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Windows 11版 KB5063878、導入後に浮上した3つの問題点とは? Microsoftが公式対応を開始


2025年8月17日公開

2025年8月12日に公開されたWindows 11 バージョン24H2向け累積アップデート「KB5063878」ですが、多くの企業環境で導入後に不具合が報告されています。Microsoftは現在、3つの主要な問題について公式に認め、対策の提供に動いています。 今回は、それぞれの問題の内容と影響範囲をわかりやすく解説します。

1. WSUSやSCCM経由のインストールで「0x80240069エラー」が発生

このアップデートをWindows Server Update Services(WSUS)やSystem Center Configuration Manager(SCCM)経由で配信した場合、インストールが途中で失敗し、エラーコード「0x80240069」が表示される事象が多数報告されていますTom's Hardware+15マイクロソフトサポート+15BornCity+15

多くのシステム管理者からは、以下のような声も寄せられています:

“Same error on clean 24H2 install”
“90% of the clients failed with that error code” マイクロソフトサポート+11Reddit+11Windows Forum+11

Microsoftはこの問題を認め、Known Issue Rollback(KIR)による緊急対応を当初指示していましたが、現在は問題そのものが修正されたとしており、WSUSの再同期によって対応可能となっていますTechRadar+5マイクロソフトサポート+5Windows Forum+5

2. ネットワーク共有からの更新で「ERROR_BAD_PATHNAME」が発生

更新ファイルが保存されたネットワーク共有フォルダーから .msu ファイルを実行してインストールしようとした場合、「ERROR_BAD_PATHNAME」というエラーが発生する事例も報告されましたMicrosoft Learn+1

これは、複数の .msu ファイルが同一の共有フォルダーに存在する環境でのみ発生し、以下のような症状が見られます:

  • インストール失敗

  • 再起動後も「再起動が必要」の表示が残る

Microsoftの対処法は次の通りです:

  • .msu ファイルはローカルに保存し、そこからインストールする

  • インストール後はWindowsを再起動した上で15分以上待ち、設定の「更新履歴」を確認する

この問題も、KIRによって大半のデバイスでは自動的に軽減されますWindows Forum+1

3. Event Viewer に「CertificateServicesClient エラー(ID 57)」が表示される

アップデート後、Event Viewer(イベントビューアー)に「CertificateServicesClient(CertEnroll)」に関するエラー(Error ID 57)が記録されることが確認されていますMicrosoft Learn+3マイクロソフトサポート+3Windows Latest+3

ログ内には「Microsoft Pluton Cryptographic Provider が初期化に失敗した」というメッセージが表示されますが、Microsoftによればこれは**機能上の問題ではなく、将来の機能に関連した“ノイズ的なログ”**であり、Windowsの動作には影響がなく、何ら対応は不要としています。

管理者向け:影響を受ける構成と環境要因

これら3つの問題は、主に企業や組織のIT管理環境に依存する構成で多発しており、一般ユーザー(家庭用PC)には直接影響がないケースが大半です。 とくにWSUS環境での配布や、手動で.msuファイルをネットワークドライブから実行するようなシナリオは、エンタープライズ特有の構成といえるでしょう。

以下、問題ごとの対象環境を整理しておきます。

エラーコード 0x80240069(WSUS経由)

このエラーは、企業や教育機関で一般的に採用される「Windows Server Update Services(WSUS)」や「Configuration Manager(SCCM)」を用いてWindowsアップデートを配信している環境でのみ発生します。
つまり、家庭用や一般法人で自動更新設定に依存しているPCではこの問題は起きません

すでにMicrosoftはWSUSのサーバー側サービスの修正を完了させており、現在は再同期(resync)さえ行えば、更新の再適用が可能です。

エラーコード ERROR_BAD_PATHNAME(WUSA利用)

こちらも、.msu形式の更新ファイルをWUSA経由で実行する運用は、主に企業のIT部門がロールアウト計画に基づいて各端末に配布する場合に採用されます。

エラーの発生条件は明確で、同一の共有フォルダに複数の .msu ファイルが置かれている状態で実行することが原因です。このため、IT部門では以下の2点を遵守すべきです:

  • .msuファイルは一時的にローカルドライブにコピーした上で実行する

  • 再起動後に表示される「更新の完了待ち」表示が15分ほど残っても、それは一時的な表示であり問題ありません

さらに、Microsoftはこの問題に対しても「Known Issue Rollback(KIR)」を展開しており、グループポリシーにより対策が自動反映される仕組みが準備されています

CertEnroll エラーログについて

最後に、Event Viewerに表示されるError ID 57の件ですが、これは2025年7月配信のKB5062660以降のアップデートすべてで報告されている現象で、8月のKB5063878でも継続しています。

このエラーは以下のような形式で記録されます:

“The ‘Microsoft Pluton Cryptographic Provider’ provider was not loaded because initialization failed.”

