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【2026年版】超小型の電気自動車(EV)のラインナップを紹介!価格やスペック、市販の有無も解説

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電気自動車(EV)の普及が進むなかで、軽自動車よりも小さなボディサイズの「超小型EV」が注目を集めています。この超小型EVにはどんな車種がラインナップされているのでしょうか。自動車評論家の国沢光宏さん監修のもと、超小型EVの車種や選び方のポイント、超小型EVのQ&Aについて紹介します。

※この記事は2024年3月5日に公開した内容をアップデートしています。

 

 

EV充電設備

 

そもそも超小型EVって? 軽自動車との違いは?

超小型EV車が並ぶ様子

画像:iStock.com/Milos Ruzicka

 

自動車は車両の大きさや定格出力などに応じて、おもに「普通自動車」「軽自動車」「ミニカー(第一種原動機付自転車)」「超小型モビリティ」といった区分に分けられています。

超小型EVとは、この区分においておもに「ミニカー」と「超小型モビリティ」に分類されるEVのこと。環境性能に優れ、軽自動車よりコンパクトで小回りが利き、手軽な移動の足として利用できるといった特徴があります。「ミニカー」と「超小型モビリティ」それぞれの規格は以下のとおりです。

 

〈表〉ミニカーと超小型モビリティの規格 1)

規格区分 ミニカー(第一種原動機付自転車) 軽自動車
超小型モビリティ(型式指定車) 超小型モビリティ(認定車)  軽自動車
最高速度 60km/h(道路交通法) 構造上60km/h 個別の制限付与 構造上の制限なし
定格出力 0.6kW以下 0.6kW超 0.6kW〜8.0kW 0.6kW超
長さ 2.5m以下 3.4m以下
1.3m以下 1.48m以下
高さ 2.0m以下
車検 なし あり
保管場所届出 不要 地域により異なる

 

このうちミニカーは"原付"と同等の扱いで、乗車定員は1名のみ、定格出力も0.6kW以下と低めに設定されています。これはエンジンに換算すると約50cc相当になります。

そのためランニングコストや維持費などの経済性に優れていますが、出力が低く、日常のちょい乗りや近距離の配達・配送業務といった用途に向いています。なお、原付と同様のナンバープレートが付きますが、運転には普通自動車免許が必要です。

超小型モビリティは軽自動車と同等に扱われ、乗車定員はおおむね1〜3名程度で、定格出力もミニカーより高いです。ミニカーに比べると用途が広く、日常利用のほか、訪問や巡回業務、観光地での周遊、過疎地の移動手段などに向いているとされます。

軽自動車と同じカテゴリーで扱われるため、超小型モビリティは軽自動車と同様に黄色いナンバープレートが取り付けられます。

なお、超小型モビリティは「型式指定車」と「認定車」に分けられており、2026年1月現在、市場に出回っているのは「型式指定車」がほとんどとなっています。

 

 

 

超小型EVのメリットとデメリットは?

超小型EV

画像:iStock.com/Antonio Jarosso

 

超小型EVは最近になって登場したわけではなく、国は2010年ごろから超小型EVの導入促進に向けた取り組みをスタートさせています。なぜ超小型EVの導入が求められ、そこにはどんなメリットがあるのでしょうか。デメリットと併せて紹介します。

 

維持コストが安く、移動手段としてちょうどいい

超小型EVの大きなメリットとして、走行中にCO2(二酸化炭素)などを排出しないという環境性能の高さがあります。また、軽自動車や普通車のEVと同様に電気で走るため、ランニングコストが安く済むというメリットも期待できます。さらに、ミニカー区分の場合は、車検や自動車重量税が不要で、自動車税や自賠責保険も軽自動車の半額以下とかなり安くなります。

そのため、効率的で環境負荷の低い近距離の移動手段として、自治体や企業などの間で超小型EVが注目を集めているのです。

また、一般の自動車ユーザーにとっても、超小型EVのほうが「日常生活における移動の実態」に即している部分もあります。

少し古いデータになりますが、国土交通省によると、マイカー利用者の約7割は移動距離が10km以内であり、さらに平日は8割前後が1人で移動しているといいます2)。高速道路も約5割のドライバーがほとんど利用しません。

