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チュンポーン郊外で見つけた、地元の方々の愛と優しさに溢れる洞窟寺院

2026年一発目の投稿ですが、特に新年感もなく、通常運転で始めます。舞台は昨年末に引き続きタイ南部のチュンポーン

今回は、通りがかりにふらっと寄ったWat Tham Yai Ai(ヤーイアイ洞窟寺院/วัด ถ้ำยายไอ๋)を取り上げます。思いがけず素敵な体験をさせてもらいました。

 

ロケーション

Wat Tham Yai Aiが建つのは、チュンポーン県パティオ郡の海沿い。チュンポーン市街地からは約45km離れています。

ただでさえ外国人ツーリストが少ないチュンポーンのなかでも、ここまで来る観光客はよほどレアなのでしょう。

僧侶の身の回りのお世話をする在家信者の青年が、私たちの突然の訪問にめちゃくちゃ驚いていました。ちなみに、青年曰く「たぶん日本人は初めてじゃないかな」とのこと。

 

Wat Tham Yai Aiの成り立ち

この施設は、お坊さんが修行を行う場。サイトによってはWat(วัด=お寺)ではなく、Samnaksong(ถ้ำยายไอ๋=僧院)と記載されています。

Wat Tham Yai Aiの公式HPには、「東北地方を修行して回った僧侶がヤーイアイ洞窟を気に入り、瞑想を行うため、1985年に小屋を建てたのが始まり」と書かれていました。

以下、要約すると、その後、地元の人の助けを得て少しずつ僧院を増築するも、1989年に巨大台風が襲来して建物は全壊。僧侶はバンコクに拠点を移します。

そして、新天地のバンコク寄付を募り、台風で甚大な被害を受けたパティオ地区の村人に食料や建築資材を届けたとか。

これらの支援を受け、村人たちは漁港を改修して生活を立て直すと共に、僧院を再建。この界隈で大型リゾート開発の話が持ち上がった際も、頑なに売却を拒否し、現在もカオパンサー(入安居)から約3か月間は全国各地の修行僧を多数迎え入れているそうです。

 

修行で使われる洞窟

市街地から離れたロケーションに加え、そもそも僧院なのだから、外国人があまり来ないわけですね。お世話係の青年が私たちを見てビックリしたのも納得です。

とはいえ、特別な修業期間を除き、基本は誰でも見学可能。ただし、一般開放を想定して整備された施設ではないので、洞窟への入口が少々わかりづらいです(※写真上を登った先がメインの洞窟です。目印はありません……)。

戸惑う私とツレを見かねた青年と1匹のワンちゃんが、洞窟まで先導してくれました。洞窟があるのは丘の上。私が遅れをとった時には、ワンコが心配して(たぶん)、戻ってきてくれたりして、感動しまくりです。

仏像を安置したメインの洞窟内は、照明もなければ案内板もなく、とても簡素。余計な手は加えず、それがかえって神聖な空気を醸していました。

なお、お供え用の線香やろうそく、お花は売っていません。お参りは手を合わせるに留めました。

参拝を済ませると、青年から「もう1つ洞窟があって、そっちは一般公開していないんだけど、見て行かない?」とのお誘いが。もちろん、断る理由はありません。

上掲画像はそのもう1つ洞窟。先ほどの洞窟に比べて小さく、天井も低め。「ここはお坊さんが瞑想用に使っている洞窟だよ」と教えてくれました。

 

粋なおもてなし

2つの洞窟を見学し終えた後、「少し涼んでいくといいよ」という青年の言葉に甘え、ベンチで休憩を取らせてもらっていたら、青年が飲み物やらお菓子やらフルーツやらを持ってきてくれました。写真は一部。実際はこれの3~4倍の量です。

実は洞窟見学前にもよく冷えたペットボトルの水をもらっていたんです。それもあって、「流石にこんなにはいただけません」と断ったものの、「住職から渡すように言われているから、受け取ってもらわないと僕が困る」と青年。

その場で食べられる分だけを美味しくいただき、手をつけていない開封の残り分は「次の参拝客に渡してください」と返却を試みました。

しかし、「今日は来てくれてありがとう。これは心ばかりのお礼だよ。次の参拝客用もちゃんとあるから、気にせず持って帰って」との返答。

何だか申し訳ない気持ちでいると、それを察した青年が「あっちにドネーションがあるから、もしよければ入れて帰って」と僧院の奥を指さすじゃないですか。

それならばと、教えてもらったほうへ財布を手に向かってみても、あるのは海側に開けた絶景のみ。いくら探してドネーション箱は見つかりません。

近くにいた修行僧に「ドネーション箱はどこですか」と質問すると、「ここにドネーション箱はないですよ」と意外な答えが戻ってきました。

青年よ、これは粋すぎるって。結局、恩をもらいっぱなしのまま、私とツレはWat Tham Yai Aiを後にしました。

 

最後に

冒頭に「Wat Tham Yai Aiは市街地から約45km離れている」と書きつつ、チュンポーン空港までは10km程度の距離。けっこう近いです。

チュンポーンを訪れる多くの外国人旅行者は、ここを経由してタオ島パンガン島サムイ島へ向かうはず。もしトランジットの時間に余裕があった場合は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

国や自治体が発信する観光情報ではなかなか拾われず、派手さは皆無で、旅行系インフルエンサーもスルーしがち。でも、お金では買えない凄く豊かな時間を過ごせ、心の底からリラックスできるナイスなスポットですよ。

 

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