今回はチュンポーン市街地のムーガタ事情について。ムーガタとは、焼肉としゃぶしゃぶが一体となったハイブリッド鍋。タイ全土で親しまれているわけですが、チュンポーンのムーガタ愛は飛び抜けているんじゃないかと推察しています。
チュンポーンはムーガタ激戦区!
チュンポーン駅から2km圏内にはやたらとムーガタ店があります。Googleマップに表示される店だけでもその数は12軒(※2025年12月時点)。
ご参考までに、私が勝手にムーガタ激戦区だと思っているバンコクのヴィクトリー・モニュメントを起点とした2km圏内は、ざっと調べて15軒でした。
ヴィクトリー・モニュメント周辺には若干劣りつつも、しかし、ここはチュンポーン。人の数とムーガタ店の数が、どう考えても見合っていません。

案の定、平日はどの店もガラガラ。「こんなんで商売は成り立つの?」と思いきや、週末になるとお客さんで溢れ返ります。
週末の夜に家族や友人と外食しようとなった際、チュンポーンの人はたぶん真っ先にムーガタを候補に入れるのでしょう。
もちろん、都市部に比べて選択肢が少ないという現実もありながら、それにしたって偏り方が凄い。私が経営者だったら違う業態の店をやるのにな~と思わなくもないです。
私的オススメ店
数あるムーガタ店のうち、私がオススメするのはChao An(チャオ・アン/เจ้าอัน)です。場所は駅側を背に5057通りを真っ直ぐ進んで左手側。信号付き交差点に建っているので、見つけやすいです。
駅から少し離れているわりには市街地中心部の店以上に混雑している点からも、評判の店であることが窺えます。
ここはビュッフェ形式ではなく、決まった量の具材が提供されるスタイル。ただし、その1人前の量は、他店と比較してもかなり多いです。

価格は豚肉+野菜セットが1人169THB、海戦+豚肉+野菜セットが1人249THB。海鮮ありにすると、食べ切れなくなる可能性が大いにあります。
したがって、普通の胃袋サイズの方は豚肉+野菜セットに留め、どうしてもシーフードも食べたい場合は、エビ(50THB)なりイカ(35THB)なりを単品で注文するのが得策。
飲み物は別料金です。Singha、Chang、Leoはいずれも80THBで、氷は10THB。ちなみに、煙の臭いが髪につくのを防ぐシャワーキャップは5THB。

ムーガタ店でシャワーキャップ姿のタイ人を初めて見た時は笑ってしまったものの、いまは彼ら/彼女たちの美意識の高さに感服しています。
それはさておき、ムーガタの味を決めるつけダレは、青とうがらしどっさりの辛口と、スウィートチリが効いた甘口から選べ、従業員さんがやりすぎなくらい頻繁に補充してくれました。
豚肉はバラとロースの2種類。けっこうな厚切りです。何たって、この肉がめちゃくちゃ美味しく、食べ応え満点。レヴェル高かったです。
最後に
南部の入口であるチュンポーンは、カンチャナブリーやホアヒンをはじめとする中部の地方都市より自炊率がかなり高い気がします。
泊まっていた宿周辺の民家からは、毎朝毎夕、カンカンカンと鍋とお玉が触れ合う小気味良い音がどこからともなく聞こえてきましたっけ。

自炊率の高さが影響してか、夜営業しているローカル向けの飲食店はほんのひと握り。前回取り上げたイサーン・レストランも日没前には閉店します。
もしかしたら、外食文化が浸透しているタイにおいても、チュンポーンでは外食=プチ贅沢みたいな、日本の一般家庭とちょっと似た感覚があるのかもしれません。
そう思うと、「たまの外食(かどうかは定かじゃないけど……)だし、1つの鍋を囲んでワイワイ楽しもう」といったノリで、週末に大切な人たちとムーガタを食べに行くって、何だか素敵だな~感じた次第です。
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