
Windowsインストールで「A media driver your computer needs is missing(CD/DVDドライバー不足)」が出る原因と直し方まとめ
Windowsのクリーンインストール中に突然、「A media driver your computer needs is missing(このコンピューターに必要なメディアドライバーがありません)」「CD/DVD driver missing」などのエラーが出て先に進めないことがあります。実際は“CD/DVD”そのものが原因とは限らず、USBインストールメディアの作り方、接続ポート、BIOS設定、ストレージ(SSD/HDD)周りのドライバー不一致が引き金になりがちです。この記事では、再現しやすい原因を整理しつつ、成功率が高い順に解決手順をまとめます。
- Windowsインストールで「A media driver your computer needs is missing(CD/DVDドライバー不足)」が出る原因と直し方まとめ
このエラーの正体:多くは「USB/ストレージの読み取りに失敗している」
表示文言はドライバー不足に見えますが、実態は次のどれかに収束することが多いです。
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インストーラーがUSBメモリ(インストール元)を途中で読めなくなる
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インストーラーがSSD/HDD(インストール先)を認識できない
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インストールメディアの構成(UEFI/Legacy、ファイルシステム、ISO不整合)が環境とズレている
つまり「ドライバーを入れれば直る」ケースもありますが、まずは“環境側のズレ”を潰すのが近道です。
まず試すべき即効策(成功率が高い順)
1) USBポートを変える(特にUSB 3.x → USB 2.0)
インストール中にUSBが瞬断・再初期化されると、メディアドライバー不足扱いで止まります。
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デスクトップ:背面I/Oのポートへ(前面ポートはケーブル品質で不安定なことがあります)
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USB 3.0/3.1/3.2で失敗:可能ならUSB 2.0ポートへ
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変換アダプタやUSBハブは避け、直挿しにする
2) インストールUSBを作り直す(別のUSBメモリも有効)
USBメモリ自体の相性・劣化、作成時の設定ミスがよくあります。
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容量は8GB以上(余裕を見て16GB以上推奨)
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可能なら別メーカーのUSBメモリで再作成
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作り直し時は「同じISOで同じ方法」ではなく、作成方法も変えるのが効果的
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例:Media Creation ToolでダメならRufus、RufusでダメならMedia Creation Tool
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3) ISOの取り直し(破損・不整合を疑う)
ダウンロード中の欠損や、古いISOでハードウェア側の挙動と合わないことがあります。特に「以前作ったUSBで急に失敗し始めた」場合は、ISO更新で改善することがあります。
BIOS/UEFI側の見直しポイント(ストレージ認識系に効く)
4) SATAモード(AHCI/RAID/Intel RST)を確認する
NVMe/SSDの認識が絡むと、ここが原因になることがあります。
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可能なら AHCI に設定して再挑戦
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既にOSが入っているPCを“上書きではなく新規”で入れる場合でも、設定変更で挙動が変わります
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Intel RST(RAID/Optane)構成だと、Windowsセットアップが標準で見えずドライバー追加が必要になる場合があります(後述)
※注意:既存OSをそのまま残して起動したい端末で、SATAモード変更は起動不能になることがあります。クリーンインストール前提なら実行しやすいです。
5) Secure Boot / CSM(Legacy)を整理する
USBの起動形式とUEFI設定が噛み合っていないと、途中で不整合が出ることがあります。
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いまどきの構成:UEFI起動 + GPT が基本
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CSM(Legacy)を有効にしているなら、いったん無効化してUEFI寄せにする
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Secure Bootは基本ONで良いですが、状況により一時的にOFFで切り分けするのも手
“本当にドライバーが必要”なケース:Intel RST/RAIDや特殊ストレージ
6) 「ドライバーの読み込み」でストレージドライバーを入れる
エラー画面付近に「ドライバーの読み込み(Load driver)」が出る場合、ここでストレージコントローラー用ドライバーを要求している可能性があります。
よくある対象:
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Intel RST(VMD含む)/ RAIDモード
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一部のノートPCでNVMeがVMD配下になっている構成
対処の考え方:
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メーカー公式サイトから、該当機種のストレージ/IRST(F6)ドライバーを入手
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別USBに展開して、セットアップの「ドライバーの読み込み」で指定
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ストレージが表示されたらそのままインストール
ドライバーを入れるより、BIOSでVMD/RSTを無効化してAHCIに寄せた方が早い場合もあります。
それでもダメなときの強力な打開策
7) 別の作成設定に切り替える(Rufus使用時の典型)
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UEFIなら:GPT / FAT32(ただしinstall.wimが4GB超なら自動分割やNTFS補助が必要)
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古い環境なら:MBR / NTFS / Legacy(必要な場合のみ)
“UEFIで起動しているのにMBRメディアを作っていた”などのズレは、こういうエラーの温床です。
8) USBメモリではなく別媒体で検証する
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別USBメモリ
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別のPCで同じUSBを起動してみる(USB自体の良否判定)
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可能ならDVD(手元に環境がある場合)
9) ハードウェア要因を疑う(地味に多い)
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前面USBポートのケーブル不良
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USBメモリの相性(特定チップで起きることがある)
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メモリ(RAM)の不安定(インストール中に転送エラーを起こす)
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NVMe/SSDのファームウェアや接触不良(挿し直しで改善することも)
最短で直すためのおすすめ手順(迷ったらこれ)
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USBポート変更(USB2.0・背面・直挿し)
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別USBメモリでインストールUSBを作り直し(作成方法も変更)
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ISOを取り直す
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BIOSでAHCI寄せ・UEFI整合(CSM整理)
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RST/VMD構成ならドライバー読み込み or 無効化で切り分け
この順番で潰すと、作業が無駄になりにくく、原因の特定も進みます。
まとめ:エラー文言に引っ張られず「読み取り経路」を疑うのがコツ
「CD/DVDドライバーがない」と言われても、多くはUSBインストールメディアやストレージ認識の問題です。まずはポート変更とメディア作り直しで“物理と作成条件”を整え、それでも解決しない場合にBIOS設定やRST系ドライバーへ進むのが最短ルートになります。インストールが止まるたびに闇雲にドライバーを探すより、読み取り経路を順に整備していく方が成功率は上がります。