
Windows 10のサポート終了が迫る中、「Windows 11に上げる気がしない」という空気が世界中でじわり広がっています。今回の記事は、2025年12月1日に公開されたDell COOの発言を軸に、なぜこれほど多くの人がWindows 11を避けているのか、その理由を“みんなで語り合えるフォーラム風”にまとめたものです。
Windows 10をまだ使っている人、会社のPCをどうするか悩んでいる管理者、そして「結局Linuxに行くべき?」と迷うユーザーにも役立つ内容として、できるだけ中学生でも理解できるよう嚙み砕いて説明します。
- 発生した状況の整理──500万台ではなく“5億台がアップグレードしない”衝撃
- “動くのに上げない5億台”のナゾ──ユーザーの声から見える本音
- 公式対応状況──Microsoftの姿勢は強気、ただし慎重な企業は様子見
- ユーザーの“移行したくない理由”をまとめてみると…
- 誰のための記事か──対象ユーザー層の整理
- では、どうすればいい?──目的別の“最適解”を私なりに提案
- この記事のコメント欄で議論したいこと
発生した状況の整理──500万台ではなく“5億台がアップグレードしない”衝撃
まず時系列を落ち着いて確認しましょう。2025年12月1日、DellのCOO(最高執行責任者)Jeff Clarke氏が決算説明会で、Windows 11への移行状況について具体的な数字を明かしました。
その内容がかなり衝撃的なんですね。
Jeff氏の発言は次のようなものでした。
「Windowsデバイスは世界に約15億台。そのうち5億台はWindows 11が動くのにアップグレードしていない。そして、さらに5億台はハードウェアが古くてWindows 11を動かせない。」
この数字、ちょっと笑えないほど大きいですよね。
つまり、ざっくり言えば世界のWindowsユーザーの3分の2がWindows 11に移行していない計算になります。
Windows 10のサポート延長(ESU)を無料で1年受けられるとはいえ、「それでも11には行かない」という人がこれだけ多いということ。
Dellはこの“移行の鈍さ”のせいで、Windows 11搭載PCの販売が前世代より10〜12ポイント落ちているとも説明しています。
これはPCメーカーとしてはかなり痛い数字なんです。
“動くのに上げない5億台”のナゾ──ユーザーの声から見える本音
今回とても面白いのが、世界中のフォーラム(XDA、Reddit、X、技術系掲示板など)で多くのユーザーが体験談を書き込んでいる点です。
ここでは、それらを中学生でも理解できるように、少し語りかける感じで整理してみます。
1. 「別に今のままでいい」問題
もっとも多いのがこれ。
記事のコメント欄でも、
「Windows 10で困ってない。普通に使えてるし、アップグレードしたら設定し直しで面倒」
こんな声が大量にあります。
これは本当に人間らしい感覚で、「新しくする理由がない」ということ。
2. Windows 11が“何となく重い/使いづらい”問題
例えば、あるユーザーは次のように書いています。
「2台のWin11ノートをわざわざ10に戻した。動作が軽くなるし、UIが嫌だった。」
別のユーザーは会社PCについて、
「バッテリー駆動だと遅すぎて、結局ずっと電源につながないと仕事にならない」
とコメントしています。
つまり、“体感的な使い心地”が意外と悪いと感じる人が多いのです。
3. プライバシー&広告表示への不信
Windows 11を使うと、
勝手にEdgeが立ち上がる
広告っぽい通知が増える
ローカルアカウントを作らせない
こうした変化に嫌気がさしている人も目立ちます。
あるユーザーは次のように不満を書いています。
「広告、ポップアップ、スパイのような挙動が多くて、逃げ場がない。」
企業系ユーザーほど、この問題を深刻に見ていたりします。
4. 最大の壁:TPMと新しいファイルフォーマット
Dell COOの発言にもある通り、5億台は“Windows 11が動かない”ハード。
特にTPM(Trusted Platform Module)の必須化がここ数年ずっと議論の的です。
あるユーザーは、旧PCのSSDを流用しようとしてハマった体験を書き込んでいます。
「Windows 11はWindows 10の古いファイルフォーマットだとインストールが失敗する。PowerShellのコマンドで無理やり入れる人もいるけど、後で更新が止まる。」
こういう“初心者殺し”の罠が多いので、多くの人が途中で挫折してしまうわけです。
公式対応状況──Microsoftの姿勢は強気、ただし慎重な企業は様子見
Microsoftはここ1年、Windows 11を強く推しています。
AI機能(Copilot)を深く統合し、Edgeと連携させ、UIも徐々に変わりました。
しかし多くの企業は、
「今のWindows 11は安定していない。2026年まで様子を見る」
という判断をしていると言われています。
つまり、個人だけでなく企業も“11はまだ早い”と考えているわけですね。
Dell COOの「10〜12ポイント遅い」発言も、この流れと重なっています。
ユーザーの“移行したくない理由”をまとめてみると…
ここまでの話を一言でまとめると、こんな図式が浮かび上がります。
ハード要件の厳しさ
+
UIの好み問題
+
パフォーマンスと安定性の不満
+
プライバシーへの不信
+
そもそも10で困っていない
これは確かに「なら急いで11にしなくていいか」となるのも仕方ないですよね。
誰のための記事か──対象ユーザー層の整理
今回の内容が役立つのは、次のような人たちです。
Windows 10を2026年まで使うか迷っている人
家族や会社のPCを管理している人
Linux移行を検討しはじめた人
Windows 11の“本当の評判”を知りたい人
Dellの発言の影響を知りたい人
特に、「結局いつ上げるのがベスト?」という人には、この後の考察が参考になります。
では、どうすればいい?──目的別の“最適解”を私なりに提案
フォーラムで多くの議論が出ていたので、それを踏まえて私の視点も少し混ざった考察を書いてみます。
1. 普通のユーザー:2026年までWindows 10+ESUで粘る
多くの技術者やベテランユーザーが主張しているのがこれ。
「今は移行のタイミングじゃない。Windows 11は育成途中だ。」
正直、この意見には賛成します。
2026年まで無料でセキュリティ更新が続くので、慌てる必要はありません。
2. 新しいPCを買うつもりの人:今の11搭載モデルは普通にアリ
ハイエンド構成のPCでは、11はむしろ快適です。
フォーラムでも、
「高性能PCでは11は問題なく動く」
という声が多いです。
つまり“古いPCに11を乗せる”のが不満の原因で、新品なら話は別。
3. 旧PCを延命したい人:Linuxが現実的な選択肢に
Linux Mint
Ubuntu
Zorin OS
このあたりは初めてでも扱いやすく、ゲームもSteam Protonでかなり動くようになりました。
XDAのコメントでも、次のような声がありました。
「古いノートにLinux入れたら最高に快適で草」
正直、昔よりずっと“Windowsの代わり”として現実的です。
4. 企業ユーザー:2026年頃まで様子見が最適
企業は安定性が命。
Windows 11のUI変更やAI統合の頻度が高い現状では、なかなか移行しづらいでしょう。
Dellの指摘する“移行遅れ”の中心はここにあります。
この記事のコメント欄で議論したいこと
読者のあなたに問いかけたいのは、次のようなポイントです。
あなたの家や会社では、Windows 11への移行は進んでいますか?
Windows 11を“嫌う理由”はどこにありますか?
LinuxやMacへの移行は選択肢として考えていますか?
Microsoftは何を変えれば、あなたは11を使ってもいいと思えますか?
Dell COOの発言は、ただの数字以上にユーザーの本音をあぶり出した出来事でした。
ぜひ、あなたの体験や意見も読ませてください。
この記事が、悩んでいる誰かの道しるべになるはずです。