そのほかのページはこちらから
一ノへ
かっこいいシーンが多すぎる
「こういう気持ちになりたいから
短編読んでるのかも」って気持ちになりました
よふかしのうた-楽園編-:コトヤマ
「主人公がはたから見たらメチャクチャ強い」って展開が
大好きです。
サボタージュ・サマー:天野茶玖
こういう漫画を定期的に見てるから
俺は社会というものを嫌いにならずに
生きている気がします
男子校の画豪とミューズ:フセキ
話しもめちゃくちゃおもしろいんですけど
扉絵の演出が本当にかっこいいです
黒根さんはニャーと鳴かない:乙川灯
キャラの表情、背景とキャラのバランス、トーンにいたるまで
とにかく画作りがうまい!!!
いろんなページに学びがあって大変素晴らしかったです
きみのためなら:ほしつ
おもしろすぎる
死ぬ間際とかに読みたいです
こころの一番暗い部屋:雨夜幽歩
コンセプトと仕掛けが面白くて怪談もしっかり怖くてじめっと暗い
最近の展開とキャラのこころの動きがかなり好きです
ヨメトメ☆にっき ~専業主婦歴30年の姑との日々~
:桃聖純矢
この題材でメイン二人どちらもいい人で片方を上げるためにもう一方を下げてないの素晴らしいなと思います
ナヴィガトリア:押石和佳
最終話に向けてのアクセルのかけ方がかなり好きです。
キャラが全員まっすぐ曲がってるのも読んでて楽しかったです
ブルーアーカイブ ゲーム開発部だいぼうけん!:水あさと
スピンオフってこんな好き勝手したうえで面白くできるんだ、って
毎話驚かせられます
葉や川いおり
蛍と嚥下 ぼくくぼ
野球・文明・エイリアン へじていと/山岸菜
かわいい同盟 南文夏
電ファミニコゲームの漫画 秋おこ
やる気なんかありません 奥野とみー
鶴の折り返し 加速
ウリッコ 殺野高菜/大森かなた
今井新
2025年はいろんなことがありましたし、実はなんか面白い漫画いっぱい出た年なんじゃ無いかと思っています。
パットおじさんのいた夏
神。リンクから全部読めるからすぐに読め。
「正反対な君と僕」 阿賀沢紅茶
2025年ついに単行本完結してしまった訳ですが、いや名作やろ!アニメもやるし!やっぱ高校の頃を思い出すんですよ。学校に行けなくて横浜ビブレの裏の室外機が並んでるところでボンヤリ座ってた時、こういう高校生活を夢見て妄想してたんですよ!この作品を楽しむことで、あの頃の俺が報われるってもんですよ。
「岩毱山大観光ホテル」ツムラネオ
夢から醒めても夢を見に行く物語だと読みました。漫画は夢見せてくれてナンボですよ。「ページめくらせるためのワクワク」を作者の欲求だけで駆動させていく、ハードコアな漫画でシビれました。また、はじめてツムラネオの漫画で「不安」を覚えた作品でもありました。まだたくさん俺にツムラしか知らない世界を見せてくれ。
「アンダー3」榎本俊二
俺はずっと待ってましたよ。紙で読める日を。この漫画がなければザ・キンクスはあり得ないわけで、しかもまだ続いている訳です。ナンセンスギャグが避けて通れない道「下ネタ」を、カリスマがどう向き合っているのか、俺たちは1秒も瞬きせず刮目するしか無いと思っています。
「ツッパリ探偵怪人メルヘン心中」龍村景一
