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問松居間
・ザ・キンクス
今年出た新刊も最高でした。
子どもの頃に考えてたけど、大人になって完全に忘れていたような出来事や発想が描かれていて、それは記憶力なのか、童心を忘れていないとかなのか、才能なのか、どれにしてもすごく羨ましい能力だと読んでいて思いました。
・さむわんへるつ
すごくおもしろいです。
ハガキ職人漫画なんていうハードルが高そうな企画を出す勇気もすごいし、ちゃんとユーモラスなのもすごいです。
なにより主人公とヒロインのキャラが良くて、連載が始まってソッコー二次創作を見かけましたし、キャラが良い漫画の見本だと思いました。
・みぃちゃんと山田さん
今一番楽しみな漫画です。
このマンガがすごいで4位にランクインしていて、おもしろいから当然なのですが、あまり広まっていないと思っていた好きな漫画がどんどん広まっていくのは少し切なくなってしまいます。ファンの良くないエゴです。
絵の抜け感も羨ましいです。
無料公開されてて初めて最後までちゃんと読んだのですが、おもしろすぎました。
ヒカルが成長するにつれて周囲もどんどんレベルの高い人たちに変化していくのが、成長欲を掻き立てられました。
サイが無双する話じゃなくヒカルが成長する物語な点が、強者憑依物のおそらく黎明作品でありながら2周くらい先のことやってる…となり腰抜かしました。
・恋とか夢とかてんてんてん
すごくおもしろいです。
読みながら都度幸せについて考えてしまい読み終わるのに時間がかかってしまいます。先を読ませたくさせる行動の力がなるほどな〜と勉強になります。
・シューリンガンの息子
Twitterに中盤の1ページが流れてきて、その絵の構図がすごくいいなと思って、他の絵も見たいと読んでみたら傑作でした。プロだな〜と思いました。
それと落語や演技のような「想像させるもの」は漫画と相性いいなと改めて思いました。
たかたけし
●呑んでゴメン(尾瀬あきら)
笑いました。
●パットおじさんのいた夏(ジョハン)
たまたまネットで出会って面白かったです。
●メタモルフォーゼの縁側(鶴谷香央理)
2025年にまとめて読んで感動しました。
●俺はバイト先のみんなに「ちんこを出させて下さい」と言った(酉ガラ)
ちんこを見せる理由を聞いても納得できないですが面白かったです。
●ガールクラッシュ(タヤマ碧)
紙の単行本が出て嬉しかったです。こんな絵が描けたならと憧れてます。
春原ハルア
2025年は社会人1年目で忙しくてあんまり読切漫画が読めなかったので2026年はたくさん読みたいです。
・パットおじさんのいた夏(ジョハン)
「僕はサウンドオブミュージックで抜いたことがある」←最高
ハッピー・マニア→後ハッピーマニア、トレインスポッティング→T2みたいな続編特有の過去に対するペーソスの良さもあってうれしかったです。
・空色心境 (こうの史代)
『描く人へ』も良かったけどこっちの方がやばい。ハードコアとしか言いようが無い。
変なコンセプトを思いついたとしてそれをやる、やり切る面白さがあってよかったです。
やはり良い漫画は背骨を強く意識させてくれます。漫画でうっとりしたい時に読み返してます。
・億劫です。(加藤青)
ヒーロー好きの女の子が成長して昔を黒歴史に感じてしまうというシンプルな物語で、二次創作の露悪さがちょっとあるなと思うけど、家にいる時は下着姿になってしまうという謎設定だけで無限に味がします。超可愛いギャグマンガ日和。
窃視的だけど絵柄が可愛いから健康的なエッチさがあるし、物語も健康的に泣けてしまう。ゼメキス映画みたいな良さがあります!
・呪いの絵日記(江河川)
『 呪いの絵日記 第3話︰予言者の鏡』①
— 江河川(新) (@kappadokia1024) 2025年12月2日
鏡の中に光る虚像か、鉄の必殺仕事人か─────?!
📢83ページ一気に投稿したら@kawawa1024がロックされちゃったのでこちらから再投稿します笑!
