0.概要

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1.エリア説明
「いのちの輝き」をテーマに、8人の監督が主催するパビリオンが集まったシグネチャーゾーンに位置している。今回の大阪万博の目玉エリアの1つ。
リアルとバーチャルをインクルージョンした多様な体験により、訪れるすべての人々が「いのち」について考え、その概念をアップデートする場所になることと考えます。
テーマ事業「シグネチャープロジェクト(いのちの輝きプロジェクト)」 | EXPO 2025 大阪・関西万博公式Webサイト より
その他のシグネチャーゾーンの感想レポはこちら!
📍Better Co-Being
— Expo2025 大阪・関西万博 (@expo2025_japan) 2025年6月12日
“いのちを響き合わせる”をテーマに
宮田裕章さんがプロデュースしたパビリオン🌏
会場でみなさんをいざなうのは
「echorb(エコーブ)」というふしぎな石ころ🪨
多彩な触感による新感覚体験をお楽しみに!#EXPO2025 #大阪・関西万博 #きたぞ万博 #HelloEXPO2025 #BetterCoBeing pic.twitter.com/wonBYdUR15
2.パビリオンの紹介
「Better Co-Being」は、慶応義塾大学医学部教授の宮田裕章さんがプロデュースされている。
あまりにもアーティスティックなパビリオンのため、勝手に芸術家のかたと思っていたが、ご専門はデータサイエンスを中心とした研究。失礼いたしました。
コロナ下には、LINEや全国の病院と連携した厚労省の感染調査を実現し、医療において幅広くご活躍されている。
宮田が共創する社会ビジョンの 1 つは、いのちを響き合わせて多様な社会を創り、その世界を共に体験する中で一人ひとりが輝くという“共鳴する社会”である
Concept & Message | 大阪・関西万博 | 宮田裕章 シグネチャーパビリオン Better Co-Being より
大阪・関西万博 | 宮田裕章 シグネチャーパビリオン Better Co-Being より
そもそも、パビリオン名にもなっている「Better Co-Being(BCB)」とは何か。直訳すると、「より良い 共存」となる。
元々の語源は、近年よく使われるウェルビーイング(well-being)で、現在の幸福や健康に主眼を置いた考え方。
一方、宮田先生の提唱するBCBは「未来への共鳴」だと語っている。
一人ひとりの多様な豊かさと、未来への持続可能性の間で調和を取りながら歩み、共に考えるものの見方を「Better Co-Being」と呼ぶ。
Concept & Message | 大阪・関西万博 | 宮田裕章 シグネチャーパビリオン Better Co-Being
建築について | 大阪・関西万博 | 宮田裕章 シグネチャーパビリオン Better Co-Being より
かなり踏み込んで解説されているため、詳しくは宮田先生自身のnoteをどうぞ。
非常にアートの要素も強いこのパビリオンは、各フェーズでそれぞれ人や世界との共鳴を題材としており、この「Better Co-Being」の思想が随所に織り込まれている。
公式から上がっている動画から、体験自体の雰囲気は伝わるかも。多分解説を聞かないと、どういう意味か分かりづらいと思うが。
3.訪問の感想レポート
<建物の外観>

<入場まで>
初訪問は7月頭。7日前予約が当たってビックリ。
4月に万博に初めて来たとき、「あそこって何のイベント会場なんだろう??」と思っていた。
ここパビリオンでした。
いやーすみません、完全屋外というのがあまりに前衛的すぎて、まさかシグネチャーゾーンの一角とは気付かなかった!てっきり静けさの森のイベントなのかと。
受付にて、魔法の石ころ「エコーブ(echorb)」を受け取るとともに、ブラウザでBetter Co-Being体験専用サイトにアクセスする。
サイトでは、自分の興味ある分野選択していったん待機。


エコーブは、最新の技術を盛り込んだ秘密兵器で、今回のパビリオンの1つの肝ともいえる。石は振動(バイブレーション)機能や、音や光を発する機能を持つ。
ちなみに、通常はもっとシンプルな灰色をしているそうで、このようにキラキラした宝石のような特殊タイプはこの時間帯だけだとか。
説明員のかたは「ルミナスエコーブ」と呼んでいた。確かにキレイ。

そして何といっても重要なのが、村田製作所が開発している「3Dハプティクス技術」。
ハプティクスとは、ユーザーに触覚を"感じさせる"ことを指し、振動によって脳を錯覚させる。
詳しくは、産総研のHPから引用する。
人間の脳に錯覚を起こすことで、物の表面を触ったときの手触り感、手で押したときの手応え感にくわえ、現実には存在していない・存在しえないモノの感触も、体感できるようになりました。このような従来にはなかった“錯覚”を生み出すのは、センサー、制御回路、特別な振動アクチュエーターからなるシステムです。
これは実際に体験しないと中々伝わらないと思うが、説明員によって"前へ向かう"振動を指令されると、なんと前に引っ張られているような感覚を覚える。
さらには、横や斜め、回転といった動きまで自由自在。こちらは、将来視覚障がい者のかたへのナビゲーションマシンとして活用が期待されるとか。
そんなこんなで、このエコーブに誘導されるように最初のエリアへと入っていく。これも1つの未来体験だ。
あまり伝わらないと思うが、記事の最下部に動画を貼った。

<展示・体験の感想>
「人と人との共鳴」
まず最初のエリアでは、いきなりこのパビリオンを代表するようなビジュアルのアートに案内される。
何もない椅子に対して、上から文字が落ちている、という現代アート。そして、天井から無数の真っ赤な糸が垂れ落ちてきている。
記事の最下部に動画を貼った。


