
Windows 11でCanonプリンターMF665Cdwのドライバーが入らない原因と解決策:mastersetupv220.exeエラー完全ガイド
Windows 11に新しいCanonプリンター「MF665Cdw」を接続し、公式サイトから入手したドライバー(mastersetupv220.exe)を実行したのに、インストール途中でエラーが出て先に進めない。こうしたトラブルは「プリンターが壊れている」のではなく、Windows 11側の保護機能、古い残骸ドライバー、実行権限、配布ファイルの整合性、接続タイミングの不一致などが重なって起きることがほとんどです。
この記事では、原因の切り分けから、最短で復旧する手順、うまくいかない時の代替策までを一気通貫で整理します。読み終えた時点で「何をどう試せばいいか」が明確になるように、手順は実務的にまとめています。
- Windows 11でCanonプリンターMF665Cdwのドライバーが入らない原因と解決策:mastersetupv220.exeエラー完全ガイド
起きている症状を整理する:まずは「どの段階で落ちるか」が重要
mastersetupv220.exeのような「統合インストーラー」は、内部で複数の処理を行っています。エラーが出る場所によって原因が変わるため、まずは次のどれに近いかを意識してください。
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実行直後に起動しない/すぐ落ちる
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「管理者権限」や「このアプリが変更を加えることを許可しますか」で止まる
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展開(解凍)までは進むが途中で失敗する
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プリンター検出ができず先に進めない
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インストール後に印刷できない/スキャナーが使えない
この分類を頭に置いたうえで、下の対策を上から順に試すのが最も効率的です。
原因1:Windows 11の保護機能がブロックしている
Windows 11は、未署名・古い形式・未知の実行ファイルに対して警戒が強く、インストーラーを止めることがあります。特に次の機能が影響します。
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SmartScreen(不明なアプリの実行ブロック)
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メモリ整合性(コア分離)
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ウイルス対策ソフトによる誤検知・隔離
対策:ブロックの解除と「管理者として実行」
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mastersetupv220.exeを右クリック
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プロパティ →(下部に)**「ブロックの解除」**があればチェック
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右クリック → 管理者として実行
これだけで通るケースはかなり多いです。特に「実行直後に落ちる」系はここで改善しやすいです。
それでもダメなら:一時的にセキュリティ干渉を減らす
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他社製ウイルス対策ソフトを入れている場合、インストール中だけ停止(可能ならオフライン状態で)
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Windows セキュリティの「アプリとブラウザー コントロール」でブロック履歴を確認
安全性を損なわない範囲で、インストール処理が妨害されていないかを確認します。
原因2:古いCanonドライバーの残骸が衝突している
過去に別のCanon機を使っていた場合、プリンタードライバーやポート、スプーラーの設定が残っていることがあり、新規導入と衝突してエラーになります。特に「途中で失敗する」「検出ができない」系で多い原因です。
対策:プリンター関連の残骸を整理してから入れ直す
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設定 → Bluetoothとデバイス → プリンターとスキャナー
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Canon関連の古いプリンターがあれば削除
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コントロールパネル → デバイスとプリンターでも残骸がないか確認
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可能なら再起動後に再インストール
より強力にやる場合は「印刷管理(Print Management)」でドライバー削除を行う方法がありますが、環境によって操作画面が出ないこともあります。まずは上記の範囲で十分なことが多いです。
原因3:ダウンロードしたファイルが壊れている/適合していない
同じ型番でも、地域やOSビルド、配布ページの導線によってファイルが異なることがあります。また、ダウンロード中の一時的な通信エラーでファイルが破損すると、展開時や途中で失敗します。
対策:再ダウンロードと保存場所の見直し
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いったんファイルを削除して、もう一度ダウンロード
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ブラウザを変える(Edge → Chromeなど)
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保存先をデスクトップなど短いパスにする(例:
C:\Temp) -
ZIP展開が絡む場合、長いパスや日本語フォルダ名が悪さをすることがあるため、短い場所で実行
「展開までは進むが途中で失敗する」場合、保存場所の変更が効くことがよくあります。
原因4:接続タイミングが合っていない(USB/ネットワーク)
統合インストーラーは「プリンターをいつ接続するか」を前提に動くことがあり、USB接続の有無や、ネットワーク上での検出ができないと止まる場合があります。
USB接続の場合
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インストーラーが指示するまでUSBを挿さない
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USBハブは避け、PC本体のポートへ直挿し
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可能なら別ポート・別ケーブルで試す
Wi-Fi/有線LANの場合
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プリンターがPCと同じネットワークにいるか確認
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ルーターの「ゲストWi-Fi」に繋がっていないか確認
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可能なら一時的に有線LANで安定させて導入し、後からWi-Fiに戻す
「検出ができない」場合は、PC側のファイアウォールやVPNが邪魔をしていることもあります。インストール中だけVPNを切ると改善するケースがあります。
原因5:Windows Update未適用やシステム不整合
プリンター導入は、印刷スプーラー、ドライバー署名、ネットワークスタックなど複数のWindows機能に依存します。Windows 11の更新が滞っていると、インストールが不安定になることがあります。
対策:更新と再起動を先に済ませる
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設定 → Windows Update
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保留中の更新をすべて適用
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再起動
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その後、インストーラーを管理者実行
地味ですが、これで一発解決する例も珍しくありません。
どうしてもmastersetupv220.exeが通らない時の「現実的な代替策」
統合インストーラーが失敗しても、印刷機能自体は別ルートで導入できることがあります。重要なのは「使える状態に持っていく」ことです。
代替策1:Windows標準機能で追加して印刷だけ先に通す
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設定 → プリンターとスキャナー
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デバイスの追加
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見つからない場合は「手動で追加」系の項目からIPアドレス指定(ネットワーク運用時)
この方法は、スキャナー機能や詳細設定が不足する場合がありますが、まず「印刷を通す」には有効です。
代替策2:ドライバーを個別に入れる(統合ではなく個別)
統合インストーラーが失敗する場合、個別のプリンタードライバー(UFR II系など)やスキャナードライバーを別々に入れると成功することがあります。インストーラーの中の「検出」ステップが原因で落ちている場合に有効です。
代替策3:別PCで導入して挙動を比較する
同じネットワークで別のWindows 11/10機に入るなら、原因はPC側の環境(残骸ドライバー、セキュリティ設定、更新状況)に寄っている可能性が高くなります。切り分けとして非常に強力です。
最短で解決するためのおすすめ手順(迷ったらこれ)
時間を無駄にしないための「成功率が高い順」に並べます。
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Windows Updateをすべて適用 → 再起動
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mastersetupv220.exeを「ブロック解除」→ 管理者として実行
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保存場所を
C:\Tempなどに移して実行(再ダウンロードも) -
旧Canonプリンターの残骸を削除して再起動
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USB直挿し/ネットワークの同一セグメント確認(VPN停止)
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ダメなら代替策(Windows標準追加、個別ドライバー導入)
この順番で進めれば、原因が何であっても回り道しにくく、復旧までが短くなります。
まとめ:エラーの正体は「環境要因」であることが多い
Canon MF665Cdwの導入でmastersetupv220.exeがエラーになる場合、主因はプリンターそのものではなく、Windows 11側の保護機能、過去のドライバー残骸、接続タイミング、ファイル破損、更新不足などの環境要因であることがほとんどです。
特に「管理者実行」「保存場所の見直し」「旧ドライバーの整理」「Windows Update適用」は費用ゼロで効果が大きい定番セットです。まずは最短手順の通りに上から試し、統合インストーラーに固執せず、必要なら標準追加や個別導入で実用状態に持っていくのが賢い進め方です。