
春から大学院で学び始める方も多いかと。
これまで卒業論文や修士過程での研究計画書作成で忙しい日々を送られたでしょう。
ちょっと一息つける時期になっているかもしれませんね。
そんな時には、今後のライフプラン、マネープランのイメージも、ざっくりとでいいので持つようにしておきましょう。
時間が許せば、ご両親ともお話を。
大学院進学時点でライフプラン、マネープランが大事な理由
大学院生は、まだ学生。
決まった収入があるわけではなく、特別なお金(大学の特待生になっているとか、企業やその他の団体から返済不要の奨学金をもらっているとか)がなければ、授業料、生活費などは家族の援助を受けるか、自分で稼がないといけません。
家族の援助を受ける場合は、学部までとは変わって、扶養控除金額は減ってしまいますので、扶養者の負担は増えています。
自分で稼ぐ場合も、研究に時間が取られるため、学部までよりもアルバイト等に使える時間は限られてしまいます。
それでも、修士の2年間、博士の3年間、学生期間を延長して勉強を続けるのであれば、その後のライフプラン、マネープランをイメージして、ある程度の心の準備をしておかないと、修士や博士の学位を得て社会に出た時点で、苦しくなってしまう可能性があります。
世の中の現実として「修士や博士の学位を持っているだけで、収入が確保される」ということはまったくありません。
あくまでも実力で稼いでいかないといけません。
そういう状況をしっかりと意識した上で、それでも大学院に進学するという人に、充実した一生を送っていただきたい。
大学院で研究した経験や知識は、必ずその後の人生で役に立ちます。
それは間違いありません。
それで、大学院に進学する際には、ライフプラン、マネープランをイメージだけでもいいので持っていてもらいたいなと思う訳です。
簡単なライフプラン、マネープランとは
人生の3大資金と言われているものがあります。
それは、教育資金、住宅資金、それに老後資金です。
教育資金の前に結婚・出産の資金も必要になりますね。
大学院での勉強にかかったお金を奨学金などで補った場合は、その返済も教育資金と考えてもいいかと思います。
賃貸に住み続ける場合、その家賃は住宅資金としておくと、その後の住宅購入資金の準備の参考になりますね。
国民年金の保険料を納めながら、老後資金をいくら準備しないといけないか、一緒に見積もっておくのも大事なこと。
こんなあたりをざっくりと考えて日々を送っていくことが求められます。
大体20歳代から30歳代では、結婚・出産資金などの出費があるかと思います。
新居を手に入れ(賃貸か購入か)、家族が増え(出産のための費用、どのくらいの公的な補助があるか)、その後も、子供の成長に合わせたお金がかかります。
あらかじめ情報を得ておくことをお勧めします。
30歳代から40歳代では、住宅購入を考えられる人も多いでしょうね。
働き方との兼ね合いになりますが、賃貸に住み続けるか、住宅を購入するかが、大事な判断のしどころ。
購入することになっても、それは子育てのためか、そのまま一生住み続ける終の住処とするのか。
それに、購入資金は、通常のお買い物とは比べものにならないくらい金額が大きくなります。
一括で購入するとなると、30歳代から40歳代では、自分だけではお金が用意できないことがほとんでしょう。
親から借りるか、銀行などでローンを組むことになるかと。
その場合、どの程度頭金を自分で用意できるか、どこでどのようにローンを組むのが安心なのか、など、これもよく自分で調べておく必要がありますね。
50歳代になったら、本格的に定年退職後の準備を始めないといけません。
大学院での研究を経験している人は、そうでない人に比べ、昇進が少し早くなることがあるようです。
情報の集め方やその処理の仕方に、大学院での研究が生きるのかもしれません。
で、退職時には、ちょっと高い役職にいることも多く。
そうなると、その職位で定年後も働くということをイメージする人もいるかもしれません。
ただ、現在ではほとんどの会社が、定年を延長したとしても役職定年を設けたり、調整役、サポート役としての機能をもとめたりしているようです。
収入も減ります。
そのまま定年後も働くつもりで、なんの用意もしていないと、定年後の働き方に満足できなかったり、収入が足りなくて思わぬ苦労をしたりということが起こり得ます。
準備は早めに始めるのが肝心です。
😀*****😀
大学院への進学は、諸々事情が許すのであれば、絶対にお勧めしたい。
20歳代の前半で、しっかりと研究(の入り口)を経験することで、物事の捉え方が変わります。
それはその人の一生を間違いなく豊かにします。
そのことと、経済的な豊かさ、余裕とは別問題。
身につけた知識をお金儲けに使おうとすると、失敗することも多いかと。
ただ、間違いないのは、研究を経験することで、自分の一生を客観的に展望する能力は身についているということ。
もしFPの基礎的な知識を持っていたら、経済的に失敗することはありません。
その意味で、大学院進学を目指された方々には、FPの勉強がもう一つの生きる上での武器になると思います。