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Windows Update後にCantabileで「Preset version not compatible」発生、原因候補と切り分けの整理


本記事が扱う事象は、Windows 10環境でWindows Updateを適用した直後から、Cantabile Community(無償版)を含むCantabile 4系の運用中に「preset version is not compatible with this software version」と読めるエラーが一部の曲やステートで出る、という状況です。あわせて、エクスプローラー上の関連付け(ファイル種別表示)がCantabile 3側に戻ったように見える点も含め、原因の所在を「Cantabile本体」「プラグイン(VST)」「Windows側設定」の3層で整理します。 (Cantabile Community)

事象の発生条件と観測された変化

本記事の対象となる事象では、PCを数週間ぶりに起動し、Windows Updateをまとめて適用した後から症状が出ています。CantabileはWin 10上でC4 Build 4309を利用しており、エラーは「特定の曲だけ」「同じ曲でも特定のソングステートだけ」で発生する、とされています。つまり、全曲一律の起動不可ではなく、曲ファイルやステートが参照する構成要素(ラック、プラグイン、プリセット)に依存した再現性が示唆されます。 (Cantabile Community)

さらに、Windows Explorer上で曲ファイルの「Type」が「Cantabile3 Song File」と表示される点、そして曲ファイルがCantabile 3で開けてしまう点が併記されています。これは「ファイル自体がC3形式に戻った」というより、Windows側の関連付け表示や起動アプリ指定が変化した可能性を含みます。一方で、同じ曲をC3で開いても同様のPresetエラーが出るという観測があり、問題がCantabile 4固有ではない可能性も残ります。 (Cantabile Community)

エラーが曲単位・ステート単位で偏る点は、読み込み時に呼ばれるプラグインやそのプリセット処理が分岐している可能性を示します。 そのため、Cantabile本体のアップデート有無だけでなく、曲が参照するプラグイン更新状況や欠落状況も同時に並べて整理する必要があります。なお、Build 4309は2025年9月、Build 4328は2025年12月のリリースとして案内されており、当該環境ではBuild 4328へ更新しても症状が継続したとされています。 (cantabilesoftware.com)

エラー文言の出所と「プリセット互換性」問題の構造

Cantabile開発側の返答では、この文言はCantabileの標準エラーメッセージではない可能性が高く、プラグイン側が表示している可能性が指摘されています。つまり、Cantabileが「プリセットを切り替える操作」を行った結果として、プラグインが自分のプリセット形式の互換性エラーを返した、という因果関係が想定されます。 (Cantabile Community)

この種の互換性エラーは、プラグイン本体のバージョン更新・巻き戻し、あるいはプラグインが参照するプリセットファイル群の更新差分で起きやすい論点です。実際に当該状況では、TH-Uプラグインを更新したこと、別のプラグインが欠落していることが記載されています。ただし「問題の曲ではTH-Uも欠落プラグインも使っていない」という観測もあり、曲内で直接見えるプラグイン以外(共有ラック、グローバルラック、テンプレート経由)まで参照が広がっている余地が残ります。 (Cantabile Community)

Cantabile側のプリセット制御はモデル(Preset Models)で動作が変わる一方、互換性エラー文言そのものはプラグインが返す場合があります。 そのため、切り分けは「Cantabileがどの方式でプリセットを切り替えたか」と「プラグインがどの形式のプリセットを期待していたか」を別々に扱うのが筋道です。CantabileのPreset Modelsは、プラグインのプログラム機能をそのまま使う方式、プラグイン全体スナップショット(旧称Pseudo Presets)で銀行を擬似生成する方式、エクスポートされたパラメータ値だけを保存するParameter Sets方式の3つに整理されています。 (cantabilesoftware.com)

そのため、同じ「ステート切替」でも、内部的には(1)プラグイン内蔵プログラム番号の切替、(2)スナップショット復元、(3)パラメータ書き戻し、のいずれが走ったかで、プラグイン側の負荷や互換性要件が変わります。特に、プラグインの内部プリセットバンクを丸ごと保持するタイプでは、プラグイン更新により保存データの解釈が変わる条件差が生じる可能性があります。 (cantabilesoftware.com)

そのうえで、論点の整理用に、観測から導ける切り分け軸を表にまとめます。

切り分け軸 具体例 影響範囲 記録に残るポイント
プラグイン更新 TH-U更新、他VST更新 曲単位で偏りやすい ログにプラグイン名が出る
プラグイン欠落 バックアップ機で未導入 曲/ラック依存 読み込み時の警告や代替動作
プリセット方式差 Use Programs / Snapshots / Parameter Sets ステート単位で偏りうる プリセット切替直後に発生
Windows側関連付け 既定アプリの変更 全ファイルの見え方 ExplorerのType表示変化
Cantabile本体更新 4309→4328 全体に広がりやすい ただし更新後も継続と記載

