
Dragon Commanderで「戦闘後にWindows Runtime Error」が出る原因と対処法まとめ(NAT punchthrough/AI戦で起きやすい症状も解説)
「戦闘が終わって勝利表示が出た直後に落ちる」「スカーミッシュでAI相手だと再現しやすいのに、人間相手だと起きにくい」――Divinity: Dragon Commander(特に当時のβ版)で報告が多かったのが、いわゆる Windows Runtime Error 風のクラッシュです。実際には“Windowsそのものの不具合”ではなく、ゲーム側の例外や依存ランタイムの問題が、ランタイムエラーとして表に出ているケースが目立ちます。forums.larian.com+1
本記事では、フォーラム投稿にあった「戦闘後」「AIに切り替わった直後」「Nap(NAT) punchthrough failing という表示」の文脈を踏まえつつ、再現条件の切り分けと、効きやすい対処を“上から順に試すだけ”の形で整理します。forums.larian.com
症状の特徴:戦闘後に落ちる/AI戦で起きやすい
報告の中心は「RTS戦闘が終わってリザルト(勝利/敗北)が出た直後にクラッシュ」「スカーミッシュでAI相手だと起きやすい」タイプです。forums.larian.com
このパターンは、戦闘中の負荷そのものよりも、戦闘終了時のリプレイ保存・統計集計・ネットワークセッションの整理・メモリ解放など“後処理”で例外が起きている可能性があります。
「Nap punchthrough failing」の正体:NAT punch-through(ルータ越し接続)の失敗
投稿に出てくる “Nap punchthrough failing” は、文脈的に NAT punch-through(ルータ配下同士のPCを、手動のポート開放なしで繋ぎやすくする仕組み)のことを指します。ロビーに誰かが参加しようとした/オンライン接続を維持しようとしたタイミングで、ルータやFW設定により失敗し、クラッシュに繋がる可能性が示唆されています。forums.larian.com
ここが重要で、**「AI相手なのにオンラインロビー扱い」**になっていると、対戦相手がAIでもネットワーク周りの後処理が走り、落ちる引き金になりえます。
まず効く切り分け:LAN扱いにする/オンライン要素を外す
最初にやるべきは、原因を「ネットワーク」と「それ以外」に分けることです。
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可能なら“LANゲーム扱い”でAI戦を試す(オンラインロビーではなくLAN側で立てる)
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ロビーを公開している場合は、公開をやめる/参加を許可しない状態で再現するか確認
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Windowsファイアウォールやセキュリティソフトの一時停止(テスト目的)
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ルータ環境が特殊なら、UPnP有効化やポート開放の確認(ただし本番適用は自己責任)
実際、LAN扱いで回避できたという流れの報告もあります。forums.larian.com
次に多い原因:Visual C++ ランタイム(VC++ 2008)の破損・不足
フォーラム側の定番案として、Microsoft Visual C++ Runtime Library の再インストールが挙げられています。Steam版なら、ゲームフォルダ内の再配布物が案内されていました。forums.larian.com
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例:
...\steamapps\common\dragon commander\_CommonRedist\vcredist\2008\から導入(当時案内)
「Runtime Error」と出るタイプは、これで“表示上のランタイム起因”が消えることがあります。
グラフィック周り:ドライバ更新+設定を一段落とす
戦闘“後”に落ちる場合でも、描画設定がトリガーになることがあります。報告ベースでは、次が現実的です。
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GPUドライバを最新へ更新(NVIDIA/AMD/Intel)
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解像度を下げる/デスクトップ解像度と一致させる
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グラフィック設定を Medium 以下に落とす(特にテクスチャ)
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ノートPCで内蔵GPUとdGPUがあるなら、高性能GPU固定を試す
「設定をMedium以下」「内蔵GPUではなくdGPUへ」など、暫定回避として共有されています。Steam Community+1
常駐ソフト・オーバーレイを減らす(“戦闘終了時”に刺さる)
戦闘後のクラッシュは、録画・配信・オーバーレイ・入力拡張などが後処理に干渉していることもあります。
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Discord/Steam/NVIDIA/AMD などのオーバーレイをOFF
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録画(ShadowPlay等)をOFF
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常駐を最小化して起動(テストとして)
フォーラムでも「非必須プログラムを落として試す」といった確認が促されています。forums.larian.com
それでも直らない場合:レポート生成ツールで報告する
再現性が高いのに改善しない場合は、サポート用レポート(report.zip)を作って送るのが最短です。スレッドでは、サポート宛先と“support toolで生成したreport.zip”の送付が案内されています。forums.larian.com
この手順を取ると、「戦闘後の落ち方」がログで追えるため、パッチで直る類のバグか、環境依存かの判断が早くなります。
まとめ:おすすめの実行順(これだけやればOK)
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LAN扱いでAI戦を試して、NAT/ロビー要因を外す(punch-through失敗系の切り分け)
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VC++ 2008再配布物の再インストール
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GPUドライバ更新 → 解像度一致 → 設定Medium以下
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オーバーレイ・録画・常駐を止めて再現確認
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だめなら support toolでreport.zip を作って送る
「AI戦だけ落ちる」「punchthrough failing が出る」系は、まずネットワーク扱いの切り分けが効きやすいです。そのうえで、VC++と描画設定を整えると、戦闘後クラッシュの“定番パターン”はかなり潰せます。