2025年1月、妻が買ってきたスライサーで大根をスライスしていたら、親指をスライスしてしまい、ありえんほど出血して、妻に破片を拾ってもらいました。ちょうど同時刻、偶然にも大根をスライスしていた龍村くんが親指をスライスし「今井さんもですか!?っていうかお久しぶりです!」と声をかけてくれました。龍村君は芸大メディア映像の後輩で、彼の修了制作が「芸大ではじめて買取作品とないう名誉を得た漫画の修了制作」であり、そこから派生した短編集がこの「ツッパリ探偵怪人メルヘン心中」です。龍村君は一貫して「表現媒体やジャンルが織りなす特性」を行ったり来たりして表現を模索していて、それが本作収録の『心中遊泳』にて一つブレイクスルーを起こしたのですが、とにかくこの短編集を読んで、新時代の漫画表現を見つめてください。
「焚き火」夕暮宇宙船
2025.10 モーニング46号掲載読み切り
「utopia」でジャンプラ読み切りランキング1位を獲得した夕暮宇宙船先生ですが、俺はこの読み切りの「焚き火」が大好きです。コミティアで配布していたフリーペーパーでもそうだったのですが、夕暮宇宙船は「こういう話題や単語は下品かな?」と思ってしまうようなことを、すごい軽やかに表現してしまうんですよ。自分の中でちょっと口をつぐんだり遠慮してしまうようなことを、簡単に表現に入れ込める、繊細で美しい作風が好きです。
「何もしないをしに行く日」まんきつ
このスピード感です。この人に怖いものはない。いや本人は何かにビビっているのかもしれないが、こんなにも僕の知らない世界を華麗に見せてくれた上でクソしょうもない内容に落とし込める、テンションの乱高下を示してくれる漫画は他にないのでは無いでしょうか。
「バルバロ!」岩浪れんじ
これ去年メール送信した次の瞬間「載せ忘れた!」って気づいたんですよ。最悪です。軽く自分を責めたものの、自分を責めるような「呪い」に打ち勝つための物語がこの「バルバロ!」です。くしくも榎本俊二「ザ・キンクス」第1話「うれいらずたのぼー」とも関連するテーマというか、皆呪いに勝つためにやるべきことをやっている、人間讃歌です。
「力石持つ」大山海
今、打ってて気づいたのですが、山に海の名のつく人が石の漫画描いているんですね。だからなんだ?って話ですが実は俺これかなり重要な気がしていて、一つ大きな力を持つものが偉いというシンプルすぎるお話を、山と海の名を冠する者が描くこのリアリティですよ。ド根性が切れたら人はおしまいなのも頷ける。
「毎日、病んでます」桜壱バーゲン
桜壱バーゲンの漫画は、そりゃ昔から露悪的だと言われる作風だったのかもしれないけれど、一貫して嘘をつかない漫画だったとも思うんですよ。ただ懸命に何かに向き合う漫画を描いていて、どんな内容だろうがなぜか勇気がわいてくるんですよね。偉そうにすみません。ずっと衝撃的な漫画を描かれていてこっちだって困っているんです。この作品は懸命に生きる命そのものと言いますか、生きるパワー、愛そのものですよこんなものは。なんなんだふざけんな。なんなんだ。何最後に笑ってんだお前コラ。ふざんけんな。
「ああ資本主義の悪の華はいつまで咲き誇るのか。」今井新
俺が載せないで誰がこの漫画載せるねん!ということで、載せさせていただきます。2025年1月に年賀状でトーチ編集部より「打ち合わせしましょう、飲みましょう」と描かれた年賀状が届きまして、榎本俊二賞取った時もめちゃくちゃ飲ませてくれたのに、また飲ませてくれるのか!と、ノコノコ編集部へ出向きました。そこで、なんとかまとめたコンセプトシート(怪文書)をおそるおそる提出し、編集のエ☆ミリー吉元は絶句。やっぱ商業って難しいよな〜と途方にくれる隙もなく中川編集長が「これは本当に面白いので今すぐ漫画にしましょう」とおっしゃってくれました。その後、漫画とは関係ないところで自分の人生が大変なことになりながら、4月にはプロットがまとまってネームを描き始め、話のストックがたまって今に至ります。1話より2話が、2話より3話が、どんどん面白くなる予定ですので、今後もお楽しみに。
