0.概要
※7月の再訪問後に再投稿。モリーゼ州を追記し前後編に分けて再編。
イタリア館感想レポの後編は以下。

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イタリア館内にバチカン館も併設されている。なんと贅沢な空間なんだ・・・。感想レポは以下。
1.エリア説明
主に大屋根リング内の西側にて、海外パビリオンが集まったセービングゾーンに位置している。
ゾーン名称は、万博のサブテーマSaving Lives(いのちを救う)に由来します
https://www.expo2025.or.jp/wp/wp-content/uploads/JP_MAP_R.pdf より
その他のセービングゾーンの感想レポはこちら!
かの有名な「つじさん(@t_tsuji)マップ」をお借りするとこの辺り。西ゲート入ってすぐ、大屋根リングの下に凄まじい大行列が見えると思う。
2.パビリオンの紹介
<国の情報>
イタリアと言えば、やはりその偉大な歴史。
実はヨーロッパで唯一旅行したことのある国で、紀元前からのローマ帝国時代のコロッセオやポンペイ等、2000年前の貴重な世界遺産を楽しんだ。何度でも行きたくなるほど、歴史的建造物が多い。
あと、我々日本人にもおなじみのイタリアン。現地の言葉で書かれたメニュー表が全く読めず、謎のパスタを毎回食べた思い出があります。
あとサッカー…は最近インパクトが弱いかも。
イタリア共和国|外務省 より
<イタリア館の情報>
テーマは、「ART REGENERATES LIFE」。
イタリア館公式が堂々と以下のように宣言するほど、凄まじい世界的なアートがここに集結している。
「アート」とは、イタリアが誇る美、創造性、そして卓越した職人技を指す「テクネ」を意味します。(中略)イタリア館は、ファルネーゼ・アトラスを中心に、ティントレットやカラヴァッジョの名作などが展示される、まさに驚異のギャラリーとなっています。
youtubeには、イタリア館の公式アカウントの動画も上がっています!
Il Ministro degli Esteri #Tajani a #Expo2025 #Osaka: il #MadeinItaly abbatte anche i dazi. Il vicepremier: questa vetrina è straordinaria. L’iniziativa sul Giro d’Italia: fa conoscere anche realtà meno note
— Italy Expo 2025 Osaka (@ItalyExpo2025) 2025年4月14日
🗞️@Corriere pic.twitter.com/dD27KridY7
3.訪問の感想レポート
<建物の外観>

<入場まで>
今や大阪万博を象徴する人気パビリオンになったイタリア館。
なんと、5月時点で6時間待ちの行列ができているとの情報もよく見かける。開門と同時に西ゲートから入るのが唯一の攻略法かな?
自分の初訪問は4月末。この頃はまだ、イタリア館公式アプリから独自に予約できるという情報が出回っておらず、自由な時間を確保できた。
その後「イタリア館がマジで凄い」というニュースが広まり、あっという間に予約完売。それ以降は毎日長蛇の列ができているらしい。
7月に予約を取っており、家族を連れて行くことになっていて楽しみ。
海外パビリオンは、建物の外観も名物の一つ。
イタリア館のモニュメントは、ローマ時代の兜をモチーフにしているのかな?
ラツィオ州およびローマ商工会議所に感謝する
2010 アルミ鋳造

アプリ予約の時間通りに入館。SNSを調べていると、「予約時間より前に来ないでクダサイ!イタリアでは遅れるのがマナーデス」なんてスタッフに言われるとかいう噂もあった。さすが、生きている時間感覚が違う!
ちなみに、7月の再訪時には七夕の飾りつけがされていた。

<展示・体験の感想>
(4/27週)モザイク画等の工芸品エリア
さて、入ってすぐのエリアにて、小石を敷き詰めた工芸品を作っている職人さんの姿が。この週はアクイレイアという古代都市が特集されており、モザイク画が有名なんだとか。
そしてよく見ると、ミャクミャク様を作っている!
記事最下部に動画を貼りました。

これはイタリアの伝統的な美術工芸品のモザイク画。そばには、完成した作品も置かれていた。
以前イタリア現地に旅行した時、ローマやポンペイの2000年前の遺跡でも見かけた記憶がある。
あとは、イタリアの謎のマンガ(?)を記念に貰った。これは限定品だったのだろうか。

