
商業を行うための地域が定められています。
それが近隣商業地域と商業地域です。
近隣商業地域
近隣商業地域とは「近隣の住宅地の住民に対する日用品の供給を行うことを主たる内容とする商業等の業務の利便を増進するために定める地域」です。
住居の環境の保護ではなく、商業等の利便のため、が目的になります。
駅前から住宅街に向かう道に沿って、お店が並んでいるような地域です。
地元の商店街などのイメージですね。
雑貨屋さんや、お肉屋さん、八百屋さんなどの集まっているようなところ。
小さめの地元のスーパーがあったりします。
この地域には住宅もありますが、あくまでも主は商業等の業務のための場所です。
日用品の購入には便利ですが、住環境などに関しては、住宅系の地域よりは落ちるかもしれません。
ただ、それも好き好きで、賑やかなところがよい人であれば暮らせるかと。
飲食店はOKです。
一方で、お酒を提供することを主にするようなスナック、キャバレーなどはNGになります。
風俗店なども不可です。
これらは建築する際には許可を得る必要があります。
商業地域
「主として商業等の業務の利便を増進するために定める地域」になります。
都心部の駅前にデパートが建ち並んでいるようなところです。
商業地域においては、ほとんどの種類の建物の建築ができます。
スナック、キャバレー、風俗店も可になります。
その分、そこで普通に暮らすことは難しくなりますね。
住宅も、小中高の学校も、図書館も、病院なども建築可です。
実際に都心部では、土地の再開発で、小学校が商業ビルに隣接した建物の中に入ることもありますね。
そんな状況では、周囲の環境とどのように調和を図るのかの問題解決が求められるでしょう。
商業地域の建物はどうしてくっついているのか
商業地域の建蔽率(敷地面積に対し建物の床面積がどのくらいの割合になるか)は80%と決められています。
さらにこの建蔽率80%の土地が防火地域で、建物が耐火建築物である場合、建蔽率がプラスされて100%となります。
つまりは、実際上の規制なし。
なので、商業地域にある建物は、隣の建物と、非常に壁が接近しているという状況になります。
街中で、建物と建物との間に、猫かネズミくらいしか通れないだろう、という隙間しかないところ。
この建蔽率100%で建てているということでしょうね。
😀*****😀
古くなった商業ビルを解体すると、隣のビルの壁が見えることがあります。
全面を綺麗に飾っているビルも、横の壁面がコンクリート剥き出しだったりすると、なんだかおかしな感じがしたりします。
これも、建蔽率100%で、できるだけ建物内部のスペースを確保しようとして建てたことによるものでしょう。
風通の住居だったら、こういう建て方は、ちょっと考えてしまいますね。
商業地域は、住居も、学校なども、建築は可で、実際には、隣とくっつくようにして建てられている住居もたくさんありますが。