
2025年10月10日に発売された『Battlefield 6(バトルフィールド6)』。
ところが、一部のPCプレイヤーの間で、**「SecureBoot is not enabled(セキュアブートが有効になっていません)」**というエラーメッセージが表示され、ゲームを起動できないというトラブルが発生しています。
このエラーは単なるバグではなく、ゲームのアンチチートシステムがPCのセキュリティ設定を厳しくチェックしていることが原因です。
WindowsのセキュアブートやTPM(Trusted Platform Module)といった機能が無効になっていると、
「PCの信頼性が確認できない」として起動がブロックされます。
- エラー内容と影響範囲
- SecureBootとは何か?
- TPM 2.0との関係
- エラー発生前に確認しておきたいシステム要件
- Battlefield 6「SecureBoot is not enabled」エラーの具体的な解決手順
- まとめ:SecureBoot・TPM・UEFIが鍵
エラー内容と影響範囲
表示されるメッセージ:
SecureBoot is not enabled.
このメッセージが出ると、ゲームは完全に起動しません。
プレイヤーの中には、「Battlefield 6を購入したのに一度も遊べない」という報告もあり、
EA公式フォーラムやRedditでも話題になっています。
エラーの原因は、主に以下のようなPC設定によるものです。
- BIOS(またはUEFI)設定でSecureBootが無効になっている
- BIOSモードが「Legacy(レガシー)」になっている
- システムディスクのパーティション形式がMBR(古い形式)のまま
- TPM 2.0が無効
- メモリ整合性(Memory Integrity)がオフ
これらはいずれも**Windows 11で導入された「信頼できる起動環境」**に関係しており、
Battlefield 6ではチート防止のために必須条件としてチェックされます。
SecureBootとは何か?
SecureBoot(セキュアブート)とは、PCが起動するときに、
「システムに改ざんされたブートローダーやウイルスがないか」をチェックするUEFIの安全機構です。
この機能が無効だと、外部から不正に起動ファイルを差し替える“ルートキット型チート”を防げなくなるため、
Battlefield 6ではセキュアブートを必ず有効化するよう求めています。
TPM 2.0との関係
もう一つのキーワードが「TPM 2.0(Trusted Platform Module)」です。
これは、WindowsがPCを認証するためのセキュリティチップで、
セキュアブートと組み合わせることで「PCが改ざんされていない」と保証する役割を持ちます。
Battlefield 6では、これらの機能が有効になっていないとアンチチートが正常に動作しないため、起動を拒否します。
そのため、古いマザーボード設定のままだったり、BIOSモードがレガシーになっていると、
エラーが出るというわけです。
エラー発生前に確認しておきたいシステム要件
|
要件 |
推奨状態 |
|
BIOSモード |
UEFI(レガシー不可) |
|
セキュアブート |
有効(Enabled) |
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TPM |
バージョン2.0以上・有効 |
|
システムディスク形式 |
GPT(MBRでは不可) |
|
OS |
Windows 10 64bit / Windows 11 |
|
アンチチート |
EA Anti-Cheat対応 |
これらの条件を満たしていないと、Battlefield 6のアンチチートが起動段階で停止し、
「SecureBoot is not enabled」というメッセージを出します。
特に、自作PCやWindows 10からアップグレードしたPCでは、
SecureBootやTPMが無効のままになっているケースが非常に多いため、注意が必要です。
Battlefield 6「SecureBoot is not enabled」エラーの具体的な解決手順
ここからは、KeenGamerで紹介された手順をもとに、実際にどうすればこのエラーを解消できるのかを分かりやすく解説します。
順に確認していけば、多くのケースで再びBattlefield 6を起動できるようになります。
(1) SecureBootとBIOSモードを確認する
- Windowsキー+S を押して検索バーを開く
- 「システム情報」と入力してSystem Informationアプリを起動
