0.概要

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1.エリア説明
主に大屋根リング内の東側にて、海外パビリオンが集まったエンパワーリングゾーンに位置している。
ゾーン名称は、万博のサブテーマEmpowering Lives(いのちに力を与える)に由来します。
https://www.expo2025.or.jp/wp/wp-content/uploads/JP_MAP_R.pdf より
その他のエンパワーリングゾーンの感想レポはこちら!
かの有名な「つじさん(@t_tsuji)マップ」をお借りするとこの辺り。
ヨルダン館はその中でも一番西側に位置しており、ペルー館やモザンビーク館と並ぶ。

2.パビリオンの紹介
<国の情報>
ヨルダンで思い浮かべるのは、やっぱり死海かなあ。
塩分濃度が30%を超えていることから、浮力が高く水面に浮かべたり、周囲に大量の潮が沈殿していたりする。最近は縮小しているらしいですね。
あとは、イスラエルと直接接しており、最近はパレスチナ関係で情勢が複雑かも。
ヨルダン|外務省 より
<ヨルダン館の情報>
テーマは、「未来を紡ぐ(Weaving Possibilities)」。
ヨルダンは、中東地域にて西洋と東洋を繋ぐシルクロードの中継点の1つだった。
その歴史や工芸品、そして砂漠の展示で、「時の王国」ヨルダンの姿を見せてくれるパビリオン。
世界でも有数の若い人口を擁するヨルダンの未来は、大きな可能性に満ちています。(中略)それぞれが社会の織物を形作る一本の糸となり、豊かな未来を紡いでいきます。
ヨルダンは、このパビリオンを通じて日本へとその糸を紡ぎ、両国の文化が出会い、交流する未来を織り上げます。
万博公式が出しているyoutube動画で、館内の雰囲気はわかるかも。
公式twitterは動いていなかったので、1万人を超えるフォロワーのいるinstagramを載せておきます。
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3.訪問の感想レポート
<建物の外観>

<入場まで>
訪問は7月頭。
既にヨルダン館の人気は頂点に達しており、連日「240分待ちで入場規制」「並ぶことすら許されない」という過熱ぶり。
口コミでも話題になっていたが、更に拍車をかけたのはこのニュース。ぴあの満足度調査で、ヨルダン館が大阪万博1位になったと。
中でも注目は、取材班が会場内でのべ2000人以上の来場者に出口調査を実施した「パビリオン満足度ランキング」。今回本書の発売を記念して、1位を特別に発表。
見事1位を獲得したのは「ヨルダン」です。
そもそも入館難易度が高いnull2やモンハンXD等は、こういう調査の上位に入りづらいとは思うが、それでも影響度は絶大。一目は入るべきパビリオンとして更に注目を集めることになった。
自分はというと・・・朝5時台着で強行し、東ゲート最速入場で並ぶ作戦に出た。

もうこれしかなかった。計画通り、9時半のヨルダン館開場に対し先頭から2グループ目(約10分)で入ることができた。
ヨルダンの軍服に身を包んだお兄さんと一緒に写真を撮らせてもらえたのが良い思い出。
<展示・体験の感想>
1回あたり数十人のグループで中へと入っていく。ここでは、現代から徐々に古代へといざなっていく「時空の王国」の物語が表現されている。
ヨルダンを象徴する時代の「窓」
まず最初のエリアは、土の遺跡の中に入ったようなコーナー。

特に左側は、土壁に小さな窓があいているような構造になっている。ヨルダンの遺跡をオマージュして作られており、壁の厚さ1mある。
日本の伝統的な「左官(壁を塗る)技術」職人さんの協力を得て作られたものなんだとか。久住さんというかたが紹介されていた。
窓を覗いてみると、ヨルダンの遺跡や名所の数々がディスプレイに映し出されている。

ペトラは世界遺産としても非常に有名で、いつか行ってみたいと思っていたが、首都アンマン以外は存じ上げなかった。
この窓、意味が分かるととても面白い。いかにヨルダンが様々な文明の影響が融合された地であるかよくわかる。
ようするに、それぞれの窓は時代を代表した場所なんだとか。まずアンマンは現代。
1.サルト→近代(19-20世紀)のヨルダンの象徴。金色に輝く石造りの街並みで知られる。

2.アジュルーン(城)→イスラム時代(7-18世紀)のヨルダン。十字軍からの侵略を守る要塞。

3.ジェラシ→ローマ時代(1-4世紀)のヨルダン。ローマ帝国時代の都市で当時の跡が残る貴重な遺産

4.ペトラ→ナバテア時代(紀元前4-1世紀)のヨルダン。ナバテア人の砂漠の首都で当時の貿易の中心。

5.アインガザル(像)→新石器時代(紀元前7250年←!?)のヨルダン。世界最古の人物像として知られる。

アインガザルの像だけ飛び抜けて古い!
ルーブル博物館に実物が展示されているらしい。世界でも最初期の貴重な遺産だ。見てみたい。
砂漠の楽器と糸
今度は右の壁に目を移す。
川のように流れる光と石の楽器が目に入る。ここでは、下の楽器に連動して糸を伝って上側の光の演出に伝わるという仕組み。