水田マル
ウリッコ
社会の闇の部分のおいしいとこだけ抽出して綺麗ごとにして消費する感じが無く、すごく誠実で好き 感銘を受けて自分自身、漫画の作り方について考えた
メガロザリア
主人公のロザリアが本当に愚かで愛しい 人殺しの主人公をこんなに好感度高く描けるの凄すぎる
サンキューピッチ
ふざけかたが好き
ガールクラッシュ
躍動感がすごい スポーツ系少年漫画の熱さと少女漫画の華やかさのいいとこどり
これ描いて死ね
コマ割の工夫に妥協が毎回一切なくてすごい
るすばん猫きなこ
ずっと胸が締め付けられる
悪虐魔獣ゴンギュラス
コミティア152宣伝
— 西水隆弘コミティアえ28b (@ww8820) 2025年5月31日
新刊『悪虐魔獣ゴンギュラス バージョン2』
試し読み(1/3)
前回出したものに5ページ足したやつです
スペース R18a
サークル コミック西水
価格 200円
よろしくお願いします pic.twitter.com/MVAEFAg8pE
最新作をまだかまだかと待っている
絵が下手になったと思ったら脳梗塞でした
【漫画】絵が下手になったと思ったら脳梗塞でした 第1話 pic.twitter.com/jJaqCHLyNu
— 岡部閏 (@okb0803) 2025年10月1日
読んでて心臓がバクバクした
滅亡天使ほろぶちゃん
やっぱ自分の漫画が一番おもしろいと思って作ってる
背川昇
佐橋くんのあやかし日和 三卜二三
ふつうの軽音部(3) クワハリ/出内テツオ
やさしくない奴全員殺す ペル
よくばれ!人間さん 大石日々
変声 はやしわか
完全版 終わりと始まりのマイルス 鬼頭莫宏
つないでなくても大丈夫 丸襟
下降、そこへ ほねずき
あかねちゃんとたまえちゃん コチカナオ
【COMITIA150新刊サンプルと部数アンケート】
— コチカナオ (@kochika_nao) 2024年11月1日
「あかねちゃんとたまえちゃん」
A5/本文68ページ/無線綴じ/700円
11月17日コミティア150にて頒布予定
その後通販を予定しております
サンプル1/4#COMITIA #COMITIA150 #コミティア #コミティア150 pic.twitter.com/qtLQY4sYEV
不死累々 えかてん
コミティア149で出した本、若干数だけどboothに登録したぞ!送料とかかかっちゃうけど、来れなかった人とか、是非…
— えかてん (@Ekaku_tempa) 2024年8月29日
【COMITIA149】不死累累! | どーにもならん! https://t.co/l7OqEL7qpW #booth_pm
シャルトリューズ山田
・ガチ恋粘着獣
2025 1/1現在であと一話で完結…!めでたい!107話がとにかくよかったです。ぜひ読んでください
・罪と罰のスピカ
今一話と二話が読めるはずなので読んでみてください!圧倒的サスペンス!
・またのお越しを
知らない誰かのクローゼットを見てるみたいで好きなんです
・君の横顔を見ていた
三角関係群像劇です。こういうの好き
・一緒にごはんをたべるだけ
取り合わせに驚きました
・パラレルパラダイス
1巻に一回はエッチシーンを入れるようにしていると聞いてからプロ意識に惹かれました
・リエゾン こどものこころ診療所
ずっと読んでます。おもしろい!
・住みにごり
とんでもないことになってますよね…
・深層のラプタ
絵が好きです!結構ひどいことが起きてるんだけど大丈夫なんですか?!
