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KB5071546でMSMQが停止「Insufficient resources」原因は権限変更、対処はロールバック/ACL


2025年12月のWindows 10延長セキュリティ更新(ESU: Extended Security Updates/延長セキュリティ更新)を当てた直後から、企業システムでMSMQ(Microsoft Message Queuing/メッセージキュー)が突然死ぬ、という地味に最悪な不具合が出ています。IIS(Internet Information Services/Webサーバー機能)配下のアプリが500を吐いたり、バックグラウンド処理が止まったり、「サーバーは動いてるのに仕事が進まない」系のやつ。影響が大きいのは“MSMQを使ってる環境だけ”なので、家庭用PCだと気づかない人がほとんどです。

いつ起きた?どの更新がトリガー?

発端は2025年12月9日公開のセキュリティ更新で、既知の問題としてMicrosoftが「確認済み(Confirmed/確認済み)」扱いにしています。 (Microsoft Learn)

今回の主役は、Windows 10 22H2向けの累積更新プログラム(LCU: Latest Cumulative Update/累積更新)です。
Windows 10 22H2: KB5071546(OSビルド 19045.6691 / 19044.6691) (マイクロソフトサポート)
Windows Server 2019 / Windows 10 1809系: KB5071544(OSビルド 17763.8146) (マイクロソフトサポート)
Windows Server 2016 / Windows 10 1607系: KB5071543(OSビルド 14393.8688) (マイクロソフトサポート)

なお、Windowsリリースヘルス(Release Health/既知の問題ダッシュボード)側の記載更新は「2025年12月12日 17:13 PT(日本時間だと12月13日10:13頃)」が目安になっています。 (Microsoft Learn)

どんなエラーが出る?“それっぽい嘘”をつくのが厄介

典型例は System.Messaging.MessageQueueException: Insufficient resources to perform operation. で、資源不足に見せかけて実は権限(permission/アクセス許可)問題です。 (Windows Latest)

Windows Latestなどの報告だと、影響を受けた環境で見えやすいのはこのへん。
まずキューが「inactive(非アクティブ)」になって処理が流れない。IISサイトが「Insufficient resources to perform operation(操作を実行するためのリソースが不足)」で落ちる。アプリがキューに書き込めない。さらにログがややこしくて、「ディスクやメモリが足りない」みたいなミスリード(misleading/誤誘導)まで出ることがあります。 (マイクロソフトサポート)

もう一段いやらしいのが、ファイル生成エラーです。
The message file 'C:\Windows\System32\msmq\storage*.mq' cannot be created といった形で、MSMQの保存領域に作れないログが出ます。 (マイクロソフトサポート)

原因は何?Microsoftが言ってる“核心”

原因はMSMQのセキュリティモデル変更に伴う、C:\Windows\System32\MSMQ\storage のNTFS権限変更で、書き込み権限が足りないアカウントが爆死します。 (マイクロソフトサポート)

Microsoftの説明はかなりストレートで、更新後は「MSMQを使うユーザー(サービスやアプリ実行アカウント)が storage フォルダに書き込みできないと失敗する」としています。 (マイクロソフトサポート)
現場的には、IISのアプリプールID、LocalService(ローカルサービス)、NetworkService(ネットワークサービス)、あるいは権限を絞ったサービスアカウントが、このフォルダに書き込みを持っていなくて詰む、というパターンが多いはず。で、例外の見え方が「リソース不足」なので、最初にディスク増設とかメモリ増設を疑って時間が溶ける…うう、あるある。

公式の対応状況は?直った?まだ?

現時点(2025年12月16日)では「調査中(under investigation/調査中)」で、恒久的な修正パッチや明確な回避策はまだ出ていません。 (マイクロソフトサポート)

BleepingComputerも「12月の更新でMSMQが壊れる」こと、影響がWindows 10 22H2 / Server 2019 / Server 2016に広がることを報じています。 (bleepingcomputer.com)
つまり、組織側はしばらく「守りたいのはセキュリティか、稼働か」の二択を迫られます。しんどいね…。

影響を受けやすいユーザー層

一般ユーザーより、MSMQ依存の業務アプリやIIS連携を持つ企業・自治体・SI環境が直撃しやすいです。 (Windows Latest)

家庭用PCだとMSMQ自体を入れてない(Windowsの機能で有効化してない)ケースが多く、そもそも踏まない。逆に、オンプレの古参システムや、.NETの System.Messaging(システム.メッセージング)でキュー送受信している仕組みが残っていると、アップデート直後に一気に症状が表面化します。

まず確認:自分の環境が該当するか

該当KBとOSビルドを先に押さえると、切り分けが一気に速くなります。 (マイクロソフトサポート)

確認の近道は「更新履歴(Update history/更新の履歴)」です。コマンド派なら、たとえば wmic qfe | find "5071546" みたいにKB番号を拾ってもOK。
そして、MSMQを使っているプロセスが“誰として動いているか”。ここが次の対処の分岐点になります。

対処は2択:いったん戻すか、権限を触るか

一番安全に“今すぐ復旧”しやすいのは該当更新のアンインストール(ロールバック)ですが、セキュリティ面の代償もセットです。 (Windows Latest)

(1) 設定 → 更新とセキュリティ → Windows Update → 更新の履歴 を開きます。 (Windows Latest)
(2) 「更新プログラムをアンインストールする」を開きます。
(3) 該当KB(例:KB5071546 / KB5071544 / KB5071543)を選んでアンインストールします。 (Windows Latest)
(4) 再起動して、MSMQとIISアプリの復旧を確認します。

もう一つの道が、C:\Windows\System32\MSMQ\storage のアクセス許可(ACL: Access Control List/アクセス制御リスト)を、MSMQを使うアカウントに合わせて調整する方法です。Microsoftも原因としてここを名指ししています。 (マイクロソフトサポート)
ただし、権限を広げすぎるとセキュリティ上の意味が逆転します。おおむに「最小権限(least privilege/最小特権)」で、必要な主体だけに書き込みを付けるのが前提。ここは運用チームとセキュリティ担当の合意がいるやつです。

みんなの報告:他ユーザーはどんな状況?

「ロールバックしたら直った」という報告が複数出ていて、再起動や機能の入れ直しでは戻らないケースが目立ちます。 (Microsoft Learn)

Microsoft Q&Aでは、KB5071544(Server 2019)やKB5071543(Server 2016)を戻すと動作が復旧する、という具体的な投稿が出ています。 (Microsoft Learn)
X(旧Twitter)でも、この不具合を話題にする投稿が流れていて、「IISが巻き添えで落ちる」点が強調されています。 (X (formerly Twitter))

ここ、コメント欄が一番役に立つところなので、あなたの環境もぜひ置いていって。再現条件が集まると、回避策の精度が上がります。たぶん、ほんとに。

コメント欄テンプレ:あなたの環境を教えて

「OSビルド」「KB番号」「MSMQの実行主体(誰の権限で動くか)」の3点があると、話が早いです。

(1) OS(例:Windows 10 22H2 / Windows Server 2019 など)
(2) OSビルド(例:19045.6691 / 17763.8146 / 14393.8688)
(3) 該当KB(例:KB5071546 / KB5071544 / KB5071543)
(4) 症状(例:IIS 500、キューがinactive、Insufficient resources など)
(5) MSMQ利用形態(例:System.Messaging、クラスタ有無、アプリプールID等)
(6) いまの対処(ロールバックした/ACL触った/様子見、など)






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