
ComfyUI Desktopの「Failed to Fetch」エラーを直す方法:Windows+AMD環境で詰まりやすい原因と最短の解決ルート
ComfyUI Desktopで生成を押した瞬間に「Failed to Fetch」や「TypeError: Failed to fetch」「Reconnecting」が出て止まる現象は、**ブラウザ側の通信エラーに見えて、実際は“裏側(バックエンド)が落ちた/起動できていない/依存関係が取れていない”**ケースが大半です。特にWindows+AMD環境では、ROCm(AMD向けGPU計算基盤)周りの条件が揃っていないと、CPUでは動くのにGPUだと失敗する、という形で表面化しがちです。ComfyUI+2ROCm Documentation+2
- ComfyUI Desktopの「Failed to Fetch」エラーを直す方法:Windows+AMD環境で詰まりやすい原因と最短の解決ルート
- 「Failed to Fetch」が起きる仕組み(まずここだけ押さえる)
- 最短で直すための「切り分け」手順(上から順にやる)
- AMD GPUで安定させる設定のコツ(速度より“落ちない”を先に作る)
- まとめ:結局どれが一番早いか
「Failed to Fetch」が起きる仕組み(まずここだけ押さえる)
ComfyUIは、画面(Web UI)がローカルのComfyUIサーバー(Python)にリクエストを投げます。
このとき サーバーが落ちる/固まる/通信が遮断されると、UI側は「fetchに失敗した」としか言えません。つまりエラーの正体はだいたい次のどれかです。GitHub+2GitHub+2
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依存関係(PyTorchなど)のダウンロードや更新に失敗して、起動が中途半端
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GPU版のPyTorch/ROCmの組み合わせが合わず、生成開始でクラッシュ
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拡張(ComfyUI-Managerやカスタムノード)が原因でサーバーが例外停止
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セキュリティソフト/プロキシ/証明書まわりでローカル通信や取得が阻害
最短で直すための「切り分け」手順(上から順にやる)
ここからは、失敗の原因を最短で特定する手順です。質問は返さず、そのまま試せる形でまとめます。
1) まず“CPU ONLYで動くか”を見る(成功するならROCm側が本命)
CPU ONLYで生成できるのに、AMD GPU設定だと失敗する場合は、ほぼROCm/PyTorch周りが原因です。実際に「CPU ONLYにしたら初めて生成できた(遅い)」という報告パターンが典型です。Facebook+1
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CPU ONLYで安定 → 次の「AMD GPU/ROCmルート」へ
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CPUでも失敗 → 拡張・ネットワーク・インストール破損を疑う(後述)
2) Desktopアプリをv0.7.0以降へ(AMD ROCmの公式統合が入った)
2026年1月時点で、ComfyUI DesktopはWindowsでのAMD ROCm公式対応をv0.7.0から開始しています。まずここに乗せるのが、最短の解決ルートになりやすいです。ComfyUI+2ComfyUI Blog+2
ポイントは「AMD GPUを使う=手動でROCm SDK探しの旅」になりがちだった部分が、Desktop側で改善されていること。古い手順(古いROCmやnightlyだけに頼る方法)を引きずるほどハマります。GIGAZINE+1
3) “Failed to fetch: download.pytorch.org … timed out”が見えるならネットワーク要因
ログに PyTorchの取得URLへのタイムアウトが出ているケースがあります。これは環境が悪いのではなく、回線・DNS・プロキシ・セキュリティ製品が通信を邪魔している可能性が高いです。ComfyUI
対処(効く順):
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Windows Defender/セキュリティ製品の例外にComfyUIフォルダを追加(既にやっていても一度見直す)
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企業プロキシ/SSL検査があるネットワークなら、家庭回線やテザリングで一度試す
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VPNを使っているなら切る(逆に地域・ISP要因ならVPNが効く場合もある)
4) ComfyUI-Managerや拡張を疑う(「突然出たFailed to fetch」型)
ComfyUIは拡張(カスタムノード)が原因で、UI上はFailed to fetchに見える形で壊れることがあります。実際に「Managerで入れた拡張を外したら直った」という報告があります。Reddit+1
対処の考え方:
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まず“拡張ゼロ”のクリーン状態で起動 → 生成確認
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直ったら、拡張を1つずつ戻して犯人を特定(最短で再発防止できる)
5) 生成開始で即クラッシュするなら「GPU用PyTorch(ROCm版)の整合性」
「起動はする・GPUも検出する・モデルも読む」でも、Generateで即クラッシュはROCm+PyTorchの組み合わせ不整合で起きがちです。GitHub+1
ここを避ける現実的な方針は2つです。
方針A:AMD公式ドキュメントの手順に寄せる(推奨)
AMDはWindows向けに、PyTorch導入やComfyUI導入の手順を整理しています。手動構築するなら、まずこのルートに寄せるのが事故率が低いです(特に“PyTorchがROCm 7.2向けであることを確認せよ”の注意が明記されています)。ROCm Documentation+1
方針B:nightly wheel index(gfx120Xなど)を使う場合は“nightly前提のリスク”を理解する
RDNA世代によって、nightlyのwheel index(gfx110X/gfx120X等)を使う案内が出回りますが、nightlyは更新頻度が高く、ビルド差で挙動が変わることがあります。実際に--preの有無で入るビルドが変わる話も出ています。GitHub+1
「リンクが見つからない」「最新が追えない」問題にぶつかったら、無理に追いかけず Desktopの公式統合(v0.7.0+)かAMD公式ドキュメントルートへ戻すのが結果的に早いです。ComfyUI+1
AMD GPUで安定させる設定のコツ(速度より“落ちない”を先に作る)
ROCm環境は、ワークフロー次第でメモリ(VRAM/共有メモリ)を食い、落ち方が「Failed to fetch」になることがあります。OOM(メモリ不足)系の話題も継続して挙がっています。GitHub+1
安定化の定番(体感で効きやすい順):
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いったんSDXLを避け、SD1.5や軽量モデルで生成できる状態を作る
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解像度を下げる(例:1024→768/512)、Batch size/Batch countを1へ
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VAEやControlNetを盛りすぎない(盛るほどメモリが跳ねる)
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「動く構成」ができてから、徐々に品質設定を上げる
まとめ:結局どれが一番早いか
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CPU ONLYで動くのにAMD GPUでFailed to Fetch → まずDesktopをv0.7.0以降にして公式統合のROCmルートへ。ComfyUI+1
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PyTorchの取得失敗(timed out等) → ネットワーク/セキュリティ製品の影響を疑って“取得できる回線”で一度通す。ComfyUI
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突然出た/拡張を入れた後に出た → ComfyUI-Managerや拡張を外してクリーン起動で切り分け。Reddit+1
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Generateで即クラッシュ → AMD公式ドキュメント手順に寄せ、ROCm版PyTorchの整合性を取り直す。ROCm Documentation+1
この順で進めると、「手当たり次第に再インストールして1日溶かす」ループから抜けやすくなります。