以下の内容はhttps://error-daizenn.hatenablog.com/entry/2025/12/18/190459より取得しました。


MSMQ「Insufficient resources」原因はKB5071546等の権限変更、対処はロールバック/回避策待ち


2025年12月のWindowsセキュリティ更新を入れた直後から、古めのWindows環境でMSMQ(Message Queuing:メッセージ キュー)が突然コケる事例が増えています。しかも厄介なのが、ログが「ディスク不足」「メモリ不足」っぽい顔をして嘘をつくこと。IIS(Internet Information Services:Webサーバー)や、昔から動いてる業務アプリ、POS(Point of Sale:販売時点情報管理)みたいな“止まると売上が止まる系”が直撃しやすいです。 (
Microsoft サポート)

結論から言うと、原因はC:\Windows\System32\MSMQ\storageのNTFS permissions(アクセス許可)がセキュリティ変更で変わり、MSMQ側が書き込めなくなること。現時点でMicrosoftは「調査中」で、一般公開の万能な修正パッチはまだ出ていません。 (Microsoft サポート)

何が起きたのか

MSMQがキューに書けず、結果としてアプリ間連携が詰まって“連鎖停止”します。 (Microsoft サポート)

The Registerの報道はズバッと「フォルダー権限変更が原因、しかも決定打の修正はまだ」というトーンでした。古いWindowsほど影響が出やすく、しかもESU(Extended Security Updates:拡張セキュリティ更新)で“お金を払って更新している層”が踏みがち、という皮肉も刺さります。 (ザ・レジスター)

発生日時と対象OS・KB・ビルド

2025年12月9日公開の複数KBで、MSMQ既知の問題としてMicrosoftが公式に認めています。 (Microsoft サポート)

まず「いつから?」ははっきりしていて、2025年12月9日のセキュリティ更新(いわゆるPatch Tuesday)適用後です。Windowsのリリースヘルス(Release Health:既知の問題情報)でもKB5071546は「Confirmed(確認済み)」扱いで、2025年12月16日に更新が入っています。 (Microsoft Learn)

該当しやすい更新は、ざっくりこうです(環境が近いほど要注意)。

Windows 10系:2025年12月9日—KB5071546(OS Builds 19045.6691 / 19044.6691) (Microsoft サポート)
Windows 10 Enterprise LTSC 2019相当:2025年12月9日—KB5071544(OS Build 17763.8146) (Microsoft サポート)
Windows 10 Enterprise LTSB 2016相当:2025年12月9日—KB5071543(OS Build 14393.8688) (Microsoft サポート)
Windows Server 2012 R2 ESU:2025年12月9日—KB5071503(※2025年12月16日にMSMQ既知の問題を追記) (Microsoft サポート)
Windows Server 2012 ESU:2025年12月9日—KB5071505(※2025年12月16日にMSMQ既知の問題を追記) (Microsoft サポート)

「対象ユーザー層」はかなり偏っていて、Microsoft自身も“個人のHome/Proで踏む確率は低い、主に企業・管理されたIT環境”と明言しています。つまり、社内の裏方サーバーや、店舗端末、レガシー連携が中心の人ほど刺さるやつです。 (Microsoft サポート)

症状とエラー文言

いちばんの罠は「容量不足に見えるログ」で、実態はpermission(権限)問題です。 (Microsoft サポート)

現場で目印になりやすい症状は、Microsoftの既知の問題欄にまとまっています。

MSMQキューがinactive(非アクティブ)になる。 (Microsoft サポート)
IISサイトが「Insufficient resources to perform operation(操作を実行するためのリソース不足)」で落ちる。 (Microsoft サポート)
アプリがキューに書き込めない。 (Microsoft サポート)
「The message file 'C:\Windows\System32\msmq\storage*.mq' cannot be created(メッセージファイルを作成できない)」が出る。 (Microsoft サポート)
「There is insufficient disk space or memory(ディスク領域またはメモリが不足)」が出るけど、実際は十分空いてる。ここで沼ります。 (Microsoft サポート)

エラーコード(error code:エラー番号)としては、アプリ側で0x80004005(E_FAIL:汎用失敗)っぽく見える、という報告もあります。ただし環境と実装(.NETのSystem.Messaging等)で見え方が揺れるので、「文言+storageフォルダ」が一番確度の高い判断材料です。 (エラー大全集)

原因はどこ?なぜ権限でMSMQが死ぬ?