1人で10km以内の近距離を移動する人が大半なら、4〜5人乗りの軽自動車や普通車ではオーバースペックとなり、超小型EVのようなクルマのほうが“ちょうどいい”ともいえるでしょう。

さらに、過疎地や離島などでは公共交通サービスが少なく、ガソリンスタンドが近年減少していることから、超小型EVはそうした地域における「日常の足」としても期待されています。

 

 

軽自動車並の車両価格が超小型EVのデメリット

一方で、超小型EVはまだ導入・普及に向けた取り組みが進められている段階にありますので、選べる車種が少なく、車両価格も高い傾向にあります。次項の「車種一覧」で詳しく紹介しますが、超小型EVは1人乗りタイプでも車両価格は100万円程度します。

車種によりますが、100万円というのはガソリン車の軽自動車もギリギリ購入できる金額です。実際にダイハツの軽自動車「ミラ イース」のエントリーグレードの車両価格は99万2200円〜(税込)となっています3)。ただし、最近の軽自動車や普通車のEVは低価格化が進んでおり、バッテリーなどの技術の進化によって超小型EVの車両価格もいずれ下がっていくと予想されます。

 

 

 

EV充電設備

 

【価格・乗車人数・スペック】超小型EVの車種一覧

実際に超小型EVにはどのような車種があるのでしょうか。前述のとおり、現状では超小型EVの車種は限られていて、国内で販売されている車種は10車種程度しかありません。

 

〈表〉おもな超小型EV一覧

1人乗り ・タケオカ自動車工芸「Espa/Yanki」
・タジマ「T-mini」
・トヨタ車体「コムス」
・KGモーターズ「mibot」
2人乗り ・AIM「EVM」
4人乗り ・FOMM「FOMM ONE」(※軽自動車規格)

 

ただし、車種は少なくても、普通車と同様に価格やスペックにはバリエーションがあります。「1人乗り」「2人乗り」といった乗車定員に分けて、車種ごとに詳しく紹介していきましょう。

 

以下、メーカーを50音順で表示しています。

 

1人乗りの超小型EV

 

タケオカ自動車工芸「Espa/Yanki」

Espaの車体

「Espa」(画像:タケオカ自動車工芸)

 

「Espa(エスパ)」と「Yanki(ヤンキ)」4)は、富山県富山市に拠点を置くタケオカ自動車工芸が販売する超小型EVです。

2台の違いはデザインのみで、全幅わずか1.1mのコンパクトなボディや、容量5.4kWhのリン酸鉄リチウムイオン(LFP)バッテリーを採用(リチウムイオン電池仕様)する点など、サイズやスペックは共通です。また、電動ウィンドウ、ヒーター/ベンチレーション、リモコン付セントラルロック、エアコンなど、充実した装備も特徴でしょう。

2025年12月時点ではリチウムイオン電池仕様と鉛電池仕様の2モデルが展開されていますが、2026年春ごろにはバッテリーを取り外して充電できるカートリッジ仕様の販売も予定しています。

 

規格区分 ミニカー(第一種原動機付自転車)
ボディサイズ 全長2310mm×全幅1100mm×全高1540mm
価格(税込) 鉛電池仕様:110万円
リチウムイオン電池仕様:126万5000円
乗車定員 1名
最高速度 55km/h
バッテリー容量 5.4kWh
充電時間 約7時間
一充電走行距離 80km(時速45km時/街乗り走行)

 

 

 

タジマ「T-mini」

T-miniの車体

画像:タジマモーターコーポレーション

 

「T-mini(ティーミニ)」5)は、元レーシングドライバーの田嶋伸博氏が率いる、モータースポーツ車両開発や輸入車販売などで知られるタジマモーターコーポレーションが販売する超小型EVです。

駆動用バッテリーには容量5.8kWhのリン酸鉄リチウムイオン(LFP)バッテリーを採用し、航続距離は約80km。1人乗りですが、運転席の後ろにちょっとした荷物を置くことのできるラゲッジスペースが設けてられているので買い物時などに便利です。

車両価格は119万9000円(税込)。ボディカラーは写真のホワイトとアイボリーの2色が展開されています。

 

