0.概要

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1.エリア説明
「いのちの輝き」をテーマに、8人の監督が主催するパビリオンが集まったシグネチャーゾーンに位置している。今回の大阪万博の目玉エリアの1つ。
リアルとバーチャルをインクルージョンした多様な体験により、訪れるすべての人々が「いのち」について考え、その概念をアップデートする場所になることと考えます。
テーマ事業「シグネチャープロジェクト(いのちの輝きプロジェクト)」 | EXPO 2025 大阪・関西万博公式Webサイト より
その他のシグネチャーゾーンの感想レポはこちら!
📍いのちの遊び場 クラゲ館
— Expo2025 大阪・関西万博 (@expo2025_japan) 2025年5月28日
『見て・触れて・聴く』
中島さち子さんプロデュース
五感全てが目覚める体験型パビリオン🪼
子どもたちも大人も
不思議な楽器やアートと出会いながら
“いのちのゆらぎ”を感じてみませんか?#EXPO2025 #大阪・関西万博 #クラゲ館@expo2025_kurage pic.twitter.com/o2jj8veCAj
2.パビリオンの紹介
「いのちの遊び場 クラゲ館」は、ジャズピアニストであり数学教育者でもある中島さち子さんがプロデュースされている。
大阪出身のこのかた、調べれば調べるほど化け物級の天才です。
高校時代、数学オリンピックで日本人女性唯一の金メダルを獲得後、東大理学部数学科を卒業。大学時代からジャズピアニストとしても活躍されているとのこと。
数学と音楽の二刀流を極め、現在は教育活動に力を入れられている。
自身の経験をもとに、数学と音楽の両方において、いか に自分の身体で感じることが大切かについて語る。
クラゲプロジェクトシンボルストーリー | 中島さち子・シグネチャーパビリオン「いのちの遊び場 クラゲ館」 より
特に、中島さんは自身で立ち上げられた企業の中でも、一貫して「STEAM活動」というものを提唱されている。ワクワクを中心として「知る」と「創る」の循環を大切にした考え方で、まさにクラゲ館を象徴している。
クラゲ館には、STEAM(Science、Technology、Engineering、Arts、Mathematics などを表す創造的・実践的・横断的な学び。科学者や芸術家や発明家のような生き方)のワクワク!も詰まっており、五感の遊び (中略)
クラゲ館の展示のご紹介 | 中島さち子・シグネチャーパビリオン「いのちの遊び場 クラゲ館」より
子供に大人気のこのパビリオンは、確かにこの視点が見事に反映されていると感じた。
地上部分と地下部分、それぞれ五感をフル活用していく楽しさ。
公式から上がっている動画からも、雰囲気が伝わるかも。
3.訪問の感想レポート
<建物の外観>

<入場まで>
初訪問は7月頭。ここは本気でもう一回来たいので、閉会までに再度予約したい。
7日前予約が外れて、完全にげんなりしている中だったが、3日前先着予約にチャレンジし、死に物狂いで確保した。ほぼ諦めかけていたためとてもラッキー。
捨てる神あれば拾う神あり。
地上エリアは予約なしで楽しめるため、予約時間よりも早めにスロープを登っていく。

<展示・体験の感想>
いのちのゆらぎ場(地上エリア)
登っていった先にあったのは、子供達の楽園のような遊び場。
この地上エリアは予約が要らないため、小学生の遠足コースや家族連れのコースに必ず組み込まれているのだと思う。
このエリア全体を「いのちのゆらぎ場」というらしく、五感をフル活用した計11個の展示や体験コーナーがある。

いくつか紹介していこう。
まず中央の木と巨大クラゲは、それぞれ「創造の木」と「ミドルクラゲ(海月)」。
5000本近くの吉野杉を組み合わせて作られた象徴的な木の建築と、ガーナのスラム街のごみを使ったアート作品なんだとか。