C:\Windows\System32\MSMQ\storageのNTFSアクセス許可の変更で、MSMQユーザーが書き込めなくなるのが本体です。 (Microsoft サポート)

Microsoftの説明はかなりストレートで、今回の更新で「MSMQのセキュリティモデル(security model:権限モデル)」と、storageフォルダの権限が変わりました。その結果、MSMQユーザーは本来“管理者だけが触る場所”に書き込みが必要になり、API経由の送信がresource error(リソースエラー)として失敗しうる、という流れです。 (Microsoft サポート)

リリースヘルス側の表現だと、かなり強く「フル管理者権限がないとMSMQ操作が失敗する」ニュアンスで書かれています。つまり、権限の付け方をミスると、直ったように見えても負荷時に再発…みたいな最悪のパターンがありえます。 (Microsoft Learn)

公式の対応状況

Microsoftは“調査中”で、回避策は「Microsoft Support for business経由で提供」とされています。 (Microsoft サポート)

各KBの既知の問題欄には「Next step(次の対応):under investigation(調査中)」が明記されています。いまのところ、誰でも読めるページに“この手順でOK”みたいな固定の解決策は載っていません。 (Microsoft サポート)

一方で「workaround(回避策)はある、適用はMicrosoft Support for business(法人サポート)に連絡して」と書いてあるのも事実。MSMQど真ん中の企業ほど、ここが悔しいポイントですね…。 (Microsoft サポート)

他ユーザーの報告事例

「KBをロールバックしたら復旧した」という報告が、Microsoft Q&Aでも具体的に出ています。 (Microsoft Learn)

Microsoft Q&Aでは、Windows Server 2019でKB5071544を戻すと直る、Server 2016でKB5071543を戻すと直る、という報告が投稿されています。 (Microsoft Learn)

また別スレでは、Windows 10 LTSC端末のPOSがMSMQ依存で“レシートがバックエンドに飛ばず、店舗の日次締めが止まる”といった切実な声も出ています。サービスアカウントがNT AUTHORITY\NETWORK SERVICE(ネットワークサービス)で動いていて、storageフォルダの権限調整を試しているけど決め手がない、という流れ。こういう「現場の焦り」が今回の障害のリアルです。 (Microsoft Learn)

メディア側も、IISの500や業務システム停止まで含めて影響を強調しています。つまり“PCが落ちる”より、“裏の連携が詰まってデータが死ぬ”タイプ。こわい。 (CSO Online)

で、どうする?現実的な選択肢

「業務復旧を優先して一時ロールバック」か「法人サポート経由の回避策」か、二択に寄りがちです。 (Microsoft サポート)

まず、緊急度が高いならロールバック(rollback:更新の取り消し)がいちばん再現性が高い、という報告が揃っています。ただし当然、セキュリティ更新を外すのでリスクが残ります。だから“いつまで戻すか”と“代替防御(ネットワーク分離やWAF等)をどうするか”をセットで決めたい。 (Microsoft Learn)

もう一方の道が、Microsoftが言う「法人サポートから提供される回避策」を取りにいくルート。Q&Aでも「公開配布ではなくサポート経由」と説明されていて、環境ごとに調整が必要、という建て付けになっています。正直めんどいけど、ここが公式ルートです。 (Microsoft Learn)

そして三つ目の“弱い選択肢”として、storageフォルダのACL(Access Control List:アクセス制御リスト)を自力でいじる案。ただ、まちがえると権限を広げすぎて別の事故になります。やるなら検証環境で、最小権限で、監査ログ込み。ここ、疲れる。

手順:まず影響確認→最小復旧まで

「KB特定→症状一致→復旧→再発防止(再インストール阻止)」の順で動くのが早いです。 (Microsoft サポート)

(1) 影響端末/サーバーで、対象KBが入っているか確認します。KB5071546 / KB5071544 / KB5071543 / KB5071503 / KB5071505あたりです。 (Microsoft サポート)
(2) ログを確認します。「Insufficient resources to perform operation」や「storage*.mq cannot be created」や「disk space or memory」が混ざっていないか見ます。 (Microsoft サポート)
(3) いったん業務復旧が最優先なら、該当KBをアンインストールして再起動します(再起動しないと直ったように見えて残ることがあります)。 (Microsoft Learn)
(4) 同じKBが夜中に戻ってくると地獄なので、WSUS/Intune/GPO等でそのKBの再配布を止めます(ここを忘れる人が多い…)。
(5) 公式ルートで行くなら、Microsoft Support for businessに「既知のMSMQ不具合の回避策を適用したい」と伝えて進めます。 (Microsoft サポート)

※もし検証でACLを触るなら、「Everyoneにフルコントロール」はやめてください。NETWORK SERVICEやアプリの実行主体だけに、必要最小限の書き込み権限を検証しながら付ける、が最低ラインです(でも“これで確実に直る”とは言い切れません。今回そこがキツい)。 (Microsoft Learn)

コメント欄をフォーラム化:あなたの環境を教えて

コメント欄で「OS/KB/症状/回避できた方法」を共有すると、同じ沼の人が救われます。

書くときは、このテンプレでOKです。短くていいです、雑でもいいです。ちょっとtypoがあっても伝われば勝ち。

環境:Windows(例:Server 2016 / Win10 LTSC 2019 など)
KB:KB50715xxx(複数なら全部)
実行主体:IIS AppPool / サービスアカウント / NETWORK SERVICE など
症状:inactive / IIS 500 / storage*.mq / “disk space or memory” の有無
回避:ロールバックで復旧した? サポート回避策は取れた? ACL調整は効いた?

「うちはクラスターで負荷時だけ死ぬ」とか、「POSだけ詰まる」とか、その一言がいちばん価値あります。






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