ただし、CantabileのPreset Models自体も確認点になるため、各モデルの性質も最小限で並べます。

Preset Model(英語表記) 仕組み 切替速度の傾向 主に想定される対象
Use Plugin’s Programs(プラグイン内蔵) プラグインに委譲 プラグイン依存 内蔵プリセットを公開するVST
Entire Plugin Snapshots(全体スナップショット) 状態を丸ごと保存 重くなりうる 読込が遅い楽器系も含む
Parameter Sets(パラメータセット) パラメータ値のみ保存 速い傾向 エフェクト/モデル音源など

以上を踏まえると、エラーが「Cantabileの曲形式」ではなく「プラグインのプリセット形式」に起因する場合、Windows Updateの直後に見える変化(関連付け)と、実際のエラー原因(プラグイン互換性)が別レイヤーで並走している構図になりえます。 (Cantabile Community)

Windows Update後に起きる関連付け変化と、曲ファイル表示のズレ

本記事が示す状況では、Explorer上のファイル種別表示が「Cantabile3 Song File」に戻った点が重要です。Cantabile開発側は、Windowsのファイル関連付けが「壊れた、または戻った」可能性を挙げ、Cantabile 4の設定画面から関連付けを再設定する導線を提示しています。 (Cantabile Community)

この現象は、ファイルの中身が変化したことと同義ではありません。Windowsでは既定のアプリ(Default apps)として拡張子単位で関連付けが管理され、更新やアプリ追加により既定値が変わるケースが報告されています。Microsoftの案内でも、設定画面からファイル種類(拡張子)ごとに既定アプリを変更する操作が説明されています。 (マイクロソフトサポート)

そのため、「C4で作ったはずの曲がC3で開く」という観測は、(A)関連付けがC3に戻ってC3が起動している、(B)C3側が読める範囲で読み込めてしまっている、の両方がありえます。特に(A)の場合、ユーザーの操作感としては“曲がC3形式に戻った”に見えますが、実際は起動アプリが変わっただけ、というズレが起きます。なお、この関連付け再設定はCantabileコミュニティでも「Tools → Options → Miscellaneous → File Associations → Associate」という経路として共有されています。関連付けけが崩れた時の復旧手段として同じ経路が再提示されており、Windows側変化とCantabile側設定が接続している点が読み取れます。 (Cantabile Community)

ファイル種別表示の変化は、曲の互換性問題とは別に、Windowsの既定アプリ設定が更新で変動した可能性を示す材料です。 そのため、Presetエラーの原因追跡では、まず「起動しているCantabileの版」と「読み込んだプラグインの版」を、Windowsの関連付け問題と切り離して整理するのが合理的です。そうすることによって、見かけ上の変化(Type表示)に引きずられず、実際の互換性エラーの出所へ近づきます。 (マイクロソフトサポート)

コンソールログと診断ログでの再現条件の固定

開発側が提示した切り分けの中心は、Console Logger(コンソールロガー)を有効化し、エラー表示が出ている間に直前ログを確認する、という流れです。これは「どの操作の直後に、どのプラグイン呼び出しが走ったか」をログで追えるため、文言の出所を推定する判断材料になります。 (Cantabile Community)

Cantabileのガイドでも、Diagnostics(診断)でログ出力を有効にすると、設定フォルダ内のlog.txtへ内部処理が記録されること、必要に応じて書き込み方式を変更できることが説明されています。また、サポート向けのTroubleshooting(トラブルシューティング)では、Toolsメニューから設定フォルダを開き、log.txtやlog-previous.txtを取得できる構造が示されています。つまり、エラーが一時的にしか出ない場合でも、実行記録として後から確認できる設計です。 (cantabilesoftware.com)

一方で、Console Loggerは「別ウィンドウで逐次ログが見える」形式であり、コミュニティ投稿でも「有効化すると上面に別のコンソール風ウィンドウが出る」点が説明されています。そうすると、エラー表示と同じタイミングで末尾数行を確認でき、プラグイン名や読み込み対象が推定しやすくなります。 (Cantabile Community)

「エラーが出た瞬間の末尾ログ」を固定して残すことが、Cantabile本体かプラグインかを分ける実務上の確認点になります。 そのため、症状が「特定の曲・特定のステート」で再現するという条件は、ログ採取の観点では有利です。再現条件が固定できるほど、プラグインの更新差分、欠落差分、Preset Model差分といった候補のどれが効いているかを、ログ上のイベント列で比較しやすくなるからです。以上を踏まえると、Windows Update直後に見えた関連付けの変化と、Preset互換性エラーの出所推定は、同じ日に起きても別系統で整理するのが適切です。 (Cantabile Community)




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