
Windows Update「KB5077744」が失敗する原因と直し方まとめ:KB5077797の適用手順も解説
2026年1月に配信された帯域外(OOB)更新「KB5077744」「KB5077797」は、Remote Desktop のサインイン不具合や、一部環境でのシャットダウン不能といった深刻な問題の修正を目的に公開されました。ところが当の更新自体が「インストールに失敗しました」になり、延々と再試行されるケースも少なくありません。この記事では、失敗パターンを潰す順番で、再現性の高い対処法をまとめます。 マイクロソフトサポート+3The Verge+3Windows Central+3
- Windows Update「KB5077744」が失敗する原因と直し方まとめ:KB5077797の適用手順も解説
まず確認:KB5077744/KB5077797はどのWindows向け?
この2つは「同じエラーの別名」ではなく、対象バージョンが異なる更新です。
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KB5077744:Windows 11 25H2 / 24H2向けの帯域外更新(OOB)。Remote Desktop 周りの問題などを修正。 マイクロソフトサポート
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KB5077797:Windows 11 23H2向けの帯域外更新(OOB)。1月のセキュリティ更新後に発生した問題(シャットダウン不具合など)を解消する目的。 マイクロソフトサポート+1
ここがズレていると、当然インストールできません。まず [設定] → [システム] → [バージョン情報] か、winver で 23H2 / 24H2 / 25H2 を確認してください。
KB5077744のインストール失敗で多い原因
よくある原因はだいたい次のどれかです。
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更新の対象違い(23H2にKB5077744を入れようとしている等)
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Windows Updateキャッシュ破損(SoftwareDistribution / catroot2)
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コンポーネントストア破損(DISM/SFCで直る)
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空き容量不足(累積更新はサイズが大きい)
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VPN/プロキシ/セキュリティソフトが通信や検証を邪魔する
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**再起動待ち(Pending)**が残っている
最短で直す:上から順にやるチェックリスト
以下は「効きやすい順」です。途中で入ったらそれ以降は不要です。
1) 再起動+空き容量の確保(地味だけど効く)
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再起動を1回
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Cドライブ空き容量を最低でも20GB程度確保(可能ならもっと)
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VPN/プロキシは一時的に切断
2) Windows Updateトラブルシューティング
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[設定] → [システム] → [トラブルシューティング] → [その他のトラブルシューティング] → [Windows Update] → [実行]
3) Windows Updateコンポーネントをリセット
管理者のターミナル(PowerShell/コマンドプロンプト)で実行:
net stop wuauserv
net stop bits
net stop cryptsvc
net stop msiserver
ren %systemroot%\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old
ren %systemroot%\System32\catroot2 catroot2.old
net start msiserver
net start cryptsvc
net start bits
net start wuauserv
終わったら再起動して、もう一度Windows Updateを実行します。
4) システムファイル修復(SFC → DISMの順)
管理者で:
sfc /scannow
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
DISMは時間がかかることがあります。完了後に再起動して再度更新。
5) Microsoft Update Catalogから「手動インストール」
Windows Updateがこける場合でも、カタログからの単体適用で通ることがあります。
KB5077744/KB5077797はいずれも Microsoft Update Catalog に掲載があります。 catalog.update.microsoft.com+1
ポイント:
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**OSバージョン(23H2/24H2/25H2)とCPU(x64/arm64)**を必ず一致させる
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KB5077744は環境によってパッケージが大きめ(数GB規模)なので、ダウンロード中断に注意 catalog.update.microsoft.com+1
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インストールは通常、ダウンロードした
.msuをダブルクリックでOK
うまくいかない場合は管理者で:
wusa "C:\Path\to\windowsupdate.msu" /quiet /norestart
最後に再起動。
6) クリーンブートで更新(常駐ソフト干渉の切り分け)
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セキュリティソフトを一時停止(可能なら一時アンインストール)
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クリーンブート(Microsoft公式手順に沿って常駐を最小化)
その状態で更新 → 成功したら常駐ソフト側の例外設定を見直します。
7) それでも失敗する場合の「原因特定」最短ルート
失敗の理由が「署名」「破損」「前提パッケージ」「保留中」など何かを見れば一気に絞れます。
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イベントビューアー
[Windowsログ] → [セットアップ] / [システム] -
CBSログ(コンポーネント修復系の失敗が出る)
C:\Windows\Logs\CBS\CBS.log
企業PC(WSUS/SCCM配下)だと、OOB更新が通常の同期に乗らず、手動インポートが必要になることもあります。Reddit等でも同様の運用相談が出ていますが、まずはMicrosoftカタログからの手動適用が切り分けとして有効です。 Reddit+1
「KB5077797を入れたのにシャットダウンできない」場合
KB5077797は23H2向けに問題解消を目的として公開されていますが、適用後も改善しないという報告も一部あります。まずは 適用済みになっているか(更新の履歴) と、OSビルドが更新後の値になっているかを確認してください。 Microsoft Learn+1
それでも再現するなら、上の「コンポーネントリセット」「SFC/DISM」「クリーンブート」を優先し、更新適用プロセス自体の破損を疑うのが近道です。
まとめ:失敗は「対象違い」か「更新基盤の破損」が大半
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23H2はKB5077797、24H2/25H2はKB5077744:まずここを一致させる マイクロソフトサポート+1
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ダメなら Updateリセット → SFC/DISM → カタログ手動適用 の順が最短
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企業PCはWSUS/SCCMの配布経路も疑い、まず手動適用で切り分け