夜露死苦!お願いします👊#漫画が読めるハッシュダグ pic.twitter.com/CmCHXKn9tU
自分は「反骨」を読んで江河川先生ご自身が内なる無限性を秘めていて、それを切り出している人だと思っていました。けど、先生もすごい人たちと出会ってるんだなとこの漫画でわかりました!普通にキャラクターの作り方を教わった気がします。
出会う人みんな男なのも面白い。みんなどこか破滅的で不安定だけど肩幅のデカさで安心感を補ってる気がします!
トップをねらえ!2の「神様を見たことはたぶんないと思う。もし神様にも願い事があるとしたら、それは何に願えばいいのだろう。」みたいな、凄みがある人は何を信じているだろうかという思索にもなっている気がします!
・さとみくん/りゆにおん(国木田くにお)
さとみくん/りゆにおん(スペリオール新人作家大賞・大賞) - 国木田くにお | ビッコミ(ビッグコミックス)
「嗚咽」の国木田先生だと全然気づきませんでした!
絵柄の少年っぽいフェティッシュさと物語の内容との差が気持ちいいです!
無駄に情動を盛らず、諦観的なカラッとした目線が華倫変ぽい、この絵柄でそういうのやってくれるの嬉しすぎる!
「突撃!バイトの日常」もよかったです!無限にこういうの読んでたい。
・バルバロ(岩浪れんじ)
自分は三木聡映画の、「女の子の手のリスカで硬くなった皮膚でわさびを擦り下ろす」シーンがずっと好きで、それをずっとやってくれてる気がする漫画です。それでいてギャグがずっと面白いので最強だと思います!
このマンガがすごい2025でよしながふみが今年良かった漫画に挙げてたのアツかったです。
・ギャル神官はリザレがダルい(秋★枝)
『放課後メタバース』完結の傷がまだ癒えてないけど、流石に新連載嬉しすぎました。俺はやっぱ金髪ギャルと冴えない男の話が好きや…。
『黒根さんはニャーと鳴かない』『ふたりバス』『やめろ好きになってしまう』『スベる天使』『放課後帰宅びより』『さむわんへるつ』2025年は滋味のあるラブコメばっか読んでました、全部良かった。
・それはそれとして(夏景)
百合は特権的(だから今のうちに楽しもう!)って誰かが言ってたけど、ほんとにそうだと思った漫画。
男なんてひどい仕打ち受けてればいい、そう思えてしまう良さがあります!
・新潟~北海道旅行レポ漫画(中野でいち)
エッセイ漫画だけど、コマを割ること自体がリズムだし、感情も絵に預けられるので最小限の淡々としたモノローグと会話で進むのカッコいい。「あのトド片目が病気だね」で何も展開しないのやばい。
絶対この人と旅行に行ったら楽しいだろうなという気持ちに。
・たぶん絶対そうだと思う(カウ・リバー)
マジでこれからのスタンダードになっていくんだろうなって感じの漫画です。
ギャグが全部面白いしオチがカッコいいのズルい。金字塔です!
伊藤九
緑の予感たち - 千葉ミドリ
BORUTO two blue voltex - 池本幹雄/岸本斉史
宇宙人の彼女 - あまいろ
宇宙人の彼女 4/1 pic.twitter.com/6CqHragPlY
— あまいろ (@tentijin11) 2025年5月5日
ある日熊と出会う - 岳本路朗
【『恋愛狂人ラブ事典』中身紹介③】 岳本路朗『ある日熊と出会う』(冒頭三ページ) pic.twitter.com/RNDeYDAqUb
— 肥溜め (@k_o_e_d_a_m) 2025年10月21日
中村汚濁
1.かわいくないかわいいあの子
小骨トモ先生の新作!思春期のドロドロさは健在な上、絵の迫力が凄まじいです。
2.秘密法人デスメイカー
絵がとても可愛い。個性豊かな女の子たちが魅力です。ギャグもキレキレ。
3.グラウンド アンダー
待ちに待った模造クリスタル先生の新作。
独特な世界観と懐かしのキャラクターにノスタルジーを感じました。
4.劇光仮面
去年に引き続き挙げさせて頂きました。恐ろしい漫画です。
5.セイ少女黙示録 ですぺあ
宣伝です。是非読んでね。
punk
2025年は前年に輪をかけてインプットができず、なんか素潜りで漁をするように「読もうと思ってる漫画を読みに行く」ことしかできませんでした。もっと漫画の海にダイビングしたい……。順位をつけるのが苦手なので、前回同様に順不同です。
『ずっと青春ぽいですよ』矢寺圭太、コミックDAYS、講談師、連載中
ツイッターで気になって読みはじめた漫画です。かわいくて大好き。普通に萌え萌えしながら読んでます。ニコ先輩推しです。
『税金で買った本』ずいの、系山 冏(けいやま けい)、ヤングマガジン、講談社、連載中
マガポケで追ってます。これもキャラ萌えしながら読んでます。若い男女がいっぱい出てくるのに一切恋愛に発展しないのがいいです。推しは今村さんです。
『ヴァンパイドル滾(たぎる)』島本和彦、週刊少年サンデー、小学館、連載中
アイス・ロック・オン流行ってほしい……!と思いながら読んでます。単行本派。島本先生、ここにきて週刊連載で、絵がどんどん色っぽくなってるのすごすぎませんか……?
