以下の内容はhttps://fngsw.hatenablog.com/より取得しました。


ぼくのかんがえたさいきょうの今年の新語2025

おはようございます。毎度おなじみ、「ぼくのかんがえたさいきょうの今年の新語」選考委員のながさわです。今年も勝手に今年の新語を選定します。今年もお許しください。今年は『三省堂国語辞典』風味にしました。


10位 緊急銃猟

きんきゅう じゅうりょう[緊急銃猟]⦅名⦆人里にあらわれたクマ・イノシシを、市町村長の指示で、猟銃によって駆除くじょできるようにする制度。

今年9月施行の改正鳥獣保護管理法で新たに導入された制度です。今回唯一の百科語枠です。

 

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『ジショカツ彙報』創刊!

辞書評論合同誌『ジショカツ彙報』の記念すべき創刊号に記事を寄せました。タイトルは「学習国語辞書の立項と語釈の検証:児童小説に出現する語から」です。小学生向けの国語辞書の内容を検証しました。

 

 

主宰の西練馬氏をはじめ、他のメンツも辞書クラスタブイブイ言わせている豪華な顔ぶれとなっており、必読ということばはこの合同誌のためにあったのだと思わざるを得ません。

 

2025年6月1日のコミティア152にて頒布されます。その後も何らかの方法で販売されるはずです。

 

よろしくね!

目的別! goo辞書の代わりになる辞書サービス集

オンライン辞書サービスの走りとして四半世紀にわたり多くのユーザーに愛された「goo辞書」が、2025年6月25日をもってサービスを終了することが発表されました。

help.goo.ne.jp

愛用者からは、goo辞書のない世をどう渡り歩いていけばよいのかという嘆きの声が上がっています。私はこれまで、辞書マニアとして様々な辞書サービスを渉猟してきました。ここに、goo辞書の代替手段になりうるサービスを、主に目的別にまとめておきます。

 

※2025年5月現在の情報です。

 

目次

  • とりあえず無料で辞書を引きたいなら
  • 「で終わる」「を含む」検索をしたいなら
  • そのほかの辞書の代わりがほしいなら
  • おわりに

 

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ぼくのかんがえたさいきょうの今年の新語2024

毎年恒例、勝手に今年の新語を選びます。今年は変な事件に巻き込まれたりしていてあんまり余裕がないので、さっさといきます。書式は『大辞林』風としました。グレーの部分は『大辞林 第4版』の既存の語釈です(語義を増やしたのに伴い一部改変した箇所があります)。


10位 横転

おう てん わう—[0]【横転・横顚】(名)スル ①横倒しになること。「列車が―する」②水平飛行中の飛行機が、胴体の前後方向を軸として右または左に回転する操縦技法。ロール。③俗に、非常に驚いたり、拍子抜けがしたりすること。「盗品が売られてて―」

びっくりして思わずすっ転んでしまうような状況をうまく言い表したネットスラングです。一般に広まっているとまでは言いにくいため下位としましたが、使いやすさから今後はさらに使用範囲が拡大していくことでしょう。用例は2010年代後半からあるようですが、「ニコニコ大百科」での立項は今年と、認知されたのは最近です。

 

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溝江八男太の足跡を辿る 国立国会図書館デジタルコレクションはすごいぜ

溝江八男太(みぞえやおた)という、知る人ぞ知る人物がいます。

溝江八男太(若越県友社編(1929)『御大典記念 福井県人之精華』若越県友社 p.65より)

溝江は、『広辞苑』の編者として知られる言語学者新村出の教え子で、その『広辞苑』の前身である辞書『辞苑』(1935年)の実質的な著者であったとされる人物です。『辞苑』以前の編著書には、『青年文化読本 参考書』(1923年、金港堂)、『女子文化読本 教授資料』(1926年、永沢金港堂)、『公民文化読本 教授資料』(同)といった教師向けの指導書がありました。

 

新村出が著した『広辞苑』の自序にも「『辞苑』の出版改訂時代の〔中略〕忠実なる編集主任たりし溝江八男太翁」と実名が挙げられており、一般には無名でも、辞書好きの間ではよく知られた存在です。

 

