最近読んだマンガの話をします。
『おかめ日和』、『たそがれたかこ』、『ゆりあ先生の赤い糸』などで知られる入江喜和先生の『みっしょん!』、気がついたら5巻まで出ていた…。ので読みました。おばさんがおばさんに出会って新しい世界の扉をひらく話だ。
入江先生の作品には夫婦や家族がよく出てくる。というか既婚中年女性を主人公に据えたら「出てこざるを得ない」のかもしれない。
絵に描いたようなDVモラハラ夫とかではなくて(マンガは「絵」だが!)、様々な理由がもつれ合って「こう」なってしまっているという関係を描くのが本当にうまい。(『おかめ日和』の岳太郎だって「そう」なっている理由があるし、以後の作品はもっと微妙な温度感がある)
おばさんのマンガばかり読んでいる10月なのかもしれない。
50歳の誕生日をむかえた主人公のジュン。仕事を終えてふらっと寄ったファミレス。後ろの宅の同世代の女性ふたりの会話が耳に入る。会話の内容はどうやら「漫才」のようで──。
益田ミリ先生は、『スナックキズツキ』とかもですが、どこにでもあるような日常に挟まれる、小さいけど奇跡のような「事件」の差し込み方が巧みですよね。その技術によって、「こんな素敵なことが自分の周りでも起きているかもしれない」と思わせてくれるので、もっと自分の周りの素敵なことを見逃さないように暮らしてみよう、と日常を大切にする気持ちを思い出させてくれるのです。
それはそれとして、『後ハッピーマニア』が最終回をむかえましたね。やっぱり、おばさんのマンガばかり読んでいる10月だった。
しっかり、どいつもこいつも社会を風呂に例えたり(これは花束みたいな恋をするやつ)結婚を海に例えやがって…。風呂は風呂! 海は海!(面白かったです)
シゲタとフクちゃんのバディが「後じゃない方」よりも大事にされているような気がした。「男一瞬ダチ一生」だ。なお、シゲタとフクちゃんは元々バンドのおっかけ仲間(広義のバンギャル)であるということは主張していきたい。元は4人いたおっかけ仲間のうち2人であることも。
そういえば、これも家族の話だな。夜の自販機の風景がすごくて、紙の本から光が漏れているみたいだった。