『負けヒロインが多すぎる!』雨森たきび、いたち、マンガワン、小学館、連載中
いや待ってください!違うんです!こいつまたか……って思ってるかもですが、騙されたと思って「23敗目③鰯雲と秋の空」を読んでみてください!こんな表現するの?!って度肝を抜かれました。毎回目が離せませんよ!
『健康で文化的な最低限度の生活』柏木ハルコ、ビッグコミック、小学館、連載中
NHKの『漫勉』で知って読みました。「災害編」、もうすごすぎて目が離せないです。こういう漫画を描こう!というの、自分は思いつきもしないと思うし、めちゃくちゃ大変だと思うので、本当に尊敬しています……!
『君が監督!』あじな優、マガポケ、講談社、連載中
これもツイッターで知った漫画です。スポーツ漫画って梶原一騎くらいしか読んだことのないぼくですが、この作品は、「野球ってこんなに面白いんだぞ!」「この選手はこんなにすごいんだぞ!」というのを、喩えていうなら『七人の侍』の侍集めをずっとやってる感じで、ワクワクしてめちゃ面白いです。
「タルト」ケレンメ、WEEKLY快楽天2025 6、ワニマガジン社
絵も話も演出もエロ描写も飛び抜けてて、もう衝撃でした。オシャレなのに淫靡でかっこよくてエロくて、もう憧れと才能への妬みしかありません。鼻血→鼻にキスとか天才ですか?と思いました。ケレンメ先生はどの作品もすごくてどの作品も好きです。最初に読んだ「タルト」の衝撃が忘れられないので、ここで挙げました。(成人向け)
「I'll drag you down to hell」すがる春、WEEKLY快楽天2025 33、ワニマガジン社
この作品、恋心のすれ違いを描いたものなのですが、自分が大事にしていたものを差し出したときに、それが相手にとってここまで絶望的に無価値なのかと、恐ろしくなるくらい冷徹に突きつけてきます。とにかく優しくされない、尊厳をもって接してもらえない、半ば自業自得なところもあって、とにかくヒロインが可哀想。大好きな漫画です。すがる先生の描く冴えない系なのにサイコパスな竿役男性、たまらないです!(成人向け)
『いい曲はいい人と共に』勇魚、ジッキョウプリズ魔、同人誌
勇魚先生のネームの力はすごいのですが、この漫画のクライマックスはほんとに鳥肌立ちます。ネームでぶん殴ってくる感じです。絵の勢いもほんとに好きです。可愛くてバキバキに動いてて、惚れ惚れします……!
「負けくの一の娘」藤本和也、『ぬくやな合同誌』所収、ゆかいまんが社、同人誌
昔からずっと大好きな漫画家の先生に、自分が企画したアンソロに寄稿いただけるとしたら……?もう何回妄想したかわからないこんな願いが昨年、叶ってしまいました……!しかも超傑作!マケインなのに忍者漫画!もう大好きすぎて主催の本分を忘れて転げ回りました!役得!
