポーランドのリンゴが過去10年最悪の低収量でリンゴ濃縮物生産に影響。産地変更による真正性とトレーサビリティに注意。英国で牛の飼育数が減っていて価格上昇傾向。豚肉は外国産の安価なものが使われるだろう。黒コショウの需要が高いがベトナムで不作。インドのクミン生産も15%減の予想
等
[EFSA]意見等
論文
-テレビ放送されたプロフットボールの試合中に宣伝された食品の塩と栄養含量
Lara Al-Zoubaidi et al., JAMA Netw Open. 2025;8(1):e2457307.
2023年9月から11月のNFLの試合でテレビ放送された10を記録。宣伝された製品の栄養を計算して推奨摂取量と比較した。多くのナトリウムとカロリーと脂肪が多い。
-Scienceニュース
インドはガスストーブ推進を拡大すべきか?健康研究であまりベネフィットが見られず、状況が複雑化
Should India expand push for gas stoves? Health study finds few benefits, complicating picture
29 Jan 2025 By Vaishnavi Chandrashekhar
インドは木や牛の糞を燃やす煙の多い伝統的ストーブを段階的に廃止しようとしてきた
2018年に開始されたLPGガスを導入するHAPIN試験の結果が議論を招いている。LPGガスのある家の子供たちに統計的に有意な健康上のベネフィットが見られなかったからである。
-ScienceInsider
スクープ:NSFは全ての研究助成金にTrumpの命令遵守を審査する
EXCLUSIVE: NSF starts vetting all grants to comply with Trump’s orders
30 Jan 2025 By Jeffrey Mervis
研究費を得ている研究者のアカウントは凍結されたままで、組合は非難
NSFは今週、大統領が批判しているトピックスに関連するNSF交付金の調査を開始した。調査中は資金へのアクセスを阻止し、研究コミュニティ―全体が大混乱
対象はDEIや外国の科学者との協力、環境に優しい技術の研究が含まれる
主要上院議員が公聴会2日目にワクチンにつてKennedyを追及
Key senator grills Kennedy on vaccines in second day of hearings
30 Jan 2025 By Meredith Wadman
候補者:COVID-19ワクチンが何百万人もの命を救ったとは「誰も言えないと思う」
共和党のBill Cassidy上院議員(ルイジアナ州)との質疑応答の様子
Robert F. Kennedy Jr.は氏名公聴会でワクチン記録について民主党からの攻撃に直面
Robert F. Kennedy Jr. faces Democratic fire on vaccine record at nomination hearing
29 Jan 2025 By Meredith Wadman
-Natureニュース
「不安が高まっている」:BidenのNIH所長がTrump 2.0と米国の科学の未来について語る
‘High anxiety moment’: Biden’s NIH chief talks Trump 2.0 and the future of US science
30 January 2025 By Max Kozlov
Monica BertagnolliがRobert F. Kennedy Jr と彼の ‘Make America Healthy Again’についての懸念を語る
(普通の科学者はRobert F. Kennedy Jrを歓迎しない。)
その他
-関税:経済ブーストか交渉ツールか
Tariffs: Economic Boost...or Negotiating Tool? - Dirt to Dinner
By The Dirt To Dinner Team January 30, 2025
大統領は米国に入る商品への関税を再び約束したが、これは我々の農業システム、そして最終的には消費者に重大な結果をもたらす。この新たな貿易戦争の背景には何があり、何が予想されるのか。
基本
関税は、新政権にとって、国内および世界経済の主要なツールとして、そして国際関係におけるアメリカの利益を主張するものとして戻ってきた。歴史は、これらの努力が消費者、そして再びアメリカの農業コミュニティにコストなしには実現しないことを示唆している。Dirt-to-Dinnerは、新政権が関税アジェンダを進めることについて引き続き動向を注視する
-予定されているKennedyのヒヤリングは議論の多い公衆衛生問題が注目されるだろう
Upcoming Kennedy hearings to spotlight hotly debated public health issues - The New Lede
