
Windows 10/11でSDカードに書き込めない「エラー4005」対処法まとめ:新品でも失敗する原因と切り分け手順
新品のSDカードを挿したのに、保存やコピーができず「エラー4005」で止まる。しかもWindows 10でも11でも同じ――この状況は、SDカードそのものより「書き込み経路(カードリーダー、アダプタ、設定、保護機能、ファイルシステム)」に共通の詰まりがあるケースが多いです。ここでは、再現性の高い原因から順に、最短で切り分ける手順を一気通貫でまとめます。
- Windows 10/11でSDカードに書き込めない「エラー4005」対処法まとめ:新品でも失敗する原因と切り分け手順
エラー4005が同時多発する時に疑うべき「共通原因」
複数PC・複数カードで同じ失敗が起きる場合、よくある共通点は次のどれかです。
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SDカードアダプタ(microSD→SD変換)の物理ロックがON、またはロック検知が不安定
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特定のカードリーダー(内蔵/USB)の故障・相性、USBポートの給電不安定
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Windows側のリムーバブル書き込み制限(ポリシー/レジストリ)
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ファイルシステムやパーティション構成の不整合(初期状態の癖、過去利用の残骸)
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ドライバ不整合(カードリーダー、チップセット)
※Windowsの“不特定エラー”として扱われるコードの一種が、保存・コピー・アクセスで出ることがあります。Microsoft Learn
まず30秒でできる超重要チェック(意外とここで解決します)
1) 物理ロックスイッチ(SD/アダプタ)を確認
SDカードサイズのアダプタやSDカード本体にLOCKスイッチがある場合、完全に解除されているか確認します。半端な位置だと「解除しているつもり」でも読み取り専用扱いになることがあります。
2) 別の「書き込み経路」で試す(切り分け最短ルート)
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別のUSBカードリーダー(できれば別メーカー)
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別のUSBポート(USB-A直結、ハブ経由は避ける)
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可能なら スマホ/カメラ に入れて書き込みできるか
ここで「他機器では書ける」のにPCだけ不可なら、Windows側かリーダー側が濃厚です。
Windows側で多い原因:読み取り専用属性と書き込み禁止
3) DiskPartで「読み取り専用」を解除して作り直す
手順は管理者権限で実行します。間違ったディスクを選ぶとデータが消えるので、容量で必ず確認してください。
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管理者でコマンドプロンプトを開く
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以下を実行
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diskpart -
list disk -
select disk X(SDカードの番号) -
attributes disk(read-only が付いていないか確認) -
付いていたら
attributes disk clear readonly
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それでもだめなら、いったん構成を作り直します(データは消えます)
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clean -
create partition primary -
format fs=exfat quick(用途によってはFAT32) -
assign
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この「clean→作り直し」で、パーティションや保護フラグ由来の詰まりが解消することがあります。SanDisk Forums
4) レジストリ/ポリシーの書き込み禁止を疑う
会社PCやセキュリティ設定が強い環境だと、USBメモリやSDを読み取り専用にするポリシーが入っていることがあります。代表例は以下です。
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レジストリの
StorageDevicePoliciesにあるWriteProtect -
「リムーバブル ストレージ アクセス」系のグループポリシー
自分の所有PCで特に設定した覚えがない場合でも、セキュリティソフトや管理ツールが裏で制限していることがあります。いったんセキュリティソフトを停止して検証するのも切り分けとして有効です。
フォーマットで直らない時の「正しい」フォーマット手順
5) Windows標準ではなく「SD Card Formatter」で初期化する
Windowsのクイックフォーマットで直らない場合、SD規格に沿った初期化ができる専用ツール(SD Association系)でのフォーマットが有効なことがあります。特に、警告が出たり、書き込みが不安定なときの改善例が報告されています。Malt
ポイントは次の通りです。
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まず専用ツールでフォーマット
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その後、用途に合わせて FAT32(機器互換重視) / exFAT(大容量・大きなファイル重視) を選ぶ
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ゲーム機やカメラなど特定機器が指定する形式があるならそれに合わせる
リーダー/ドライバ起因を一気に潰す
6) カードリーダーのドライバ更新・入れ直し
内蔵カードリーダーは、Windowsアップデート後に挙動が変わったり、メーカー提供ドライバとの差で不安定になることがあります。以下を順に試します。
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デバイスマネージャーでカードリーダーを確認
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ドライバの更新
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改善しなければ一度アンインストール→再起動(Windowsに再検出させる)
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PCメーカーのサポートページでチップセット/カードリーダーの最新版があれば適用
7) USBリーダーを替える(相性問題の現実的な回避)
「複数PCで同じ」でも、同じ型の内蔵リーダーや、手元のUSBリーダーが同系統だと共通で外れることがあります。安価でもよいので、別メーカー・別チップのUSBカードリーダーを試すのは、時間対効果が高い解決策です。
32GBはフォーマットしたのに、64GBは未フォーマット…この差が示すこと
一般に、64GB以上はexFATで出荷されることが多く、機器や環境によっては相性が出ます。一方、32GBはFAT32前提の機器も多く、フォーマットのやり直しで改善する場合があります。もし64GBだけ未フォーマットなら、まずは専用フォーマッタ→exFAT(必要ならFAT32)で揃えて、再検証する価値があります。
それでもダメなら「初期不良/偽物/不良ロット」を疑う目安
新品カード2枚が同時に書けないのは珍しくありません。理由は「同じ販売元・同じロット・同じ流通」で、初期不良や品質問題が偏ることがあるからです。メーカー公式の検査ツールや、別環境(スマホ・カメラ)でも書き込みが不安定なら、早めに交換・返品が堅実です。
まとめ:最短で解決するおすすめ手順
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物理LOCK・アダプタを確認
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別のカードリーダー/別ポート/別機器で試して切り分け
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DiskPartでread-only解除→必要ならclean→再作成
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SD専用フォーマッタで初期化
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カードリーダードライバ更新、別メーカーUSBリーダーで回避
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それでも不可なら初期不良を疑って交換
「カードが悪いのか、PCが悪いのか」を最短で判定できる順に並べました。特に、別のカードリーダーで試すのと、DiskPart clean→再作成は、効くときは一撃で状況が変わります。