藤本先生の絵柄とお話の可愛さ、コマ割りや擬音などの演出とあいまった「雰囲気」って唯一無二なんですよね。最高です。
肥溜め
すみません、今年じゃないのもあります。順不同です。
・千葉ミドリ『緑の予感たち』
・千葉ミドリ『ECHO』(同人誌)
・匿名潟嬢姫『ガンプスの声』
・黒田硫黄『あたらしい朝』
・いましろたかし『引き潮』
西瓜士
今年はほとんど漫画を読んでいないので読み切り2作でお願いします
毎日、病んでます(桜壱バーゲン)
作家として一筋縄ではいかない思いをラストの1ページ、夫のほほ笑みで終わるところにベテラン漫画家としての矜持を感じた
呑んでゴメン(尾瀬あきら)
大量のモーニングを処分する前に偶然手に取ったら尾瀬あきら新作読み切りが載っていて天啓かと思った ギャグが面白すぎるしテンポも全くだれず身が引き締まった
華沢寛治
・凪のお暇
完結おめでとうございます。慎凪を求めてさすらう怪物になる気持ちvs突然挟まれる真実の口のコマ格好よすぎるの気持ち。
・バルバロ
スーパー画力とリッチな画面。あけすけで可愛く魅力的なキャラたち。
・ギルティえんじぇる
現実は判断力の差とかで成立しないだろうけど、立場が違う他者同士の交錯、人間の人間らしさを信じる祈りがある。罪深いのに爽やかな逃避行。
・ハネチンとブッキーのお子様診療録
淡い陽光色の髪・実は端正な顔立ちのフルメイクお医者さんが飄々と優しい(本当にヘキに刺さる)
物語はずっと丁寧で暖かい。
・午後の光線
冒頭大人びて見える主人公の繊細なあどけなさを誰が知るのか。受容させることの痛みと優しい意思がずっとあり、綺麗で苦しい。
・バックラッシャー
限界が迫っていても現在だけはやけにのどかなのがリアル。不気味で愉快で面白い。
・ゴッドマザー/下川林 (読切)
終始美麗な画面、かっこよすぎるストーリー、主人公の髪のくしゃくしゃ感が好き。連載で続きを読みたすぎる。
・岩鞠山大観光ホテル/津村根央(読切)
完全白黒の漫画でリミナルスペースできるんだ……のかっこよさ。ベタの黒がやけに怖くて惹かれる。立体感と爽快感。
・お豆腐の味/匿名潟嬢姫
(紙で買えてなくて読み返せず詳しい文章無くてすみません。凄く良かったのでどうしても……)
・君は俺の優しくない春
ヒロインの横顔が美しいのは好きだから……。眩しい青春。
池袋不敗
緑の予感たち/千葉ミドリ
何もかも最高で単行本待ってました
自称吸血鬼ちゃん怪異譚/本間保奈美
絵柄が大好きです。かわいいけど渋い
現象x/温泉中也
二巻面白すぎます。絵は見てるとため息が出ます。
かみちゃんがいればマル/古田青葉
入り口が思わぬ方向に繋がっているのがいいです。キャラもみんな可愛い。
来見沢善彦の愚行/ときわ四葩
大変なことが起きそうで面白いです
考幻学入門/鈴木りつ
待ってました。紅茶、ケーキ、考幻学入門で素敵な昼下がりを過ごせそうです。
金の糸銀の糸/斎藤なずな
前作もそうでしたが余韻がすごく良いです
ブランクスペース補遺/熊倉献
何もかも最高です。自分は『日陰』が美しくて好きでした。
伴天連怪談/三木有
画面と話の緊張感が素晴らしいです…
天女様がかえらない/伊奈子
怖いもの見たさで読んでしまいます。本当に恐ろしいです。
こころの一番暗い部屋/雨夜幽歩
テレフォン人生相談的な良さとホラーの良さが合わさっててかなり自分の好きなテイストです
津村根央
同人誌『模様替えするけもの』 ビュー
動物や人外の考えることは、人間には理解できないし、想像もつかない。
『模様替えするけもの』は、ナンセンスな短編漫画。ある日、男の住む家へけものがやってくる。けもののやることはひとつ、部屋の模様替えだ。
