2025年5月11日、文学フリマ東京40に出店してきました。
昨年12月に引き続き2回目の出店で、少しは様子がつかめてきたかな。準備したことや当日の様子を残しておきたいと思います。

準備編
本業の仕事でもイベントを主催側として取り仕切ることが多いのですが、イベントは準備が10割!
文学フリマは出店者側という気楽な参加ですが、個人でできる範囲の準備はしていきました。前日までにやったことを次回の自分のためにメモ。
本の制作、入稿
当たり前に一番大変。今回は日記エッセイでコツコツ書き溜めていたのでそこまで追い込まれない……と思っていたら当たり前に地獄を見ました。一回紙に印刷してからが修羅場(全部直したくなるので)。特に日記パート以外のまえがき・あとがきの部分は思っていることをどう言葉にしようか悩むので時間がかかる。けど、一番言いたいことが詰まっている箇所なのでぜひ読んでもらえると嬉しいです。
画像作成
SNS告知用の画像と当日使うお品書き。どちらもCanvaで作成しました。
ポスター印刷
可愛い装画を大きく印刷して目印にしたかったのでポスターを発注。グラフィックさんでA2サイズ2枚で2500円ほどで印刷できました。
コンビニ印刷
今回はお品書きだけ。ネップリは神。
釣り銭準備
お釣りが簡単に渡せるようにALL500円で出品しました。会場の様子を見る限りかなり低めの値段設定だったかも…?釣り銭は1000円札・500円玉・100円玉を10枚ずつ用意しましたが、みなさんぴったり出して下さる方ばかりで500円玉2枚でいけたなと思ったほど。本当にありがとうございます。
持ち物準備
ブース設営のための持ち物を大きな袋に準備。
ポスタースタンド
テーブルクロス
見本誌用スタンド2つ(サイズが合っていなくて使いづらかった……)
釣り銭箱(通りもんの箱。軽いし小銭がじゃらじゃら鳴らなくて持ち歩きやすい)
お品書き用ハードファイル
文房具(はさみ、付箋、テープ、マジック、ボールペン、クリップなど)
当日編
文学フリマは12時開場というゆっくりスタート。私は11時に会場に入りました。イベント前はバタつくし、サークルチェックで前日も寝るのが遅くなりがちなので開始時間が遅めなのはかなりありがたいです。ここもコミケなどの同人誌即売会と雰囲気が変わるポイントなのかな。
会場に入る前に大事なのが食料系の買い出し。ブースをいつ離れられるかわからないので、軽い昼食になるサンドイッチとペットボトル、糖分補給になりそうなグミを購入。
人混みで酸欠になりそうな予感がしたので、頭痛薬やマスク、つらくなった時用の耳栓とロールオンのハーブオイルも持っていきました。使わなかったけど!
ブースに到着したら周りのサークルさんにご挨拶して設営開始。まずは新刊が無事到着していることを確認し一安心。友人が描いてくれた表紙が今回も可愛い!とニヤニヤします。設営はテーブルクロスを敷いてポスタースタンドを組み立てるくらい。どんなにアイロンがけしても持ち運ぶうちにヨレヨレになってしまうテーブルクロスを買い替えたい…。
設営完了したブースはこんな感じ。
写真が下手すぎる。

売り子をしてくれる友人も来てくれて、のんびりおしゃべりするうちに開場のアナウンスが。拍手で包まれる瞬間は高揚感もありつつ自分の本を買ってくれる人がいるのだろうか…と不安にもなる。
ありがたいことに続々と弊ブースをめがけて来てくれる方がいて、本当に本当に安心しました。平然とした風に喋ってましたが、本当は一人ひとりの手を握って感謝を言いたいし、何で知ってくれたの?どこに興味を持ってくれたの?と根掘り葉掘り聞きたい気持ちを隠しています。怖いので。
2回目の出店ということで、前回の感想を下さる方もいて。その場で拝みたいほど嬉しかった。多分何人かには本当に拝んでました。
原稿中は精神が内側に閉じこもっていくので、自分で書きたいことがあるから誰にも求められなくても書くんだ、という気持ちで本を作っています。でもやっぱり読んでもらえると嬉しいし、感想をいただけると「届いている…!」と思える。イベントっていいなぁと感慨深くなる瞬間です。
少し会場内が落ち着いてきたところで友人にブースを任せてお買い物に。今回はあえてサークルチェックをしすぎないようにしていたのですが、魅力的な本が多すぎて財布の紐は千切れました。前回あまり見れなかった創作や批評のブースにもいけてよかった…!購入品は最後にまとめます。
その後ブースに戻り、17時にイベント終了。残り数分というところでも買ってくださる方がいて嬉しかったです。前回は通販分がかなり少なくなってしまい、その反省を踏まえて今回はかなり多めに刷リマした。最後までみなさんにお渡しすることができて良かった!残部は通販と今後のイベントに持っていきたいと思います。
おまけ 購入本紹介