・マイホームアフロ田中
癒しです
中野でいち
■連載
・はなまるエントロピー/みぞグミ絵璃
・放課後帰宅びより/松田舞
・うちがキングダム/森巡る/砂糖野しおん
・伴天連怪談/三木有
■同人&読切
・チドリと順平と落書帖/三途
・流るる星のランデブー/ショーノ
・いつか、どこかの、その日まで/シェリー野郎
いつか、どこかの、その日まで pic.twitter.com/cqAug8WmOS
— シェリー野郎 (@Gp_o2) 2025年11月6日
関野葵
みいちゃんと山田さん5 亜月ねね
サンキューピッチ 住吉九
ランチユーインザスカイ 伊藤九
100年の経4 赤井千歳
ハードボイルドなデフォルメガールのパンチラインはブラックアンドイエロー すみれちゃん
わたしはやさしくなりたいっ 薄宮・日々曜
全部救ってやる6 常喜寝太郎
匿名潟嬢姫
順不同です。
1.岳本路郎「ある日熊と出会う」
【『恋愛狂人ラブ事典』中身紹介③】 岳本路朗『ある日熊と出会う』(冒頭三ページ) pic.twitter.com/RNDeYDAqUb
— 肥溜め (@k_o_e_d_a_m) 2025年10月21日
まず絵が本当に大好き。話の構成も上手くて、大学生のサークル内でみんなが1人の女の子に恋してるって話だけでもよさそうなのに、そこに熊と同棲するという話が加わってくる。電車のシーンのだんだん視点が電車内から電車外の走る対象へ移っていって、3コマかけて描かれた遠くに小さく見える熊と片岡(みんなが好きな人)が、見開き2ページを挟んだ次の見開きでドーン!と写し出される、この見開きに電車内でのセリフを被せて、空間も音も隔たれているのにテンションだけマッチしているのが素晴らしすぎて仰天した。山下が海に行かないのもリアルだし、最後のコマで「好きだよ」と言っている人物はコマ外に押し出されて、山下の絶妙な顔だけが残る、この顔もほんとうに良い。
2.岳本路郎「サマーヌード」
1/5 pic.twitter.com/GqyDZU3jPC
— ダケモト (@mWkILEL1MN51683) 2025年11月17日
夢の話でこんなに面白くなるのすごすぎる。下半身丸出しの男と全裸になる女。恥ずかしさへの欲望が表れてるようで、それが魅力的な"見られている顔"から逆算的に"見る目"、ひいては読者の"読んでいる顔"が暴露される感覚になり、すごく恐ろしい。ラスト2コマは2人の見つめ合う顔!(計算なのか分からないけどその話をする主人公はサングラスをかけている)。
3.カウ・リバー「エンゼル」
主人公固有の失恋体験が、働いているファミレスの客のあるある話に飲み込まれてしまう、というところから始まって、失恋本を目にし、失恋ラジオを聴き、失恋ソングを聴いて、また同じように失恋をした女性と出会い失恋エピソードを聞く、そうして常に自分の感情が他の誰かの感情に代替/共有されていく恋愛そのもののような構造が、失恋ソングの歌詞を2人で考察する旅というストーリーとマッチしていてめちゃくちゃ面白い。対照的な"失恋で泣ける人"と"失恋で泣けない人"。更にその行き着いた先(海ではなく川!)で、ああこれは誰かに代わりに涙を流してもらうための旅だったのかも、と思わされて感動した。
4.カウ・リバー「たぶん絶対そうだと思う」
今度は職場で気になってる同僚女性を考察。前作よりギャグ度マシマシでめっちゃ笑った。知っていく度にどんどんメッキが剥がれていって気持ちが冷めそうになるけど、倍倍にあれも素敵!これも好き!となる人よりも、「でもいい人なんだよな…」と「でも…」が重なっていく人の方が恋愛は沼りそうな気がする。そんなことないかもしれない。
5.いましろたかし『完本 化け猫あんずちゃん』