冒頭1コマ目のテレビに映った赤い部屋は、ツインピークスのオマージュだろう。不条理な展開と、かわいいユーモラスなけものがドンピシャに好みで、大好きな一作である。こういうものをもっと読んでいたい。
へんてこな感覚に陥る大傑作。
西部劇が縦横無尽に引用される、コラージュ的な短編漫画の『イエローマン』がすごくよかった。
杉浦茂の描くデフォルメされたキャラクターたちと、西部劇からそのままスケッチされた映画俳優たち。
杉浦茂の名の下に、調和のとれたごった煮が展開されているカッコいい一冊。ときどき挿入される1枚絵のコマもカッコいい。
リトルプレス『ランバーロール07 中年特集』
藤岡拓太郎さんのせつないギャグ漫画から始まるリトルプレス第7号。あまりの軽やかさになんども読み返してしまう、素敵でおもしろい漫画だ。
特集全体を通して、中年のおかしみ、哀しみ、やさしさがこれでもかと書き連ねられている。漫画と小説が数作品ずつ掲載されていて、どれも印象的。少年でも青年でも老年でもない、中年という宙ぶらりんな存在だけが持つ味わい深さを知る。中年になるまでも、なってからも、何度も読み返したい。
吉田貴司
知り合いがヤングチャンピオンで連載が始まったのがきっかけでヤンチャンWebを毎日読むようになりました。
今までジャンプ、ヤンマガ、モーニング、スピリッツあたりを好んで読んできたので(まあ今やどれだけの人が雑誌名が思い浮かぶか謎ですが。)、ヤンチャン系は初めて読みましたが、おかげで新しい世界を知ることができました。
ヤンチャンが他の雑誌と大きく違う点は「欲望に露骨」というところです。
娯楽性が高く「エンタメしないと殺す!」といわんばかりの、力づくでもエンタメに持っていくという気概を作品から感じました。
個人的にはエンタメ性よりも作家性というか「この作者は何を考えてるのかな?」と思いながら漫画を読むのが好きなので、これまであまり露骨なものは避けてきたのですが、一定数まとめて読んでみると、「そもそも作家性とはなんなんだ?」ということを改めて考えさせられました。
というわけで個人的2025年読んで面白かったマンガです。
落日のパトス 艶々
かなりエッチなラブコメです。
高校時代に好きだったおっぱいの大きな先生が、アパートの隣に引っ越してくるという夢のようなお話です。
この先生がまた都合よく主人公に好意を抱いており、また都合よくエッチな先生なのです。
それも「明るくセックスが好き」というよりも自慰行為が好きな「隠者系のエロさ」なのが大きな特徴です。
それがいいんです。
主人公と接触して毎回いい感じになるのですが、やはりラブコメのお約束は守り、セックスだけは絶対にしません。
顔射はしてもセックスはしない。
そこまでいくとセックスは「関係の成就」を表すものではなく、「関係の終わり」を表すものに反転します。
真剣がギャグに、生が死に、あなたがわたしに、あらゆるものが反転していく。というのは言い過ぎですが、とにかく「もしかしてこの世界には性別なんて存在しないのではないか」というくらいセックスはしません。
にも関わらずページをスワイプする手が止まりません。
特に8巻は新キャラ登場からドライブ感をそのままに、ラストで見事スパークする神巻です。
「めぞん一刻」「りびんぐゲーム」「GS美神」
僕の好きなラブコメ作品に新たな名作が加わりました。
黄昏のエトス 艶々
「落日のパトス」のスピンオフ作品です。
おっぱいが大きな先生(まこと)の現役教師時代が描かれます。
これはたまらんと読んでいたのですが、途中から恋敵であるまさみの過去が描かれます。
ちょっと待ってください。僕はそれほどまさみのことは好きじゃありません。
先生のことを読ませてほしいのです!
