
2025年10月19日、Windows 11の最新累積アップデート(KB5066835)を適用したユーザーの間で、深刻な不具合が相次いで報告されています。
回復環境(WinRE:Windows Recovery Environment)に入ると、マウスやキーボードがまったく反応しなくなるという致命的なバグです。
この問題は、Windows 11の最新ビルド「24H2」および「25H2」、さらに「Windows Server 2025」でも確認されており、システム修復や復元作業が不可能になるケースが多数発生しています。
特に、PCが起動できなくなった際の“最後の頼みの綱”であるWinREが使えなくなるため、IT管理者や一般ユーザー問わず非常に危険な状態です。
Microsoftも2025年10月17日に不具合を正式に認めており、「修正版の配信を数日以内に予定している」と発表しました。
この記事では、この不具合の詳細な内容、発生する条件、回避策、そしてユーザーからのリアルな声まで、わかりやすくまとめます。
特に企業やシステム管理者の方は、復旧作業中の“操作不能トラブル”を防ぐために必読です。
- 2025年10月19日速報:Windows 11 24H2/25H2ユーザーで重大不具合発生
- KB5066835アップデートとは?影響を受けるバージョンと配信日
- 不具合の内容:WinRE(回復環境)でマウス・キーボードが完全停止
- どんな場面で発生?再起動やリカバリ中に操作不能になる仕組み
- 公式発表:Microsoftが10月17日にバグを認識、修正パッチを準備中
- 影響範囲:個人ユーザーだけでなく企業・サーバー管理者にも波及
- 同時発生している他の問題:ネットワーク接続・エクスプローラー・パフォーマンス低下
- ユーザー報告まとめ:フォーラム・X(旧Twitter)・Redditの声
- 一時的な回避策:外部メディアからの起動または更新アンインストール
- アップデートのアンインストール手順(手動でKB5066835を削除する方法)
- Microsoftの今後の対応予定と注意点
- フォーラム掲示板:あなたの環境ではどう?報告コメントまとめ
- まとめ:修正版公開までWinRE使用は控えるのが安全
2025年10月19日速報:Windows 11 24H2/25H2ユーザーで重大不具合発生
今回の問題が発生したのは、2025年10月14日に配信された**「KB5066835」**という累積アップデート(Cumulative Update)です。
配信対象は以下のバージョンです。
- Windows 11 24H2(Build 26100系)
- Windows 11 25H2(InsiderおよびEarly Accessプログラム向け)
- Windows Server 2025
この更新の目的は、セキュリティ修正とシステム安定性の改善でした。
しかし結果として、WinRE上でUSB入力デバイスが一切機能しなくなるという致命的な副作用を引き起こしています。
Microsoft公式の発表によると、この不具合は「KB5066835」に含まれるUSBスタック(USB Stack)の変更によって発生しており、特定条件下でUSB HIDドライバー(Human Interface Device Driver)が読み込まれないことが原因と見られます。
KB5066835アップデートとは?影響を受けるバージョンと配信日
KB5066835は、2025年10月14日に全世界へ配信されたWindows Updateです。
このアップデートでは、ネットワークセキュリティやローカル開発環境(localhost)の通信不具合修正、File Explorerの安定化などが盛り込まれていました。
ところが配信直後から、RedditやMicrosoftフォーラム、X(旧Twitter)などで異常な報告が急増。
「回復環境に入るとマウスもキーボードも動かない」「リカバリメニューが選べない」という書き込みが世界中で共有される事態になりました。
発生報告は特にUSB接続のデバイスに集中しており、BluetoothやPS/2接続では動作する場合もあるようです。
このことから、USB関連の初期化処理に関するバグである可能性が高いと考えられています。
不具合の内容:WinRE(回復環境)でマウス・キーボードが完全停止
今回のバグの最も厄介な点は、Windows通常起動時にはまったく問題が起きないことです。