規格区分 ミニカー(第一種原動機付自転車)
ボディサイズ 全長2405mm×全幅1100mm×全高1590mm
価格(税込) 119万9000円
乗車定員 1名
最高速度 40km/h
バッテリー容量 5.8kWh
充電時間 約5時間
一充電走行距離 約80km(30km/h定地走行値
(平坦地、1名乗車、乾燥路面、無風、新車の条件下での数値))

 

 

トヨタ車体「コムス」

コムスの車体

画像:トヨタ車体

 

「コムス」6)はトヨタ車体が生産している超小型EVです。ショッピングや通勤・通学といった日常使いを想定した「P・COM」と、営業活動や宅配サービスといったビジネスシーンを想定した「B・COM」という2つのモデルを用意しています。

「P・COM」は車両価格111万9800円の1モデルのみですが、「B・COM」では、後部にオープンラゲッジを備えた「ベーシック」、それがデッキ状になった「デッキ」、デリバリーボックスを設置した「デリバリー」の3モデルを展開。豊富なボディバリエーションから、用途に合わせて選ぶことが可能です。

充電も手軽で、家庭のAC100V電源から約6時間で満充電にできます。なお、「コムス」は購入時に国の「CEV補助金」を利用でき、2025年度の補助額は全グレードともに20万円となっています7)

 

「P・COM」のスペック

規格区分 ミニカー(第一種原動機付自転車)
ボディサイズ 全長2395mm×全幅1095mm×全高1500mm
価格(税込) 111万9800円
乗車定員 1名
最高速度 60km/h
バッテリー容量 (参考)1回の充電での消費電力量:4.9kWh
充電時間 約6時間
一充電走行距離 54km(JC08モード相当での走行パターンによる自社測定値)
101km(30km/h定地走行テスト値、国土交通省届出値)

 

 

KGモーターズ「mibot」

mibotの車体

画像:KGモーターズ

 

KGモーターズの「mibot(ミボット)」8)は、1人乗りの短距離移動に特化した超小型EVです。1980年代のポラロイドカメラをモチーフにしたエクステリアはレトロでありながらも、近未来を感じさせる前後対称のデザインとなっています。

容量7.68kWhの駆動用バッテリーにはリン酸鉄リチウムイオン(LFP)電池を採用し、航続距離は100km(30km/h定地走行テスト値)。搭載するソフトウェアはOTAアップデートが可能で、「進化するモビリティ」を目指しています。また、安全性向上のため、充電は一般的なEVと同様の普通充電規格(J1772)に対応。家庭でも外出先でもAC100V電源のほか、200Vの普通充電器で充電することができます。

「mibot」は写真の「Himawari」を含めて5色のカラーバリエーションが展開され、車両価格は110万円(税込)。予約受付が始まっており、本格量産は2026年4月からの予定です。

 

規格区分 ミニカー(第一種原動機付自転車)
ボディサイズ 全長2485mm×全幅1140mm×全高1470mm
価格(税込) 110万円
乗車定員 1名
最高速度 60km/h
バッテリー容量 7.68kWh
充電時間 100V:約11.5時間
200V:約3時間
一充電走行距離 100km(30km/h定地走行テスト値)

 

 

 

EV充電設備

 

2人乗りの超小型EV

 

AIM「EVM」

EVMの車体

 

名古屋を本拠地とするAIMの「EVM」9)は、久米島など島嶼部での使いやすさに焦点を当てて車両開発が行われた2人乗りの超小型モビリティで、2025年から沖縄県で販売が開始されました。

沖縄の守り神「シーサー」をモチーフにしたエクステリアが目を引きますが、インテリアも負けず劣らずポップで明るく仕上げられています。リゾート地域での活用など観光需要も想定しているため、着脱式の2分割ルーフを標準装備している点も魅力です。

リン酸鉄リチウムイオン(LFP)バッテリーの容量は9.98kWhで、航続距離は120km(WLTCモード)。外部給電(V2L)用のコンセントも装備されており、車両価格は209万円(税込)となっています。

 

規格区分 超小型モビリティ(認定車)
ボディサイズ 全長2485mm×全幅1295mm×全高1560mm
価格(税込) 209万円
乗車定員 2名
最高速度 60km/h
バッテリー容量 9.98kWh
充電時間 約5時間(200Vの場合)
一充電走行距離 120km(WLTCモード)

 

参考資料
9)AIM「EVM」

 

 

4人乗りの超小型EV

 

FOMM「FOMM ONE」

画像:FOMM

 