重要なのは、このエラーはWindowsの正常動作に一切影響しないという点です。 つまり、無視してよいメッセージであり、何も対応する必要はありません

Microsoft自身がこのエラーログを「将来的な機能追加に関連する初期化ログ」と明言しており、IT部門においても監視アラートなどの対象から外しておくべきと考えられます。

ユーザーが取るべき対応と今後の見通し

まず最初に明確にしておきたいのは、今回のKB5063878に関する不具合の大半は、個人ユーザーよりも企業ユーザーに影響が大きいという点です。とはいえ、システムの安定性を最優先する利用者や、手動でアップデートを実行している上級ユーザーにとっても、油断できない内容です。

個人ユーザー向けの推奨対応

もしKB5063878の適用に失敗した場合、一般的な対処法として次のような手順が考えられます。

(1) Windows Updateのトラブルシューティングを実行します。設定アプリの「システム」→「トラブルシューティング」→「その他のトラブルシューティングツール」から利用可能です。

(2) 「Windows Updateのコンポーネントリセット」スクリプトを使用して、更新キャッシュを初期化してみます。これはコマンドプロンプトで net stop wuauserv などのコマンドを使用して一括で処理できます。

(3) .msuファイルを手動でダウンロードして適用する際は、必ずファイルをローカルに保存してから実行してください。共有ドライブからの実行は失敗の原因になります。

(4) エラー「0x80240069」が表示された場合は、いったんアップデートをスキップし、Microsoftが今後提供予定の修正パッチを待つという選択肢も賢明です。

これらの対応でも状況が改善されない場合は、Microsoftのサポートに問い合わせるか、数週間待ってから再インストールを試すのが現実的です。

IT管理者・企業ユーザーへの注意点

企業環境においては、以下のような戦略的対応が必要です。

  • WSUSやSCCMで配布中のKB5063878については、サーバー側のサービスが修正済みであることを確認の上、必ず再同期を実行するようにしてください。

  • .msuファイルを使用する場合、1フォルダ1ファイルを徹底し、WUSA経由ではなくDISMなどのスクリプトベースインストールを推奨します。

  • イベントログにおけるCertEnroll関連エラーについては、監視ツールやアラートの対象から除外しておくことが重要です。このログは現時点では開発中の将来機能に関するものとされており、業務への影響は一切ありません。

  • グループポリシーでKIRを適用している環境では、該当のポリシーが不要になったことを考慮し、ポリシーの削除や整理を行うことが推奨されます。

今後のアップデート配信への影響と警戒点

Microsoftはすでに「今後のアップデートで修正を提供する」と明言しており、2025年9月または10月の月例更新(Patch Tuesday)で包括的な修正がなされる可能性があります。とくに、Windows 11バージョン24H2は次期「長期サポート(LTSC)」のベースとなる見込みもあるため、今後の更新の品質は企業導入可否に直結します。

また、WSUSおよびWUSAに依存したアップデート手法に対して、Microsoftが徐々にクラウドベース配信(Intune、Windows Update for Business)への移行を進めている背景も無視できません。今後はより多くの機能や修正が「クラウド側」で最適化され、オンプレミス環境との整合性が課題となるでしょう。

終わりに:エラーは防げないが、知っていれば怖くない

今回のKB5063878は、非常に機能追加の多い重要な更新でしたが、それに比例してシステムとの整合性や配布手段の複雑さも浮き彫りになりました。

システム管理者や上級ユーザーは、常に最新のKnown Issue情報を追いながら、慎重なテスト環境を設けて本番適用の判断を下すことが求められます。

また、一般ユーザーにおいても「更新は安全」と思い込まず、トラブル発生時には冷静な判断と情報収集が重要です。Microsoftは既に対応を進めており、次回以降のアップデートでの安定性向上に期待できます。






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