
VS Code(Snap版)で削除したはずのファイルが増え続ける?Ubuntuのディスク逼迫を防ぐ実践チェック&解決策
UbuntuでVS Codeを使っているのに、ゴミ箱を空にしてもストレージが減らない。気づけば空き容量が不自然に消えていく――そんな症状があるなら、原因は「VS CodeのSnap版が“別のゴミ箱”に削除物を溜め込む挙動」にあるかもしれません。放置すると、開発用リポジトリや生成物、ログなどが積み上がり、数十GB〜それ以上に膨らむこともあります。Windows Central+1
何が起きているのか:Ubuntuの“システムゴミ箱”とは別に溜まる
通常、ファイルを削除するとデスクトップ環境の「システムゴミ箱」に移動し、そこを空にすれば消えます。ところがVS CodeをSnapで入れている場合、VS Code内で削除したファイルがシステムゴミ箱ではなく、Snapの領域にある独自のTrashへ移されることがあります。するとシステム側でゴミ箱を空にしても、VS Code側のTrashが残り続け、ディスクを圧迫していきます。How-To Geek+1
特に厄介なのは「自分が見ているゴミ箱が空でも、裏側のTrashは空ではない」点です。ストレージ不足は、ビルド失敗・VS Codeの動作不安定・Dockerやパッケージ更新の失敗など、開発体験を広範囲に悪化させます。
まず確認:VS Code(Snap版)のTrashが肥大化していないか
次の場所にTrashが溜まりやすいとされています。
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~/snap/code/current/.local/share/Trash
ターミナルで容量を確認するなら、例として以下のように見ます(コマンドはあくまで一例です)。
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Trash配下の容量感を確認:
du -sh ~/snap/code/current/.local/share/Trash
ここが数GB以上になっていたら、まさに“削除したはずのもの”が残っている可能性が高いです。Windows Central+1
安全に片付ける:削除前に守るべき3つのポイント
Trashを消すのは基本的に安全ですが、プロジェクト運用によっては「削除したと思っていたが復旧したい」ケースもあります。勢いで消す前に、次を守ると事故が減ります。
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VS Codeを終了する
削除や移動中にVS CodeがTrashへ書き込みを続けるのを避けます。 -
Trash内をざっと目視する
.../Trash/filesの中に、誤って消したくないものが混ざっていないか確認します。 -
不安なら一時退避してから削除
いきなり消さず、別フォルダへ移して数日様子を見るのも手です。
すぐ効く応急処置:VS Code(Snap版)のTrashを空にする
一般的には、Snap側Trashの中身を削除(または空に)することで容量が戻ります。対象は概ね次の配下です。
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~/snap/code/current/.local/share/Trash
また、環境によっては current 以外の番号ディレクトリが並んでいることもあります。Snapは更新の都合で複数世代を保持する場合があり、世代ごとにTrashが存在して“増殖”して見えることがあります。The Register+1
この場合は、~/snap/code/ 配下にある複数フォルダの .local/share/Trash を点検し、不要な世代のTrashも同様に整理します。
根本解決:Snap版をやめて、別パッケージへ切り替える
応急処置だけだと、今後また溜まります。根本的に手堅いのは「Snap版をやめる」ことです。Ubuntuなら一般的に次の選択肢があります。
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.deb版(Ubuntu向け):OSとの統合が素直で、トラブルを避けやすい
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.rpm版(Fedoraなど向け):他ディストリ向けの選択肢
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Flatpak:Snap以外のサンドボックス運用をしたい場合の代替
「削除がゴミ箱に入る」という日常動作が崩れると、気づきにくい形でストレージが蝕まれます。開発用途では、挙動が読みやすい配布形態へ移すメリットが大きいです。Windows Central+1
再発防止:ストレージ監視を“仕組み化”する
切り替えまで時間がかかる場合でも、次の2つをやるだけで被害が広がりにくくなります。
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月1回でもTrash容量をチェックする習慣
~/snap/code/配下のTrashが急増していないかを見る。 -
空き容量アラートを有効化
GNOME等の通知、またはディスク使用量の可視化ツールで「早期発見」する。
「空き容量が減ってから原因を探す」より、「増え方を監視して兆候で止める」ほうが圧倒的に楽です。
まとめ:ゴミ箱が空でも安心しない、VS Code(Snap版)は要点検
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UbuntuでVS Code(Snap版)を使うと、削除物がシステムゴミ箱ではなくSnap内Trashに溜まり続けることがある
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~/snap/code/current/.local/share/Trashを確認し、肥大化していれば整理で即改善が見込める -
根本的には、.deb版など別配布へ切り替えるのが安定策
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監視を仕組み化すると、再発しても小さく止められる
「ディスクがなぜか足りない」を放置すると、開発環境は途端に不安定になります。まずはSnap側Trashの有無を確認し、必要なら早めにパッケージの選択を見直すのが最短ルートです。Windows Central+1