Carey Gillam January 28 2025
Robert F. Kennedy Jr.のHHS長官指名に反対する陣営と賛成する陣営。
Kennedy支持者の中にMarion Nestle栄養名誉教授がいることに注目。
-9年前、WHOが赤肉は発がん性だと言った、しかしインサイダーはそのプロセスには欠陥がありバイアスがあるという
Nina Teicholz 17/01/2025
2015年にIARCが加工肉をGroup 1、赤肉をGroup 2A発がん物質とした。
このニュースは「肉はがんの原因」のようなひどい見出しとともに世界中を駆け巡った。少なくとも米国の主要がん研究組織の一つであるAmerican Institute for Cancer Research(米国がん研究協会AICR)はこのIARCの決定を強く支持した。
この発表は歴史的なイベントで、世界保健機構が全ての人類が歴史的に食べてきたものの主要成分を発がん性の可能性が高いと宣言したのだ。この発表の根拠として発表されたのはたった2ページのLancet Oncologyの要約だけだった。22人の専門家がリヨンに集まって8日間にわたって観察研究だけで800以上の膨大なデータを評価した。その時点でその解析を独立して妥当かどうか評価できなかった。
さらに驚くことに、Lancetの結論の根拠はたった8つの観察研究に重点がおかれていた。この種の栄養研究は因果関係を証明できないことがよくわかっているにもかかわらず、IARCは加工肉の発がん性はタバコやアスベストと同じくらい強い根拠があると結論した。
IARCの完全モノグラフが発表されたのは3年後で、根拠の質を検討する前に既に赤肉ががんの原因という説は強固なものになってしまっていた。
ワーキンググループのメンバーとオブザーバー7人へのインタビューによると、重要な根拠は除外されていた。その中には重要なRCTが二つ含まれていた。一つはPolyp Prevention試験、もう一つはWomen’s Health Initiativeで、いずれも赤肉や加工肉摂取と大腸がんリスクに関連はみられなかった。ワーキンググループのBernard Stewart座長がこれらを除外した理由は交絡の可能性である。それは事実だが、だからといって肉の摂取を減らしてもがんが減らなかったという事実に変わりはない。一方で交絡の多い他の疫学研究は採用している。つまりIARCはダブルスタンダードを採用している。
ワーキンググループが検討した根拠は3種類ある。
動物については、動物に肉を食べさせても明確な腫瘍への影響はなかったので「不適切」とされた(このグループのメンバーが私に語った)。
メカニズムは三つ提案されていて、ヘム鉄、遺伝毒性、酸化的ストレスである。このサブグループのメンバーにDenis Corpetが含まれることに注意。彼は1998年から赤肉の発がん性を証明しようとしてきて最初の二つの実験では逆だった(保護作用があった)。しかしその後カルシウム欠乏食ラットに塩漬け肉を与えるとがん関連化合物が増えることを発見し、2013年にカルシウム欠乏食ラットでホットドッグの発がん促進を初めて示した。ワーキンググループのメンバーの何人かがLancetの文章にカルシウム欠乏についての注意書きを挿入しようとしたところCorpetが激しく反対して認めなかったと私に語った。
もう一つの欠点は多くの実験が肉と脂肪の影響を分離できていないことである。酸化した脂肪は有毒である。調理した肉の毒性が脂肪による可能性はある、とCorpetは認める
疫学
IARCの結論の多くは観察研究による。
2015年のIARCの決定から4年後、Annals of Internal Medicineにこれまでで最も包括的な赤肉のレビューが掲載された。IARCのワーキングメンバーとは違って、このレビューの著者は肉やがんについての論文は出したことがなくこの問題に関係ない。GRADEの専門家である。その結果、赤肉や加工肉のがんとの関連の根拠の質は「低い」あるいは「極めて低い」と結論した
IARCのワーキンググループメンバーであったDavid Klurfeldは、会合の間、結果は既に決まっていたと疑う。メンバーの多くが肉ががんの原因だという論文を出している。
彼らにバイアスがないと考えられるか?重要な欠陥はメンバーの選択にある。
さらにKlurfeldによるとIARCのスタッフにも反肉バイアスがある。16人のスタッフのうち3-4人は菜食主義だったという。IARCのスタッフのベジタリアンの割合は25%で、一般人の5倍である。
1965年の設立以来、IARCは1045の天然物や化合物を検討し52%をヒト発がん性だとしている。IARCにはかつてグループ4「おそらくヒト発がん性ではない」という分類があたが2019年にこの分類はなくした。IARCにとっては全てが発がん性の可能性がある。
(一部のみ。)