まずは、サークルチェックして絶対買うと決めていった本。
Study of Baby Goats 子ヤギについての自由研究/原里穣
私の本の装画もしてくれた友人の子ヤギ本!子ヤギちゃんたちが本当に可愛い…。全ページデザインが格好良くて惚れ惚れします。見本で骨格標本のイラストがあって良本であることを確信した。
文の四文屋
大好きな四文屋についてのアンソロジーということで絶対に手に入れたかった本!
暮らしは、ことばでできている/言葉の遊び場
塩谷舞さんのエッセイが読みたくて購入。
哲学対話日記2
1も読んでいてとても面白かったので待望の続刊!

こちらも買うのが決まっていた本たち。
コーディネート未満:ネコミミ日記、2024年何着てた?/佐々木ネコミミ
ネコミミさんの文章が本当~に好きで。前に購入させてもらったうつうつ日記は何度も読み返しています。前回買いそびれた何着てた?も買えて嬉しい…!
平成共同幻想/月岡ツキ
つっきーさんのエッセイだと!買わねば!と即決。ちなみに私はエンジェルブルー愛用者でした。
切り貼りの効用/あそ
スクラップブックを題材にされているところがもう最高。あそさん・あとりさんのほかの本は買いそびれてしまい、ブースに来てくれたあそさんが小脇に抱えていた御本を強奪するかのように購入させていただきました。山賊かよ。
イルタテエ/ミモザと茶話
前回の家の話は実用書?!と思うほどリアルな情報たっぷりだったので、今回も期待が高まる。会場に来ていた夫も目をつけていたらしく、レンタルの予約が入っています(笑)

こちらは会場をふらふらして出会った本たち…!こういうのが嬉しい。
知らない本の見つけ方 雑談・検索・選書/「作家の手帖」編集部
まだ和訳されていない本を見つけ出して翻訳・出版された裏話が書かれているとお聞きし、何それ面白そう!と購入。編集部の方たちの頭の中を覗かせてもらえそう。
煙の狼と沼地の主/遥かの都 彼方の国
文学フリマではじめて小説を購入!創作民話の短編集だそう。そういうの好き…。挿画も格好良すぎます。
東京拾遺物語 -ゆるくゆらぐ-/白玉緑地
東京の街をめぐるエッセイということで気になって立ちどまると、今回初出店だそう。個人的な物語を読ませていただけそう…!と思い購入。
イモヅル 特集 江戸のはやり病とサツマイモ/藤田一樹
サツマイモだけで何刊も本を出されているそうでブースは圧巻!正直全部欲しかったのですが、特に気になる江戸のはやり病をテーマに据えた本を買わせてもらいました。一つのことを突き詰めた本って惹かれる。

ご近所のブースの本が好みなものばかりで買わせていただきました!
なつかしいごはんの話をしよう/砂糖ぽぱい
はい!したいです!自分でも食べ物の、特に外食のエッセイを出しているので、このテーマはすごく惹かれる。
銭湯か映画館しか知らない/わらび
著者さんは大学卒業したてで、大学時代と上京について綴ったエッセイだそう。ぱらぱらめくるとリアルさと瑞々しさが眩しい。色々思い出してしまう一冊になりそう。
私は昔、猫だったかもしれない/篠宮晴子
おとなりのブースだった70代の女性が書かれたエッセイ。ブースにたくさんお友達がいらしてて、聞こえてくるおしゃべりに「この方のエッセイ、読みたい…!」と買わせていただきました。「食いしん坊だから食べ物のことばかり書いたの」と仰っていていまから読むのが楽しみです。
器としょく/志水マーチ
実は事前にチェックしていて、お隣だ!と気づきイベント開始即購入させていただきました。なんと手製本だそう。漫画もエッセイも写真もあって紙も凝っていて本当に格好良い御本…!
今回も大盛況だった文学フリマ東京。閉会時のアナウンスによると来場者数は過去最多だったそう。
人生の中で一度くらい本を作ってみたい!と思って前回から出店を始めましたが、今後も自分に締め切りを課すために出続けたいな〜と思っています。地方開催の雰囲気も味わってみたいし、文学フリマ以外にも文字ベースの創作物を扱うイベントが増えるといいな。