(7/6週)モリーゼ州の工芸品エリア
このエリアすら週替わりであることに大変驚く。
7月のモリーゼ州特集では、こみゃくの刺繍が展示されていた。
この地域では伝統的に編み物が行われているんだとか。


ちなみに入り口ではなく中の展示だが、以下のように民族衣装も置かれていた。

シアタールーム
そんなこんなで、いよいよ中へと進んでいく。
最初に案内されるのは映像シアター。ゆっくりと椅子に座り、日本とイタリアとの繋がりや各州の紹介が始まる。まずこの時点でワクワク感が凄い。

ART REGENERATES LIFE
"芸術は命を再生する"
最後にこの言葉とともに扉が開き、アートの数々が奥に見える瞬間、ブルッと震えてしまった。
そして奥に例の像が圧倒的インパクトで見えるんですけど、主役はもう少し取っておきます。
さて、ここからはイタリア館公式サイトの解説文もを引用しながら、かいつまんで展示を紹介します。
Apparato Circolatorio(循環器系)
心臓の形をした陶器が、円形にぐるりと並んだ本作品。全て形が異なり、順番に見ていくと拍動している様子が分かる。

円は「継続」と「無限」の象徴となっています。始まりも終わりもなく脈打つことで、生命と創造の絶え間ない循環を喚起します。
なるほど分かりやすい!
私達の心臓は、ほぼ一定のリズムでずっと鼓動を刻み続け、血液は身体を循環する。死という終わりを迎えるまでは。
ひいては、万博の一つのテーマである未来の循環型社会の実現にも繋がっているのかな。
オリンピック・パラリンピック聖火
2026 ミラノ コルティナで冬季のオリンピックが開かれるらしい。
実に70年ぶり2度目の開催なんだとか。イタリアの冬季五輪と言えば、2006のトリノが記憶に新しいですね。
新しいと言いつつ20年前だが、、、
アルトゥーロ・フェラーリンの飛行機
今度は天井付近を見てみる。見逃している人も多そうだが、木製の骨組みからなる大きな飛行機の姿が。

1920年に飛行家アルトゥーロ・フェラーリンがローマから東京への初飛行に使用した飛行機の展示により、イタリアから日本への旅が記念されます。イタリア館に展示される飛行機は、1920年にアルトゥーロ・フェラーリンがジーノ・カッパニーニと共にローマ-東京間を飛行した際に使用したSVA9型機を、オリジナルの技術図面に基づいて忠実に再現したものであります。
現地では分からなかったが、そんなロマン溢れる背景があったとは!
時は第一次世界大戦の頃。初めて欧州アジアの連絡飛行を成し遂げ、日本に訪れたアルトゥーロ・フェラーリン氏。侍の格好をした当時の写真も残っているようで、実に100年前の偉業を記念していた
ティントレット 『伊藤マンショの肖像』
おおーー見たことある有名な肖像画だ!
伊藤マンショは天正遣欧少年使節の1人。日本史の授業にて一度は耳にしたことあるはず。名前のインパクトが強いので。


1585年にドメニコ・ティントレットによって描かれた「伊東マンショの肖像」は、2025年大阪万博のイタリア館の主役の一人である。
もちろん正真正銘の日本人で、安土桃山時代に欧州に渡った際に受けた洗礼名がマンショです。
映像の中では、いかにしてこの作品を復活させたか、最新技術が方得られていた。
ファルネーゼのアトラス像
お待たせしました!これが噂のアトラス像だ!
ナポリの国立博物館からやってきた、まさに世界的な遺産。もちろん日本では初展示。
しかもこんな手の届きそうな距離で鑑賞できる。一生に一度の経験とはこのことだろう。