溝江が『辞苑』の編集主任を依頼されたのは昭和6(1931)年4月以降と推定されており*1、すでに50歳を超えていました。ところが、それ以前の経歴については、だいたい以下のような程度しか明かされておらず、詳しい職歴について述べられることはありませんでした。

 

『辞苑』に百科項目をと主張した溝江八男太が長年中等学校で国語の教師をしていた
――倉島長正(2003)『日本語一〇〇年の鼓動 日本人なら知っておきたい国語辞典誕生のいきさつ小学館 p.182

〈長く勤めていた女学校〉というのは、京都府宮津高等女学校(現・府立宮津高校)である。溝江八男太はそこの校長として約一〇年五か月在任した退任したのは昭和六年四月、五三歳のときだった
――石山茂利夫(2004)『国語辞書事件簿草思社 p.223

溝江八男太の経歴は断片的に、東京高師を出て、福井方面で女学校などの教師をしていたこと、辞典編纂にかかわった時代は東京に居を移していたことなどがわかっていますが、あまり詳しくはわかりません。
――倉島長正(2010)『国語辞書一〇〇年 日本語をつかまえようと苦闘した人々の物語』おうふう p.203

京都府舞鶴高等女学校の教頭を退いて福井に隠棲している溝江君
――新村恭(2017)『広辞苑はなぜ生まれたか 新村出の生きた軌跡世界思想社 p.159

 

溝江は『辞苑』に携わる前、教師としてどのように過ごしてきたのでしょうか。

 

さて、話は変わりますが、2022年12月に「国立国会図書館デジタルコレクション」(以下「デジコレ」)がリニューアルされ、全文検索が可能な資料が5万点から247万点に爆増しました(その後も順次追加予定)*2

 

「デジコレ」の検索画面

この「デジコレ」の全文検索を用いて、溝江の足跡を辿ることができそうです。なお、私は人物調査に関しては全くの門外漢でありますので、この記事は、「デジコレ」を使えば誰でもこれだけのことが調べられるというサンプルとしてご覧いただければと思います。

 

*1:石山茂利夫(2004)『国語辞書事件簿』草思社 p.223

*2:国立国会図書館デジタルコレクション」をリニューアルします(令和4年12月21日)|国立国会図書館―National Diet Library https://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2022/221202_01.html

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ぼくのかんがえたさいきょうの今年の新語2023

辞書出版社の三省堂が毎年実施している「三省堂 辞書を編む人が選ぶ『今年の新語』」をリスペクトし、辞書ファンの私が勝手に選んでいる「ぼくのかんがえたさいきょうの今年の新語」。幾多の困難(家事など)を乗り越え、今年も無事、実施される運びとなりました。

 

例年通り、選考基準は本家「今年の新語」に則っています。

 

なお、今年はヤシロタケツグさんの企画「シン・今年の新語2023」にシン・選考委員として参加しました。シン・選考の過程で、他のシン・選考委員のシン・意見に触れる機会があり、私のランキングもそれらのシン・影響を受けているものと思われます。本家とあわせて、「シン・今年の新語2023」との比較もお楽しみいただければと思います。

www.poc39.com

 

今秋には『三省堂現代新国語辞典』(以下『三現新』)第7版が刊行されましたので、語釈は『三現新』風にしてみました(ここで立項された語は同書から引用し、その旨を注記。多義語でグレーの部分も同書からの引用)。

 

さっそく10位から発表だ!

 

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寄稿記事一覧(随時更新)

 

寄稿・監修した記事をまとめています。新しい順です。

 

2023年

エッセイ : 日本語の追っかけのすすめ 「いかつい」に注目して(ながさわ) - ことばの波止場 - ことば研究館

 

2021年

【辞書マニア監修】小学生向け国語辞典の人気おすすめランキング13選|セレクト - gooランキング(監修)

【辞書マニア監修】国語辞典のおすすめ24選【小学生・中学生・高校生・ビジネスに】|セレクト - gooランキング(監修)

 

2020年

https://eonet.jp/zing/articles/_4104376.html

「“聞いた風”なことを言うな」→正しくは「利いた風」……ってホント? 近年現れたとみられる「聞いた風誤用説」(1/2 ページ) - ねとらぼ

https://eonet.jp/zing/articles/_4104113.html

 

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