
【完全解決】「Msvcp140.dll が見つからない」Windowsエラーの直し方|原因から再発防止まで
ゲームやアプリを起動したときに「Msvcp140.dll is missing(Msvcp140.dll が見つからない)」と表示され、先に進めなくなることがあります。これは多くの場合、Windowsそのものの故障ではなく、アプリが必要とするMicrosoftの実行環境(Visual C++)が不足・破損しているサインです。この記事では、最短で解決する手順から、つまずきやすい注意点、再発防止までまとめて解説します。
- 【完全解決】「Msvcp140.dll が見つからない」Windowsエラーの直し方|原因から再発防止まで
「Msvcp140.dll が見つからない」とは何が起きているのか
Msvcp140.dll は、Microsoft Visual C++(C++で作られたソフトが動くための部品群)の一部です。多くのゲームランチャーやゲーム本体、動画編集ソフトなどがこの部品を前提に動作しています。
このエラーが出る主な理由は次のとおりです。
-
Microsoft Visual C++ 再頒布可能パッケージ(Redistributable)が未導入
-
導入済みだが破損している/古い版だけ入っている
-
64bit/32bit の片方しか入っていない
-
Windows更新やアプリ更新後に依存関係が崩れた
つまり、足りないのは“dll単体”ではなく、必要な実行環境一式であるケースがほとんどです。
最短で直す方法:Visual C++ Redistributable を入れ直す
最も成功率が高いのは、Microsoft Visual C++ Redistributable(特に2015–2022系)を入れ直すことです。手順はシンプルですが、ポイントがあります。
手順1:Visual C++ 2015–2022 を「両方」入れる(重要)
Windowsが64bitでも、ゲームや古いアプリが32bit版の部品を必要とすることがあります。そのため通常は x64 と x86 の両方を導入します。
-
VC_redist.x64.exe(64bit)
-
VC_redist.x86.exe(32bit)
導入時は、同じ系列が既に入っている場合「修復(Repair)」が選べることがあります。迷ったら「修復」を実行し、それでも直らなければ「アンインストール→再インストール」が確実です。
手順2:インストール後にPCを再起動する
dll関連のエラーは、再起動で解消することが珍しくありません。インストール直後は必ず再起動してください。
それでも直らないときに効く追加チェック
Visual C++ を入れ直しても改善しない場合、原因が別にあることが多いです。以下を上から順に試すと効率的です。
1)アプリ(ゲーム/ランチャー)の「修復」や「再インストール」
ゲームランチャーには「修復」「整合性チェック」機能が用意されている場合があります。これで関連ファイルが正しく再配置され、dllの参照先が整うことがあります。修復がなければ再インストールも有効です。
2)Windows Update を最新にする
実行環境やシステムファイルの互換性が更新で整うことがあります。特に長期間更新していないPCでは、更新後に解決するケースがあります。
3)システムファイルの修復(SFC / DISM)
Windows側のコンポーネント破損が絡む場合、標準コマンドで修復できます。手順は以下です。
-
スタートメニューで「cmd」または「コマンドプロンプト」を検索
-
「管理者として実行」
-
次を順に実行
sfc /scannow
完了後、さらに改善しない場合は次も実行します。
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
終わったら再起動し、再度アプリ起動を試します。
4)セキュリティソフトの隔離・ブロックを確認
まれに、dllや実行ファイルが誤検知で隔離され、起動時に欠損扱いになることがあります。隔離履歴を確認し、必要ならアプリのフォルダを例外設定に追加します(設定変更は自己責任で、信頼できるソフトに限って行ってください)。
やってはいけない対処:dll単体を怪しいサイトから拾う
「msvcp140.dll ダウンロード」などで出てくる非公式サイトからdllだけを入れる方法は、次の理由でおすすめできません。
-
ウイルス混入リスク
-
バージョン不一致で直らない/別エラーに発展
-
本来必要な関連ファイル一式が揃わない
正攻法は、MicrosoftのRedistributableを導入して環境を整えることです。
よくある質問に対する実務的な答え
Q. どのVisual C++を入れればいい?
多くのケースで **Visual C++ 2015–2022(x64とx86)**が解決の決め手になります。古いゲームでは2013や2012が必要なこともありますが、まずは2015–2022の再導入を最優先にすると無駄が少ないです。
Q. 64bit Windowsなのに x86 が必要なのはなぜ?
アプリが32bitで作られていると、32bit用の実行環境(x86)が必要です。OSが64bitでも、32bitアプリは普通に動くため、その“部品”も別枠で要ります。
再発防止のコツ
-
大型アップデート後やゲーム移行後に不具合が出たら、まずRedistributableの修復を試す
-
PCのクリーンアップツールで「不要DLL削除」系を安易に実行しない
-
インストール済みランタイムをむやみに削除しない(使っているソフトが依存していることが多い)
まとめ:解決の最短ルートは「Visual C++ の入れ直し+再起動」
「Msvcp140.dll が見つからない」は、ほとんどが実行環境不足・破損によるものです。まずは Microsoft Visual C++ Redistributable(2015–2022)のx64とx86を入れ直し、再起動。それでも直らない場合は、アプリの修復、Windows Update、SFC/DISMの順で切り分けると解決に近づきます。
この手順で直ることが多いので、焦ってdll単体を探す前に、実行環境を正しく整えるところから始めてください。