この大理石彫刻は、古代ローマ時代、西暦にして150年頃に作られた。
巨人の支える地球儀が意味するものは、「知の重さ」とのこと。当時天文学は、世界そのものの成り立ちを知ることに等しく、知識の象徴だった。
アトラスが支える球体は、6mmの浅浮き彫りで精巧に彫られています。これは宇宙を象徴するもので、星座、星座、四方位、天と地が当時の理論に従って描かれています。
アトラスの巨人の顔をじっくりとみつめてみると、どことなく憂いを帯びた表情が見えてくると思う。重みに耐えて顔の向きは歪み、膝から今にも崩れ落ちそう。

知識の重みに圧倒され、膝をつくアトラスは、理解し、向上しようとする人間の努力と、自分の限界を超えようとする欲求を表現しています。この彫刻では、科学と芸術、物語と数学的計算、情熱と観察が融合しています。大阪万博2025でイタリアが表現したいものの完璧な統合と言えるでしょう。
アトラスの神話は、緊張した筋肉と、知を支えようとする「巨人」のような努力で圧迫された顔を表現する大理石の線によって、現代まで引き継がれています。この疲労感こそが、私たちが自身を認識し、識別するものであり、全人類に属するものなのです。
この像を通じて、2000年近く前の古代と現代、イタリアと日本を繋ぎ、今を生きる訪問者にメッセージを与えてくれた気がする。
そして、こんな貴重な像を遠路はるばる日本の万博に運び、展示しようとしてくれたイタリアの想いにも感動する。
当時アトラス像が到着したとニュースになっていた。
彫刻に付き添って来日した博物館のヴァレンティーナ・フィオリートさんは「無事に届くか、ずっと緊張していた。彫像が日本に到着して、すごく安心した」と話していました。
距離にして約1万キロ。10日をかけて、専門業者や博物館の関係者が知恵を絞り、輸送や梱包方法を考えてくれたとのこと。心からの感謝です。

「本物」を目の当たりにする体験は、何物にも変えがたいとしみじみ感じられました。
イタリアの科学技術
さて、凄まじい名作ラッシュの合間に、休憩がてら(?)イタリアの科学技術の展示を見る。
イタリアは宇宙開発にも力を入れており、ASiという日本で言うJAXAのような組織が映像を出していた。
こちらは星の探査機で、ほかにも人工衛星含めいろんな角度からCGを眺めることができる。
最下部に動画を貼っているので見て欲しい。

ここから後半のエリアは、一列になって比較的サイズの小さな遺産を観覧する。
今は動線が変わっているらしいが、結構順番待ちしつつ進んでいく。観覧しながら20分ぐらいかかったかな?(※7月再訪問時は改善されていた)
ここから続きは後編へ
圧倒的な、芸術品展示のボリューム。写真の枚数が多くなってしまった。
再編に伴って、改めて後編へと分けることにする。続きは以下から読んでほしい。
<印象に残ったシーン・動画等>
・ミャクミャク様のモザイク画を作る職人
万博『イタリア館』動画①
— keikei@万博全制覇を目指す旅 from Tokyo (@keikei_EXPO) 2025年6月14日
ミャクミャク様のモザイク画を作る職人さん。
▼▼▼感想レポリンクは以下▼▼▼https://t.co/nmTPJAOv42 pic.twitter.com/v3DEDAWaGq
・イタリアの科学技術の結晶をいろいろな角度から
万博『イタリア館』動画②
— keikei@万博全制覇を目指す旅 from Tokyo (@keikei_EXPO) 2025年6月14日
イタリアの科学技術の結晶をいろいろな角度から眺める。
▼▼▼感想レポリンクは以下▼▼▼https://t.co/nmTPJAOv42 pic.twitter.com/9xvUcC0t34
・ファルネーゼのアトラス像を360度から眺める
万博『イタリア館』動画③
— keikei@万博全制覇を目指す旅 from Tokyo (@keikei_EXPO) 2025年6月14日
ファルネーゼのアトラス像を360度から見つめる。
▼▼▼感想レポリンクは以下▼▼▼https://t.co/6A2m9f8O7F pic.twitter.com/Fz2kK358JD
4.総評と編集後記
凄まじいアートのラッシュに圧倒されたまま、いつの間にか終わった。後日、撮りためておいた写真動画を見て、改めて感慨にふけってしまう。
文句なしの殿堂入り。個人評価★5.0です。
その他の★5.0の感想レポはこちら!
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