「FOMM ONE(フォム ワン)」10)は、日本のEVベンチャー企業のFOMMが独自に開発した4人乗りのコンパクトEVで、すでに生産拠点を置くタイでは一般販売されています。

正確にいえば、「FOMM ONE」は超小型モビリティではなく軽自動車の規格に当てはまります。ただし、4人乗りでありながら非常にコンパクトで、超小型EVに近い乗り心地をしています。

 

画像:FOMM

 

「FOMM ONE」の最大の特徴は、“水に浮く”という独自の災害機能を備えていることです。洪水や高潮など、万が一の水害の際にも車両が沈むことなく水上を移動できます。また、運転席の足元にブレーキペダルしかないのもユニークです。

アクセルはステアリングの左右にあるパドルによって操作し、パドルを離すことで回生ブレーキも作動します。最高速度は80km/hで軽自動車登録なので、高速道路を走行できるのもポイントです。一般への販売は順次個別に対応しています。

 

規格区分 軽自動車
ボディサイズ 全長2585mm×全幅1295mm×全高1550mm
価格(税込) 275万円※
乗車定員 4名
最高速度 80km/h
バッテリー容量 11.84kWh
充電時間 約7.5時間
一充電走行距離 166km(NEDCモード)

※登録手続き費用等を含む

 

参考資料
10)FOMM「FOMM ONE」

 

EV充電設備

 

超小型EVの購入時に確認したい3つのチェックポイント

充電するEV車

画像:iStock.com/OGULCAN AKSOY

 

ご覧のように超小型EVにはさまざまなタイプがありますが、共通するのは普通車のEVとは大きさも性能も装備も異なることです。そのため、超小型EVのクルマ選びではポイントを抑えておく必要があります。ここでは3つに絞って紹介しましょう。

 

ポイント① 必要なスペックや機能は揃っているか

超小型EVは普通車や軽自動車に比べると機能が制限されているため、どのような用途に使うのかよく考える必要があります。たとえば、半径5km圏内で日常の足に使うだけと割り切ればエアコンは必ずしも必要ではなく、もう少し長距離を移動したいなら航続距離が比較的長いモデルを選んだほうがよいでしょう。

また、どのような条件の道路を走行するかも重要なポイントです。超小型EVは出力が低く加速力が弱いため、大型トラックが数多く行き来する幹線道路をメインに走るのには向いていません。

 

ポイント② 必要とするだけの航続距離があるか

航続距離についてもう少し説明しましょう。近年発売される普通車のEVは一回の満充電で400〜600km程度を走行することができますが、超小型EVの場合は一回の満充電でその4分の1程度しか走行できないことが多いです。日常生活のなかで移動する平均的な距離など、自分に必要な航続距離をあらかじめ計算し、充電の頻度も含めて最適な車種を選択するようにしてください。

また、ガソリン車の燃費と同様に、EVの実際の航続距離もカタログ値の7~8割程度が一般的です。冷暖房やオーディオの再生はもちろんのこと、運転の仕方や走行条件によっても航続距離が変わってきますので、その点は注意したほうがよいでしょう。

 

 

ポイント③ 車両のサイズ感や乗り心地はどうか

クルマ選びでは、実物を見て実際に乗ってみる試乗が重要です。とくにガソリン車の普通車に慣れている方にとって、超小型EVのサイズ感、1人乗りや2人乗りの乗り心地はまったくの別物に感じるはずです。「小回りが利いて便利そう」などといったイメージだけで購入すると期待を裏切られることになりかねません。

ただし、超小型EVはディーラーが少ない場合が多く、試乗はむずかしいケースがあるのも事実でしょう。その場合、カーシェアやレンタカーサービスを利用して超小型EVを体験するのもひとつの手です。レンタルできる場所や車種は限られますが、お目当ての車種でなくても、超小型EVそのものの使用感をつかむのには役立つでしょうから、可能な範囲で試乗することをおすすめします。

 

補助金は使えるの? 超小型EVのQ&A

Q&Aのイメージ画

画像:iStock.com/ Parradee Kietsirikul

 

超小型EVは一般ユーザーには馴染みの薄いクルマです。ここまで読み進めても、まだ頭のなかにさまざまな疑問が渦巻いている方もいるかもしれません。そこで超小型EVに関する素朴な疑問をピックアップし、その解答をQ&A形式で紹介します。

 

Q.超小型EVの購入時に補助金は利用できる?

