[DWI]飲料水報告書
-2023年ウェールズの飲料水報告書
16 July 2024
PFASの管理状況も報告されている
2023年のウェールズのPFAS検査は16120件でそのうち11183が原水、うち151からTier1レベル(<0.01 microg/L)、4検体でTier2レベル(<0.1 microg/L)のPFASが検出されている。Tier3(0.1 microg/L 以上)はなし
処理水は4678の検査結果のうちTier1レベルは104、Tier2レベルは4で原水で検出されたものと同じ化合物が検出されている(PFOS、PFBA、THPFOS)
-民間水供給報告
Drinking Water 2023 – Private water supplies in Wales (dwi-content.s3.eu-west-2.amazonaws.com)
16 July 2024
-2023年イングランドの飲料水報告書
9 July 2024
PFASについて抜粋
2022年は検出限界以下209000件、Tier1が6616件、Tier2は1331、Tier3は113
2023年は検出限界以下572000件、Tier1が21000件、Tier2は2979、Tier3は214
検出されているのはPFOS、PFHxS、PFecHS、PFPeA、PFOA、PFBA、PFHxA、THPFOS、FHxSA、PFHpAなど
なおこの結果は「イングランドの飲料水は世界で最も厳しく規制されていて最高の質のうちの一つである」それでもさらなる改善が必要、と発表されている。
[CDC]MMWR
-アップルシナモンフルーツピューレパウチに関連する子供の鉛暴露―ノースカロライナ、2023年6月―2024年1月
Melanie D. Napier et al., Weekly / July 18, 2024 / 73(28);622–627
2023年6月から8月にかけて、子供の定期鉛検査で、関係のない3家庭の4人の子供で血中鉛濃度が≥5 μg/dLを超えた。調査の結果暴露源はWanaBanaアップルシナモンフルーツピューレパウチの可能性が高かった。共同対応の結果全国で約500人の子供が鉛暴露されたことがわかった。定期検査は新興鉛暴露源の同定に役立つ。
-フィールドからの報告:ベニテングタケや他のキノコを含むNootropic(脳の認知力を高める) グミにSchedule I 薬物同定―Charlottesville, Virginia, 2023–2024
Avery Michienzi et al., Weekly / July 18, 2024 / 73(28);628–630
以下プレスリリース
5人を病気にした「脳の健康」キノコグミは違法幻覚剤を含む
‘Brain health’ mushroom gummies found to cont | EurekAlert!
18-JUL-2024
バージニア大学医療センターの救急に9月から6月の間に相次いで患者が来たことから、バージニアで販売されている5ブランドの脳機能を高めるとするキノコグミを調べた。3製品には“Schedule I”薬物に分類されているシロシビンあるいはシロシンが含まれた。いずれの製品もAmanita muscaria(ベニテングタケ)キノコを含むと表示されているがシロシビンやシロシンは表示されていない。
大学の救急患者のうち4人の成人は意図的にキノコグミを食べたが、6月に診療した子供は事故で2つ食べた。研究者らは患者が食べたものと同じものは買えなかった。
SCIENCE&Nature
-SCIENCE VOLUME 385|ISSUE 6706|19 JUL 2024
「永遠の化合物」からフッ素を含まない代用品へ
From “forever chemicals” to fluorine-free alternatives
BY MOHAMED ATEIAMARTIN SCHERINGER 18 JUL 2024: 256-2
PFAS代用品の同定にはトレードオフと不確実性を測る必要がある
PFASをめぐる懸念はその非常に長く残留する性質と広範な使用から、あらゆるところに汚染があることによる。PFASを代替するにはトレードオフの慎重な検討が必要になる。
規制や訴訟の動向が代用品の探索を加速するが、過去の経験から、化合物を別のもので代用すると意図せぬ帰結を招くことがある。
医療や食品包装、化粧品など一部の分野では既にPFASの代替が始まっているが、完全に撤退するにはまだ相当な努力が必要である。
-Science, Vol 385, Issue 6705
「本当に恐ろしい」:殺鼠剤が猛禽類やその他の野生生物に大惨事をもたらしている
10 JUL 2024 BYDINA FINE MARON
極めて毒性の高い殺鼠剤が鳥、ほ乳類、昆虫を含む標的ではない動物の体内に蓄積している。科学者はそのダメージを理解し、制限したい
-Natureニュース
植物学者による歴史的投票の後、数百の人種差別的植物名が変更される
Hundreds of racist plant names will change after historic vote by botanists (nature.com)
18 July 2024 By Ewen Callaway
