
工場を建てられる地域のなかでも、住宅と共存できるところと、工場しか建てられないところがあります。
住宅と共存するところは、住環境への配慮が必要です。
準工業地域
「主として環境の悪化をもたらすおそれのない工業の利便を増進するため定める地域」になります。
自動車修理工場や印刷工場、倉庫など、環境を悪化させるおそれの少ないものが建築可能になります。
食品工場なども、内容によっては可となりえます。
規模の小さな、町工場があるところ、というイメージになりますね。
工場はありますが、住居や病院、学校なども建築可能です。
それらと隣接する工場なので、環境への影響が大きなものは不可になります。
工業地域
「主として工業の利便を増進するため定める地域」です。
工場などを建築するところですが、住居、図書館、老人ホームなども建てることができます。
一方で、小中高、大学や病院、ホテル、映画館などは不可。
環境が一時的にでも悪化する可能性があるので、住環境としてはあまりふさわしくない地域といえます。
工業専用地域
「工業の利便を増進するため定める地域」です。
海岸や、大きな川の河口付近、埋立地などにある化学工場や石油化学コンビナートなどの地域ですね。
この地域は住居系、学校、飲食物販、ホテル、映画館などが不可。
工場関係者以外が出入りすると危険だ、ということでしょう。
化学工場などは24時間稼働しているところがほとんど。
騒音も続くし、原材料や製品由来の悪臭も、どうしても漂ってしまうもの。
一般の住居からは離れていないと、いろいろと問題が起こりそうです。
地震などが原因で、火事になることもあります。
そもそもが危険な場所だといえます。
ただし、保育所、診療所などはOKです。
工場勤務者の利便なども考慮されているのだと考えられます。
神社、教会も可になります。
😀*****😀
今はもうほとんどなくなりましたが、昭和から平成の初め頃までは、大きな工場のある街では、その工場の製品の匂いが街中に漂っていたものです。
石油化学コンビナートでは、高い塔の先端で巨大な炎が燃えていることも。
雨の夜などに、それをみていると、妙に寂しく、不安に感じたりしました。
工場からは、できるだけ距離をとっておくのが、心理的な安心感につながると思います。