いちばん面白い。とにかくあんずちゃんが良い奴すぎる。基本的に出てくるキャラみんな良い奴なんだけど、たまに誰かが悪事をはたらく時もここまでなら笑って許容できる、と倫理の線引きがうまいというか。前半は楽しそうに働く(職業:按摩師はあまりにもケアの象徴すぎる。妖怪が人間と暮らしていくには何か人のためになることをしなければいけない、ということなのか。ほかの妖怪たちは地下に潜んでいる)あんずちゃんに癒されて、風雲編では当たった宝くじマネーで映画を作ることになってデカい話になるのかと思いきや、完成しても身内や地域の市民センターのようなところで上映するだけでヒットしてる描写もなく、ごく小規模な世界観でまとまることに安心する。漫画におっさんぽさがありつつ全体を通して性欲がほぼ描かれないのが珍しくて良い。
6.『高木りゅうぞう作品集 ツイステッド』
背景作画ベスト。こういう見とれる背景みたいな絵のマンガなかなか無いから嬉しい。色んな人間を器用に満遍なく描いているけど、子供っぽい大人/大人っぽい子供を描こうとしてる感じが衿沢世衣子を思い起こして良い。
7.宮崎夏次系『カッパのカーティと祟りどもの愛』
やっぱ可愛いキャラって大事なんだなって思った。接着剤で割れた頭の皿をくっつけてもらってもすぐ何者かのチョップによってまた割られてしまうカーティが可愛すぎる。頻繁に入るフラッシュバックが現在時制と絡まって混濁したり、ひとつの画面でふたつ以上の物事が起こったりするのが読みづらくて、読みづらい(=情報量が多い)マンガが好きなのでとても嬉しい。貧困とか犯罪とか環境の悪さとかの病みが天然かつパワフルなギャグで描かれる話がほんと好き。
8.大山海『力石持つ』
村一番の力持ちらしい権蔵の激エモな死から始まり、権蔵は1話で去って、村からいなくなった兄のモ作を弟の杢助が追う兄弟の話。弟が謎のお婆や猿と出会って成長してることに感動してると、一方で兄は人助けに見せかけ他人の家を破壊したりしてめちゃくちゃ暴れてて面白い。前年ベストに入れた『はにま通信』もはちゃめちゃにおもろい。どんどんキャラの表情が豊かに魅力的になっていってる。
9.破賀ミチル『新刊100億冊ください』
腐女子百合ものでめちゃおもろい。こういうのが読みたかったんだ!みたいな漫画。姪が好きな同人作家が実は会社を辞めて実家に帰ってきた叔母さんで……って設定からして最高。いっぱいキャラ出せそうだし無限に展開作れそう。
10.ほそやゆきの『シルク・フロス・ボート』
画角の切り取り方がほんとかっこいい。基本的に空間が狭いんだけどそれによって一定のコマのリズムができてて読み心地が独特。2巻の160-161ページの見開きとか、連続するコマでじっくりと時間を捉えていくような描写がすごい。カイコを育てて製糸していく過程がものすごく丁寧に詳細に(蚕は割とすぐ死んでしまう等のディティール)描かれるのでハウトゥー本みたいな気持ちで読める。
人間が大好き
順不同です
シャモナベ/PYPYworks 『あの夏、秘密のコンフィチュール』
エロ同人にはジャンル分類不能な文学ともポルノともつかない作品が出現することが稀にある。その瞬間に立ち会える興奮がある。
父が不祥事で逮捕されたため、大学を辞めて田舎の姉の家に居候することになった主人公・彗。姪の友人である凛々花は彗に急接近し、2人は秘密の関係を結んでしまう。一方で彗はそれ以前から、姪の翠羽とも情事を重ねていて……。だが全4章からなる連作短編を読み進めていくうちに、彗はこの少女たちの内面に気づいていないこと、この秘密を凛々花も翠羽も知っていること、みなが甘美な秘密の味に溺れていることが明らかになってくる。章ごとに時系列をシャッフルして視点を切り替えることで、秘密を浮かび上がらせる巧みな構成が上手い。
