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モノクロームフィルムで撮る福岡

15年ぶりに福岡を訪れた感動を書き起こしたら、先日「きょうのはてなブログ」のトップに掲載して頂いた。たくさんの反応を頂けてとても嬉しく思うと同時に、拙い文章を読んで頂いた恥ずかしさと感謝で身悶えしている。恐縮。

 

福岡の感想(と感動)は前の記事を読んで頂くとして、今回はモノクロフィルムに収めた旅路の記録を書き残しておきたい。元々このブログはフィルム推しから始まったものなので、本記事がモノクロフィルム写真に興味がある人に刺さればこれ幸せ。

 

今回は日中の自由時間があまりなく*1、福岡らしい写真はデジタル任せになってしまったのが悔やまれるところだ。次回はプライベートで行けたらいいな。

 

 

 

 

 

天神や中洲をぶらぶら歩いていると、福岡は川の街なのだと改めて気付かされる。

生まれも育ちも、なんなら現在も海から近い田舎街に住んでいる自分は「川沿いが賑やかな街」にまったく縁がなかったので、賑わいを深呼吸しながら川沿いをぶらぶら歩くのは面白いし、酩酊して歩くには最高のロケーションだと思う。

 

 

 

 

 

独自の文化を持つ街は、それぞれが街の「物語性」を強く持っている。

福岡の物語性を写真に写すにはどれくらい時間が必要なのかわからないが、今回はどうにか福岡の物語の薄皮一枚くらいは触れられたと思う。

 

 

 



福岡の日差しの角度については、前の記事で述べたとおり。高々2.1度の違いがどこか東京とは異なる雰囲気を作り出している。

東京では冬の影はうっすらしてるのに、こちらは影のコントラストや街に反射する陽光が幾分強く、モノクロフィルムだとそれがより明確に再現される。バスを待つ人々に横から差し込む陽光はとても爽やかで気持ちが良かった。

 

この「気持ちよさ」は超高層建築の少なさも関係していると思う。

東京は解決されない過密に加えて、超高層建築が作る「都市の澱み」がより都市環境を悪くしていると思うのだが如何だろうか。超高層の世界と足元の世界が年々乖離していく街。東京をそう表現してもいい。

 

 

 

今回旅のお供に選んだフィルムはFomapan200。

ハイライトも飛ばずシャドウも落ち込まず、それでいていい塩梅にコントラストが乗りつつ古典粒子のようなざらつきは抑えられている。TmaxやAcrosのようなツルツル感がない適度なザラ感も良い。コダックやイルフォードの作る高級フィルムではないが、きちんと現像すれば素晴らしいグレートーンを作ることは間違いない。

 

使用した機材とフィルムについて

今回福岡に持って行ったフィルムカメラは、Voiktlander Color-Skopar 28mm F2.8 TypeIIを装着したオリジナルのLEICA M6とFomapan200を3本ほど。現像はSPUR Acurol-Nで行った。現像時間と攪拌パターンは秘密。スキャンはEpson GT-X 980とSilverfast 9。

 

旅カメラとは…という話題をまた別の記事に纏めようと考えているが、LEICA M6は相変わらず旅カメラとして優秀だ。

M6の良さ以上に今回とても感銘を受けたのが、Color Skopar 28mmの性能と取り回しの良さ。軽くて小さいのに造りも手触りも素晴らしく、隅から隅までしっかり写して逆光にも負けない性能は素晴らしいと思う。純正の28mmより全然良いんじゃないだろうか。

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中々現物を見る機会のないレンズなので、フィルムで使った時の参考になれば。

*1:仕事なんだから当たり前




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