
Codex CLI(Windows)で「(no output)」しか出ない原因と、最短で復旧する手順まとめ
Codex CLIをWindowsで使っていると、Get-Location や Get-ChildItem、ファイル読み取りの Get-Content まで、あらゆるコマンドが「(no output)」になって作業が止まることがあります。実際に「ファイル解析を依頼した瞬間から、pwdすら無反応になる」タイプの報告も出ており、単なるパスの打ち間違いではなく、CLI側の実行・出力取り回しやWindowsサンドボックス周りが絡むケースが多いのが特徴です。 GitHub+2GitHub+2
「(no output)」症状を切り分ける:まず“パス問題”ではないか確認
あなたの提示ログでは、Test-Path、Get-ChildItem、pwd など結果が必ず返るはずの基本コマンドまで一斉に「(no output)」になっています。これは「対象ファイルが無い」よりも、Codex CLIがシェル出力を取得できていない/サンドボックス起動が崩れている可能性が高い状況です。 GitHub+1
とはいえ復旧作業は、下の“最短ルート”で進めるのが安全です。
最短ルート:復旧の優先順位(上から順に実施)
1)Codex CLIを最新版へ更新(0.106.0 → 0.107.0)
今回の事例は 0.106.0 で発生していますが、Codex CLIは2026年3月2日に 0.107.0 が出ています。まずここを揃えるのが最短です。 OpenAI Developers
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更新コマンド(npm版)
npm install -g @openai/codex@0.107.0OpenAI Developers
ポイントは「再インストール」ではなく「バージョンを明示して上げる」こと。Windowsの出力欠落は、特定バージョン帯で“発生・再発”が見られるためです。 GitHub+1
2)Windowsサンドボックス設定を“unelevated”へ(該当する場合)
Windowsネイティブ実行時、Codexはサンドボックスで外部書き込みやネットワークを制御します。このとき elevated モード絡みで、コマンドが「(no output)」になったり、権限エラー系(CreateProcess… failed: 5)が出る報告があります。 OpenAI Developers+2GitHub+2
~/.codex/config.toml(Windowsだと C:\Users\<ユーザー>\.codex\config.toml)に以下を設定:
sandbox = "unelevated"
公式ドキュメントでも unelevated / elevated を切り替えられることが明記されています。 OpenAI Developers
3)ワークスペースの“読み取り許可”を明示的に追加する(ディレクトリがブロックされる場合)
「no output」に見える原因が、実はサンドボックスがそのディレクトリを読めないことだった、というパターンもあります。公式の対処として、読み取り許可をセッション内で追加できます。 OpenAI Developers
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実行例
/sandbox-add-read-dir C:\absolute\directory\pathOpenAI Developers
今回の例なら、まずプロジェクトルート(例:D:\vscode work\bidr-slw)を追加し、その後 src\... に降りていくのが確実です。
4)起動ディレクトリを固定してから実行(スペースや相対パスの揺れを潰す)
Windowsのパスにスペース(例:D:\vscode work\...)が入っている環境は、ツール連携時に“引用符の解釈差”が混ざりやすいです。Codex CLIには起動時に作業ディレクトリを固定する手段があります。 OpenAI Developers
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例:プロジェクト直下で起動
codex -C "D:\vscode work\bidr-slw"
もしくは、コマンドラインオプションとして --cd が用意されています。 OpenAI Developers
それでも直らないときの「確実な逃げ道」:WSL2で動かす
Windowsネイティブのサンドボックス起因で詰まる場合、WSL2上でCodex CLIを動かすのがいちばん安定します。公式ページでもWSL2手順が案内されています。 OpenAI Developers
やることはシンプルで、WSL内でプロジェクトを開き(code . でWSL接続のVS Codeを起動)、そのターミナル上でCodexを動かします。Windows側の権限・ACL・サンドボックスの癖を一段避けられるのが強みです。 OpenAI Developers
「何が起きているのか」ざっくり理解(再発防止のため)
この手の「(no output)」は、体感的には“何も実行されていない”ように見えますが、実際には次のどれかが多いです。
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サンドボックスで子プロセス起動が失敗している(権限・トークン・隔離ユーザー作成などが絡む) GitHub+1
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PowerShell(またはラッパー)経由の標準出力取り込みが壊れ、終了コードが0でも出力が捨てられる GitHub
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あるバージョン帯の不具合を踏んでおり、更新で直る/逆に特定バージョンで再発する OpenAI Developers+1
だからこそ、復旧は「最新版へ更新 → sandboxをunelevatedへ → 読み取り許可 → 起動ディレクトリ固定 → WSL2」の順が、最も成功率が高いです。
まとめ:今日中に直したいなら、この順で
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Codex CLIを0.107.0へ更新 OpenAI Developers
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config.tomlの[windows] sandbox = "unelevated"を試す OpenAI Developers -
/sandbox-add-read-dirでプロジェクトルートを読めるようにする OpenAI Developers -
codex -C "D:\..."で起動ディレクトリを固定 OpenAI Developers -
まだダメならWSL2へ切替(成功率が高い) OpenAI Developers
この5段で、今回のような「何をしても(no output)」タイプはかなりの割合で復旧できます。