黒人への侮蔑的用語であるcaffraに関連する名前を含む200以上の植物が名称を変更される。例えばErythrina caffraは2026年から公式名Erythrina affraに。
また問題のある名前に対応する委員会も作られる
SMC UK
出産前の食事パターンと子供の自閉症の研究への専門家の反応
expert reaction to study of prenatal dietary patterns and autism in children | Science Media Centre
JULY 18, 2024
JAMA Network Openに発表された研究が出産前の食事パターンと子供の自閉症を調べた
IoPPN准教授Rosa Hoekstra博士
著者らは提供された要約より論文ではより微妙な書き方をしている。論文では母親の出産前の健康的食生活と自閉症の診断率の低さや社会的コミュニケーションの困難さの少なさと統計的関連だけを報告しているのではなく、母親の出産前の健康的食生活と子供が8才の時の制限反復行動の増加の関連も報告している。この後半の関連が要約では報告されておらず、主流メディアの見出しとは反対である。
著者らは事前に計画した統計解析を開示しておらず、それがないと計画通りに行われたのかどうかわからない。この手の複雑な解析では、たくさんの小さな統計上の判断が行われていてそれぞれが結果に影響する。こうした決定のいくつかが前もってではなく後でなされたとしたら報告された結果が疑わしいリスクが高くなる。
著者らは食事質問票で「健康的食事」をとらえようとしているが、異なるコホートでは異なる質問票が使われていて異なる動きをしている。幾分かの詳細が追加データとして提供されているが奇妙な矛盾が含まれる。例えば全粒パンは健康的食事スコアが白パンより低い。健康的食事遵守が高いと分類された集団が低いと分類された集団より食物繊維のすいちぇい摂取量が少なくカロリーが多い。こうしたデータから私は「健康的な食事パターン」の測定の妥当性に疑問がある
(いい加減なデータで子どもの障害が親のせいだと主張する科学者とメディア。)
その他
-リスクを警告されても未殺菌乳摂取は止まらない
Risk warnings are not pausing raw milk consumption | Food Safety News
By Dan Flynn on July 18, 2024
世界有数のH5N1ウイルスの専門家が事態は深刻で、殺菌していなミルクの販売は禁止すべきだと言っているのに未殺菌乳販売ビジネスは続いている。殺菌していないミルクからのトリインフルエンザの危険性が明らかになった後でもDelawareの議会は未殺菌乳の販売を合法化する法律を上院14対5下院39対2で成立させた。これによりDelaware州は殺菌しないミルクを販売できる州26に加わった。CDCによると7月15日現在、H5N1ウイルスは13州156の乳牛の群れに感染している。
未殺菌乳の提唱者は「母乳には母親の抗体があるので赤ちゃんを守る。感染した牛のミルクにも抗体があって自然が次世代を守ってくれる」と主張する。
-ナノプラスチックとは何?技術者がこのあまりに小さくて見えない粒子についての懸念を説明する
May 6, 2024 Mohan Qin
マイクロプラスチックがあらゆるところから検出されるというニュースをよく見るようになった。そして今度はナノプラスチックである。ナノプラスチックはマイクロプラスチックの一種で、マイクロプラスチックは通常直径5mm未満であるがナノプラスチックは直径1-1000nmの間である。比較のため、ヒトの毛髪は概ね幅が8万から10万nmである。
ナノプラスチックが注目されるようになったのは最近の分析・検出技術の進歩のためである。サイズが小さいのでより広く環境中で輸送され生体にも入り異なる生物影響を持つ可能性がある。
(説明略)
ナノプラスチック粒子の毒性は現在進行中の研究分野で、小さい粒子の毒性と、汚染物質を吸着する懸念の二つが言われている。しかしまだ研究はが必要で、実際の暴露量がわからない中で毒性を評価するのは困難である。
-有毒なカビが最新の疑似科学的診断
Toxic mold is the latest pseudoscience diagnosis (substack.com)
- ANDREA LOVE JUL 18, 2024
最近ウェルネスサークルで流行しているのは有毒なカビToxic Mold。あらゆる病気の原因と主張されているがカビはどこにでもあって大部分はリスクはない。大量だと呼吸器の過敏症を引き起こす。カビの色は毒性と関係ない。カビの検査や診断キットは根拠がなく信頼できない。いつものように、ウェルネス業界は疑似科学に基づいて儲けようとしている
-気候変動議論がトラクターの力で形作られる
Climate Change Debate Shaped by Tractor Power - Dirt to Dinner (dirt-to-dinner.com)
By Garland West July 18, 2024 |
世界の農業コミュニティが気候変動への積極的対応の将来にますます活発に関与するようになっている。米国の立法者はこの傾向を注視している。
欧州とオーストラリアでの温暖化対策のための農業への制限に農家が抗議している動きをアメリカが注視している、という話。欧州グリーンディールの理想主義的目標は支持されていない