つまり、普段の作業中には異常が見られないのに、WinREモードに入った瞬間にすべての入力デバイスが沈黙するのです。
WinREとは、Windowsが正常に起動できないときに使う“救済用の回復モード”です。
ここで実行できる主な操作には次のようなものがあります。
- 「スタートアップ修復」
- 「システムの復元」
- 「このPCをリセット」
- 「コマンドプロンプト」
しかし、今回の不具合ではこれらのメニューに一切アクセスできません。
画面上の選択肢をクリックできず、キーボード入力も受け付けないため、完全に詰む状態になります。
結果として、軽度のブートエラーすら修復できず、リカバリが不可能になるユーザーが続出しています。
どんな場面で発生?再起動やリカバリ中に操作不能になる仕組み
この問題は、WinREに入るすべてのルートで発生します。
たとえば:
- 設定画面から「回復」→「PCの起動を修復」
- Shiftキーを押しながら「再起動」
- 自動修復モードでの起動(ブート失敗後)
いずれの方法でも、「キーボードもマウスも反応しない真っ青なメニュー画面」で停止します。
マウスカーソルは表示される場合もありますが、クリックやキー操作が効かず、リカバリの操作ができません。
また、一部の検証では、ノートPCの内蔵キーボードすら反応しないケースも確認されており、外部USBだけの問題ではないようです。
フォーラムでは、「WinREに入った途端にロックされた」「ファームウェアは認識しているのに入力がない」など、同様の報告が相次いでいます。
**つまり、システム修復のための環境そのものが使えなくなる“構造的バグ”**なのです。
公式発表:Microsoftが10月17日にバグを認識、修正パッチを準備中
Microsoftは10月17日付けで、この問題を正式に認めました。
公式ドキュメント(Windows Health Dashboard)では次のように記されています。
「Windows 11 バージョン24H2および25H2において、KB5066835適用後、Windows Recovery Environment内でUSB入力デバイスが動作しない問題を確認しています。現在、修正パッチを準備中です。」
修正パッチは数日以内に配信予定とされており、現時点での推奨は“WinREの使用を避けること”。
また、システムの回復を行う場合は、外部メディア(インストールUSBなど)から起動するよう案内されています。
ただし、エンタープライズ向けやサーバー環境では、手動でのアップデート制御が難しい場合もあり、運用リスクが問題視されています。
影響範囲:個人ユーザーだけでなく企業・サーバー管理者にも波及
この不具合は家庭用PCだけの話ではありません。
実際に被害を受けているのは、Windows Server 2025を運用している企業やデータセンターの管理者層でもあります。
WinRE(Windows Recovery Environment)は、サーバーや業務端末の障害発生時に最初に利用する復旧手段の1つ。
しかし、KB5066835の適用後はマウスもキーボードも動かないため、ブート修復やバックアップ復元ができなくなります。
これはつまり、たとえ軽度な障害でも即時復旧が不可能となり、システムが長時間停止する危険を意味します。
Redditのsysadminフォーラムでは「サーバーが再起動後に回復モードへ入ったまま何もできなくなった」という報告もあり、
“単なるWindowsバグ”では済まされない運用リスクとして注目を集めています。
同時発生している他の問題:ネットワーク接続・エクスプローラー・パフォーマンス低下
さらに悪いことに、KB5066835にはWinRE以外にも複数の副作用が報告されています。
特に多いのは次の3点です。
- localhost(127.0.0.1)接続の不安定化
開発環境で使用されるローカルホスト通信がブロックされ、ローカルWebアプリやテスト環境が動かなくなるという報告。 - エクスプローラーのプレビュー機能がフリーズまたは白画面表示
ファイルを右クリックするだけで応答なしになるケースも。タスクマネージャーから再起動しなければ回復しない事例も多数。 - 全体的な動作の重さとアプリ起動の遅延
「アプリが2〜3秒固まる」「タスク切り替えでカクつく」といった軽度な遅延が各フォーラムで確認されています。
これらの不具合は、主にUSBデバイス制御やシステムファイルの処理に関係している可能性が指摘されています。
Windowsの安定性を目的としたアップデートが、逆に全体の挙動を不安定にしたという皮肉な結果となっています。