- 画面右側にある
・「Secure Bootの状態(Secure Boot State)」
・「BIOSモード(BIOS Mode)」
を確認する
- Secure Bootの状態:オフ → 有効化が必要
- BIOSモード:レガシー → UEFIに変更が必要
UEFIモードでないとSecureBootは使えません。ここで“Legacy”と表示された場合、次の手順(2)へ進みましょう。
(2) ディスクのパーティション形式を確認する
SecureBootを有効にするには、システムディスクがGPT形式である必要があります。
- 「スタート」を右クリック →「ディスクの管理」を選択
- 一覧で「ディスク0」(Windowsが入っているドライブ)を右クリック
- 「プロパティ」→「ボリューム」タブを開く
- 「パーティションのスタイル」が
- GPT(GUID パーティションテーブル)ならOK
- MBR(マスターブートレコード)なら次のステップで変換が必要
(3) MBRディスクをGPTに変換(必要な場合のみ)
ディスクがMBRの場合、SecureBootを有効化できません。
そのため、GPT形式への変換が必要です。
- Microsoft公式の「MBR2GPT」ツールを使用すれば、データを保持したまま変換可能。
- コマンドプロンプト(管理者権限)を開き、以下を実行します。
mbr2gpt /convert /allowfullos
※実行前に必ずバックアップを取りましょう。
完了したらPCを再起動し、BIOS設定へ進みます。
(4) BIOSでSecureBootを有効にする
- PC再起動中に [Del] や [F2](メーカーによって異なる)を押してBIOS設定画面を開く
- 「Boot」または「Security」タブにある
Secure Boot 項目を「Enabled」に変更 - もし「Boot Mode」や「Boot Sequence」が「Legacy」になっていれば「UEFI」に変更
- 設定を保存して再起動(F10キーなど)
💡 補足:一部メーカーではSecureBootを一度“Custom”にしてから“Standard”に戻すと有効化できる場合があります。
(例:Lenovo、MSIなど)
(5) TPM 2.0を有効にする
Battlefield 6ではSecureBootとセットでTPM 2.0(Trusted Platform Module)の有効化も推奨されています。
- BIOS設定内で「Security」または「Trusted Computing」項目を探す
- 「TPM Device」または「PTT(Intel)」をEnabledに設定
- 保存して再起動
Windows上で確認する場合は:
- Windowsキー+R → tpm.msc と入力 →「TPMのバージョン情報」が 2.0 になっていればOK。
(6) メモリ整合性(Memory Integrity)をオンにする
もし上記すべてを有効にしてもまだエラーが出る場合、**Windowsのメモリ保護機能(Memory Integrity)**をONにしてみましょう。
- 画面右下の「Windows セキュリティ」アイコンをクリック
- 「デバイス セキュリティ」→「コア分離の詳細」へ進む
- 「メモリ整合性」をONに設定
- 再起動
これでシステム全体の保護が強化され、Battlefield 6のアンチチートが正常に動作するようになります。
(7) それでも解決しない場合
・すべての設定を変更したのにエラーが続く場合は、
BIOS更新(ファームウェアアップデート)を行ってみましょう。
・メーカー公式サイトで最新のUEFI BIOSをインストールすると、SecureBootの互換性が改善される場合があります。
・最終手段としては、Steam・EA・Epic Gamesいずれのストアでも返金リクエストが可能です。
まとめ:SecureBoot・TPM・UEFIが鍵
Battlefield 6の「SecureBoot is not enabled」エラーは、
単なる不具合ではなくセキュリティ機能が無効なPCをゲームが拒否している状態です。
確認すべき3つのポイント:
- BIOSモードがUEFIであること
- SecureBootが有効化されていること
- TPM 2.0がオンになっていること
これらを正しく設定すれば、エラーは解消され、Battlefield 6を通常通りプレイできます。
コメント欄では、「どのメーカーのマザーボードでうまくいったか」や「MBR→GPT変換の体験談」などもぜひ共有してください。
同じように困っているプレイヤーにとって、あなたの報告が貴重な助けになります。