楽器は、ヨルダンから直接持ち込まれたフリント(石)でできたリンフォン(石琴)という物らしい。
自由に叩くことができ、実際に弾いてみる。
・・・これがなかなか難しい笑

響くような音を出しづらく、コンコンという鈍い音ばかり出してしまった。
一応、最終的には石琴の良い音色を聞くことができた。
多分このお兄さん楽器好きすぎやろと思われてたはず。
万博記念のモザイク画
コーナーではないため取り立てて書くことでもないが、意外と気づいていない人が多そうだった。
こちらは入って右側の手前に隠れている。いろんな方の想いが込められていてイイ。

ヨルダンの砂漠を味わう
さあ、ここからが体験のクライマックス。
まずは、順番に靴と靴下を脱いで下駄箱の中にしまっていく。

そして前の人たちが去り、ついに砂漠の中へと足を踏み入れる。
記事の最下部に動画を貼った。


ひんやりとした赤茶色の砂を素足で踏みしめていく感覚、まさに究極の体験。
この砂は、ヨルダンの世界遺産「ワディラム保護区」の砂漠から持ってこられた。
ワディラム(Wadi Rum)については、ヨルダン政府観光局のサイトから引用する。
ハリウッドの長編映画で火星として描かれた「月の谷」ワディ・ラムは、発見されるのを待っているアラビアのおとぎ話です。
かつて、先史時代のナバテア人が住んでいたワディ・ラムは、広大な風景と地平線にあなたを没入させるでしょう。

火星として描かれた、というのは恐らく『オデッセイ』のこと。映画館で見たけど、これヨルダンの砂漠で撮影されていたのか。
他にも、『スターウォーズ』『トランスフォーマー』『アラビアのロレンス』等、数々の名作ハリウッド映画の舞台になっている。
古代のナバテア人の遺跡も多数残っており、現代でも遊牧民が暮らしているらしい。

ヨルダン館は、そんな世界遺産から約150トンの砂を持ってこようとした。
まずその覚悟に感動する。そして輸送の過程で徐々に目減りしていってしまい、最終的には22トンになったんだとか。砂をちゃんと消毒して天日干しまでしてくれたらしい。
この砂、本当にサラサラしていて服や手についたままにならない。
スタッフの方が説明の中で「頑張ったのにここまで減っちゃいました~泣」と話されていて、ひと笑い起きていた。
ニュース記事だと、最終的な22トンの話しかでてないかも。あれ?聞き間違いじゃないよね?
朝でも昼でも~ヨルダーン!のコール&レスポンスで、演出が始まる。

スタッフさん、大阪のノリに慣れ過ぎている笑
砂漠に座って一面の映像シアターを見る経験、本当に変えがたい経験だ。映像ではヨルダンの文化や生活、街並みが紹介される。
一部だけ、記事の最下部に動画を貼った。




この砂漠のエリアは、参加者の気が済むまで写真を撮らせてくれる。
勿論常識の範囲内であるが、名残惜しくて最後の数人になって写真や動画を撮らせてもらえた。
最後にお土産コーナー
ここでは、砂でできた特別なアートを作ってもらえるようだ。

朝頼んで夕方に受け取るシステム。愛知万博の時に、今の天皇陛下も見学されたらしく、写真が飾られていた。
ちなみにめちゃくちゃ欲しかったが、東京に持ち帰るまでに瓶の中で崩れてしまう予感しかなく、血涙を流して諦めた。


<印象に残ったシーン・動画等>
万博『ヨルダン館』動画①
— keikei@万博全制覇を目指す旅 from Tokyo (@keikei_EXPO) 2025年7月13日
フロア一面に広がる、世界遺産「ワディラム」の砂漠。
日本まで遥々150トン(最終的に22トン)もの砂を運び込み、実体験させてくれた🏜️
▼▼▼感想レポリンクは以下▼▼▼https://t.co/68Su6Qs68a#大阪・関西万博 , #EXPO2025 #万博全制覇を目指す旅fromTokyo https://t.co/168x5iXrwO pic.twitter.com/XqESduQwPP
万博『ヨルダン館』動画③ 終
— keikei@万博全制覇を目指す旅 from Tokyo (@keikei_EXPO) 2025年7月13日
砂の上に座り、ゆったりとヨルダンの映像シアターを眺める夢のような時間。砂漠越しに現地の文化や生活を見る体験は、何にも変えがたい🫡
▼▼▼感想レポリンクは以下▼▼▼https://t.co/68Su6Qs68a#大阪・関西万博 , #EXPO2025#万博全制覇を目指す旅fromTokyo https://t.co/ePYwpJNgbI pic.twitter.com/vqUq55IzYW
4.総評と編集後記
満足度堂々1位に選出される理由がよくわかる、圧倒的な現地体験。
砂漠の上で過ごしたひとときは、ずっと忘れることはないと思う。
というわけで、個人評価は★5.0!
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