織部焼の名前は聞いたことあったとしても、それの名付け元となった古田織部が岐阜の出身であることを知る者は少ないだろう。そして古田織部がその開発者だと思っている者もいるようだがそれは思い違いで、織田信長の頃には美濃古陶として既に作られていたらしい。古田織部は信長亡き後、豊臣秀吉に命じられその古陶文化を保護しつつ管理していた。とはいえ茶人として好みの器であったことから収集もし、茶の湯ではよく使っていたそうだ。織部が切腹を命じられた後、彼の京屋敷から数々の美濃古陶が発掘されたことから、その関わりが証明され、それから初めて「織部焼」と呼ばれるようになった。
というわけで、器を求めてひとっ飛び。美濃焼で有名な岐阜県は土岐市へとやってきました。はい、某国営放送のバラエティ番組チックな巻頭文はここまでです。
土岐市には「織部ヒルズ」と呼ばれる焼き物の街が存在する。「織部ヒルズ」の名は以前から知っていたものの、焼き物の街ということを知ったのもつい最近のことで、それまではずーっとゴルフ場の名前か何かだと思ってたの大和田(爆)
飲食に器は必要でしょ、ということで買うか買わないかはさておいて一応、行ってみることにした。
ところがですね、もう「織部ヒルズ」が目と鼻の先というところにまで来ているのに、左前方から誘惑の4文字が私を誘うのですよ。
「鬼岩公園」


知っている人は知っている。知らない人はなぁ~んにも知らない、飛騨木曽川国定公園の一角をなす公園だ。花崗岩からなる奇抜な岩が景色を滑稽なものとしている。その昔、今の関市で鍛冶職人をしていた太郎と名乗る男が、この公園内の岩場に潜み近隣の住人に悪逆の限りを尽くしたことからまわりから鬼人と呼ばれた。後に当時の天皇の命により討伐されたということだが、このことが鬼岩の名の由来だとか。その「関の太郎」が洞窟の中で見られるよ。



そして何よりもこの場所を全国的に有名にさせたのは、「蓮華岩」と呼ばれる縦に裂けた岩だ。この岩が「鬼滅の刃」に登場する「鬼の一刀岩」に似ているということで一躍クローズアップされることになった。ということならば見にいかねばなるめぇ。
しかし、自然はいいねぇ。のっけからマイナスイオンが飛びまくってるよ。しかし、ちょっくら脱線のつもりだったので普段履きのスニーカーのままだったが、これ普通に登山だよ。まぁ、ある程度は覚悟していたけどね。
ところどころ高所恐怖症には辛い箇所もあるにはあったが、それでも滑稽だが風光明媚な景色は存分に味わうことが出来た。



何かの役に立つかと思い麓に置いてあった杖もしっかりと使わせてもらったし。

威風堂々とした勝ち誇った後ろ姿を見よ!

なで肩なのがよぉ~くわかるね坂本(泣)
さて、軽く息抜きしたところで本来目指すところへ行ってみましょうか。そう、忘れていたが器を見に行くんだよ、オレ。