そこに短冊のように吊り下げられているのが「Co-クラゲ」。
・いのちが高まる瞬間は?
・なぜ分断・差別が起こるのだろう?
私たちに問いを投げかけてくる。皆が思い思いに回答を書き込んで、期間中にどんどん吊り下げられていくらしい。子供から大人まで、いろんな回答が記入されていて興味深い。
様々な「問い」に対して自分の思い・考えをペンで書く体験展示です。(中略)
来場者は、問いの周りにペンで、自分の好きな言語や表現で、問いに対する自分の考え・思いを書くことができます。



続いてこちらは「希望のピアノ」。
ストリートピアノのように開放されており、だれでも自由に弾くことができる。ちょうど自分の時は、とっても上手な女の子が弾いてくれていた。
ピアノの表面には、様々な絵がそこかしこに描かれている。皆のクラゲがとってもかわいい!
小さい子が書いたものから、イラストレーターによる本気の絵まで。こちらはなんと、世界中のありとあらゆる世代のかたに描いてもらったものだという。
「希望のピアノ」は、日本中・世界中の0-120歳のこどもたちが描いた900体ほどのクラゲたちによるピアノラッピングがされた、CFX のストリートピアノです。


こちらは、触ると音が鳴ったり光を放つ「音触」と「角命」。
前者は、押すたびにいろんな音が鳴って音楽をかなでることができる。大小様々あり、知らない人とも演奏できるよ、というコンセプトとのこと。
子供たちが夢中になってこれらの体験をしているのが興味深い。
五感への刺激という点で、まさにSTEAM教育の実践なのかな。


最後に、「よろこびの壁」。
こちらは、地下へと向かう入り口付近に展示されていた。沢山の小タイルでできたアート作品で、見ているだけで楽しくなってくる。
こちらは、全国の子供達や障害をもつかた、老人ホームのかた等、いろんなかた一人ひとりの想いが込められたタイルなんだとか。
いのちへの想いが詰まったタイルで作られた「よろこびの壁」が、いのちのゆらぎ場を見守るように存在しています。

他にも遊び心が満載!
予約なしで上がれるため、以下を見つつ色々体験してみて欲しい。
わたしを聴く(地下エリア1)
予約している人は、首から下げるカードを受け取る。
時間がくるまでは、地上のエリアを自由に見て回れた。
ちなみに、スマホの熱がどうにも気になって、定期的に扇風機の前で冷却していたのが思い出笑

地下の部屋では、様々な形をしたモニュメントが置かれており、自由に腰掛けることができる。この地下空間は、いのちの根っこと名付けられていた。
地下1個目の体験は、「わたしを聴く(Listen to Myself)」。
ここでは特別な動きはありませんが、自分の根っこに向き合い、心を研ぎ澄まし、「わたしを聴く」時間となります。座る場所によって音体験が変わるのも特徴的です。

段々とあたりが暗くなって、最後には真っ暗に。
視界の代わりに、聴覚を研ぎ澄ませると色々な自然の音が聞こえてくる。
自分も目を閉じて耳に集中し「これは何の音だろう?」と考える。
不思議な音の正体は、例えばコウモリ。例えば焚火。例えば水音や鳥の鳴き声。
子供には難しいかもしれないが、日常の喧騒から離れて聴覚のみに焦点を当てる体験がなんとも心地よかった。
記事最下部に一部の動画を貼った。動画というより、実質音声だけだが。

わたしを祝う(地下エリア2)
続いて、最後のエリアへと案内される。360°の曲面映像に囲まれて広々とした部屋。
ここは「わたしを祝う(Celebrate Myself)」というコーナー。
自分を含む、あらゆるいのちの誕生と存在の祝祭ともいえる。
「いのちの根っこ」で最後に体験する場。クラゲと共に、いのちの旅へ。全身でいのちの高まりを感じる参加型・没入型の360度の映像・音響体験です。