しかし女性キャラの「男の妄想を少しだけ裏切る感じ」が良い塩梅のリアリティーを生んでいるところは今作も健在で、そこが他のエロコメディーにはない大人な感じがして好きです。
異世界NTR〜親友のオンナを最強のスキルで堕とす方法〜 佐藤健悦(漫画) 五里蘭堂(原作)
ヤンチャンWebをきっかけに、異世界ものも何作か読んでみたのですが、これが一番面白かったです。
漫画の主人公というのは「読者に好かれなければならない」という宿命をもっていて、ガチで嫌なやつだと読者に読んでもらえなくなってしまいます。
「ネトラレ」。しかも親友の彼女を寝取る奴なんて誰だって好きになれないはずですが、この漫画にはそれを回避するために、「あくまで親友を守るため」という動機づけがされています。
主人公(男)は親友のことがめっちゃ好きなのです。この作品内に出てくるオンナはその親友を誘惑したり、堕落させたり、騙したり、幸福を邪魔する存在として登場します。
そのオンナたちから親友を守るために寝取る。あくまで自分の性欲は二の次なのです。「んなアホな」思わずツッコミたくなるくらいむちゃくちゃですが、そこが面白いです。
露骨な欲望である「寝取り」を正当化するためにそこまでやるか。というヤンチャンの商魂を感じます。
また異世界ハーレムものを何作か読むと、正統派美少女、ちょっとヤンチャ系のギャル、スポーツ活発少女、最後に妹キャラといった具合に、出てくる女性キャラも既視感が出てくるのですが、「親友を守る」という動機のおかげで、飽きずに長く楽しめます。
ウリッコ 大森かなた(漫画) 殺野高菜(原作)
売れっ子漫画家を目指すウリッコの話です。
めちゃくちゃ面白いです。
特にいいのが主人公が紙とペンでマンガを描いているところ。
最近は漫画文化も成熟してデジタル機器も出揃っているし、作画ソフトもたくさんある。マンガを教えてくれる学校や教則本もたくさんあります。
しかしそれは逆にいうとマンガの作り方がマニュアル化してきているということではないでしょうか。
そんな中、本作の主人公は紙とペンだけで、漫画喫茶のローテーブルから戦いを挑もうとします。
マンガって元来こういう持たない者の武器ではなかったか、と思わせてくれるところがとても熱いです。
貧困表現もさることながら、漫画編集者の対応がとてもリアル。
2巻が楽しみです!
台湾の少年 游 珮芸 周 見信 倉本 知明 (翻訳)
16世紀までの台湾はオランダとスペインに統治されていて、それを明が追い出して清になり、日清戦争で勝った日本の占領下になって、戦後蒋介石により中華民国になるそうですが、20世紀初頭〜現在くらいまでの台湾の人の姿が描かれています。
特にすごいのが2巻の「白色テロ」というものです。
主人公はただ学校で読書会をしていたという理由だけで中華民国政府に捕まり、一方的な裁判にかけられ、島に送られて、思想改造させられます。
「無頼伝涯」かよ。と思います。
仲間がどんどん死んでいく中で主人公は生き延び、十数年後解放されますが、その後も「前科持ち」として政府から嫌がらせを受ける生活を送ります。
あまりに理不尽で、自分の身に襲いかかると思うと恐ろしいです。
僕がマンガ家の真似事をしながらのほほんと生きていけるのも平和だからです。
戦争になったら僕もぶん殴られながら、穴掘りとかしないといけないのかもしれません。
最悪ですが、歴史上一度も自国として世界から認められたことがない台湾のマンガを読んでいると、翻弄されるのが一市民だよな。と思ったりもしました。
さのさくら
ベスト10、ランキングむずかしいので順不同でいかせてください!すみません!
路傍のフジイ
おもしろい!すごく静かなおもしろさだなーと思いました。この先の人生どうなるのかなーみたいな回で最後主人公たちを桜並木で取り囲むみたいに映してる回でちょっと泣きました。「解決はできないが寄り添うことはできる」というのはかなり大人として理想的な答えの一つだと思います。
光が死んだ夏
話題になっていてちょっと買ってみたら気づいたら全巻読んでました。1巻のラストでちいかわっぽいキャラクターのヘアピンをいたずらでつけるシーンでちょっと泣きました。本当にどうでもいい何気ない瞬間みたいなのがめちゃくちゃかけがけないシーンになってしまったんだと思ったからです。
読み返してたんですがやっぱり面白いです!改めて読み直すとこんなに情報量があったんだという感じです。「やらなければいけないこと」軸ではなく、キャラクターの感情とそれによる行動がビリヤードのようにぶつかり合うおもしろさなんだと思いました。感情の量が多いし、全員気も多いです。
銀太郎さんお頼み申す
着物マンガです。自分は着物の知識がなくて、かつ勉強的な作品がそこまで得意ではないんですが、これは主人公のさとりちゃんがかなり何も知らないペースで動いてくれて話を飲み込みやすいです。銀太郎さんがなんかハスキー犬のような神秘的な感じでうっとりします!
