
【Windows 11/10】エラー0x80070043「ネットワーク名が見つかりません」を直す方法まとめ(原因別チェックリスト)
Windows 11/Windows 10で、共有フォルダやNAS、社内サーバーへアクセスしたときに「0x80070043(The Network Name Was Not Found)」が出ると、作業が完全に止まります。
このエラーは“ネットワークそのものが壊れている”というより、「名前解決」「共有方式(SMB)」「認証」「サービス停止」など、どこか一段が噛み合っていない時に発生しがちです。ここでは原因を切り分けながら、再発しにくい順番で直し方をまとめます。
- 【Windows 11/10】エラー0x80070043「ネットワーク名が見つかりません」を直す方法まとめ(原因別チェックリスト)
エラー0x80070043とは:何が起きているのか
「ネットワーク名が見つかりません」は、PCが指定した共有先(\\サーバー名\共有名 など)に到達できない、または到達しても共有名として認識できない状態です。よくある引き金は次のとおりです。
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共有先の入力ミス(共有名・パス・全角半角)
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**名前解決(DNS)**ができない/古い情報を掴んでいる
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SMBの互換性(古いNASや古いWindows共有)
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Windowsの共有関連サービスが停止
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資格情報(ユーザー/パスワード)の不整合、保存済み情報が邪魔
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セキュリティソフト/Firewallのブロック
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ネットワークスタックの不調(VPN、仮想NIC、休止復帰など)
まず最初に:最短で直る“基本確認”3つ
1) 共有パスを「IPアドレス」で試す
サーバー名で失敗しているだけなら、IPで通ります。
例:\\192.168.1.10\share
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IPで開ける → 名前解決(DNS/hosts/キャッシュ)系が原因
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IPでも開けない → 共有方式・認証・サービス・Firewall等の可能性
2) 共有名の確認(意外と多い)
共有フォルダ名が変わっていたり、末尾スペース、大小文字差、サブフォルダを共有名と勘違い、などで起こります。\\サーバー\共有名 まで一度正しいか確認し、深い階層はその後に付けます。
3) 同じネットワークにいるか(ゲストWi-FiやVPNの落とし穴)
会社/自宅でSSIDが複数ある場合、ゲスト用や隔離ネットワークだと共有が見えません。
VPN利用中は社内向けルートが正しくないと同じ症状になります。
原因別の直し方(おすすめ順)
1. 名前解決(DNS)をリセットする
「IPならOK、名前だとNG」の典型パターンです。管理者権限でコマンドプロンプトを開き、順に実行します。
ipconfig /release
ipconfig /renew
さらにネットワークを一度リセットするなら:
netsh int ip reset
実行後は再起動し、再度 \\サーバー名\共有名 を試します。
hostsに固定している場合は要注意
C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts に古いIPが残ると、いつまでも間違った宛先に行きます。サーバー移転後に発生しやすいので、該当行を見直してください。
2. Windowsの共有関連サービスを確認する
共有アクセスに必要なサービスが止まっていると、見つけられない/接続できない状態になります。
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Win + R→services.msc -
次を探して 状態:実行中、スタートアップの種類:自動(または手動で開始可能)を確認
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Workstation(ワークステーション)
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Server(サーバー)(共有を提供する側で重要)
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Function Discovery Provider Host
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Function Discovery Resource Publication
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止まっていれば開始し、改善するか確認します。特にWorkstationが停止していると、ネットワーク共有へアクセスできず似たエラーが出やすいです。
3. 資格情報(ユーザー名・パスワード)を一度“掃除”する
保存済みの認証情報が古いと、存在しない共有扱いになったり、接続が中途半端に失敗します。
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コントロールパネル → 資格情報マネージャー
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Windows 資格情報で、該当サーバー/NASの項目を削除
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再度アクセスして、正しい資格情報でログインし直す
※ ドメイン環境やNASで、ユーザー名の形式が必要な場合があります(例:NAS名\user、DOMAIN\user)。
4. SMB互換性(古いNAS・古い共有)を疑う
古い機器(特に古いNAS、古い複合機の共有、古いWindowsサーバー)だと、SMBの世代差でエラーになります。
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相手が古い:SMB1しか対応していないケース
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こちら(Windows 11/10)が新しい:既定でSMB1が無効になっていることがあります
対処の考え方:
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可能なら相手側(NAS/サーバー)のSMB設定を新しい世代(SMB2/SMB3)に上げるのが安全
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どうしても相手が古く更新できない場合のみ、WindowsでSMB1を有効化(ただしセキュリティ上のリスクがあるため、社内規定がある環境では注意)
SMB機能の確認(GUI):
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Windowsの機能の有効化または無効化 → SMB関連項目を確認
5. Firewall/セキュリティソフトでブロックされていないか
共有は主にファイル共有の通信(例:SMB)を使います。セキュリティソフトやWindows Defender Firewallで、社内LANでも「パブリック」扱いになっていると遮断されることがあります。
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設定 → ネットワークとインターネット →(接続中のネットワーク)→ ネットワーク プロファイル
「パブリック」になっているなら、状況に応じて「プライベート」へ(社内や自宅など信頼できる環境のみ) -
一時的にセキュリティソフトを停止して改善するなら、例外設定が必要です
6. ネットワークドライブの再作成(マップ解除→作成)
ネットワークドライブ(Z: など)が古い先を覚えていると、クリックするたびに同じエラーになります。
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エクスプローラー → このPC → ネットワークドライブを右クリック → 切断
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もう一度 ネットワーク ドライブの割り当てで作成
可能なら最初は\\IPアドレス\共有名で作り、安定したら名前に戻すと切り分けが簡単です。
それでも直らないときの“切り分け”手順
次の順で確認すると、原因が短時間で絞れます。
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同じ共有に、別PCからアクセスできるか
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できる:あなたのPC側の設定/キャッシュ/認証が原因
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できない:共有先(NAS/サーバー)側の問題、またはネットワークの問題
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IPでアクセスできるか
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できる:DNS/名前解決の問題
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できない:Firewall、SMB互換性、共有停止、資格情報、ネットワーク断
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共有一覧が見えるか(
\\サーバーまで)-
共有一覧が見えて、特定共有だけダメ:共有名変更、権限、共有設定
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そもそもサーバー自体が開けない:名前解決/通信経路/サービス停止
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再発防止のコツ
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共有先のIPが変わりやすい環境(家庭用ルーター等)では、DHCP固定割り当てや固定IPにする
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NASやサーバーは可能なら SMB2/SMB3 を利用
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資格情報が頻繁に変わる運用なら、保存済み資格情報を定期的に見直す
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VPNや仮想NICを多用しているPCは、ネットワークリセット(winsock/ip reset)が効く場面が多い
まとめ:最短で直すならこの順番
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\\IP\shareで試す -
flushdns+IP更新、必要ならwinsock reset -
Workstationなど共有関連サービスを確認
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資格情報マネージャーを掃除
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SMB互換性とFirewallを疑う
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ネットワークドライブは作り直す
このエラーは「原因が1つ」とは限らず、名前解決+資格情報など複数要因が重なることもあります。上の順番で潰していけば、遠回りせず復旧できるはずです。