初めに、浮遊して動き回るクラゲたちがとてもかわいい!
全国の子供たちが手書きしてくれたんだとか。このクラゲ、目の前に立って腕を広げると大きくなったり、腕を振ると飛んで行ったりする。
家族連れは、これで遊ぶだけでも楽しそうだ。


しばらく遊んでいると、全体が暗くなって映像が始まる。
小気味よいリズムが聞こえてきて、そういう音の演出かな~と思っていた。
ふと中央に目を向けると、暗闇の中で誰かの手が動いている。
じっとよくよく見てみたら・・・

なんと即興の生演奏!
いや、なんで分からんねんって言われるかもですが、生演奏に気付いた瞬間思わずぞわっと感動の鳥肌が立ちました。
浮遊する幻想的なクラゲが自然界を泳ぎ渡り、次第に色彩溢れる幾何学模様へと映像は変化していく。
それに合わせてセッションは変幻自在にリズムを変える。



今度は「祭り」へと焦点が移り変わっていく。
ここでは、日本を含む世界各国を舞台にしており、毎回ランダムに選ばれているそうだ。何度でも通いたい。
世界中の民族のさまざまな仮面が現れ、後半は、人や土地が協奏してミャクミャクと受け継がれている、国内外の創造的な祭り(国内はアイヌを含む13箇所、海外は3ヶ国4バージョンの計17種類から5種類がランダムに選ばれて現れます)


祭りは、あらゆる地域において古代から行われ、様々な宗教や文化と密接にかかわっている。
ただ、そこに共通するのはやはり、「いのちへの感謝」なんだと思う。
豊穣豊作の祭り、狩猟の成功と獣の供養の祭り、自然の万物への祈願の祭り、いずれも、生命に対して感謝を捧げている。
そんないのちの祝祭を表現したのが、このクラゲ館の最後の演出なんだと感じた。
ありとあらゆる全世界の祭りが融合し、一斉に参加者全員で動き出す!
記事の最下部に動画を貼ったが、この感覚は現地でないと味わえないと思う。




踊るのは恥ずかしくても、思わず皆グルグルと回り出した。
親子も、車椅子の老齢の方も、ベビーカーの赤ちゃんも、自分みたいな一人勢も。
テンポが速くなっていき、最後のフィニッシュの瞬間がとても感慨深い。
閉幕までにもう一度来たいものだ。
<印象に残ったシーン・動画等>
万博『いのちの遊び場 クラゲ館』動画①
— keikei@万博全制覇を目指す旅 from Tokyo (@keikei_EXPO) 2025年7月20日
地下の「わたしを聴く」は、暗闇で聴覚に焦点を当てた体験。耳をすますとコウモリの音が聞こえてくる。
※動画はほぼ音声のみ笑
▼▼▼感想レポリンクは以下▼▼▼https://t.co/9BTNjHfYvU
#大阪・関西万博 , #EXPO2025#万博全制覇を目指す旅fromTokyo https://t.co/Nm2YaaOygq pic.twitter.com/aUaAsZr0yF
万博『いのちの遊び場 クラゲ館』動画③ 終
— keikei@万博全制覇を目指す旅 from Tokyo (@keikei_EXPO) 2025年7月20日
世界各国の祭りに合わせ、いのちの祝祭の壮大なクライマックス!生演奏に合わせ皆で踊るラストの楽しさは、生で味わってほしい🪇
▼▼▼感想レポリンクは以下▼▼▼https://t.co/9BTNjHfYvU#大阪・関西万博 , #EXPO2025#万博全制覇を目指す旅fromTokyo https://t.co/X5vWsEru6r pic.twitter.com/jtGkmrVTHp
4.総評と編集後記
正直人を選ぶかもしれない。
地上部分は子供向けだが、地下部分を侮ることなかれ。・・・すみません自分自身完全に子供向けだと思ってたらドハマりしました。
最後の祭り部分の楽しさは、子供でも大人でも皆感慨深いと思う!
というわけで★4.5!
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