レートチェックとは何か?
ざっくりわかったと言ってもらえるよう、わかりやすくお話しします。
一言で
レートチェックとは、
中央銀行が、実際の為替介入の直前まで行う手順をなぞって、取引レートを銀行に直接確認すること
です。

もう少し詳しく
順番に見ていきましょう。
まず、レートチェックを理解するには、「為替介入」の流れをざっくり知っておくとわかりやすいです。
中央銀行が為替介入をするときは、まず市場で取引している銀行に電話をかけて「今、ドル円いくらですか?」など、取引レートを確認します。
そして「じゃあ、そのレートで○○億ドル買います」と注文を出します。
これが為替介入の大まかな流れです。
レートチェックでは、同じように銀行に電話をかけて「今いくらですか?」と聞きます。
でも、レートチェックの場合はそこで終わりです。
実際に注文は出さず、「わかりました、何でもありません」と言います。
為替介入の手順を途中まで実行しつつ、最後の一歩は踏み出さずに取りやめる、というイメージですね。
一見ムダにも見えるこのレートチェックという確認作業、一体なんのためにするのでしょうか?
実はこのレートチェックは、実際の為替介入へ踏み切る前の、最終警告としての意味を持っています。
対応が必要なほど為替レートが動いたとき、中央銀行はいきなり介入するわけではなく、段階を踏んでいきます。
- 口先介入: えらい人が発言のみでけん制
- レートチェック: 為替介入の手順を直前までなぞる、最終警告
- 為替介入: 実際に取引を実施
最初は「口先介入」です。
財務大臣などが「為替の動きを注視している」等のコメントを出して、言葉で市場をけん制します。
それでも市場が落ち着かなければ、次が「レートチェック」です。
実際にレートを問い合わせることで、「本気で動くかもしれないぞ、これはマジだぞ」というプレッシャーを与えます。
そして最終手段が「為替介入です」。
実際に通貨を売り買いして、レートを動かしにいきます。
レートチェックは、言葉だけの口先介入と、実弾を使う為替介入の中間にあたります。
「まだ撃たないけど、引き金には指をかけてるよ」というメッセージになるわけですね。
おわりに
レートチェックは、為替介入の手順を途中まで再現することで、「次は本気出すかもよ」と市場に伝える行為です。
以上!
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