まず、とにかく目を引くのはその赤さ。
糸については意図があまり分からなかったが(糸だけに)、ここで表現したいのは「言葉にならない想いや気持ち」「見えない繋がり」なんだとか。糸は、運命の赤い糸とも掛けているのかも。
人と人との関係では、どうしても飲み込んでしまう言葉や、言えなかった感情がある。また、自分の知らない内に支えられている繋がりもある。
上空から文字が降り注いでいるが、最終的には集約されて何もない椅子に繋がっていることで、このことを描写しているとのこと。
現代アートは難しい・・・。
他者が大切にする価値や、自己の内側にある願いを照らすモチーフと向き合うことで、来場者は共に未来に向かう共鳴の手がかりを得るでしょう。


「人と世界の共鳴」
続いては、次のエリアに向かうまでの通路自体が体験に。エコーブが光りながら脈打っている。
草むらからは、様々な言語で言葉が聞こえてくる。9,8,7・・・とどうやらカウントダウンをしているようだ。
時には囁くような声、時には泣きそうな声で、ちょっとずつ時間差でしゃべりかけてくる。


解説員さんによると計45ヶ国語が収録されているらしい。日本語(当たり前w)、英語、フランス語と中国語あたりだけわかった。
沢山言語話せる人は、聖徳太子みたいに聞き分けできたのかな?
そんなこんなで案内され、少し前のグループが終わるのを待つ。
ここでは「声」という普遍的なモチーフを通じて、世界各地で大切にされる価値観に耳を澄まし、互いが地続きであることを実感します。その共鳴が、新たな未来への一歩を照らし出すのです。

「人と未来の共鳴」
続いて、恐らくメインと思われるエリア。夜ならではの幻想的な光景が目の前に現れる。
解説のかたによると、400本の糸になんと15000個ものクリスタルが散りばめられているとのこと。そして、その1個1個の形がすべて異なる。
これは、私たちの個性とその多様性を表現しているんだとか。


説明のあとに、上からミスト(雨と表現していた)が降り注ぐ。
場所によっては、風上から流されてきた水滴でびしょ濡れになるらしく、避けるよう言われていた。これ、雨の日はどうしてるんだろう。
すると、先ほど説明されたクリスタルが濡れてキラキラと異なる輝きを放つ。
この煌めきこそ、多様性がもたらす「最大多様の最大幸福」だと言う。なるほど、均質化されていたらこの芸術的な美しさは生まれてこない。
かつて哲学者のベンサムが提唱した「最大多数の最大幸福」では、出来るだけ多くの人が幸せになることを正としていたが、最大の多様性を重んじるのが現代か。

そして、これらの異なるきらめきが集合することで、全体の夜景の美しさに繋がっており、まさにこれこそ多様な人々が響き合う社会の調和を意味すると。
なるほどー、ここで表現したいことは直感的にわかりやすかった。
まあ、さらに深いことまで掘り下げたテーマがあると思うけども・・・。
ちなみに、昼間の場合は虹が見える可能性があるんだとか。それはそれで良さそうだ。
来場者同士がつながり、共に世界に向き合うことで、より良い未来を描きます。自己と他者の違いを認め、多様な価値観を認識しながらも、より良い未来を創造できるのでしょうか?

ちなみに・・・
自分が行ったのは19時半ぐらいなのだが、その回に行くとドローンショーが同時に見られたりする。
クリスタル越しに見える姿、なかなかに感動的だった。

エピローグ
最後に、来場者が選択したテーマを元に、球体のLEDが様々な色に光り出す。それぞれが手に取るエコーブをグルグルと回し、参加者と共鳴し合う。
ここの演出は、AIにより自動生成され、一度として同じものは現れないそうだ。
その場に居合わせた来場者15名だけが見られる、まさに一期一会の共鳴パフォーマンス。
後から何気なくHPを調べていたら、気象条件もその要素に加わっていたらしい。
やっぱり一度きりの夜景ならではの感慨深さがある。
この体験は、気象条件や来場者の行動データ、さらには彼ら自身の未来への選択が組み合わさって一回性のものとなります。


お土産を貰えます
最後の出口のところで、全員配布のお土産を貰えた。
中身はこれ皆一緒だったのかな?大塚製薬の「ウェルネスエナジー」と言う製品でした。一応万博限定の記念品。
賞味期限書いてあったので消費しないと・・・笑


<印象に残ったシーン・動画等>
万博『Better Co-Being』動画①
— keikei@万博全制覇を目指す旅 from Tokyo (@keikei_EXPO) 2025年7月21日
入口で端末を受け取って中へ。夜間だけ特別版とのこと。3Dハプティクス技術で、前後左右に引っ張られる錯覚体験🫢(全然伝わらない動画笑)
▼▼▼感想レポリンクは以下▼▼▼https://t.co/wDFqgiYFyQ#大阪・関西万博 , #EXPO2025 #万博全制覇を目指す旅fromTokyo https://t.co/6AtsBkK7Uu pic.twitter.com/8yqD8xrD2q
万博『Better Co-Being』動画③終
— keikei@万博全制覇を目指す旅 from Tokyo (@keikei_EXPO) 2025年7月21日
1個1個形の違うクリスタル(計15000個!)に、ミストの水滴がつきキラキラと輝く。多様だからこそ最大の幸福を生み出すという芸術でした🌃
▼▼▼感想レポリンクは以下▼▼▼https://t.co/wDFqgiY7Ji#大阪・関西万博 , #EXPO2025#万博全制覇を目指す旅fromTokyo https://t.co/ofyyuzwJm8 pic.twitter.com/P0rV981m9V
4.総評と編集後記
19-20時台の回に行ってラッキーだった!得した気分でした。
①そもそも夜景がきれい
②この時間帯限定のルミナスエコーブ
③ドローンショーも一緒に見られる
個人評価は★3.5!
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