いかにもエロ漫画らしいサムネイルと説明文に反し、画面上からは何か異様な雰囲気が漂う。風景を切り取ってアルバムに閉じたような扉絵、仄暗い風景、度々挿入される窃視的な俯瞰のショット、みずみずしい果物たち。コンフィチュールとはジャムの一種のこと。みずみずしい果物のような少女たちはその思いを秘密という砂糖の中に漬け込んで保存し、官能的な甘い香りを漂わせるコンフィチュールへと変わっていく……。
模造クリスタル『グラウンド アンダー』
『金魚王国の崩壊』の模造クリスタルの最新作。『カラスのいる荒地』の続編に相当するような作品だった。
舞台は巨大で恐ろしいカラスが跋扈する荒野。荒地に住む少女・シックチックはカラスの抜け羽を集めていたところ、道を見失い彷徨っていたハンターたちに出会う。道案内をするうちに、この荒地から地下資源や古代文明の遺産が見つかる。それが具体的に何をもたらすものなのかはわからないまま、あれほど危険だった荒野へと人々が進出していき、人間は労働者へと変わっていく。何かが起こりそうで何も起こらないまま物語は終わる。経済によっていずれは恐ろしい鳥たちがいる荒野も王政も倒されることが連想される。
全体を通してどこか徒労のような話であり、しかしどこか楽しそうで、不穏でもある。独特の社会観や人間性への洞察が垣間見える。
遠野人夏『やちるさんはほめるとのびる』1巻
「八尺様はえっちな妖怪」という誤ったイメージにより身長が縮んでしまったやちるを本来の姿に戻すため、八尺様の大ファンである青年・誠一郎と協力して試行錯誤をするというストーリー。様々な『検証』を重ねるうちに、やちるは誠一郎に褒められると元の背丈に戻ることに気が付く。やちるは性的な偏見を持たずひとりの存在として向き合ってくれる誠一郎の真摯な姿に信頼を重ねていくが、実は誠一郎は背の高い女性がタイプで……。やちるが元の姿に戻る条件は「性的に見られない」ということだけではないのだと次第に明らかになっていく。
よくあるラブコメなら「無遠慮な性的目線は悪い」「不同意な接触は悪い」「自分の尊厳を守ることが大事」という教条的な主張をするだけにとどまるが、この作品はその先を行っているところが凄い。元から誠一郎はやちるのような背の高い女性がタイプだったので『検証』を重ねるたびに悶々とし、やちるもまた自覚なく誠一郎に惹かれていく。2人は倫理的でありたい気持ちと、無自覚のうちに性的に見てしまう/見られたい感情の間で葛藤し、よりよい関係を模索すべく議論と試行錯誤を重ねていく。この葛藤と試行錯誤をフェチたっぷりのド性癖シチュエーション&もどかしいラブコメに昇華しているのである。倫理的なテーマを問うことがこんなにえっちで面白いのか!という感動がある。今一番アツいラブコメ。
幌田『俺のカスみたいな人生は全部タヌキのせい』1巻
学力はあるのに試験に落ちて二浪が決定した浪人生のアラタは、ある日タヌキが人に化けた存在である人狸が見えるようになる。自分の人生がおかしくなっている原因はタヌキではないか。この日本には人狸という存在が陰ながら暮らしていることを知らされ、タヌキの世界へと足を踏み入れることになる……。
アラタは自分の問題を人狸のせいにしたり、目の前に実在している人狸の存在を否定したり、人間社会を乗っ取ろうとしているのだと過剰に恐れたりする。人狸というファンタジーのモチーフを借り、いまこの現実ですぐ隣に異なる存在がいることを受け入れられない感覚を追体験させるのが上手い。現実におけるマイノリティやルーツをめぐる差別や包摂に通じる議論を、そうとは言わずに展開する巧みさがある。
7Liquid『なにも理解らない』1巻