初めて読んだんですがめっちゃ面白かったです。線に熱い血が通ってる人だなー!と思いました。たぶんすごく複雑な展開をやっているんだけど、自然に読めてしまって、手腕を感じました。途中出てくるネギが105円で時代!!と思いました。
新刊出てよかったです!しかもなんかわりと「今」のとこに言及していてえーどうやって結論出すんだ…!と思いました。自分としては作品の中でキャラクターが持っている持論が突き通される場面ってまあそうかなと受け止めてしまうので、「昔は良かった」的流れでくるのかなと思い、まあそういう一面もあるよねで受け止めようと思ったらいやそういうカーブあるんだ〜!!と思いました。続き楽しみです。
えぶりでいホスト
めっちゃ面白かったです!OPをYouTubeで見て入ったのですが、それぞれのキャラがしっかり立っていて、強いなと思いました。掘り下げに伴ってさらにキャラクターを好きになれてよかったです。
惨劇館
読み返してたんですがやっぱり面白いです。コマやセリフが少ないと没入度が下がるのかも?と最近思ってたんですが、非常にスッキリした画面なのに妙ないびつさ、不穏さがあって、たぶん「残酷なことが起こること」へのワクワクを感じてしまっている自分を自覚しました。
もやしもん+(プラス)
また始まってうれしいです!沢木たちがあの時と変わらず生き生きしていてすごくうれしかったです。作品の終わりやキャラクターとのお別れは寂しいですが、作者さんの中にはその世界やキャラクターたちは変わらず在り続けるのかもしれない、と思えてうれしかったです。
モバイルいわし
『午前二時は食卓で』
コメディにも転がせる、でも全体的にどこかドライで、それがしっかり怖い、、みたいなホラーマンガって最近(最近?)よく見る気がして、その系譜なのですが、例えば「悪魔二世」とかが好きな人には響くんじゃないでしょうか!? あと絵柄が往年の少女マンガのようでかわいい! そう、絵がめっちゃ良いんです。あと百合です!! オススメです、、百合なので、、
『友達だった人 絹田みや作品集』
表題作、人間関係のほとんどすべてをTwitterのそれが占めている自分にとって、こんなおしゃれでシュッとした線で、めちゃくちゃTwitterの人間関係をやってくれていることが、何より嬉しいのであった。出てくる人たちも、めちゃくちゃおもろツイッタラーみたいなことではなく、ちょっとセンスあるね、くらいの人たちなのも共感できます。何様なんだ、、表題作以外も全部おもしろくて、かつ「今のマンガ」って感じがすごくします。オススメです、、
『アンチマン』
表題作、直球のアンフェのミソジニストが主人公の、正直気分の悪いマンガなんですけど、劇中には色々な転倒があり、色々な気持ちにさせてくれる素晴らしいマンガだなって思いました。こういうマンガこそ全員が読んだほうが良い気がします。全員というのは人類の全員です。人類の全員にオススメです、、
『野球・文明・エイリアン』
異世界?異星?転移しちゃった野球オタ女子と、その彼氏の理系男子のサバイバルSFなんだけど、生存の次くらいには「現地の異星人も巻き込んで野球をすること」が優先されてて、そこに何とも言えぬおかしみがあります。でもめちゃくちゃSFです。SF好きと野球好きにオススメです、、
『星野くん、したがって!』
これはけっこう変なマンガで、パーパー?という芸人さんのコントを元に描かれているのだそうです。なるほど漫才めいた軽妙なやり取りで、理不尽の限りを尽くす山田さんがとてもかわいい。そんな山田さんのキャラクターを愛でる作品でありつつ、でもキャラクターありきで描かれたマンガではなかなか踏み込めない部分にちょっと踏み入ってる感じの、山田さんのキャラクターがかわいいのでオススメです、、絵も良いです、、