「FOMM ONE」や「コムス」などの超小型EVは、購入時に国の「CEV補助金」を利用することができます。また、東京都など、住んでいる自治体の補助金を併用できる場合もあります。

CEV補助金の対象車種や補助金額など詳しい情報を知りたい方は次世代自動車振興センターのホームページをチェックしてみてください。

 

 

Q.超小型EVを運転するのに普通免許は必要?

前述のように、超小型EVは軽自動車に区分される「超小型モビリティ(型式指定車)」と「超小型モビリティ(認定車)」、そして原付に区分される「ミニカー」に分類されています。

軽自動車に区分されるというのは、当然ながら普通免許がないと運転できないということです。また、ミニカーを運転するときにも原付免許ではなく普通免許が必要になります。

 

Q.超小型EVに車検や車庫証明は必要なの?

超小型モビリティ(型式指定車・認定車)は軽自動車として扱われますので、車検は必要ですし、地域によって車庫証明が必要になる場合もあります。ただし、ミニカー区分の場合は法律上、原付と同じ扱いになるため、車検も車庫証明も必要ありません。

 

Q.超小型EVも任意保険に加入すべき?

超小型EVは軽自動車より小さいサイズですが、スピードもそれなりに出るため、万が一の時に備えて任意保険へ加入することが強く推奨されています。

なお、ミニカー区分の場合は、任意保険は自動車用ではなく原付バイク用のものとなります。また、自家用車をすでに持っている場合は、その任意保険に「ファミリーバイク特約」を付帯することで、ミニカーを補償対象(原則として車両保険は対象外)にできる場合もあります11)

いずれにせよ、ミニカーの任意保険は自動車用と比べ保険料が一般的に安く設定されています。詳しくは販売店や保険会社に相談してみてください。

 

 

 

EV充電設備

 

よりグレードの高い「軽EV」という選択肢もある

サクラの車体

日産「サクラ」

 

2人乗りや4人乗りの超小型EVの購入を検討している場合、いっそのこと「軽EV(軽自動車のEV)」を購入するという選択肢もあるかもしれません。航続距離、加速力、室内空間、装備、乗り心地のどれをとっても軽EVのほうが優れているうえ、車両価格も2026年1月時点ではそれほど変わらないからです。

たとえば、軽EVの代表車種である日産「サクラ」のバッテリー容量は20kWで、航続距離は180km。それでいて車両価格は4人乗り超小型EVとほぼ同等の259万9300円~(税込)なのです12)。さらに、「サクラ」などには、災害時にEVに蓄えた電気を非常用電源として活用できる外部給電機能(V2H/V2L)もあります。

もちろん近所に買い物に行く程度なら超小型EVのほうが手軽ですが、用途によっては軽EVも選択肢になりえるでしょう。

 

参考資料
12)日産「SAKURA」

 

 

近い将来に超小型EVはものすごく便利な移動手段になる!

現時点では超小型EVの車両価格はまだ高く、手が出しやすいクルマとはいえません。しかし、にもかかわらず、超小型EVが多くの注目を集めるのは、自動車ユーザーがそこに「希望」を見ているからでしょう。

この希望は、潜在的なニーズと言い換えることもできます。たとえば、2人乗りの超小型EVが40〜50万円で購入可能になり、日常の足として気軽に使えるようになれば、とくに地方の過疎地などにおいてものすごく便利な移動手段になるはずです。

現在の超小型EVは、開発期や黎明期にあたり、潜在的ニーズはあっても実需があまりない状態です。しかし、近い将来に訪れるであろう導入期には、多くのユーザーが超小型EVを利用したいと考えるのではないでしょうか。

 

※本記事の内容は公開日時点での情報となります

 

 

この記事の監修者
国沢光宏
国沢 光宏

自動車ジャーナリスト。自動車評論家。現在多くの媒体で執筆活動をしているほか、ラジオ日本とFM群馬でラジオのパーソナリティも行い、車選びからドライビングテクニック、業界ニュースなど、広く深い知識をもつ。運営しているブログサイトでは、専門家も参考にしたくなる、新鮮で豊富な情報を発信している。




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