異世界で記憶喪失になって目覚めた主人公が、言語も常識も全く通じない状況で必死に試行錯誤を重ねて手探りで未知の文明を把握して生き延びていく……という、可愛らしい絵柄から予想がつかない本格派のSFファンタジー。敵意がないことを示したり名前を聞いたりするようなわずかな意思疎通ですら相当に難しいことが最初から示されている。意思疎通や理解が少しでも進んだかと思えば、今度はこの異世界における未知の生命や未知の物理現象などが立ちはだかる。そうして少しずつこの世界の全容が明らかになる。この内容を可愛らしいキャラクターが織りなす萌えコメディみたいなやりとりでサラッと描いてしまう。すごい漫画だと思った。
眞藤雅興『ルリドラゴン』3巻
ツノがキモいよね、と陰口を言ってきた蒲田に対して当てつけでツノを折る意趣返しの痛快さと、その当てつけごと謝罪する和解のパートの議論がいい。知らないからキモいなら全部知ればいい。
青井タイル・ツナミノユウ『女甲冑騎士さんとぼく』
歴史的な役目を終えた甲冑騎士たちが住んでいる東京を描くアーバンファンタジー。主人公「ぼく」が女甲冑騎士と同居している。女甲冑騎士さんは現代社会のことをまだよくわかっていないが、出かけた先々で気高い精神と高貴な振る舞いを見せ人々を浄化していく。
変な騎士や変な人がさらに続々登場するが、おおらかな町がそれを受け入れているところが本当に嬉しい。無関心でも排除でも保護でもなく、程よい関心を持って付き合っているという社会がよい。ぼくが白百合の騎士の気持ちを全然わかっていない、少し切ないラブコメ回もある。
猫にゃん『魔法少女イナバ』1巻
成人女性が現実世界で本気で魔法少女をやっているという『劇光仮面』フォロワーな作品だけあり、あの山口貴由が帯コメントを書いている。コスプレではなく変身と言い張り、魔法少女の姿をしている間は人助けをしたり悪と戦ったりする勇気が出る。現実には敵もいなければ魔法少女の居場所もないと知りながら日夜人助けをし、社会との摩擦に苦しむ日々。だが本当の怪人が出現したことで魔法少女としての活躍の機会が訪れ、次第に「本物」になってしまう……。
『Vドライブ!』でまんがタイムきらら作品とは思えないハードなアクションやゴア表現を描いた猫にゃん先生が本領を発揮し、可愛らしい絵柄から容赦ない狂気、欠損、バイオレンスなどを繰り出す。「正義のマントを覇王って参上!」の本当の意味が明らかになる、1巻の衝撃のラストにして物語の本当の始まりに驚愕。
zinbei『この世でいちばん甘い毒』
「好奇心と恐怖と愛の短編集」と銘打たれている。zinbei先生は何気ない生活のワンシーンから不思議さや面白さを見つけ出す観察眼がすごい。石碑、風景、花、少しの違和感。その豊かな感覚が日常を非日常に変え、恐怖を呼び起こし、恋愛を鮮やかに彩る。
山形と東京の2つの感覚を描いているのもいい。地方出身者として、良いとも悪いとも割り切れない故郷への複雑なノスタルジーを覚える。
稲田晃司・巡宙艦ボンタ『浪と損害のティティス』1巻
近世風のファンタジー世界が舞台のボーイミーツガール。主人公は海上保険の鑑定人、ヒロインは運を消費して風の魔法を使う少女。全ての現象を科学的に解体して真実を明らかにしたいと考える主人公は、未知の魔法を使う少女を海難上のリスクとして追いかけることになる。
暴力や略奪が横行していた時代や科学文明が発展する以前から保険は存在し、貿易を安定させて人類の文明を大きく進歩させてきた。本作でも保険の鑑定パートで科学捜査の先駆けのようなシーンがあったり、蒸気船が最新鋭艦として挙げられていたりと、文明に関する洞察が伺える。ファンタジーを通じた文明や技術の再検討という、巡宙艦ボンタ氏の得意技が発揮されている。2巻以降でもそうした保険にまつわる洞察に期待。
竹田純
特に最近の選考会編。何巻分も議論をずーっとやっている。全っ然戦わない。でも不思議と読める。読めるどころか話してるだけなのに面白い。なぜ!?