ユーザー報告まとめ:フォーラム・X(旧Twitter)・Redditの声
SNS上では「KB5066835」を巡る投稿が急増しています。
いくつか代表的な声を紹介します。
「マウスもキーボードも効かないから修復もできない。まるでWindowsが“自爆モード”に入ったみたい。」(@Redditユーザー)
「BIOSでは認識しているのにWinREで操作不能。これ、USBドライバーがロードされてないっぽい。」(@ITエンジニアフォーラム)
「File Explorerが真っ白になって止まる。アップデートを削除したら直った。」(@Xユーザー)
Microsoftコミュニティでもスレッドが立ち上がっており、数百件単位で同様の報告が寄せられています。
中には「KB5066835をアンインストールしたらすべて解決した」という報告もあり、暫定的な回避策として“削除”が最も効果的と見られます。
一時的な回避策:外部メディアからの起動または更新アンインストール
Microsoftは公式に次のような回避策を案内しています。
- WinREへのアクセスを避ける
KB5066835をインストールした環境では、極力回復モードに入らないようにする。 - どうしても修復が必要な場合は、外部メディア(USBインストールディスク)から起動する。
外部メディアを使えば、別のドライバーセットが読み込まれるため、マウスやキーボードが正常に動作します。 - 暫定対応としてKB5066835をアンインストールする。
ただし、この方法はセキュリティ修正を失うため、自己責任で行う必要があります。
アップデートのアンインストール手順(手動でKB5066835を削除する方法)
もしすでにアップデートを適用してしまった場合は、以下の手順で削除できます。
(1) 「設定」→「Windows Update」→「更新の履歴を表示」を開く。
(2) 一番下の「更新プログラムをアンインストールする」をクリック。
(3) 一覧から「KB5066835」を選択し、「アンインストール」を実行。
(4) システム再起動後、WinREが正常に動作するか確認する。
また、コマンドで削除する方法もあります。
コマンド例:
wusa /uninstall /kb:5066835 /quiet /norestart
この操作でエラーが出た場合は、管理者権限のコマンドプロンプトから実行してください。
Microsoftの今後の対応予定と注意点
Microsoftは現在、修正版のパッチを「数日以内に配信予定」と発表しています。
しかし、配信スケジュールは国や環境によって異なるため、自動更新を一時停止して待機することを推奨します。
また、企業ネットワークなどではグループポリシーを利用してアップデート配信をブロックすることも可能です。
一時停止の期間を設定しておけば、修正版が安定確認されてから導入できます。
ただし、アップデート停止中はセキュリティホールが放置される状態となるため、
**「KB5066835を削除したら、修正版が出次第すぐ適用する」**というタイミング管理が非常に重要です。
フォーラム掲示板:あなたの環境ではどう?報告コメントまとめ
読者の皆さんの中でも「WinREで入力が効かない」「ネットワークが切れる」「エクスプローラーが落ちる」といった症状が出ていませんか?
このフォーラムでは同じ不具合を経験した人同士で情報を共有しています。
「このマザーボードでは回避できた」「Bluetoothキーボードなら動いた」などの細かい検証情報も大歓迎です。
トラブルが起きている方、あるいは無事に解決できた方も、コメント欄で報告をお願いします。
あなたの1行が、ほかのユーザーの復旧を救うかもしれません。
まとめ:修正版公開までWinRE使用は控えるのが安全
今回のKB5066835による不具合は、Windows 11の回復機能そのものを封じてしまう極めて危険なバグです。
一見普通に動作しているように見えても、トラブルが起きた瞬間に修復不能になる可能性があります。
現時点で最も安全なのは、WinREを使用しないこと。
どうしても修復が必要な場合は、外部メディアから起動して対処するのが確実です。
Microsoftの修正版配信が完了するまで、アップデートの適用は控えるか、一時停止することをおすすめします。
そして、あなたのPC環境でどのような影響が出ているのか、ぜひコメントで教えてください。
“動かないキーボードとマウス”という小さな異常が、システム全体を止める――今こそ慎重なアップデート管理が必要な時期です。