藤田和日郎『黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ』
メアリー・シェリーの『フランケンシュタイン』の現代的解釈としてうますぎててビビる。これだけ今の研究と知見が入ってて100%エンタメにできるんだー。
高橋留美子『MAO』
高橋留美子の最新作。『犬夜叉』っぽいシリアス系なんだけど、突き抜けて陰惨。容赦なし。死滅回遊に出てきたら活躍しそうな人がいっぱい出てくる。
監督が主人公のJリーグマンガ。地域に根差すクラブチームの運営や、サポーターの解像度が抜群に高い。スポーツが共同体になるってこういうなんだなあ。
住吉九『サンキューピッチ』
野球というバキバキにルールが決まってて、先行作品も山ほどあるジャンルなのに、まったく新しいスポーツのように新鮮に読める異常さ。
『アオアシ』がヒットした小林有吾の料理漫画。数学の天才が料理に挑戦する話なのだけど、社会のシビアさが前面に出ているうえ、ギリギリの状況が連続してとにかく何度も絶望に突き落とされる。怖さの演出が印象に残る。
川勝徳重編『現代マンガ選集 恐怖と奇想』
丸尾末広の「無抵抗都市」がすごかった。ほかにも忘れられない作品が多い。山川惣治『骨ノ兵隊さん 指輪』が好き。
ときわ四葩『胡桃沢善彦の愚行』
『ダディデバディ』のときから、真面目な登場人物が真面目過ぎて破滅していく感じがとても好き。この漫画も破滅が約束されたストーリーでしかも意外と早く破滅しそう。
尾瀬あきら『呑んでゴメン』
『夏子の酒』と『どうらく息子』をミックスしたような前後編の漫画。ミックス過ぎでは?とか、オチはどうかな?と思うものの、達人すぎてそんなの関係なく面白い。
『マイホームアフロ田中』
「会社勤めの子育て中男性」の思考を見事にとらえているッ!と言いたくなるくらい、わかる~と言いながら読んでいる。仮想のパパ友こと、アフロ田中。
Yaca
・柊ちゃんと富川ちゃん(X、Kndle投稿)-犬山あむ
隣に#柊ちゃんと富川ちゃん 129 https://t.co/LcwDf1UBPT pic.twitter.com/LpvKeFljYs
— 犬山あむ🐄 Inuyama Amu🐄 (@kore_inu) 2025年12月18日
人の面倒にこんがらがった心理体系がこんがらがったまま書かれていて良い。家庭環境最悪だった人とかが読むとあるある漫画になる
・#ギャルとギャルの百合-イノウエ
感情のある無表情の書き方がうますぎる
(ただ表情筋が弱いだけで感情はある顔)
・まどわせないで矢守くん - いのぐちしな
惑わされるボーイが可愛いがち
・やちるさんはほめるとのびる-遠野人夏
恋愛、怪異、サービスエッチ要素、コンプレックスなどなどそれぞれが邪魔をしないで必要要素として作り上げられていてすごい作品
・本日の卜部さん-ましまし
「ババ抜きで負けたほうがなんでもする」という話がスポーツ漫画みたいな心理描写になるのが面白い
・その着せ替え人形は恋をする-福田晋一
ラストがすらっと綺麗に終わっていく。最終巻、最後の最後でもう一度事件みたいなことはなく、時間をなぞるように最終話を迎えるのが逆に印象的だった
・スケバンと転校生-ふじちか
時代設定と令和のノリがいい感じに合わさっていて新鮮で面白い
・チェンソーマン 第二部-藤本タツキ
二部は第一部に比べてキャラデザが濃いめで説明なしに魅力的な女キャラ(特に四姉妹)がよい。デッカいバトルと各々の思惑丸出しのいがみ合いがあまりにもオタク向け漫画
・ムチムチギャルと濃厚ぴっとり主従性活-九月ナガツ
今年リリースされたOneohtrix Point Neverのアルバム「Tranquilizer」と同じ。配置とバランスがとにかく自由。決まりきった枠組みの中で枠を壊さずにオブジェクトのシェイプをぐねぐねと大小さまざまに好きなように配置する。表現ってまだまだ自由にできるんだと思えた。自分も「大胆なバランス感」で創作をしたい